古沢嘉通のレビュー一覧

  • 暗く聖なる夜(上)

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    ボッシュのシリーズ9作目。
    ロス市警を辞めて1年になるハリー・ボッシュが心残りのある事件を追って活躍します。
    映画会社に勤めていた若い女性が殺された事件を捜査していた時、映画撮影の場で200万ドル強奪事件に遭遇、銃撃にも加わったボッシュ。
    ところが強奪事件が大きすぎたために管轄が変わり、目撃したにもかかわらず捜査から外されていました。
    その後、女性の事件が何の進展もなく放置されていることを知り、新たに証拠を調べ始めます。
    事件に関わった元刑事が今は半身不随になっているのを訪ねたボッシュに市警とFBIから妨害が入り、そうなると止めるどころか絶対に後に引かないのがボッシュ。

    原著は03年、日本で

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    2013年03月14日
  • ナイトホークス(上)

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    いきなりハードボイルド本棚になりそうだけど、ハリー・ボッシュ・・・いいんだよなぁ。抱かれたい男にランクインしないのは解せませんが、女受けするハードボイルド。やっぱボッシュの愛嬌か。いずれにしても泣きまくり。最新作ではボッシュにようやく幸せが訪れていて嬉しいだけど複雑みたいなねー・・・。心の狭さをひけらかしてみました。

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    2009年10月04日
  • 暗く聖なる夜(下)

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    最後に向かってどんどんと話が進んでいきます。かなりどんでん返しがあって、意外な結末でした。面白かったです

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    2009年10月04日
  • 暗く聖なる夜(上)

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    登場人物が次々と出てきて、沢山の事件が絡んでくるので、最初はかなりややこしいですが、まだまだ先がどうなるか分からないドキドキ感があります

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    2009年10月04日
  • 天使と罪の街(上)

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    ボッシュ・シリーズ。意外とこのシリーズってアクションものっぽい要素があるなとよく思うんだけれど、今回も、氾濫しそうな川を流されるとか、はらはらするシーンもあっておもしろかった。・・・・・・だけど、先に読んだ「ザ・ポエット」のほうがおもしろかったような気が。その続編なので犯人がすでにわかっているせいか? 「ザ・ポエット」の主人公のジャーナリストが出てこなかったのも寂しかった。好きなキャラクターだったので。FBI捜査官レイチェルも前作のほうがしっかり書き込まれていた気がするし。そして、わたし、てっきりボッシュはエレノアとよりを戻すと思い込んでいて、ボッシュはどんな家庭生活を送るのかなあ、とのんきに

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    2011年09月18日
  • ブラック・アイス

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    ストーリーの順番が物事、行われていく順番に書かれている作家の作品を読んだのは久しぶり。映画のストーリーの様に”今まで読んでたのとは、異なる空間”に場面が
    飛ぶっていうのがないストーリーって、
    ちょっと疲れるかも(普通反対かな 笑)
    しかし内容は私好み。
    全作品読むつもり。

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    2009年10月07日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下

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    上巻と雰囲気が変わって争いの世界になってしまった。
    戦う理由が私にはわからなかったし、最後の決断もそれはどうなんだろう?と思ってしまった。

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    2025年12月16日
  • 夢幻諸島から

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    架空の星にあるドリーム・アーキペラゴ諸島の観光ガイド、物語で紹介する連作短編集
    実は購入してから3回目の挑戦で、ついに読み終えた。毎度眠くなるのだ

    実に半年程、3回目の挑戦でやっと読み方、付き合い方がわかった
    時間勾配の歪みのため正確な地図が作れない
    この設定部分を勘違いして読んでいた為何が何だかわからず毎度眠くなってしまっていた

    島々の逸話集とてっきり思っていた為、例えば何度も出てくるパントマイマー殺人事件
    別の島の話になってもその事件が語られ始め時間と土地の認識が自分の中で整理することが出来ず理解しようとゆっくり読んでいたらいつの間にか寝ていた
    はっきりとSF設定のある架空のガイド本で

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    2025年12月04日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下

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    もちろんおもしろかったし、ラストには一筋の希望もあったんだけれども……。

    自分が期待していた、上巻での斬新な発想や中華SF的な飛躍はなく、失速した印象を受けてしまった。ハリー・ポッターの終盤に似たつらさがあり、死ななくていいはずの人物が結末ありきのプロットのために退場させられているように感じてしまった。

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    2025年11月14日
  • レッドリバー・セブン:ワン・ミッション

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    霧の中に浮かぶボートの上にいた七人の男女。彼らは記憶を失っており、みな医療スキルなど固有のスキルを持っていた。その中で突如、操舵室に何者かから指示が入る。彼らは疑心暗鬼に陥りながらも、体が覚えている行動パターン――筋肉記憶に頼りつつボートを進めるが仲間の変容、異形の敵、予期せぬ事態が次々と襲いかかる。彼らが果たすべき最大のミッションとは? サバイバル×ディストピアSFってところでしょうか。どうしてもSFが読みたくなり手に取った作品。面白くて一気読みでした。

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    2025年11月08日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下

