古沢嘉通のレビュー一覧

  • 素晴らしき世界(下)

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    ボッシュとバラードがコンビを組んだ第一作。ボッシュが調べている未解決事件、前作『汚名』から続く捜査にバラードが加わり二人で動き出す。過去の事件、過去の人物を追っていく中で二人の理解も深まっていく。社会の裏、そこを狙う犯罪者とボッシュたちとの対決。そしてラストが良かった。二人の思いがとてもいい。長く続いてるシリーズだけれどまだまだこのシリーズは面白くなっていきそう。

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    2020年11月23日
  • レイトショー(上)

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    現代ミステリ界のナンバーワン作家の一人である作者は主要なところでもロサンゼルス市警の刑事ハリー・ボッシュ、弁護士ミッキー・ハラー、FBIのテリー・マッケイレブ、新聞記者ジャック・マカヴォイといずれもヒットしたシリーズ作品を持っていて更に単発ものも出したりしている。それがここに来て更に新たなシリーズものの主人公を産み出したというのでさっそく手に取ってみた。これまでも単発ものや重要な役割に出てきた女性達、レイチェル・ウォリング、キャシー・ブラック、ルシア・ソトがいたのだけれど今回新たに生み出された女性主人公については新たなシリーズ展開をする、と作者も宣言しているようだ。彼女レネイ・バラードはボッシュと同じくロス市警の刑事でハワイ出身、原住民とのミックスで元々は新聞記者だったのだがより被害者に寄り添いたいという気持ちから刑事になったという設定。市警エリート部門の強盗殺人課にいたのだが上司と揉めていわゆる所轄のハリウッド署の夜勤専門に左遷されている。作品のタイトルは深夜放送という意味で夜中だけ勤務して事件の初動対応だけに対応する役割をそう呼ぶのだそうだ。基本的には初動だけで本格的な捜査は昼間の刑事に渡す、という役回りなのだがそれ故にありとあらゆる事件にタッチできる、という役割上のメリットがある。本作では拷問されて道端に放置されたトランスジェンダーとナイトクラブでの銃乱射による複数殺人の大きく二つの事件を中心に物語が進んでいく。この新たなシリーズも主人公の設定が興味深く謎解きも面白くてやはり当代一流の作家と改めて感心した。次作が楽しみなシリーズがまた一つできてしまった。面白かった。

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    2020年11月17日
  • 汚名(下)

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    出れば必ず読むボッシュシリーズ。ボッシュは60歳をこえ、ロス市警を離れてほとんどボランティアみたいな形で小さな市の警察業務に関わっている。思えばずいぶん長いことボッシュを見てきたんだなあと、ちょっと感慨深い。いつ頃からか作品の雰囲気が初期とは違ってきたけれど、それもまた良し、と思う。

    ロスのような大きな舞台ではなくても、事件はやっぱり結構派手だ。ボッシュが直面する難題は二つあり、一つは薬物絡みの犯罪への潜入捜査、もう一つは思いがけず自身にかけられた汚名をそそぐこと。この二件が同時進行していくが、ややこしく錯綜したりはせず、とても読みやすい。長篇をだれることなく読ませるところが、さすがコナリー。

    このシリーズでは、犯人が捕まり(あるいは死に)正義が行われて万々歳!という終わり方にはほぼならない。犯罪を追う過程で、真相をつかみ犯人と対峙する場で、またその後の法廷で、ボッシュは常に「正義」というものについて考え、苦悩する。力をふりしぼり犯罪を追う努力をいくら重ねても、闇から湧き出てくるように非道な犯罪は絶えることがない。その多くは社会の構造に深く根ざしていて、読んでいる側もボッシュと共に徒労感にとらえられてしまう。それでも、時に深く傷つきながら、目の前の名もない被害者に正義をもたらしたいと奮闘する姿が、好きだ。

    ボッシュの異母兄弟ハラーが本作でも登場して、重要な役割を果たす。駆け引きに長けた辣腕弁護士であるハラーと対比することで、ボッシュの不器用とも言える生き方がよりくっきりと浮かび上がってくる。今回は、ボッシュを理解し信頼を寄せる脇役陣がちょっぴり多めで、結構嬉しかったです。

