古沢嘉通のレビュー一覧

  • 素晴らしき世界(下)

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    ネタバレ

    2025年の38、39冊目は、マイクル・コナリーの「素晴らしき世界」です。レネイ・バラード&ハリー・ボッシュのシリーズ1作目となります。コナリーの産み出した2大ハードボイルド主人公の夢の共演となります。
    人気の無いハリウッド分署でファイルキャビネットを漁っていた男(ボッシュ)をバラードが見咎めた事から始まります。ボッシュは、15才の少女デイジー・クレイトンが殺害された未解決の事件を調べており、2人は協力して事件を調べ始めます。
    相変わらず、ストーリーテリングが上手いです。一見、関係の無いと思われる冒頭の事件が、そういう風に繋がって行くのかと分かった時には、唸ります。
    物語は、このデイジー・クレイトンの事件とボッシュの勤務するサンフェルナンド市警管轄のギャング殺害事件の2つが同時に進行します。そして、ボッシュは、ギャング殺害事件に絡んで絶対絶命のピンチに陥ります。
    邦題も素晴らしいです。サッチモのあの有名な曲から採られています。このクソまみれのような世界であっても果たされる正義がある事、バラードとボッシュがいる事に想いを馳せたいと思います。
    ☆4.5

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    2025年10月22日
  • レッドリバー・セブン:ワン・ミッション

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    面白かった。
    自分の記憶がない中、普通なら思い出したいと思うが、思い出す事が逆に生命の危機に繋がってしまう。
    思いも寄らない発想に触れられ楽しめた。

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    2025年09月28日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下

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    子供の夏休みの課題図書には少し話が難しいかもしれないが、ハリポタとかスチームパンク、ソフロニア嬢とかが好きなら是非。イングランド人以外の大英帝国の負の側面に触れる19世紀オックスフォードの学園もの。
    銀と翻訳による言葉の魔法で蒸気機関や機能を向上させる、今なら電気やネットをイメージすると近いだろうか。理論は難しいのでそんな気にしなくて良い。

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    2025年08月05日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下

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    下巻はオックスフォード大学の王立翻訳研究所「バベル」で翻訳学を学ぶ男女4人のその後の顛末である。

    主人公のロビンはカルカッタ出身のイスラム教徒ラミー、ハイチ生まれの黒人女性ヴィクトワール、英国の高級将校の娘ラティスらと共に入学した。英語から遠い言葉ほど「適合対」の威力が増すので世界中から集められた。彼らは一緒に行動しお互いの友情を育み、ネイティブ翻訳者を目指す。言語学や翻訳研究に没頭する黄金の日々を過ごす。

    四人は卒業航海で広東に行き、侵略戦争の引き金となる交渉に関わる。当時のイギリスは銀獲得のため清朝政府にアヘン貿易を迫っていた。ロビンは大学の侵略加担に反対し、母親の見殺しを責めて同行のラヴェル教授を「銀工術」で死なせる。
    帰国後バベルを占拠し大学当局や警察・軍隊と対決する。周りをバリケード封鎖し銀工術で市内を混乱させ、イギリス議会に反戦決議を要求する。
    ラティスが闘争に反対しラミーを殺してしまう。
    グリフィンの遺志を継ぐロビンは徹底抗戦でヴィクトワールを脱出させ、数人で大英帝国の植民地侵略の象徴であるバベルを銀工術で爆破し自滅する。

    著者が全編を通してふんだんに登場させる言葉の語源や類語・訳語の知見はその都度興味を唆り、彼の言語を通した人間の知性へのこだわりが象徴されている。

    武力による植民地侵略の裏側で言語による侵略が行われていたことを「空想で」暴いた黒歴史だ。
    「言葉と翻訳」をこれ程突き付けられたのは初めてだ。
    英語すら満足にものにできず、ドメスティックに生きてきた自分にとっては、もっと早くこんなことを知っていたらどうであったか考えてしまう。

    人間にとって言葉は極めて本質的なものだ。
    資本主義は民族や国境を超えて人間の交流を促す。
    植民地侵略時は尚更で資本が武力で言葉を蹂躙する。
    ここに焦点を当てたファンタジー小説であリ、
    十分楽しめた傑作長編であった。

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    2025年08月08日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上

