バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上

バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上

3,199円 (税込)

15pt

銀と、ふたつの言語における単語の意味のずれから生じる翻訳の魔法によって、大英帝国が世界の覇権を握る19世紀。英語とは大きく異なる言語を求めて広東から連れてこられた中国人少年ロビンは、オックスフォード大学の王立翻訳研究所、通称バベルの新入生となり、言語のエキスパートになるための厳しい訓練を受ける。だが一方で、学内には大英帝国に叛旗を翻す秘密結社があった。言語の力を巡る本格ファンタジー。ネビュラ賞、ローカス賞受賞作。

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バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上
    3,199円 (税込)
    銀と、ふたつの言語における単語の意味のずれから生じる翻訳の魔法によって、大英帝国が世界の覇権を握る19世紀。英語とは大きく異なる言語を求めて広東から連れてこられた中国人少年ロビンは、オックスフォード大学の王立翻訳研究所、通称バベルの新入生となり、言語のエキスパートになるための厳しい訓練を受ける。だが一方で、学内には大英帝国に叛旗を翻す秘密結社があった。言語の力を巡る本格ファンタジー。ネビュラ賞、ローカス賞受賞作。
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下
    2,750円 (税込)
    バベルが供給する、銀を用いた魔法によって世界を支配する大英帝国。通訳として広東を訪れたロビンたちは、イギリスが阿片貿易を口実に清朝政府に戦争をしかけ、中国が持つ膨大な銀をわがものにしようとしていることを目の当たりにする。そしてロビンは、後戻りのできないひとつの決断をする。帰国したロビンたちは、戦争を食い止めるべく奔走するが……言語の力を巡る本格ファンタジー。ネビュラ賞、ローカス賞受賞作。

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バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    寝食を忘れて物語に没頭したのは何十年ぶりだろうか。
    それほどまでにこの物語は、ここ十数年で読んだ本の中で特別に素晴らしい。

    舞台は十九世紀のイギリス。銀と翻訳を支配する者が世界を制する時代。その中枢機関・オックスフォードのバベルで学ぶ一人の学生が主人公。

    中国の広東の港で育ったことから複数の言語

    0
    2025年05月26日

    Posted by ブクログ

    こいつは久々ガツンときた。上巻約470頁弱、ここまで文字みっしりだとダラダラと無駄な装飾に飽き飽きしそうなもんだけど、全シーンまったく飽きが来ない。後半などは常に胃が痛むほどの緊張感を感じつつ読み耽ることになった。が、決して読むのが辛くない。敢えて言うならウンベルト・エーコ風味のハリーポッター。知的

    0
    2025年03月09日

    Posted by ブクログ

    本が出る前からSNS流れてきて気になっていた。帯の「言語の力」「ふたつの言語における単語の意味のずれから生じる翻訳の魔法」というのに惹かれてた。
    単行本上下巻はなかなか勇気が必要で、まずは上巻だけを味見して失敗…上下で買うべき本でした。読んで良かった。

     翻訳の力が魔法として働く19世紀の大英帝国

    0
    2025年03月02日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに時間が過ぎるのを忘れるほど夢中になって読んだ。

    基本はハリー・ポッターを思わせる魔法学園ものなのだけれど、帝国主義や階級社会の闇が色濃く描写されていて、現代性が強い。
    主人公を含む同期4人組が男2女2で、1人だけが白人という設定も効果的。かけがえのない友情を育みつつも、互いのマイノリティ

    0
    2025年10月22日

    Posted by ブクログ

    この本を手にする時も、読んでいる途中でも「SFファンタジー」という分類定義に何度も邪魔された。
    SFならまだしもファンタジーは流石についていけないという思い込みに、「そんなのを何で今更読むんだ」と幾度となく引き止められた。
    しかし純文学を頂点とする序列感覚や好き嫌いの決めつけがいかに読書の世界を狭め

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    19世紀のオクスフォードを舞台に、銀細工による魔法がイギリス中に行き渡っている、という設定の元に描かれる架空歴史モノ。主人公は清国で生まれ、イギリスで育った若者。
     翻訳のニュアンスのズレが魔法の源だが(魔法に呪文はつきものだ)、言語について深く踏み込んでいるのは興味深い。オクスフォードを舞台に、マ

    0
    2025年07月16日

    Posted by ブクログ

    同じ意味の単語を二か国語からそれぞれ選んでも、語源を辿ると完璧には一緒の意味を示すことにはならない。言葉は、単語一つ取り出しても歴史的・文化的背景によって本質的に多義的なのだ。この単語のペアに含まれた意味のズレに魔法が宿る、という設定が面白い。これは自分でも考えて作りたくなる。
    例えば日本語と英語の

    0
    2025年07月10日

    Posted by ブクログ

    読み始めた時には、大学生版ハリーポッターみたいな流れでそのうえ話しが継ぎ接ぎな章ばかりだなと思いながら読んでいたら徐々に話の焦点にピントが合っていくようになってきて半分過ぎたところくらいから没頭して読むのが止まらなくなってしまいました。それでは下巻へ行ってきます→

    0
    2025年06月07日

    Posted by ブクログ

    作品の世界観が斬新で、「翻訳の差異が生む力」を利用するという設定が面白い!難しい内容の本かと思ったが、学園ものファンタジーな感じで、読んでいて楽しかった。特に上巻は読む手が止まらなかった。

    0
    2025年05月27日

    Posted by ブクログ

    圧倒的な銀の保有量と覇権言語の英語を母国語とする英国帝国が世界支配を強める中、それに反旗を翻す革命家たちの物語。

    現実の世界史を下敷きにする魔法ファンタジー。帝国vs抵抗軍という古典的な対立構造だけど今のグローバリゼイションや欲望の肥大化へのアンチテーゼとも読める。多様性や寛容性というのはなかなか

    0
    2025年04月20日

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