結城真一郎のレビュー一覧

  • どうせ世界は終わるけど

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    100年後に地球が滅亡する。そんな世界の物語。
    自分は既に生きていないだろうけど、どうせ終わる世界の中でどう生きるか。

    「オトナと子供の真ん中で」が特に面白かった。
    他のもよかったけど、最終章でその前の人物たちのその後を知ることができたのが、嬉しかったな。

    ゆるく滅亡に向かう地球。現代の環境問題とかも、きっとそういうことだよね。すぐじゃないけど、このまま何もしなければ、後の世代に滅亡する、とか。
    自分の小さな行動が、回り回って世界を救うって、すごく素敵な考え方。そんな人ばっかりだったら、この世界はもっとよくなるだろうになぁ。きっと私のゴミの分別だって、世界を救っている!(小さすぎ)

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    2026年03月09日
  • どうせ世界は終わるけど

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    小惑星衝突による、ありがちな滅亡モノかと思いきや、100年後という新しい設定。短編の各章は衝突まであと◯◯年と若干時代が進み、世代毎に捉え方が変わってくる上手い構成で、その空気感が良く伝わる。最終章の「回収パート」は欲を言えばもう少しかな。1章の「私」をここで持ってくる、本作のストーリーテラー的人物にしては半生が急に雑で、なんだか駆け足感がしちゃったのが残念だけど、個人的には「#真相をお話します」より面白かった

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    2026年03月08日
  • どうせ世界は終わるけど

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    小惑星衝突による人類滅亡の日がわかっていたら人はどうなるのか、というおもしろいテーマで興味が持てた。
    何かを成し遂げても名を残すことはできないし、将来の夢をもつことや、子どもを産むことに意味があるのかなど、様々な疑問にぶつかる。
    当たり前に考えてきたことが、これから先も次世代へと未来が続いていくことが前提となっていたのだと気づいた。
    どの章もおもしろかったけど、「友よ逃げるぞどこまでも」の逃げるという戦い方の話が印象的。
    RADWIMPSの有心論の歌詞「誰も端っこで泣かないようにと君は地球を丸くしたんだろ」が出てきて、端っこがないからこそ追い詰められず、全部が逃げ場だからどこにでも行けるという

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    2026年03月06日
  • どうせ世界は終わるけど

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    極秘任務を遂げるべく、愛莉の父親を奮起させるという極秘任務も掛かっていてダブルミーニング。
    第六話で今までの登場人物が繋がるのが良かった。
    第一話の登場人物の未来の話ってのも時間の流れを感じられて良い。
    鏑木悠馬がちょっと嫌な父親になってたのが嫌だな

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    2026年02月23日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    単純にすごく面白かったです。

    一つ目の家庭教師会社の社員さんの短編は、なんかどこかで読んだことのあるようなハナシだなあと正直つまらなく感じていたんですが、マッチングアプリの話もまたどこかで読んだことのあるようなハナシではありながら読んでいて盛り上がりを感じるもので、精子提供は家庭教師同様に早々にオチが見えてしまったのと、既視感はあったかな・・・。オンライン飲み会、ユーチューバーの話は面白くて、話の渦に引き込まれるようにして楽しく読めました。
    ここまででも書いてきたように、すごく現代的で(オンライン飲み会は「死語」感はありますが)、身近に感じる話題を題材としていて面白い。

    さて

    ミステリー

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    2026年02月19日
  • どうせ世界は終わるけど

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    100年後の小惑星衝突で人類滅亡が確定した世界。自分は逃げ切れるが子供の代は救われないという「100年後」の設定が、真綿で首を絞めるような逃げ場のない閉塞感を生み、「どうせ終わる世界で何かを残す意味はあるのか」と重く問いかけてくる。
    でも、絶望しそうな状況でもがく人々の物語が、実は一本の線で繋がっているとわかった瞬間、鳥肌が立つような感動があった。「どうせ」と投げ出すのではなく、誰かのために今を生きる姿が本当にかっこいい。最後にはパズルが完成するような爽快感と、温かい勇気がもらえる一冊だった。

