古沢嘉通のレビュー一覧
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後半は展開急で、これまで以上に派手な感じ。
結末には救いがあります。今までで一番読後感が良かったですよ。
ボッシュのシリーズは92年発行の「ナイト・ホークス」で始まり、この後も順調に出ていて、現代最高のハードボイルドと評されています。
ハリー・ボッシュは1950年生まれという設定。(作者より6歳上)
本名はヒエロニムスで、有名な画家と同じ運命的な名。
シングルマザーだった母を11歳で亡くし、里親を点々として育つ。ベトナム戦争での過酷な体験でトラウマを負い、刑事としては凄腕だが一匹狼タイプ。
痩せ型でなかなか渋い外見らしく女性にはもてるし、中身もだんだん変わってきたみたい。
低い立ち位置に立っ -
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日本オリジナル刊行のケン・リュウ作品集
◎◯□△☓の順で
1「宇宙の春」□
中国での企画「春節SF祭り」にて発表されたとのことだけれど、そうと知らないで読むと2002年の科学論文から着想された膨大な時間経過を宇宙の四季に見立てたのが美しい。本文最後の言葉は短い作品なのにも関わらず旅をし終えたような気持ちになる。相変わらずこの人、言葉選びセンスが抜けてる。ただ「春節SF祭り」という企画で書かれたと知ってしまうと…まあ、こういう風になるよねっていう
2「マクスウェルの悪魔」◎
な、なんだこれ。凄すぎる。よく見るタイトルでつまらなさそうなのに笑
沖縄から米国に来た日系移民2世で第二次世界大戦 -
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ネタバレ紙の動物園
表題作の「紙の動物園」は史上初めてヒューゴー、ネビュラ、世界幻想文学大賞の3冠に輝いた作品とのこと。
たまにハードSF的なガジェット中心の作品もありますが、どちらかというと幻想的でウェットな作品が多いです。
お金で香港から買われてきた中国人の母、思春期にそれを疎ましく思う息子。小さいころお気に入りだった、お母さんが折紙で折って命を吹き込んだ虎や水牛たち。そんな虎にしたためられたお母さんからの手紙には・・・
思わず涙が止まらない小品です。
他には、「もののあはれ」、「文字占い師」、「良い狩りを」などが気に入りました。
いくつかの短編は政治的なものもあり、中国語に訳されていないとい -
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中国系アメリカ人の作家が描く15のSF短編集
表題作と日本人の精神性に触れた物語が一番心に残った
「紙の動物園」
親の心子知らず
孝行したい時に親はなし
日本の諺が頭に浮かんだ
親子の関係性 今の自分に直球で返ってきた
「もののあはれ」
地球から脱出した人類 移住先に向かう途中
アクシデントに見舞われる
日本人ヒロトは父から教えられた
もののあはれを思い出し勇気ある決断をする
万物は流転し命あるものは全て儚い
古代から受け継ぐ自然や死への眼差し
私の心の中にもあるのか
どこかにいってしまったのかわからない
他に
不老不死が幸せに繋がるのか問われる
「円弧」 「波」
子を亡くした喪失感を -
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ネタバレまさかのバッドエンド!
そう来たか。主人公が生き残るわけじゃないんだな。予想できる結末じゃない点には満足。人種差別が何をどうしてもなくならないことも伝わった。
ダークアカデミアな雰囲気、大人よりの魔法、勉強、語学、オックスフォードが好きなので、設定は間違いなかった。
ただ、読むに従ってここまで人種差別が描かれているとは思わず、後半で「もういいよ」と満腹になってしまった。また、私はレイシストなので、主人公が中国人という時点で、実は本屋でTBRリストには入れなかった本でもある。
イギリス人が読んでいるのを見たけど、どのように捉えるのだろう。私は損得感情が大きいので、自分が少しの得をするなら、