結城真一郎のレビュー一覧
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年齢、性別も異なる複数の人間が
夢の中でその人々と共同生活を送り、
起床時に夢で起こった事を報告する
という実験に参加することになるお話し✩︎⡱
そして、その夢の空間で次々に事件が起こり
どんどん追い詰められていく(´ºωº`)
夢と現実を行ったり来たりしながら
少しずつ分かる真相とか
最後まで予測のつかない展開で
とても面白かった✧⁺⸜(●′▾‵●)⸝⁺✧
読みやすくて
伏線回収もすばらしくてすばらしいꉂ笑꒱
このシナリオ考えるのすごすぎるᐠ( ᐝ̱ )ᐟ
ちょっとついていけない複雑さもあって
バレも読んじゃったけど←
とても面白かった(*´°`*) -
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ネタバレ一見ラノベ風ですが、その実社会派ミステリーのような気がしました。
と言うのも、パトリシア(あえてそう呼ぶ笑)の主張は奇抜ではあるのですが、私自身も最近考えることがあるのです。
奇しくも本作が出版されて以降、度重なる自然災害とそれに付随する地方インフラが破綻していく様を目にすることが増えました。
必要とわかっていても救助に向かえない地域、なかなか復興の手が入らない地域、もはや人が住めないのでは?と思われる地域がたくさんあります。
そうこうしている間に、ある程度大きな都市部でも道路の陥没や、水道施設、鉄道の老朽化などが次々と起こっています。
便利になりすぎた社会を維持できない。
持続可能に -
Posted by ブクログ
1.登場人物
雨宮雫…死神と呼ばれる天才官僚。
晴山陽菜子…大手広告代理店を退職後、田舎に移住。
中井佑…ドローンによる空撮映像などで人気を博す映像クリエイター。
神楽零士…「奇跡」と称された限界集落を立て直した立役者。
馬場園…神楽零士殺しを追うジャーナリスト。
2.物語の始まり
地銀から国家の中枢に出向していた中津瀬。地方創生に関わりたいと願う彼にとって、限界集落を立て直した神楽零士は目標の人間だった。
一方、地方は国家に必要ないという動画を投稿し、全国民は大都市へ移住すべきだと主張するネット上の人物、パトリシア。
神楽零士とパトリシアはネット上で互いに自分たちの主張を繰り返していた。
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最近勢いのあるミステリー作家6人の競演。オール讀物か別冊文藝春秋などが初出の読み応え抜群の一冊でした。もし気になる作家さんが入っていたら試し読みに最適です。タイトル的にスカッと爽やかとはいかない内容が多いので、読み心地良いもの求めている人には向きません。
「ヤツデの一家」新川帆立
三代目を継いだ女性政治家の語り。暴君だった父の後妻の連れ子、渉は美しく世渡りがうまく、面倒なことは嫌い。でも私にアプローチしてきて、私も渉なしではいられない。そして私は醜いが、美しく身体の弱い妹がいる。
女の国会みたいな話かと思ったら全く違いました!珍しくドロドロっとしたお話です。
「大代行時代」結城真一郎
世の中流 -
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小学生高学年向け。楽しく読み解きながら少し難しい算数問題の解法も身につく、学習エンタメ本。
松原秀行作の「パスワード」シリーズに大ハマりしている、小6の我が子用に。算数の計算も文章題も得意な方なので、学習教材としてではなく謎解き系のエンタメとして与えてみました。
新しい物には割と抵抗感を示す子なのですが、読み始めたら止まらない模様。
早速、はじめの対決に負けて「こんなの分かるかー。算数の問題の時はそんな事は起きないんだよー」とご機嫌で怒ってました。
追記
表紙に「算数バトル編」とあるのを目ざとく見つけ、
「他にもあるの?」と。続編が読みたくなるくらいには気に入ったようです。 -
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まず、この本は結城真一郎が書いているが、完全な児童書だ。あらすじを説明すると、舞台はある小学校。全ての質問に「内緒。」と答える転校生のナイトウさんが数学オリンピック2連覇の主人公数斗に数学のクイズを出し、数斗がそれに答えるというものだ。問題の題材は中学受験で使う鶴亀算、旅人算、年齢算、流水算、ニュートン算で、話の構成としては、一章につき一問+まとめで、全6章となる。
私の感想としてはやはり、物足りないの一言だ。それぞれの問題には、ひっかけがあり、ただ解けるだけでは正解できないというものなのだが、そのひっかけは簡単に見抜けてしまう。それを主人公の数斗が気付けずに奮闘している姿には、少しテンポ -
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文春文庫のアンソロは面白い!
前作の「神様の罠」が好きだったので今回も購入。
新川帆立「ヤツデの家」
初読みだったけど読みやすかった。アンソロの最初のとっかかりに最適。内容も好みで二回読んだ。
結城真一郎「大代行時代」
こちらもまた初読み作者だったけど面白かった。ありえそうな話だ。
こういう新入社員おるおる~。最後のオチもよかった。
米澤穂信「供米」
この話を読めただけで大収穫です。大好き米澤穂信。愛してる米澤穂信。
3ヶ月ぶりに本を読んだんだけど、2023年最後にこのお話を読めてよかった。やっぱ本読むの大好きだ。
最初読み始めたときは「うわっ苦手な歴史ものだ!」と若干引いたものの、あれ