結城真一郎のレビュー一覧

  • どうせ世界は終わるけど

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    伊坂幸太郎の終末のフールを思い出したのは自分だけかな。終末が現実的になって一応一騒ぎがあった後の、市井の人たちの生活と生き様が、時系列に収斂していく様子は、やっぱり伊坂作品に近いものを感じる。他人に決められる人生なんて寂しい限り。小説くらい自分で決めるお話しを読みたいよね。

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    2026年04月30日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    #真相をお話しします
    結城 真一郎

    「どんでん返しの五連撃」と謳う、5編からなるミステリ短篇集(映画化されているので長編と思い込んでいた。)短編集としてのタイトルなので表題作というのはなく、それぞれの話は独立している。映画はいったいどんな構成なんだろう…

    短編ということもあって出てくる情報は限られているため推理がしやすく、思考を巡らせながら楽しく読み進められる。的中したり裏をかかれたりで1勝3敗1分。心地良いボリュームと難易度だった。

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    2026年04月30日
  • プロジェクト・インソムニア(新潮文庫)

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    夢の中が他人と共有できるという世界線のいわゆる特殊設定ミステリ。が、それらの群を抜いて、「そんなもん言うたもん勝ちやろ」の作者勝ち感のない、読者目線に寄り添えた練りに練られた(寝られた?)作品。
    ちゅうことで、「おやすみなさい」。。

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    2026年04月25日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    映画を見逃したので原作を読みました。

    始めの『惨者面談』が考察しやすく「あれ?こんなもん?」と思ったけど、最後の『#拡散希望』は読者に結末を委ねてきてヒリヒリしました。

    どの話を実写化したか調べずに読みましたが、どれもMrs.GREEN APPLEの主題歌がイメージとぴったりで、全話共通の誰も報われない結末が曲の終わりのピアノで表現されていました。

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    2026年04月24日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    それぞれ話が濃くて意外性があった。ありきたりな推理小説ではなくて今どきな話。映画はわざとらしくてつまらなかった。

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    2026年04月18日
  • 難問の多い料理店

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    ゴーストレストランのシェフが裏メニュー的に探偵をしており、配達員がその助手をつとめるというミステリー。
    「おしどり夫婦のガリバタチキンスープ事件」の被害者はパニクったとはいえ自分の指を…理解しがたくて気味が悪かった。
    で、最終話でこれだ。真実など放っておけ、と客が求める解釈をお届けするオーナー。正体を知りたいけど知ったら消されてしまいそう。こわい。

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    2026年04月18日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    普通に思える日常に潜む違和感。その点があるときからつながっていき、ひとつの真実という線がみえてくる。そんな本だった。
    話の構造はおもしろかったが、それぞれの話は短いし登場人物も多くないから想像はしやすかった。

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    2026年04月12日
  • 難問の多い料理店

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    全て自分の見たい世界のようになっている
    その解釈がほしいだけ、というのは
    リアリティがある

    お決まり文句と短編ごとの楽しさがあるが
    どう推理することなどは端折られていて
    逆に読みやすさにつながる

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    2026年03月30日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    ネタバレ

    まさか短編集だとは思ってなかった
    5分後に意外な結末とかよりも面白く読めた
    我が子を実験&金稼ぎ道具にする親やばい

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    2026年03月17日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    パンドラが一番面白かった。精子提供を受けると決めた女性の心境を思うと逡巡が続いたのだろうなと思う。彼女自身も本当に妊娠するとも思わなかっただろうし、生まれるまで気が気じゃなかっただろうなって。彼女視点のお話を読んでみたいくらい。一方で種のうちから養子に出すなんていう発想もなるほどなと思ってしまった。
    家庭教師の話は以前にテレビ番組で同じような話を聞いた事があり、それが何の番組だったか思い出せずにいる。話としてはこちらの方が二段階のオチがあって面白かった。

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    2026年03月13日
  • プロジェクト・インソムニア(新潮文庫)

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    特殊設定ミステリー
    各所の伏線が適度に引っかかって良い感じに散りばめられてる
    恭平のミナエに対する欲望に凄い謎があるかと思ったら特になくて、一般的なやつかー
    表紙のミナエとモミジを逆に捉えてた

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    2026年03月13日
  • どうせ世界は終わるけど

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    百年後、というのがおもしろい設定だと思いました。一年後とか十年後とか間近にせまった恐怖や焦燥感ではなく、百年後。今生きてるほぼ全員が死んでる時期の地球の滅亡の話。

    一話〜三話は、さらっと流し読みしましたが、四話で子供が登場して、じわじわ滅亡の設定が効いてると感じました。
    残り二分で監督が交代を命じる理由。

    「もしかしたら、その監督は僕らに教えたかったのではないか。グラウンドに立つ喜びと、そこから見える景色を。応援に背中を押され、無我夢中で駆け回る快感を。
    あるいは、ただただ見たかったのではないか。目の前で僕らがプレーする姿を。のびのびと全力でボールを負う背中を。
    残り時間も、点差も、勝敗も