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    この本を手にする時も、読んでいる途中でも「SFファンタジー」という分類定義に何度も邪魔された。
    SFならまだしもファンタジーは流石についていけないという思い込みに、「そんなのを何で今更読むんだ」と幾度となく引き止められた。
    しかし純文学を頂点とする序列感覚や好き嫌いの決めつけがいかに読書の世界を狭めていたか思い知ることになる。そもそも文学や小説は仮構でありフィクションだ、作家は自由に創造力と構想力で表現を極め、読者がそれを受け止めて楽しめばよい。
    それが自分の濫読のコンセプトであったはずだ。

    この作品は傑作であることは間違いない。
    ネビュラ賞・ローカス賞については知らなかったが、知れば受賞も宜なるかなである。

    構想が奇抜である。
    そして何よりも作者の「言語(言葉)」に対する思いや造詣の深さが尋常ではない。
    言語については今自分も強く関心を持ち、文学、思想、哲学、宗教等すべての大元であり、時季をえた課題である。異なる言葉を繋ぎ調整する「翻訳」も重要で言語と翻訳はセットである。

    これを手段か武器にして19世紀のイギリスが世界の植民地支配を強行するというのが物語の背景だ。
    オックスフォード大学という知性と学術の中心がその侵略を支える。学内に九階建てのバベルの塔のような建物が象徴的に聳え、優秀な学生や研究者が集まる。マイノリティの男女4人がネイティブな翻訳者となることを目指して入学する。当初彼らの学生生活は夢と希望に満ちた素晴らしいものであった。

    広東の貧民街で中国人少年は疫病で母親を失う。
    彼はこの物語の主人公であり父かもしれないラヴェル教授に認められオックスフォードで学ぶことになる。そこで後に植民地侵略に抵抗する反政府組織ヘルメス結社と接触する。似た境遇育ちの先の仲間三人も同じ活動に関わる。

    当時のイギリスは通貨としての銀を世界中から集めて繁栄する。「銀工術」という銀の棒の表裏に原語と翻訳語を彫り、「適号対」として霊力を発動させる魔術をバベルの研究者達が駆使していた。物語では最初からこの魔術が登場し活躍する。これがまさにファンタジー(幻想)であり銀本位制の寓話のようでもある。

    大胆な構想で説得力あるストーリー、内面描写も丁寧で読者を引き込んでいく。
    下巻の展開が早く知りたくなる。

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    2025年08月03日
  • 紙の動物園

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    表題作がやばすぎるSF短編集
    魔法のような母さんの折り紙だけがずっとぼくの友達だった
    なんて美しい物語だろう
    子供の頃に読めば反抗期は終わり
    大人になって読めば親に会いたくなり、子供が愛おしくなる
    SFとファンタジーにしかできない物語がこの本にはある

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    2025年07月28日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下

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    19世紀オクスフォードの架空歴史翻訳魔法小説の下巻。上巻巻末の驚愕の展開から、怒涛の展開の下巻。
     キーワードは、ブリカス、銀、魔法、翻訳、学生生活、友情、植民地、産業革命、超えられない立場の違い、ダブルどころかトリプルミーニング、東大安田講堂。
     これだけの材料が絶妙に組み合わさり、無駄なく世界観を、物語を動かしていく。
     ただ、あまりにもきっちりハマりすぎており(上巻の中盤でオチが読める)、破天荒さに欠けるので星4。

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    2025年07月17日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上

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    19世紀のオクスフォードを舞台に、銀細工による魔法がイギリス中に行き渡っている、という設定の元に描かれる架空歴史モノ。主人公は清国で生まれ、イギリスで育った若者。
     翻訳のニュアンスのズレが魔法の源だが(魔法に呪文はつきものだ)、言語について深く踏み込んでいるのは興味深い。オクスフォードを舞台に、マルチリンガルである主人公は、翻訳の妙味を学びつつ、19世紀のイギリスということで、ブリカス全開の現実に向き合う。銀細工の魔法が産業革命の蒸気機関の代替となっていて、盛り沢山の作品だ。

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    2025年07月16日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下

