結城真一郎のレビュー一覧
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◎かわうそをかぶる / 浅倉秋成
いわゆる隠キャオタクがVtuberとして有名になり、リア充を蔑む自分と、恋人がいない現状に苦しむ自分との相反する感情に苦しむ話。
どんなに有名で満たされてても欠けたピースはあるし、それをアイデンティティとしてたらその狭間で苦しむよなあ…
イサナはどうなったの?誰か考察求む。
◎まぶしさと悪意 / 大前粟生 (アオ)
架空のSNSで人気になった女子高生と教師について。
うーん、何エンドになるんだろう。
◎霊感インテグレーション / 新名智
心霊系アプリの不具合を調査する奇妙な運命の主人公について。
ホラーとも違う世にも奇妙な話のような世界観。後味はよい。
◎ヤリモク / 結城真一郎
#真相をお話しします に入っていたマッチングアプリの話。見たことあったのでつまんで読んだ。
何段階かのどんでん返しで面白いんだけど、こっちの本の方が刊行が後なのにそれに旧作を入れるか、うーん…というところ。
◎あなたに見合う神さまを / 佐原ひかり
推しに一直線で浮いているクラスメイトと学校外でだけ仲良くしているけど…な話。
思春期ってそういうのあるよね。
周りの目を気にして友人としても付き合う人選んだり、友達に合わせたり。
◎タイムシートを吹かせ / 石田夏穂
機械に弱いが経歴のあるレジェンドと、そのレジェンドのアカウントで残業を水増ししている私の話。
これは何というかジャンルだろうか。
ハラハラしながら面白おかしく読めた。
◎君がため春の野に / 杉井光
世界でいちばん透きとおった物語のスピンオフ。亡くなった小説家のSNSを通した謎。
その本は読んでないからしっかりは楽しめなかったけど、プチミステリーとして。
浅倉秋成さん目当てで、まさかアンソロジーとは知らず。
たまにはミステリー以外を読むのもいいね。
とは思うけど、やはり私はミステリーが好きだ。 -
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「ヤツデの一家」新川帆立
「大代行時代」結城真一郎
最近の話題で面白い。さすが『#真相をお話しします』の作者。
「妻貝朋希を誰も知らない」斜線堂有紀
すごくいたたまれない気持ちだった。近年になって受け入れられつつあるとはいえ、田舎の閉じられた世界でなんの支援にも繋がっていない10代の子ども。
「供米」米澤穂信
近代文学界の当事者であろう主人公とその友人と。美しいラストだった。感動した。(文ストの横溝正史を重ねました)
「ハングマンー雛鵜ー」中山七里
シリーズもののひとつのよう。復讐代行。
「ミステリ作家とその弟子」有栖川有栖
コテコテの時刻表ミステリ読みたくなった。それにプロットを考える作家さんの思考回路ってこんなかんじなんだって大御所作家の指南を読んでいて思いました。
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ネタバレ【収録作品】
「じゃあ、これは殺人ってことで」東川篤哉
「悪霊退散手羽元サムゲタン風スープ事件」結城真一郎
「未完成月光 Unfinished moonshine」北山猛邦
「人魚裁判」 青崎有吾
「答え合わせ」 荒木あかね
「最後のひと仕事」宮内悠介
東川篤哉の作品はノリが苦手だが、このダイイングメッセージはうまいと思う。
「未完成月光」は、雰囲気あり。
「人魚裁判」は『アンデッドガール・マーダーファルス』シリーズの一篇。らしくて好き。
「悪霊退散……」は、ゴーストレストランを題材とした連作の一つ。動機が持って回っている感じ。
「答え合わせ」は、語り手のひねくれ息子と犯人が不快。
「最後のひと仕事」は天才の奇人ぶりを示す。 -
購入済み
ミステリーの味付けが「料理店」
ミステリー 謎解きだけでは、面白みもなく間が持てないので、味付け飾り付けとして「料理店」を持ってきたという作品である。ミステリーとしての本格度 難易度はまあまあ普通 というレベルである。レストランのシェフ と配達員 という人員構成もやや無理筋で面白みに乏しい。
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設定が特殊なので最初の方はぼんやり読んでいたけど、事件が起こってからはグイグイ引き込まれていっきに読んでしまった。
その特殊な設定が入りにくさを感じさせてしまうかもしれないけど、あとがきにもあったように特殊な設定のもとでのミステリーはこの本にはじまったものではないし、設定がちゃんとしていてそれを踏まえたうえでの陰謀があり騙し討ちがある。ミステリーに欠かせない「そういうことだったのか!」はきちんと味わえるのでむしろ全然アリなのだ。
そもそも現代社会を舞台にしたミステリーって書きにくくなったんじゃないかと思う。SNSありDNA鑑定あり監視カメラありの世界で、見えない部分なんてなかなかないし。
そこへ来て特殊設定はいい。
DNAも監視カメラも無いと言ったら無いのです、殺されると思い込んだら殺せます、ゴリラを具現化して増やします!なんでもアリの世界にできる。
逆転裁判シリーズが舞台をネオ現代からファンタジー世界、明治時代あたりにシフトしたのもむべなるかなである。
ミステリーという長い歴史のなかの、新しいページに進んでいっている途中をみている気がする。
好きなシーンは、
「魚と思しきキャラクターが描かれているが、錆びているせいでよくわからない。あまりにいたたまれないので、スマホで写真に収めてあげた程だった。」のところ。
人の善意のかたちっていろいろあるよね。