古沢嘉通のレビュー一覧

  • 潔白の法則 リンカーン弁護士(下)

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    ネタバレ

    (上巻より)

    監獄からわざと海外逃亡を匂わす電話をかけて、
    検察を罠に陥れ保釈を勝ち取ったり、
    陪審員選びの際に、
    調査員からのメッセージをこっそり受け取ったり、
    付箋を入れ替えてわざと検察に盗み見させたりと、
    ハラーらしいやり方は面白かった。

    ただ、FBIが捜査中の事件を引っ掻き回されたくない、という理由で、
    控訴が取り下げられた、という結末にはちょっと納得がいかない。
    ハリーのガレージで見つかった殺人の証拠の謎も解けてないし。
    コツコツとヒットを飛ばし点を稼いでいたのに、
    大雨でノーゲーム?
    サヨナラ満塁ホームランで逆転勝ちしてほしかった。

    コロナの状況が描かれたり、
    「証言拒否」の

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    2022年08月20日
  • 潔白の法則 リンカーン弁護士(上)

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    ネタバレ

    リンカーン弁護士シリーズ。

    警官に車を止められ、
    トランクから遺体が発見されてしまったハラー弁護士は
    殺人の裁判の間、監獄に収監されていた。

    さすが刑事弁護士というべきか、
    金を払って監獄の中での身を守ってもらっていた。
    とはいえ、裁判所への往復のバスの中で、
    襲われてしまうが。

    最初、監獄にボッシュが現れないことにイライラした。
    今までの関係から、
    当然、異母弟のハラーの危機を救いに来るだろうと思っていたから。
    もちろんボッシュは殺人事件の調査に参加するが、
    その際に、
    ふたりがお互いに監獄にいる自分を見られたくなかった、
    見たくなかったと言い合っていた。
    自分には男同士の気持ちがわか

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    2022年08月20日
  • 罪責の神々 リンカーン弁護士(上)

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    面白い。
    二つの事件を並行して物語は進行するが読み手にだらけさせない。今のところリンカーンシリーズは集中して読める。ボッシュシリーズは下巻でガッカリすることが多いので評価は改めて !

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    2022年08月02日
  • 潔白の法則 リンカーン弁護士(上)

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    マイクル・コナリー『潔白の法則 リンカーン弁護士(上)』講談社文庫。

    リンカーン弁護士ミッキー・ハラー・シリーズの第6弾。

    2020年の作品。このシリーズにもコロナ禍が描かれることになろうとは。

    相変わらずリーダビリティーは高いが、ストーリーはありふれているようにも思う。下巻を読まないとこれ以上の評価は出来ないが……

    ミッキー・ハラー最大の危機にハリー・ボッシュや元妻、元カノ、仲間が集結し、ハラーの容疑を晴らそうと奮闘する。誰がやったのかを証明することが潔白の法則ということか。

    あろうことかミッキー・ハラーが殺人容疑で逮捕される。ハラーのリンカーンのトランクから見知らぬ男の射殺体が見

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    2022年07月25日
  • 潔白の法則 リンカーン弁護士(下)

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    もはや希代のページターナーと呼んでいいだろう。上巻の1/3くらいからページをめくる手が止められない。それくらいスリリングで熱っぽくリーガルサスペンスが展開していく。結末の意外性はそれほどでもないが、それが気にならないほど十分に面白い。

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    2022年07月24日
  • 転落の街(上)

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    評価は下巻で。
    ただし本当に面白い。今のところ二つの遠く離れた事件がどのように結束するのか想像もつかない。
    コナリーは最高のストリーテラーだね。

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    2022年07月24日
  • 潔白の法則 リンカーン弁護士(下)

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    保釈を勝ち取ったハラーだったが容疑は晴れておらず、再逮捕によって改めて自由を奪われてしまう。
    さらに拘置中の身で命を狙われたハラーは、絶体絶命の危機に陥る――。
    有罪ではないことと無実であることは違う。
    獄中から自己を弁護する彼は、内外の敵に立ち向かい、「真実」にたどりつくことができるのか!?

    コロナ禍初期のアメリカが描かれているのが、ポイントの一つ。リーガルものとしてはまずまず。

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    2022年07月22日
  • 潔白の法則 リンカーン弁護士(上)

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    高級車リンカーンをオフィス代わりにしている刑事弁護士、ミッキー・ハラーが殺人容疑で逮捕された。
    被害者の射殺体はハラーの車のトランクにあり、銃弾が彼の自宅ガレージで見つかったのだ。
    収監されたハラーは、自分自身を弁護する本人訴訟に臨む。
    彼を救うため異母兄ハリー・ボッシュや元妻たちが集結。

    久しぶりのリンカーン弁護士シリーズ第6作。
    下巻に続く。

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    2022年07月19日
  • 汚名(上)

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    これは凄い小説だ。
    ありきたりの誤認逮捕の流れかと思いきやとんでもない悪党に行き当たる。
    やはりコナリーは面白いな。