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    19世紀円半のロンドン、オックスフォード大学が主な舞台。中国、インド、ハイチなど、当時の大英帝国の支配下にあった国々から集められた言語能力に優れた子供達。オックスフォード大学の翻訳研究センター、通称バベルの塔で翻訳と銀を使った不思議な銀器を取り扱う。銀の力と言葉の力で魔法を起こすものだが、その力でイギリスは産業革命を成し遂げ、植民地支配を広げているというもの。アヘン戦争前後の下りは史実と一緒だが、一種のパラレルワールドになっている。主人公を含む4人の学生の友情や葛藤、愛国心、人種差別、奴隷制度、植民地制度をめぐる相剋が描かれている。オックスフォードという世界最高の学びやで、奨学金や生活費を支給

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    2025年11月03日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上

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    どれだけ理解できているのか自分でもちと怪しい。中国語の知識が少しあるおかげで、助けられている部分もある。難しいとも思える。さて、大きな転換点にやって来たけれども、この後どうなるのか。歴史通りであれば余り後味が良くない結果となるのだろうが……やはり読み進めるしかない。

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    2025年10月16日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下

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    魔法!ファンタジー!わくわく!と思って読み始めたらめちゃめちゃダークファンタジーで、 苦しい…悲しい…と思う場面が多くありました。けれど学生らしいふふっとするようなシーンもあり、読んでいてほんとうに色々な感情が芽生えました。 言葉を訳すことによって生み出される魔法の力。たくさんの言葉の意味が作中に登場して、それがどのような効果を生み出すのか、読んでいてとても面白かったです。しかし後半に行くにつれて、その力は正しく使われているのか。 そう疑問に思う主人公たち。その結末はとても胸が苦しくなりました。 ラヴェル教授が序章では想像もつかないくらいひどい(グリフィンとロビンをバベルに連れてくるための経緯

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    2025年10月13日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上

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    これはSF?
    なにやら難しい言語小説を読み始めてしまったなぁ。と読み始めの感想。
    しかし、難しいことは難しいが、いくら考えても日本語以外はちょっとした英単語しか理解できないので、難しい言語の解説はさらっと読み飛ばし。
    上巻で470ページ、文字びっちり、でも読むペースは落ちない、後半は、なにこれ続きが気になってしょうがない。

    主人公のロビンは悪者なのか、弱いのか強いのかよくわからない。頭がいいってことだけはわかったが、物語の最後にはわかるだろうか・・・。

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    2025年09月25日
  • レッドリバー・セブン:ワン・ミッション

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    ネタバレ

    謎の船の上で意識を取り戻した、7人の男女。彼らは全員、自分の名前も過去も忘れていたが、過去に職業上獲得したと思しき専門技術は身につけていた。赤い霧に包まれた川を遡上しながら、携帯電話から一方的に指示されるまま使命を遂行している彼らが見たのは、異形と化した世界の姿だった・・・

    【以下、激しくネタバレ注意!】
    めっちゃ面白いです。まるで生きるか死ぬかのアクションゲームの世界を進んでいるかのようで、ページを繰る手が止まりません。ある大富豪が不死を目指して開発させた細菌?が人体を怪物化させるウィルスと化し、感染者がカニのような姿に、あるいは虫のような姿に変異して共食いし崩壊していく人間社会の描写も、

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    2025年09月23日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下

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    人種差別がかなり顕著にあらわれた印象。言葉が通じても通じ合えないことはある。
    どんどん事態は悪くなっていって、最後はそうならなければいいなぁ、、と思っていたけど、やっぱりそうなるよね。切ない。
    上下ともに読み応えあり。疲れた。

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    2025年09月21日
  • バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上

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    銀の棒に刻まれた言葉について、2カ国の言語の微妙な意味の違いにより魔法が起きる。
    というなんとも不思議な設定だけど、それが現実のアヘン戦争に繋がっていく。
    語源に関する描写も詳しくて、好きな人にはハマりそう。
    私は海外文学をあまり読まないのでなかなか進まなかったが、なぜか後半から急に読みやすくなった。とりあえず下も読む。

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    2025年09月21日
  • 夢幻諸島から

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    めっちゃ回りくどい表現にたまに耐えようのない眠気に襲われた。アーキペラゴの島のガイドブックなんだけど、島が多すぎて別の章で出てきた時、誰だっけ症候群になる。

    物語パートはとても魅力的な話がいくつかあるし、謎めいた詩人バーサーストや、パントマイムのコムス氏の殺人事件、殺人スライムの恐怖なんか結構ドキドキした。
    怪しげな塔の調査もその後どうなったのか知りたい。

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    2025年09月04日
  • 創られた心 AIロボットSF傑作選

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    AIが普及した近未来にAIと人間の関係を考えさせる16編。海外の作家でケンリュウ以外知らない作家だが、面白かった作品も多い。日本のロボットはお友達SFに比べてダークなものが多かった。
    エンドレス サード・Z・フセイン 個別のAIにも経済的な浮き沈みがある設定が楽しい
    アイドル ケン・リュウ 自分とそっくりのAIをつくるということを三井住友中島社長は実現してる?
    もっと大事なこと サラ・ピンスカ― AIによる殺人? よくある設定だが実際におこると怖い
    人形芝居  アレステア・レナルズ 乗組員ほぼ全員死亡した宇宙船でAIが右往左往
    翻訳者 アナリー・ニューイッツ AIの言葉を人間にわかるように翻訳

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    2025年08月14日
  • 紙の動物園

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    ネタバレ

    表題作の「紙の動物園」が良かったです。包装紙を折り紙のようにして、動物を作ってそれに命を吹き込むところ、母がいろいろな苦労を重ねて今日に至っているところは感動しました。

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    2025年08月01日