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    2020年11月04日
  • 紙の動物園

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    とても面白かった。東洋の世界観が見事に反映されたSFで、このレベルの作品はなかなか出るものではないと思う。織り込まれている歴史背景や人種観のメッセージ性が深く、SFの枠を飛び越えて面白いと思う。 テッド・チャンの『あなたの人生の物語』のなかでも「地獄とは神の不在なり」が好きだったので、「1ビットのエラー」を読んでピンときた。一番お気に入りの短編は「良い狩りを」で、訳者さんがトリに持ってきただけあるなと思った。訳者あとがきを読めば、この短編集への愛が感じられる。

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    2020年11月02日
  • 汚名(下)

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    ひっどい事件ですけど、文体が軽妙なので、スラスラ読めました。サスペンスであり法廷ものでもあって、二度楽しめました。いつもながら法廷における判事の口調が素晴らしくて惚れ惚れします。これには続きがあるようですね。楽しみです。

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    2020年10月28日
  • 汚名(上)

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    シリーズなんですね。初読です。リンカーン弁護士の作者とは知りませんでした。実に読みやすいし、ボッシュが魅力的です。かなり重めの事件が同時進行で負担が凄そう。しかも○○捜査!下巻に期待が高まります。しっかし、いろんな事件があるもんだなあ。

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    2020年10月25日
  • 汚名(下)

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    ネタバレ

    (上巻より)

    高齢だからという理由で潜入捜査に選ばれたのは不本意だが、
    飛行機で連れ去られるボッシュの潜入捜査は面白かった。
    後半はハラ―が活躍して面白かったが、
    法廷ものになってしまってちょっと残念。
    あと、追いかけていた未解決事件があっさりと解決してしまったのも。

    ハラ―がサンドイッチをブリーフケースで「密輸」している
    老弁護士がまだご健在で良かった。

    最後に、
    潜入捜査の中で出会った麻薬中毒の女性の子供の事件を追うことに。
    元相棒とまた組むのか?

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    2020年09月24日
  • 汚名(上)

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    ネタバレ

    ハリー・ボッシュのシリーズ。

    ロスアンゼルス警察を離れ、
    小さな警察署で未解決事件を捜査しているボッシュ。
    そこへかつての相棒が
    ボッシュが昔の事件で不正をしたのではないか、
    という疑いとともにやってくる。

    その直後に地元の薬局で二人が射殺された事件が発生。
    犯人を追ううちに、潜入捜査をすることになる一方、
    不正の嫌疑をはらすために異母弟ハラ―に弁護を依頼する。

    (下巻へ続く)

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    2020年09月24日
  • 訣別(下)

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    刑事の立場と私立探偵の立場が並行して進行する今作。めちゃくちゃ面白い。ボッシュシリーズのテンポの良いストーリー展開が今作でも変わらない。レイプ事件と後継者探し、どちらも最後はいいオチに終わって良かった。刑事の相棒も生きてて本当に良かった。ボッシュがフルタイム刑事として復帰する次回作にめちゃ期待してる。

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    2020年09月17日
  • 汚名(下)

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    近年のコナリーは良作が続く。本作が見事なのは、いくつかの事件・プロットが並行して進み、かつボッシュを中心とした人間関係のドラマも複数入っているしと、盛り沢山な内容にも関わらず、消化不良に陥っていないし、うんざりするような冗長さもないところである。本作の筋立ては、視聴済みのドラマ版BOSCHの中で使われていたため、潜入捜査の場面等、既視感ありで緊張感が削がれた面は否定できないが、それでも面白く読めたのだから著者に賛辞を贈るべきだろう。

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    2020年09月14日
  • 訣別(上)

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    安定の面白さゴミある。今作のボッシュはストーリーが変わって新鮮味がある。私立探偵としての後継探しの依頼と嘱託刑事で殺人事件ではない婦女暴行事件の捜査が同時進行する今作がこれまでと比べ新鮮味がある。捜査における詳細の社会描写と警察組織の具体的な描写は今作も健在で非常に良かった。依頼人が死亡するという驚きとともに終わる上巻、下巻も楽しみです。

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    2020年09月13日
  • 汚名(下)