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     “銀の棒が震えながら歌っていた。自分たちに関する筆舌に尽くしがたい真実を表現しようとしているかのようだ。それは翻訳が不可能だと言う真実だった。翻訳がとらえ、表現する純粋な意味の領域は決してわからないだろうし、わかりようがないことを。
    というのも、アダムの言語なんてものがどうやったらあり得るのだろう? 生得的で、完璧に理解可能な言語なんてものは存在しない。そんな言語になり得る候補なんてない。威張りちらし、一つのものになろうとして、吸収できるような言語はない。
    言語はたんなる相違なのだ。千もの異なる見方、世界の動き方がある。いや、ひとつの世界の中に千の世界がある。そして翻訳は、どれほど無駄であろうと、異なる世界の間を行き来するために必要な努力なのだ。”

     “翻訳とは、まさにそういうことなんだ。話すと言うことはそういうことなんだ。他人の話に耳を傾け、自分の偏見を超えて、相手が言おうとすることをわかろうとすることだ。自分自身を世界に示し、他の誰かが理解してくれることを期待するんだ。”

    広東からきた孤児のロビン、カルカッタからきたイスラム教徒のラミー、祖国ハイチから宗主国であるフランスへ連れてこられたヴィクトワール、そしてイギリス旧提督の娘であるレティの四人は、それぞれ有色人種であること、女性であること故にイギリス社会で不当に扱われてきた。
    必死の努力と生まれ持った能力でオックスフォード大学最高峰のバベルにて己の価値を証明したとき、自らを否定してきた社会の一員として進むのか。それとも、社会を糾弾する側に立つのか?

    本書に引き込まれる理由は、四人の若者たちに突きつけられる問いの過酷さと苦しみながらそれぞれが出した答えにある。
    誰しもが同じような疑問を抱き、苦い想いを飲み込んできた経験があるのではないだろうか。
    だからこれは優れた青春小説なのだ。

    硬い友情で結ばれていた彼らが、それぞれに下した選択の痛みが胸を掴んで離さない。

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    2025年07月11日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上

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    同じ意味の単語を二か国語からそれぞれ選んでも、語源を辿ると完璧には一緒の意味を示すことにはならない。言葉は、単語一つ取り出しても歴史的・文化的背景によって本質的に多義的なのだ。この単語のペアに含まれた意味のズレに魔法が宿る、という設定が面白い。これは自分でも考えて作りたくなる。
    例えば日本語と英語のペアでは、こんなのはどうだろう?
    「間」と「gap」をGoogleで調べるとAIがこう回答してくれる。

    「間(ま)」と「gap」は、どちらも「隔たり」や「隙間」を意味しますが、ニュアンスや使われ方が異なります。「間(ま)」は、時間や空間、または心理的な隔たりなど、幅広い意味で使われる抽象的な概念です。一方、「gap」は、物理的な隙間や、数値、能力、意見などの隔たりを指すより具体的な言葉として使われます。

    「間」には、「隣の間で控えください」「間が悪い」といった「gap=隙間」には収まらない用法がある。「space」「timing」が相当するかな。
    それでは、「間」/「gap」を銀棒に刻んで、いざ唱えると、「間」に含まれる意味の違いが発現するはず!

    1.隣家との狭い壁の隙間が、急に広々となる。
    2.会議と会議の間の貴重な隙間時間に、同僚からムダ話しされるのが回避できる。
    こんなしょぼい魔法が作動するかは全く不明。残念ながら銀工術の試験は落第だろう。

    「バベル」は、難解で混乱しない程度にアカデミックな翻訳を巡る考察と、男女4人のオックスフォードでの学園青春の雰囲気が、とても楽しい。特に翻訳とは原文に対してどうあるべきかの議論のくだりは、海外文学好きとしては興味深いところだ。

    でももちろんそれだけはない。
    原題は「バベル、あるいは暴力の必然性:オックスフォード翻訳者革命の秘められた歴史」なのだから。
    魔法を発動するためには、英語とは成り立ちが異なる言語とネイティブな翻訳者が必要だ。
    しかし、その貴重な言語と翻訳者たちは、“文明化されていない劣等人種の住む植民地”から、大英帝国の繁栄のために供される“資源”に過ぎないとしたら?

