古沢嘉通のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
マイクル・コナリーは面白いのに、たなぞうでは人気がないなぁ〜。もったいない。でも、この主人公はちょっと……待ちに待ったコナリー最新作なのに。う〜ん、残念。内容(「BOOK」データベースより)高級車の後部座席を事務所代わりにロサンジェルスを駆け巡り、細かく報酬を稼ぐ刑事弁護士ミッキー・ハラー。収入は苦しく誇れる地位もない。そんな彼に暴行容疑で逮捕された資産家の息子から弁護依頼が舞い込んだ。久々の儲け話に意気込むハラーだが…警察小説の名手が挑む迫真のリーガル・サスペンス。わくわくしながら読み始めたものの、主人公の刑事弁護士ミッキー・ハラーを「なんていけ好かない男なんだ」と感じてしまい、がっかりし
-
Posted by ブクログ
ボッシュのシリーズ9作目。
ロス市警を辞めて1年になるハリー・ボッシュが心残りのある事件を追って活躍します。
映画会社に勤めていた若い女性が殺された事件を捜査していた時、映画撮影の場で200万ドル強奪事件に遭遇、銃撃にも加わったボッシュ。
ところが強奪事件が大きすぎたために管轄が変わり、目撃したにもかかわらず捜査から外されていました。
その後、女性の事件が何の進展もなく放置されていることを知り、新たに証拠を調べ始めます。
事件に関わった元刑事が今は半身不随になっているのを訪ねたボッシュに市警とFBIから妨害が入り、そうなると止めるどころか絶対に後に引かないのがボッシュ。
原著は03年、日本で -
Posted by ブクログ
ボッシュ・シリーズ。意外とこのシリーズってアクションものっぽい要素があるなとよく思うんだけれど、今回も、氾濫しそうな川を流されるとか、はらはらするシーンもあっておもしろかった。・・・・・・だけど、先に読んだ「ザ・ポエット」のほうがおもしろかったような気が。その続編なので犯人がすでにわかっているせいか? 「ザ・ポエット」の主人公のジャーナリストが出てこなかったのも寂しかった。好きなキャラクターだったので。FBI捜査官レイチェルも前作のほうがしっかり書き込まれていた気がするし。そして、わたし、てっきりボッシュはエレノアとよりを戻すと思い込んでいて、ボッシュはどんな家庭生活を送るのかなあ、とのんきに
-
Posted by ブクログ
19世紀円半のロンドン、オックスフォード大学が主な舞台。中国、インド、ハイチなど、当時の大英帝国の支配下にあった国々から集められた言語能力に優れた子供達。オックスフォード大学の翻訳研究センター、通称バベルの塔で翻訳と銀を使った不思議な銀器を取り扱う。銀の力と言葉の力で魔法を起こすものだが、その力でイギリスは産業革命を成し遂げ、植民地支配を広げているというもの。アヘン戦争前後の下りは史実と一緒だが、一種のパラレルワールドになっている。主人公を含む4人の学生の友情や葛藤、愛国心、人種差別、奴隷制度、植民地制度をめぐる相剋が描かれている。オックスフォードという世界最高の学びやで、奨学金や生活費を支給