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    未解決事件の捜査をしているボッシュ。三十年前に逮捕し服役している死刑囚に新たな証拠が出た。ボッシュが証拠を捏造したと疑われる。元同僚からの疑いの目、完全と思われるビデオ。それと同時に起こる別の事件。そこにある正義と欲、欺瞞。ボッシュの過去と現在を結ぶ事件。潜入捜査の緊張感と過去の事件の裁判の展開の面白さ。ボッシュの心の内とこれからのこと。今回も読み応えのある内容でまだまだ楽しめそうなシリーズで次作も待ち遠しい。

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    2020年08月29日
  • 汚名(下)

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    マイケル・コナーズの本は当たり外れがない。今度の本も、特に後半(下)は手に汗にぎる活劇と、息詰まる法廷でのやり取りが圧巻だ。前半(上)はそれに至る過程で、徐々に読み手の期待を盛り上げて行く。ハリーとハラーの異母兄弟の連携も見事だ。前作まで親娘の関係がギクシャクしていたが、本作でそのしこりも解消した様で、めでたい。

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    2020年08月27日
  • 汚名(下)

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    65歳を過ぎたハリーに潜入捜査をさせるなんて、ほぼ同じ年齢になった著者コナリーの飽くなき意欲を感じます。そのエピソードを含め、盛りだくさんで贅沢すぎる内容。ハラーも相変わらずでファン冥利に尽きる作品。今回、次作への期待を煽るお約束のあとがき(by古沢さん)がないことだけが残念。ますます次の翻訳が待てない!

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    2020年08月19日
  • レイトショー(下)

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    レネイ・バラード。新しいヒーローの誕生です。

    これだけの能力がありながらも、女性である事に起因するある事が理由で、深夜勤務のシフトに入れられてしまっている。でも、自分自身の実力で、事件を解決に導くのは素晴らしいです。

    受け売りですが、女性が男性社会で認められるには、男性の何十倍も努力して、何十倍も大きい成果を上げる必要があると聞いたことがあります。レネイは、その何十倍もの努力で、何十倍もの成果を上げたと言って良いと思います。

    女性の年齢と容姿を言うのは野暮で、今の世ではセクハラですが、架空の人物なので許してください。レネイは、警官になる前に一度社会人経験をしていて、且つ、警官になってから15年ほど経過していると言う事はアラフォーの設定の模様です。それでも、変な意味ではなく色んな男から誘いを受けると言うのは、かなり魅力的な女性の様ですね。これを映像化する時は、誰がその役を演じるのか気になります。

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    2020年06月08日
  • レイトショー(上)

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    レネイ・バラード。ボッシュシリーズの新しい登場人物です。

    今回はレネイの初登場なので、ボッシュは出てきませんが、これからシリーズが進むしたかって、ボッシュとの辛みに期待です。

    上巻は、物語の立ち上がり。下巻で、どう事件を解決していくかも期待です。

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    2020年06月04日
  • レイトショー(下)

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    マイクル・コナリーによる新主人公のシリーズ第1作。女性であることとレイトショーと呼ばれる深夜勤務の特徴を活かした良作。結末の意外性も流石。

