【感想・ネタバレ】暗く聖なる夜(下)のレビュー

あらすじ

ロス市警のみならず、FBIからも激しい妨害と警告を受けるボッシュ。孤独な捜査を進める彼に貴重なヒントを与えてくれたのは、今は全身不随の身となった元刑事のクロスだった。が、その身辺にも危険が迫り……。たくさんのもつれた糸が絡み合い、人の心の闇を炙り出す! 現代ハードボイルドの最高峰!

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ハリー・ボッシュ 
元妻への執着が強すぎて不快。これが無ければハードボイルドの傑作なのに。
暇な時は美術、音楽等に関する蘊蓄を披露して教養人のふりをする。つまりロバート・Bパーカーの本を読んでるみたいだ。
パーカーより楽しめるが。
人物もプロットも深く感動的。
色々文句を言ったがそれでも最高だ。

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2022年04月30日

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ネタバレ

解説を読み直してみると、ボッシュは色々
女性とお付き合いしてたんですね、記憶にないけど、
ただ、エレノアだけは良く覚えています。
やっぱり、愛の弾丸説でしょうか。
って、私関係ないんですけどね。
二度も三度ものドンデン返し、最後の最後での
クロスの・・・衝撃でした。
彼の求めたものは?復讐?懺悔?誰かオレを裁いてくれ?
それは、分らないけれども、ん、衝撃というしかないなぁ。
リンデルは、いい同僚になってくれるといいなぁ。
ライダーにラングワイザー、ボッシュの周りには魅力的な女性も
たくさんいるのよね~。あと、私、詳しくないけど、ジャズ好きなボッシュも、シュガーレイとサックスを練習するボッシュのまたいいなぁと。
あれ、この次は、刑事に戻るんだよね。
ええ~~、何があったの?知りたいようで、知りたくもないような。もう暫く救われた気持ちで、パラダイスロードを散策していたい気分だわ~。

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2011年11月14日

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たぶん最後のほうにどんでん返し的な展開があるのだろうな、と見当がついていたが、それがどの方向にひっくり返るのか分からなくてやはり驚かされた。というか、ため息が出た…。あと下巻の最初のほうに印象的なシーンと共に出てくるルイ・アームストロングの『この素晴らしき世界』が聴いてみたくなった。

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2009年10月04日

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後半は展開急で、これまで以上に派手な感じ。
結末には救いがあります。今までで一番読後感が良かったですよ。

ボッシュのシリーズは92年発行の「ナイト・ホークス」で始まり、この後も順調に出ていて、現代最高のハードボイルドと評されています。
ハリー・ボッシュは1950年生まれという設定。(作者より6歳上
本名はヒエロニムスで、有名な画家と同じ運命的な名。
シングルマザーだった母を11歳で亡くし、里親を点々として育つ。ベトナム戦争での過酷な体験でトラウマを負い、刑事としては凄腕だが一匹狼タイプ。
痩せ型でなかなか渋い外見らしく女性にはもてるし、中身もだんだん変わってきたみたい。
低い立ち位置に立って怪しい所を見通すような天性の刑事でとにかく強いから!間違いもしますが、カッコイイんですよ。

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2009年10月07日

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人間、誰もが大金に目が眩む。ましてや金欠な輩には貪欲で、しかもその大金を直に扱う関係者であれば尚更だ。アリバイ工作を綿密に練り計画する。だが、仲間が多ければ多いほど欲が「仲間割れ」を導き被害者と化す。二点三点のミステリー小説は最後まで読み応えがある。

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2021年09月06日

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読みやすかった。結末のどんでん返しが面白い。沢山のシリーズを読んでいるが飽きがあまり来ない。電車の中で読むのには丁度いいですね

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2020年03月25日

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ハリー・ボッシュシリーズの中の珠玉の一作(自分比)

実は、このシリーズは、初期作品から読み始めた訳ではなく、最近の作品から読み始めたので、既にボッシュの世界は確立されたものとなっていました。ですが、ここ作品で、ボッシュの世界のかなりの部分が解明されました。