    植民地主義とは何か、自由貿易や自由意志という名の下でどれだけ搾取され格差を受け入れてきたのか、富めるものはより栄えて貧しいものは更に奪われる現実を変えることはできるのか。
    暴力と痛みでしか革命は成し遂げられないのか。

    多くのテーマを抱えて物語は加速し、下巻へ進む。








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    2025年07月10日
  • ナイトホークス(下)

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    ハリー・ボッシュシリーズ第1作
    読み応え抜群。複雑に展開していくストーリーにどんどん引き込まれる。
    緻密な構成と人物描写も楽しかった。
    ドラマ版も観てみようかな。

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    2025年07月10日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    おもしろいが、6/17殺人、4/17近親相姦なのは過剰にセンセーショナルでは。ミステリ作家多いからか。

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    2025年07月07日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下

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    「ダーク・アカデミア」と呼ばれるジャンル
    知的な(アカデミックな)雰囲気とダークでミステリアスな雰囲気を組み合わせ、学問への情熱と古典的な美意識を修身に据えたサブカルチャー

    上巻は、なかなか読み進まず、辛い読書でもあったけれど、下巻は大きく物語が動いて面白く、3日で読んだ

    幕間の、登場人物視点の話があるのが良かった

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    2025年06月26日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上

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    ネタバレ

    ラヴェルがヘルメス結社のメンバーという激アツ展開来たかと一瞬思ったが当たり前に違かった。冷静に考えればこれまでのラヴェルの行動や言動を踏まえればそうなるわけがなかった。

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    2025年06月17日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下

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    こんなに物語に没入したのはいつ以来だろう?小学生の時に時間を忘れて読書していたら周りが暗くなっちゃったのを思い出すくらい夢中になって読んでしまいました₍ᐢ⑅• ̫•⑅ᐢ₎
    少し大人向けですが、ハリーポッター好きの方や外国語、翻訳に興味のある方には是非読んで欲しいです!

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    2025年06月15日
  • スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選

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    ゲーム×SFという、好きな物同士の掛け合わせで面白くないわけがなかった。
    アンディ・ウィアー目当てで買ったものの、他の作家さんの短編も面白いものがたくさんあって大満足。

    「1アップ」「リコイル!」「アンダのゲーム」「キャラクター選択」が特に良かった。

    MMOを長く遊んでいるし、FPSやテキストアドベンチャーもある程度通ってきているから想像がつきやすく楽しめた。この本を手に取っている時点でゲームが好きな人が多いとは思うけれど、ゲームに馴染みが無さすぎるとあんまり楽しめないような気はする。

    ゲームだしSFだしで、絶対に現実ではないんだけど、でもそこで繰り広げられる人間同士の会話や感情はフィクションではないような感覚があって、温度のない冷たい物語はひとつも無かった。

    ゲームは結局のところあくまでも開発者の意図した範囲での自由しか得られないけれど、SFと掛け合わせることでその檻を踏み越えて現実がゆらぐような物語がいくつかあって楽しい。
    私のままならないこの日常にも具現の杖が落ちてきたりしないかな。

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    2025年06月08日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上

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    読み始めた時には、大学生版ハリーポッターみたいな流れでそのうえ話しが継ぎ接ぎな章ばかりだなと思いながら読んでいたら徐々に話の焦点にピントが合っていくようになってきて半分過ぎたところくらいから没頭して読むのが止まらなくなってしまいました。それでは下巻へ行ってきます→

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    2025年06月07日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上

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    作品の世界観が斬新で、「翻訳の差異が生む力」を利用するという設定が面白い!難しい内容の本かと思ったが、学園ものファンタジーな感じで、読んでいて楽しかった。特に上巻は読む手が止まらなかった。

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    2025年05月27日
  • 紙の動物園

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    SFのレーベルから出てるし、SFっぽい話が多いから、一応ジャンルはSFなんかな?1話が程よい長さで、訳もきれいで読みやすいんだが、全体的に社会風刺がビシビシなので、読んでで楽しくはない。が、おもしろかった。1話ずつ、間を開けて読んだ方がよいと思う。あと、デット・チャンみたいやな〜と思いながら読んでたら、作者注でデット・チャンについて語ってたし、あと訳者さんも同じでしたわ。

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    2025年04月27日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上

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    圧倒的な銀の保有量と覇権言語の英語を母国語とする英国帝国が世界支配を強める中、それに反旗を翻す革命家たちの物語。

    現実の世界史を下敷きにする魔法ファンタジー。帝国vs抵抗軍という古典的な対立構造だけど今のグローバリゼイションや欲望の肥大化へのアンチテーゼとも読める。多様性や寛容性というのはなかなか育まれにくい。下巻での伏線回収が楽しみ。

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    2025年04月20日