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    2026年02月17日
  • どうせ世界は終わるけど

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    ネタバレ

    100年後に隕石が衝突して世界が滅びる。10年後でも1000年後でもないこの絶妙な設定が人々の暮らしをほんの少し刺激し様々な思考を巡らせる。人は殆どが杞憂で最悪な事態に恐怖する。これが繁栄する為の防衛本能として機能しているのかもしれないが。先の不安はあれどもっと今を楽しく生きても良いかなと思えた。

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    2026年02月15日
  • どうせ世界は終わるけど

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    ずっと温かくてよかった
    いつかなくなる世界でどうして産まれたのか。でもいつかなんて本当はいつでもわからないはず。
    生きる理由を探さないといけない。

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    2026年02月15日
  • どうせ世界は終わるけど

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    カバーの『未来のバトン、あなたなら渡しますか?』っていう問いに、読み終わったあとははいと言える生き方をしたいなと思う作品だった
    何話か読みながらなんか泣いてて自分でも驚いた

    伊坂幸太郎の終末のフールとはまた感じかたも違ったな

    加害者家族視点はあまり物語として読んだことなかっからフィクションでありながらも作品を通して少し視野も広まってよかった

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    2026年02月13日
  • どうせ世界は終わるけど

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    100年後に隕石がきて人類が滅亡する世界での短編集。これ実際「あと10年」とかの世界だったらどうなってしまうんだろうと考えてしまったり。
    2番目の就活の話すごく好き。

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    2026年02月06日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    映画を見たので。
    本書はミステリー短編集だった。私はどちらかと言うと映画推しかなぁ。
    映画を見て結末を知っていたからかもしれないが、話の流れが少し強引な感じがしたものもあった。非現実的で怖かった。でもこれがミステリーか。笑。著者の他の長編作品も読んでみたい。

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    2026年02月05日
  • どうせ世界は終わるけど

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    ネタバレ

    どうせ世界は終わるけど

    「・・・から」ではなく「・・・けど」となっている表題のニュアンスの違いが最後に明確になる仕掛けに脱帽です。第6話は書下ろしですが、主要登場人物総出演もお見事。

    第一話 たとえ儚い希望でも
    消極的で自己肯定感が低い希美と真逆の日向。希美の背中を押し続ける日向の想いが最期にひっくり帰ります。

    第二話 ヒーローとやらになれるなら
    就活生の主人公と高校の知り合いの就活生。主人公が勘違いに気づいた時、折れたと思われたやる気が戻ってきます。

    第三話 友よ逃げるぞどこまでも
    刑期満了の一日前に脱獄した受刑者の目的とは。そして、主人公と受刑者との意外な関係とは。

    第四話 オト

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    2026年02月05日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    面白かったのは、各作家が描く殺人鬼たちが、それぞれ**自分の信念や“筋”**を持っているところ。
    ただそれは立派な「ルール」というより、自分を正当化するための言い訳にも見えて、その危うさが怖かった。
    怪物になりきれないからこそ、言葉で理屈を作って“人間の形”を保とうとする――でもその理屈が、狂気を長持ちさせてしまう感じがある。
    そして何より、怪物がふと見せる人間性を感じた瞬間に、「これは特別な誰かの話じゃなく、誰でもなり得るのかもしれない」と思ってしまう。その距離の近さがいちばん恐ろしかった。
    改めて、シリアルキラーという題材はアンソロジーとの親和性が高いと思った。怖さの種類が作家ごとに変わる

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    2026年01月21日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    ネタバレ

    一時期めちゃくちゃ平積みされてたのを見て、映画とかもやってたから面白いんだろなと思いつつ、表紙やタイトルがいまいちそそらなくて避けてた本。
    普通に面白かった。

    ページ数が短いこともあり、若干展開が読めてしまう点はイマイチだったが、ほとんどのエピソードに二段落ちが用意されていたのはすごく好みだった。

    自分がミステリにハマるきっかけを作ったはやみねかおる先生の「そして5人がいなくなる」を思い出す構成(本書はもっと軽い感じだが)

    重厚さはない分、どの話も良い意味で軽く読めた。
    お気に入りはパンドラ、こないだ不妊治療の本読んだからより滲みたのか…?

