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ハリウッド署の刑事を退職し、私立探偵となったボッシュには、どうしても心残りな未解決事件があった。ある若い女性の殺人と、その捜査中目の前で映画のロケ現場から奪われた200万ドル強盗。独自に捜査することを決心した途端にかかる大きな圧力、妨害……事件の裏にはいったい何が隠されているのか?
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Posted by ブクログ
マイクル・コナリー小説は素晴らしい。謎解きやサスペンスの筆はもちろん一流だが、もう、主人公ハリー・ボッシュが最高!この作品の最期でとっても泣ける出来事が起きます。 マイクル・コナリーのHBものはこの小説から読んでも大丈夫です。次作『エコー・パーク』は信じられない位の大傑作!!早くHB物の新作がよみた...続きを読むくなります。 ちなみに僕は、この小説にぞっこんで、ハンドルネームにしました!LOSTLIGHT~迷い光
“現代ハードボイルドの最高峰”というフレコミに納得。イントロ、プロセス、巧みな人物造形に主人公を取巻くジレンマと企み、冷静で非情なクライマックスを経ての心揺さぶられるラストまで、クールで隙のないプロットにただただ酔いしれた。 ミステリらしい視点から紐解く真相もよかったが、やはり特筆すべきは、事件...続きを読むに関わる人物たちのドラマだろう。さらりとした描写の中にいかに多くの怒りや悲しみが隠されていることか。シチュエーション、会話、すべてが絶妙のタイミングなので、少ない行間から余りある感情をダイレクトに受け取ることができる。この感触が最後まで途切れないので、引き込まれた作中からはみ出すストレスは皆無だった。 『マルタの鷹』の“コケにされるはごめんだ”が、本作品の“アンジェラ・ベントン”になるのだろう。サム・スペードとハリー・ボッシュの共通点は、心に一本強い柱が通っていること。その信念を前面に出し、圧倒的な筆力で描ききったコナリーには脱帽するしかない。 ディーヴァーが東の横綱なら、西の横綱は間違いなくコナリーだろう。お互いタイプの違うシリーズだが、リピート必至という点では同じかな。ただボッシュの方が、人生と事件がシンクロしているような印象を受ける。そういう意味ではこちらの方が中毒性が高いかも。
地道に一つ一つ調査する序盤から、尻上がりに話が盛り上がっていくスピード感は毎度ながら見事。FBIの横槍(というか、彼らから見ればボッシュが横槍を入れているのだろうが)と、それに絡むやりとりが読んでいて最高に楽しい。面白くて読み終わるまで止まらなかった。
ハードボイルドの頂点に立つ、といっても過言ではないハリー・ボッシュシリーズ。私の中では主人公のボッシュは、歌手のスティングが本の中で語りかけています。
評価は下巻で。 面白かった。映画制作スタッフとFBI捜査官の殺害、撮影所からの巨額強盗などが巨大な秘密へと繋がって行く。下巻もすぐ読む。
人間、誰もが大金に目が眩む。ましてや金欠な輩には貪欲で、しかもその大金を直に扱う関係者であれば尚更だ。アリバイ工作を綿密に練り計画する。だが、仲間が多ければ多いほど欲が「仲間割れ」を導き被害者と化す。二点三点のミステリー小説は最後まで読み応えがある。
ロス市警を退職して、私立探偵になったボッシュ。それでも事件が彼を離さないんですね。 上巻では、話のホンのさわり。解決編は、下巻に期待です。
「夜より暗き闇」の後の「シティーオブボーン」を読まずに「暗く聖なる夜」に取り掛かったので、ボッシュがロサンジェルス市警を辞めて私立探偵になったことを知らず、戸惑った。 やはりシリーズものは順に読むべきと反省。 それでも、私立探偵となったボッシュの信条、「この世におけるわたしの使命は、バッジがあろう...続きを読むとなかろうと、死者の代弁をすることなのだ(37ページ)」にいきなりノックアウトされ、過去に担当した未解決事件の独自捜査にのめり込んでいくボッシュにつられて、こちらもどんどんハリー・ボッシュのハードボイルドな世界にのめり込んでしまった。 映画会社に勤めていた「アンジェラ・ベントン」殺害事件と小道具として運ばれてきた現金二百万ドルの強奪事件の行方も気になるが、ボッシュの元妻エレノア・ウィッシュが何を隠しているのかも実に気になるところ。 下巻が楽しみ。
「夜より暗き闇」の後に読みました。 「シティーオブボーン」が間に入るのね。 だいぶ前に。「シティー 」を読んだので、 忘れてしまったわ。今度読み直そうっと。 「夜より」が、なんとなく暗さを残した終わり方 だったので、これは、すごく、救われました。 へへ、やっぱり気になる、エレノアウィッシュ。 以下、...続きを読む下巻へ続く。
コナリーのシリーズ本の9作目。IN Pocket 2005年総合ランキング第1位、このミス2006年代2位という帯に惹かれて購入。しかし、最初からとっても読みやすく、ぐいぐい引き込まれる。上下巻を一気に読める。
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