あらすじ
憧憬、嫉妬、期待、失望……あらゆる感情が渦巻く「東大」と いう場所。
憧れの従姉の痕跡を追う新入生。地震研に突然届いた、地震の発生を的中させる予知はがき。
五月祭の準備中にクラスメートの熱烈な初恋を一瞬で冷めさせた「片面」という言葉の意味。
完璧な妻が新居選びで「東大が見えるところ」を条件にした理由。
大学内で起きた奇妙な盗難事件から、法律で裁けない罪まで。
東大出身の6人の推理作家たちがそれぞれの視点で謎を紡ぐ、濃厚で多彩なのミステリアンソロジー。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
東大出身の小説家6人によるアンソロジー。
どれも短編でサクサク読めちゃうライトミステリー。
どうやら、東大ならではのエピソードを盛り込んでくれって依頼されて書いたんだろう内容です。
面白い。
新川帆立さんのふざけ具合も楽しいし、
伊与原新さんの地震予知の話も興味深く読めた。
その2人以外は初読み作家さんでしたが、
どれも良かった。
特にラストの浅野皓生さんの弁護士から医者になった人の話は二転三転していて考えさせられた。
アンソロジーは新しい作家さんとの出会いがあって良いですね〜