古沢嘉通のレビュー一覧

  • リンカーン弁護士(下)

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    恐かったです。
    上巻の途中で急展開を見せた事件が、二転三転します。

    弁護士ではないけれど、守秘義務を扱う仕事をしているので、主人公に自分を重ねてしまいました。

    ほとんどが法廷内でのやり取りで、専門用語も多かったですが、上巻ほど辛くなく、スリリングで面白かったです。

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    2013年02月04日
  • リンカーン弁護士(上)

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    上巻は、半分過ぎるまでは、「耐える」感じでした。
    アメリカの裁判制度や弁護士の仕事についての前置きに、とにかく「耐える」
    しかし、後半からは、ページをめくる手が止まりません。もどかしいまでによく解らない司法制度や、主人公の弁護士が抱えている裁判が多すぎて、「これ誰だっけ?依頼人?被害者?」状態に陥ることもありましたが、
    後半から一気に物語る急展開。
    ハラハラドキドキでした。

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    2013年02月04日
  • ブラック・ハート(下)

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    ネタバレ

    この本を読み始めた時、なんて斬新な書き出しなんだろう、と思ったら3ページ目で気がつきました。
    下巻でした。

    いや、上巻もあったんですけど、ブックカバーしてたし、18という章数も目に入ってませんでした…。

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    2013年01月20日
  • ブラック・ハート(上)

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    ネタバレ

    ボッシユシリーズ第三弾。
    面白かった。
    だんだん面白くなってきた。

    法廷、シリアルキラー、主人公の過去と現在が交差しながら進む。
    しかも二転三転しながら、ページ数が足りるのかハラハラしながらラストへ。

    プチハッピーエンドで良かった。

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    2013年01月20日
  • エコー・パーク(下)

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    ネタバレ

    ハリー・ボッシュ・シリーズの12作目。ハリーの姿勢はずっと変わらない。未解決事件を決して見捨てることなく自宅でも古い捜査資料を丹念に読み直す。副業を持つことも珍しくないアメリカの警察社会の中では極めてストイックな生き方を貫き通している。

    マリー・ゲスト事件の顛末もM・コナリーらしい二転三転するストーリー展開を見せ、飽きることはない。蠢く検事局長選挙。相棒の女性刑事キズミン・ライダーの負傷。FBI捜査官レイチェルとの恋の行方。安らぎの時間は一瞬で消え去り、ハリーの孤独な戦いは続いてゆく。

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    2013年01月11日
  • ブラック・アイス

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    面白かった。
    時々、訳にひっかかったが、面白かった。
    (車の内のミラーはリアビューミラーじゃなくて、バックミラーで良いんじゃないか?)

    読んでいるうちに感情移入していた、いや、させられていたのにどんでん返しをくらう。
    作者と飾りつけしていたケーキが、
    最後にロウ細工とわかり、しかも口につっこまれた感じ。

    いや、後味は良かったので、逆か。
    ロウ細工だと思って手伝っていたデコレーションが、口に突っ込まれてみたら、本物でおいしかったと。

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    2012年12月27日
  • ナイトホークス(下)

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    (上より続く)
    どこからかは定かではないが。

    多分、主人公が無茶をしながらも「正義」を、
    自分が思うところの「正しさ」を貫いているからだと思う。

    しかし、なぜ題名を「ブラックエコー」から変えたのか。
    ナイトホークス、は重要なファクターだけど、作者はそれを隅に置いておきたかったのではないのか。
    そこが不満。

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    2012年12月16日
  • ナイトホークス(上)

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    こぶ平のお勧めと思ったら、違った。
    車内吊り広告で、このシリーズの最新刊を見た?

    ありきたり。
    どうして、酒とタバコと女がないと、
    刑事物が書けないのか。
    少し腹ただしくなって読むのを止めようかと思った。

    どころが、どうしたことか、途中から主人公が嫌でなくなる。
    (下へ続く)

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    2012年12月17日
  • 真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上)

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    海外小説で今年評価が高い小説として紹介されていました。
    上下巻に分かれているとのことなので、しばらくしたら下巻を買おうと思います。

    主人公はここ数年本業を離れていた弁護士。
    知り合いの弁護士の殺人事件を発端に、その業務を引き継いで復帰するところから物語が始まる。
    弁護士はなぜ殺されたのか…その秘密に近づくにつれ、引き継いだ事件に隠された闇に気づいていく。

    海外小説らしい非常にテンポのよい進行と、皮肉の利いた個性豊かな登場人物が、まるでドラマを見ているかのような感覚に導いてくれます。
    どいつもこいつも一筋縄ではいかないキャラクターで、今後どう活躍していくのか非常に楽しみです。

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    2012年12月07日
  • 真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上)

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    「リンカーン弁護士」のシリーズ第2弾。

    ミッキー・ハラーは刑事弁護士。
    法廷や刑務所を効率よく回るため、3台のリンカーンを事務所代わりに乗り回している。
    正義の味方のつもりでいたくても、ほとんどの仕事は、常習犯罪者の刑を出来るだけ軽くする手続きというのが実情。
    元妻マギーは有能な検察官で、幼い娘ヘイリーとは時々会う。

    いろいろあって1年もの療養期間を過ごし、ようやく仕事に復帰しようとした所。
    相互に契約を結んでいた弁護士仲間ジェリー・ヴィンセントが殺された。
    ジェリーの仕事をいきなり引き継ぐことになったハラー。
    信頼している秘書ローナと、ジェリーの事務所に乗り込むが。パソコンとファイルの一