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    2026年03月10日
  • どうせ世界は終わるけど

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    100年後に地球が滅亡する。そんな世界の物語。
    自分は既に生きていないだろうけど、どうせ終わる世界の中でどう生きるか。

    「オトナと子供の真ん中で」が特に面白かった。
    他のもよかったけど、最終章でその前の人物たちのその後を知ることができたのが、嬉しかったな。

    ゆるく滅亡に向かう地球。現代の環境問題とかも、きっとそういうことだよね。すぐじゃないけど、このまま何もしなければ、後の世代に滅亡する、とか。
    自分の小さな行動が、回り回って世界を救うって、すごく素敵な考え方。そんな人ばっかりだったら、この世界はもっとよくなるだろうになぁ。きっと私のゴミの分別だって、世界を救っている!(小さすぎ)

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    2026年03月09日
  • どうせ世界は終わるけど

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    小惑星衝突による、ありがちな滅亡モノかと思いきや、100年後という新しい設定。短編の各章は衝突まであと◯◯年と若干時代が進み、世代毎に捉え方が変わってくる上手い構成で、その空気感が良く伝わる。最終章の「回収パート」は欲を言えばもう少しかな。1章の「私」をここで持ってくる、本作のストーリーテラー的人物にしては半生が急に雑で、なんだか駆け足感がしちゃったのが残念だけど、個人的には「#真相をお話します」より面白かった

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    2026年03月08日
  • どうせ世界は終わるけど

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    小惑星衝突による人類滅亡の日がわかっていたら人はどうなるのか、というおもしろいテーマで興味が持てた。
    何かを成し遂げても名を残すことはできないし、将来の夢をもつことや、子どもを産むことに意味があるのかなど、様々な疑問にぶつかる。
    当たり前に考えてきたことが、これから先も次世代へと未来が続いていくことが前提となっていたのだと気づいた。
    どの章もおもしろかったけど、「友よ逃げるぞどこまでも」の逃げるという戦い方の話が印象的。
    RADWIMPSの有心論の歌詞「誰も端っこで泣かないようにと君は地球を丸くしたんだろ」が出てきて、端っこがないからこそ追い詰められず、全部が逃げ場だからどこにでも行けるという

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    2026年03月06日
  • どうせ世界は終わるけど

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    極秘任務を遂げるべく、愛莉の父親を奮起させるという極秘任務も掛かっていてダブルミーニング。
    第六話で今までの登場人物が繋がるのが良かった。
    第一話の登場人物の未来の話ってのも時間の流れを感じられて良い。
    鏑木悠馬がちょっと嫌な父親になってたのが嫌だな

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    2026年02月23日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    単純にすごく面白かったです。

    一つ目の家庭教師会社の社員さんの短編は、なんかどこかで読んだことのあるようなハナシだなあと正直つまらなく感じていたんですが、マッチングアプリの話もまたどこかで読んだことのあるようなハナシではありながら読んでいて盛り上がりを感じるもので、精子提供は家庭教師同様に早々にオチが見えてしまったのと、既視感はあったかな・・・。オンライン飲み会、ユーチューバーの話は面白くて、話の渦に引き込まれるようにして楽しく読めました。
    ここまででも書いてきたように、すごく現代的で(オンライン飲み会は「死語」感はありますが)、身近に感じる話題を題材としていて面白い。

    さて

    ミステリー

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    2026年02月19日
  • どうせ世界は終わるけど

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    100年後の小惑星衝突で人類滅亡が確定した世界。自分は逃げ切れるが子供の代は救われないという「100年後」の設定が、真綿で首を絞めるような逃げ場のない閉塞感を生み、「どうせ終わる世界で何かを残す意味はあるのか」と重く問いかけてくる。
    でも、絶望しそうな状況でもがく人々の物語が、実は一本の線で繋がっているとわかった瞬間、鳥肌が立つような感動があった。「どうせ」と投げ出すのではなく、誰かのために今を生きる姿が本当にかっこいい。最後にはパズルが完成するような爽快感と、温かい勇気がもらえる一冊だった。

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    2026年02月17日
  • どうせ世界は終わるけど

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    ネタバレ

    100年後に隕石が衝突して世界が滅びる。10年後でも1000年後でもないこの絶妙な設定が人々の暮らしをほんの少し刺激し様々な思考を巡らせる。人は殆どが杞憂で最悪な事態に恐怖する。これが繁栄する為の防衛本能として機能しているのかもしれないが。先の不安はあれどもっと今を楽しく生きても良いかなと思えた。

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    2026年02月15日
  • どうせ世界は終わるけど

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    ずっと温かくてよかった
    いつかなくなる世界でどうして産まれたのか。でもいつかなんて本当はいつでもわからないはず。
    生きる理由を探さないといけない。

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    2026年02月15日