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    2026年01月21日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    映画を観て、意外と色々考えさせらせたとので、原作を読むことにした。映と同じく、ストーリーのハイペースなスリルやサスペンス感に覆われ、各々の「真相のお話し」を読み進めると、自分の予想とは違う展開になることが好ましい。その上、「パンドラ」は完全に知らない話も収録されていた。面白いところあったけど、一般的に他の話と比べると面白さは低くて、「結局何だったの」と思いながら読み終わった。それは別にして、十分楽しめたし、サスペンス、クライムやスリルのようなジャンルがならピッタリ!

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    2026年01月18日
  • どうせ世界は終わるけど

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    良かった。
    なんかいつも最後の最後にぶん殴られる。
    途中でやめなくて良かったと思わされるのが歯がゆいけど気持ちいい。
    今回は、軽く小突かれた程度だった気がするけど。
    読んで良かった。

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    2026年01月17日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    こういう展開ってあるんだ!と新鮮なしかもドラスティックに物語が展開し、それにグイグイ引き込まれました。面白くかつあっという間に読ませていただきました。

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    2026年01月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    題名に惹かれて購入。
    サイコパスが必ず物語に登場する短編集。どのサイコパスも新たな欲求に目覚めるきっかけだったり数字へのこだわりみたいなのが強く出ていて共感は出来ないがきっかけは突然起こることもあるんだなと思い、誰にでもきっかけはあると思うと怖かった。
    どれもそれぞれの著者の良さがあり良かったが、木爾チレンさんとくわがきあゆさんの短編集が良かった。
    ⭐︎木爾チレンさん 『脳JILL』より
    「欲求というものは、一度、上を知ってしまうと、もうそれ以下では満足できなくなるんです。」
    →本当にそうだなと共感。上を求めればキリがないないし終わりがないなと思った。
    ⭐︎くわがきあゆさん 『私の伴侶』より

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    2026年01月17日
  • どうせ世界は終わるけど

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    どうせ世界は終わる"けど"
    世界は終わる、に続く接続詞が順接なのか逆説なのか。
    逆説を続ける人は未来志向でポジティブで、順接の人は諦めがちでネガティブ、なんてそんな単純なことではなくて
    その世界を生きていたら、順接をくっつけたいときも逆説をくっつけたいときもある。

    自分の力ではどうにもできないけど、それでも確実に"ある"現実を、どう捉えようが自由。
    それに振り回されることもあるけど、利用してやることもできる。
    何も「世界が終わる」という壮大な話でなくても、「人はいつか死ぬ」とか「毎年ひとつ歳をとる」とか、そういう誰の身にも当たり前のことに入れ替えたって

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    2026年01月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    「小説推理」に掲載された4編と結城真一郎氏の書き下ろし。
    人気作家の人殺し(*☻-☻*)

    「シリアルキラー vs 殺し屋」阿津川辰海
    派手な対決ものに見えるのに、
    「技術」と「倫理」の差だったり。
    やっぱりプロはプロ。といったところでしょうか。

    「脳JILL」 木爾 チレン
    チレンさんぽさを安心して味わえる“人殺し”
    という感じがします。
    この文体の軽妙さと心理の深さの
    高低差が魅力。

    「テキストブックキラー」櫛木理宇
    短編なのにハッとしてグッとくるなあと思ったら 櫛木さんでした。
    “殺人”書いたら際立つものがあります。

    「私の伴侶」くわがきあゆ
    自殺の名所の崖の上。
    止められぬなら落

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    2026年01月16日