面白かったです。

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2019年06月02日

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ハリー・ボッシュ再読チャレンジ第九弾▼ 私立探偵に 過去の殺人事件 撮影時の現金強奪 FBI捜査官の失踪 引退警官からの連絡 捜査機関の圧力 徒手空拳の調査 エレノア・ウィッシュとの再開 監視カメラの映像 銀行再調査 夜の王 襲撃 真実 発見 「この素晴らしき世界」 家族

はじめてのー人称スタイル

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2018年01月28日

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ネタバレ

本書が出版された2005年に初読していたが、10年経ってすっかりからくりを忘れてしまっていたため、ボッシュとフォー・キングズの対決シーンではクライマックス感満載で手に汗握り、事件の裏で手を引いていた黒幕の正体に唖然とし、エレノアが隠していた秘密に涙してしまった。

米国で最も権威のあるミステリー賞である「MWA賞最優秀長篇賞にノミネートされ、米国で圧倒的な人気を誇る作品だけあって、ミステリーとしても十分に面白いし、小説としても完成度が高い作品に感服した。

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2016年04月09日

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ネタバレ

(上巻より)
訳は最悪ではないものの、いまひとつ。
しかも、きめる所がきめられていない。
なんだか、文字の大きさか、字体か、何かがハードボイルドっぽくなくて気に食わない。
そんなことを、今まで気にしたこともなかったのに。

訳者あとがきによると、前作の解説では
「おお、これほど早く次を読みたいと思わせる作品も今までになかった」とあったらしいが、
今回は、
「これほど次が読みたくない、これで終わりにしてくれと思わせる作品はなかった」というラスト。
お願いだから、このままボッシュを幸せにしておいてくれ。

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2015年04月21日

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最後に向かってどんどんと話が進んでいきます。かなりどんでん返しがあって、意外な結末でした。面白かったです

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2009年10月04日

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ネタバレ

敏腕記者だった経歴もあり、プロットが緻密です。長編でありながら破綻のない展開とたまに顔を出すハードボイルド的セリフも魅力。とはいえ、何故か主人公に感情移入しづらいのも事実。これは、ジャーナリストとしての職業的特性から登場人物たちを客観的に、かつ状況描写を公正、正確に行おうとする性(さが)が前面にですぎている為の様な気がする。試しに、過剰な描写を排除するパトリシア・コーンウェルあたりと比較すれば私の言いたいことが伝わるかな。
本作は、ハリー・ボッシュシリーズ9作目。訳者のあとがきが、シリーズ内容を時系列にまとめておりわかりやすい。
解説は、ローレンス・ブロック推しの林家正蔵氏。彼はまた、落語家ながら一万枚以上のジャズレコードを所蔵しているジャズマニア。本書の主人公もジャズサックスを習っており、文中にもサッチモ「What a wonderful world」やアート・ペッパーなどが出てくるのでジャズファンも楽しめる。

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2024年09月27日

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FBIの捜査官がここまで悪徳なのは、やはり311のトラウマからだろうか。ボッシュはロス暴動の方がトラウマらしいが。因果応報というお話だった。ボッシュが結局無罪放免となったのは、元警官だからかな。ピープルズが手を回してくれたのかな。

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2019年07月10日

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下巻。
FBIが圧力をかけてきた割にはボッシュの追っていた事件については収まるべきして収まったという感じ。
横暴な刑事というのがいなくなればいい。

強盗自体の犯人はすんなりという感じだったけど、女性捜査官が失踪した事件の真相が衝撃的だった。
結局罪を犯した者たちは、色んな罰を受けたというわけか。

シリーズ物だと解説を読んで知るという体たらく。
道理で、これ必要?って思うような奥さんや音楽の話が交じるわけで。

一旦シリーズを読むとかはしなくていいかな。

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2018年09月10日

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よくある連邦レベルの汚職話になるかと思いきや、がさつな悪党の話に終わったところがある意味予想外。逆にありきたり感がなくなって個人的には○。

ボッシュの骨太を通り越して無駄に無謀で傍若無人な感じも、慣れてきたせいなのか、本作が控えめだったせいなのかほど良く、いい感じのハードボイルドだった思う。

このミス2006海外2位

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2011年06月13日

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