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    2022年07月05日
  • リンカーン弁護士(下)

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    面白かった。最後まで落ち着き先が分からなかったが一気に読み終えた。
    全て円満の解決ではなかったが納得のいく結末だった。
    主人公が魅力的なので続編があれば読みたい。

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    2022年06月10日
  • リンカーン弁護士(上)

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    ミッキー・ハラーシリーズの最初の作品。
    大人気作家だから褒めるのは照れちゃうんだけどやはり面白いよね。
    主人公が弁護士でなお、ハードボイルド。
    下巻も直ぐに読む。

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    2022年06月02日
  • ブラック・ハート(上)

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    刑事ものでありながら終始、主人公の不当捜査疑惑に関わる裁判の進行を追いかける展開になっており「リンカーン弁護士」シリーズも手がける作者ならではの作品。

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    2022年05月28日
  • 紙の動物園

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    『心智五行』が一番好き。
    人間は科学で説明できるものじゃないと思っているので、ロマンを感じた。
    説明できないけど感じるものをうまく表現できていて胸が熱くなった。

    『1ビットのエラー』の中の「成熟を価値あることと見なすというよくあるミス(p272)」という所ははっとさせられた。

    SFを使って「人間とは」ということを表現するのが得意な作家さんなんだなぁと思った。

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    2022年05月21日
  • 天使と罪の街(下)

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    相変わらずの読み応えある作品。
    感想としては映画の脚本が良い雰囲気。
    大変面白いけどそれ程深いストーリーではない。
    でもコナリーの作品を読み続ける事は間違いないな。

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    2022年05月12日
  • 天使と罪の街(上)

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    面白い。
    テレビドラマシリーズの2時間4話くらいに纏めてくれたら絶対見る。
    シリアルキラーと失意のFBI捜査官。亡き友への想い。下巻も直ぐに読む。

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    2022年05月08日
  • 鬼火(下)

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    上巻の巻頭にタイタス・ウェリヴァーに対する謝辞が述べられているけど、読み進めながらも完全にイメージはボッシュ=タイタスがイキイキと動いてるよ。
    それにしてもミッキー、ハラーが弁護する被告人のDNA鑑定を覆す裁判シーンとか、引退したギャングをバラードとSWATが捕獲する現場とか、そこだけ切り取っても立派な短編のように抜群に面白いのは、本当に感心する。
    バラードとボッシュのチームも見事に動き出したし、69歳になったボッシュにはまだまだ活躍してもらいたい。
    エンジェルフライト(ケーブルカー)のシーンとか、ドラマがらみで映像が浮かんでくるのがうれしいな。4.2

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    2022年05月02日
  • 暗く聖なる夜(上)

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    評価は下巻で。
    面白かった。映画制作スタッフとFBI捜査官の殺害、撮影所からの巨額強盗などが巨大な秘密へと繋がって行く。下巻もすぐ読む。

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    2022年04月24日
  • スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選

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    ネタバレ

    もともとビデオゲームを題材にした26篇が収録されていた米国のアンソロジーから、12篇を邦訳した日本版再編集アンソロジー。全体的に読みやすい文体で短めの短編作品が多い。ゲームSF縛りだけど全く飽きず。

    「リスポーン」★★★☆☆
    - 本アンソロジー唯一の日本人作家、桜坂洋。ラノベ出身なだけあってサラッと読みやすい。死ぬと近くにいる誰かに乗り移って、死ねない男。

    「救助よろ」★★☆☆☆
    - ゲームにのめり込んだ元カレ、デボンと連絡を取るためにメグはそのゲームに参加してみると「助けてくれ」という連絡。彼女は元カレのためにゲームを勝ち進み、彼氏を救出するが、それは毎回記憶(記録)をリセットして繰り返

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    2022年04月05日
  • 汚名(下)

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    ネタバレ

    感想は下巻でと書いたのにすっかり忘れていた。
    そうかボッシュは65歳になったのか。
    アマプラで観るようになって読み始めたシリーズだけど、いつか終わる時がくるのだろうか?
    まだまだ読んでみたいシリーズ。

    作品紹介・あらすじ
    当代最高のハードボイルド作品と言われる、ハリー・ボッシュ・シリーズの邦訳最新刊! ボッシュ刑事物の最新作は、前作『訣別』同様、ボッシュに関わるふたつの事件を平行して描く。ボッシュが陥る二種類の危機(潜入捜査における現実的な死の危険と、捜査官としての名誉が汚される危機)を迫力たっぷりに描きだし、またしても抜群のページターナーに仕上がっている。特に前者の潜入捜査では、何度も死の

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    2022年03月27日
  • 素晴らしき世界(下)

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    コナリーらしくテンポ良く読めた。バラードがボッシュなみに強引に単独プレーに走る感じ、今後二人はうまくいくのかなー。ボッシュを続けるのはこうするしかないか。

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    2022年03月15日