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    2020年05月29日
  • 母の記憶に

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    『紙の動物園』は選りすぐりの短編集で、ベストセラーになったため、残った作品でこの本を編んだようだ。
    前と同じくらい読みやすく、情緒的だったり、ストーリーが追いやすかったりというのを期待すると、読みにくい、分かりにくいと感じる人が多くなるのは当然だと思うが、だからこちらが劣っているとは思わない。むしろ、よりケン・リュウという作家の上手さを堪能できる作品集となっている。前作は「紙の動物園」「もののあはれ」がSFに興味のない層にも訴えかけるものがあった(そこまでしか読んでない人もいるようだ)が、こちらはテイストは似ていても、情緒性は押さえられている。
    最初の「烏蘓里羆」は前作の「良い狩りを」に似たスチームパンクもの。「良い狩りを」は美女(妖狐)と幼なじみの恋愛小説っぽい面が感情移入しやすかったが、こちらは親子の因縁話で、正直言って「良い狩りを」程ではないなあと思った。確かに『ゴールデンカムイ』のイメージ。
    次の「草を結びて環を銜えん」は、これこそ娼婦ではあるが気高い美女が出てくる歴史もので、なかなか良かった。但しSFではない。
    個人的には次の「重荷は常に汝とともに」は大変面白かった。確かに未知の文明の文章を解き明かすとき、神話だったり法律だったりするだろうという希望的思い込みってあるよなあ。それに解読する学者の専門に左右されるよなあ、と。
    「レギュラー」はSF要素はあるものの、どちらかというとサスペンスミステリ。映画になりそうな話。
    『ライラの冒険』にヒントを得た「状態変化」、AIに支配される近未来を描いた「パーフェクト・マッチ」、シンギュラリティ後のディストピアもの「残されし者」、「文字占い師」に近い「訴訟師と猿の王」「万味調和」、そして「紙の動物園」「太平洋横断トンネル小史」に近い「『輸送年報』より「長距離貨物輸送飛行船」」が良かった。
    「訴訟師と猿の王」は、天安門事件のことを念頭に書いたのではないかと思った。支配者に不利な情報であるため、公的な歴史から消された事件でも、少数の意思のある人が外国の助けを得て必ず歴史に残す。そのために犠牲になった人、力を尽くした人を忘れてはいけない、というメッセージではないか。
    また、「万味調和」で犬を食べた中国人をアメリカ人が非難すると、「わしらも犬をペットとして飼っている。ペットだったら、その犬は食わない。だが、この犬は野犬だった。阿彦(アーイェン)は自分の身を守るため殺さざるをえなかった。とても美味いのにどうして野犬の肉を無駄にしなければならんのだね?」(P426)という言葉は、捕鯨について日本人が考えていることと変わらない。まあ、調査捕鯨や浜に打ち上げられたクジラ、イルカに関しては、日本人はこう考えている人が多いのでは。商業捕鯨となると、食べるために野犬を狩るみたいなもので、この言い分は通らないが。
    また、ここで描かれるアメリカに移住した中国人達の姿は日系人と変わらない。人種差別をされ、白人より安い賃金でよりハードな仕事をこなし、狭い家に住んで、裏庭で野菜を作り、粗食に耐える。数少ない楽しみは仲間と歌ったり、飲み食いすることくらいだが、音楽、食事など様々な文化が野卑なものと否定される。仕事に様々な工夫を凝らし、より効率よくなるよう、また製品がより上質なものとなるよう細心の注意を払い、価値を上げる努力を怠らない。
    日本人で中国人を差別する人いるけど、どこに違いがあるというのか。

    この本で、読者が随分篩にかけられただろう。次を読む人は、これが楽しめた人で、売上は落ちるであろう。
    でも、本当に素晴らしい作家だと思う。まだ若いのでこれからも傑作を期待できる。

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    2020年04月25日
  • 訣別(下)

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    ネタバレ

    (上巻より)

    ミッキー・ハラ―の助けを得ながら、
    人探しと暴行事件を追うハリー。
    大金がかかっているせいか、
    どうしても大富豪の子供探しの方に関心がむいてしまう。
    大金がかかっている以上、
    受け継ぐ者たちが危険にさらされるのでは無いのかと、
    はらはらした。

    ハリーの活躍は相変わらずで面白いが、
    相続がらみの事件はあっさり片づくし、
    往年に比べると全体的に落ち着いた感じ。
    娘との関係もそれほどひりひりしないし。
    そういえば、娘は警察官になりたいって言って気がするけど?

    とにもかくにも、久しぶりにハリーの活躍を読めて良かった。

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    2020年03月27日
  • 訣別(上)

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    言わずと知れたハリー・ボッシュ。

    どうも前回のラストが思い出せないが、
    ボッシュがロスとは別のところで、ボランディアでとはいえ、
    「警察」を続けていてほっとした。
    しかも、私立探偵の免許も持っているとは、
    ミステリーとしては素敵すぎる。
    権利の濫用にならないよう苦労しているが。

    またもや家族の再会を期待してしまった
    大富豪の子供探しだが、
    早々に大富豪が死んでしまう。
    一方、警察としての仕事は連続婦女暴行事件を追う。

    (下巻へ続く)

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    2020年03月27日