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    2012年10月06日
  • リンカーン弁護士(上)

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    2012年の今年、見た洋画で、原作を読んでみたいと思ったのは「裏切りのサーカス」(ジョン・ル・カレ「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」)と、これ。映画版はマシュー・マコノヒー主演で、ブラッド・ファーマン監督がメガホンを執った。マコノヒーにとっては久々の当たり役になった。

    エドガー賞処女長編賞受賞作家のマイクル・コナリーによるベストセラー。主人公は裁判に勝つためなら、手段を選ばないLAのスゴ腕弁護士ミック・ハラー。かつて弁護した黒人を運転手に使って、高級車リンカーンの後部座席をオフィス代わりにしている。顧客はチンピラ。検察側との取引によって、刑を軽減させるのが主な仕事だ。

    そんなちょ

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    2012年09月12日
  • 死角 オーバールック

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    洋書のミステリーではマイクル・コナリーさんの書かれたものを多く読むのですが、今回も主人公のボッシュの事件解決にかける情熱を大いに感じられる一冊でした。パートナーとの人間関係や、刑事である彼とFBIとの事件解決に互いの持ちネタのやりとりが面白かったです。

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    2012年07月17日
  • リンカーン弁護士(上)

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     リーガル・サスペンスは法曹界に身を置く人により副業として書かれ、それが成功に結び付けば作家業として転身、というパターンが多いように思う。だからこそ、業界に身を置かぬが既にプロである犯罪小説作家が、このジャンルに手を付けるというのは、対本職という意味でのハンディを負っており、それゆえに相応の決意と準備とが必要とされるものだと思う。

     アメリカン・クライム・ノヴェルの現役頂点に立つ作家と言って過言ではないコナリーでさえ、本書の執筆に5年を費やしたそうである(ボッシュものだと通常執筆にかける時間は2年)。法曹界もののスリラーが、作家にとっての新ジャンルとは言え、質の高い創作が常に求められる頂点の

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    2012年07月01日
  • リンカーン弁護士(下)

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     リーガル・サスペンスは法曹界に身を置く人により副業として書かれ、それが成功に結び付けば作家業として転身、というパターンが多いように思う。だからこそ、業界に身を置かぬが既にプロである犯罪小説作家が、このジャンルに手を付けるというのは、対本職という意味でのハンディを負っており、それゆえに相応の決意と準備とが必要とされるものだと思う。

     アメリカン・クライム・ノヴェルの現役頂点に立つ作家と言って過言ではないコナリーでさえ、本書の執筆に5年を費やしたそうである(ボッシュものだと通常執筆にかける時間は2年)。法曹界もののスリラーが、作家にとっての新ジャンルとは言え、質の高い創作が常に求められる頂点の

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    2012年07月01日
  • エコー・パーク(下)

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    直観は裏切らない。非科学的な考え方だと分かっていても、外れる確率が低いせいで、どうも捨てられない。ボッシュは直観を信じながらも、傍証を揃える努力を惜しまない。L.A.P.D.の政治的な背景を吹き飛ばしたあとに残る違和感をつなぎ合わせる過程は引き込まれる。「灯台下暗し」の真実と、予定調和として用意された「未必の故意」のラスト。原罪を背負うロートル刑事ボッシュがモテまくるのに羨望を覚えながら、ページを繰るべし。

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    2012年05月07日
  • エコー・パーク(上)

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    街角で職質をかけられたクルマからビニール袋にくるまれた遺体が見つかり、容疑者が逮捕される。レイナード・ウェイツと名乗るその男はロートル刑事ボッシュがかつて担当し未解決のままになっている少女失踪事件の真相を知っているという・・・。L.A.を舞台にしたハードボイルドにして、写実に徹した文体は非常に読みやすい。刑事と犯人の対峙だけでなく、ボッシュが属するL.A.P.D.の政治的な背景が事件を微妙に屈折させる。上巻の結末は急展開で終わる。後半に期待膨らむ。

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    2012年05月07日
  • 真鍮の評決 リンカーン弁護士 (下)

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    グイグイと引き込まれる筆力と意外な結末は、いつも通りと言えばいつも通りだが流石。結局、今夜は徹夜になってしまった。

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    2012年05月07日
  • 死角 オーバールック

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    この作者の作品にしてはあっさりした作り。というのもオリジナルはニューヨーク・タイムズ・マガジンへの連載で、1回3000字、15回程度というかなり厳しい制限のもとで書かれている。翻訳はそれに大幅に加筆したペーパーバック版を元にしているが、それでも他のボッシュ刑事の登場する作品にと比べると、シンプルな作りだ。ボッシュ刑事が、頑迷でスマートフォンなどの新しいテクノロジに付いて行けない年寄り的な書き方をされていたのも、今後の展開がちょっと気になるところである。

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    2012年05月04日
  • 真鍮の評決 リンカーン弁護士 (下)

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    これは、面白い。アメリカの裁判のキモもよくわかるし。主人公がちょっとモテ過ぎなのが若干腑に落ちないけれど。シリーズものらしいので他の作品も楽しみだ。

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    2012年04月11日
  • 真鍮の評決 リンカーン弁護士 (下)

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    コナリー、これだけたくさん書いても息切れせずに本塁打を打てるのはすごい。しかし、ハーラーとボッシュが兄弟なのは出来すぎでは。

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    2012年04月08日