古沢嘉通のレビュー一覧
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ネタバレバラードとボッシュのコラボとして、それぞれが交互の一人称の章立てになっている。
年老いたボッシュはまだまだ元気。
徹夜や飯抜きで働く。
この意欲は何処から来ているんだろう?
事件は動き出すがすんなりとは行かない。
下巻が楽しみ。
作品紹介・あらすじ
ロス市警ハリウッド署深夜勤務担当女性刑事レネイ・バラードが、ハリー・ボッシュと共演。深夜勤務からハリウッド署に戻ってきたバラードは、古い事件ファイルを見ず知らずの男が漁っていたのに気づく。男はロス市警を引退したハリー・ボッシュだった。ハリウッド分署管内で発生した古い未解決事件のファイルを調べていたのだった。ボッシュを追いだしたバラードだったが、 -
ヴィナ・ジエミン・プラサド / ピーター・ワッツ / サード・Z・フセイン / ダリル・グレゴリイ / トチ・オニェブチ / ケン・リュウ / サラ・ピンスカー / ピーター・F・ハミルトン / ジョン・チュー / アレステア・レナルズ / リッチ・ラーソン / アナリーニューイッツ / イアン・R・マクラウド / ソフィア・サマター / スザンヌ・パーマー / ブルック・ボーランダー / ジョナサン・ストラーン / 市田泉 / 小野田和子 / 佐田千織 / 嶋田洋一 / 中原尚哉 / 古沢嘉通 / 細美遙子3.7 (6)
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マイクル・コナリー『警告(下)』講談社文庫。
下巻の冒頭から連続殺人犯の百舌がいきなり事件の全貌に迫るかのような行動を見せ、上巻の少しダレた感じを一変するような面白い展開が始まる。しかし、まるで最初から複雑な迷路の出口を知っているかのように着実に事件の核心に迫るマカヴォイは、ちょっと出来過ぎのような感じもする。そして、消化不良の結末には唖然とするばかり。これまで上下巻を読むのに費やしてきた時間は何だったのか。
レイチェルと共に事件の鍵を握る人物の家を訪れたマカヴォイはその人物が首吊り自殺に偽装され、死体となった姿を発見する。マカヴォイが事件の関係者に近付こうとする度に百舌は先回りして関係者 -
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家族の話が多い(個人の話が少ない)のが叙情的に感じるのだろうか。
・紙の動物園 中国母の折り紙の魔法
・もののあはれ 宇宙船を直すヒーロー
・月へ 土地と亡命申請者 中国語訳なし
・結縄 タンパク質構造解析とターミネーター種子
・太平洋横断海底トンネル小史
・潮汐 満潮と塔
・選抜宇宙種族の本づくり習性 口吻手記 石の脳
・心智五行 腸内細菌群と脳内化学
・どこか全く別な場所でトナカイの大群が
・円弧 ボディワークス社 不死
・波 おかえりなさい 数世紀前に追い越された
・1ビットのエラー
・愛のアルゴリズム
・文字占い師 秋 羊 制海権 freeze 中国語訳なし
・良い狩りを 機械になっ -
ケン・リュウ / 桜坂洋 / アンディ ウィアー / デヴィッド・バー・カートリー / ホリー・ブラック / チャールズ・ユウ / チャーリー・ジェーン・アンダース / ダニエル・H・ウィルソン / ミッキー・ニールソン / ショーナン・マグワイア / ヒュー・ハウイー / コリイ・ドクトロウ / アーネスト・クライン / D・H・ウィルソン / J・J・アダムズ / 中原尚哉 / 古沢嘉通3.6 (31)
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読書備忘録620号。
★★★。
う~ん。私の感性が衰えたのか・・・。
叙事詩的な雰囲気をもったケン・リュウのSF短編集にあまり感じるものが無かった・・・。
何篇かに触れる。
「宇宙の春」宇宙には春夏秋冬があるというお話。
「ブックセイヴァ」作者が必ず入れてくる図書もの。
「灰色の兎、深紅の牝馬、漆黒の豹」なんか知らんけど文明が滅んだ後のファンタジー戦争モノ。女性3人が人間と動物の形態をとって戦う?
「歴史を終わらせた男-ドキュメンタリー」過去を覗き見ることが出来る技術開発。大日本帝国陸軍731部隊の真実を暴く。中国人らしい作品。
紙の動物園が素晴らしかっただけに、ちょっと期待してしまった。
自 -
Posted by ブクログ
もはや大家といってもよいミステリの大御所の邦訳最新。デビュー作から邦訳は全て読んでいるがこれが33作目だとか。メインシリーズであるハリー・ボッシュものなのだけどベトナム帰りという設定の刑事なので本作ではもはや古希。ロス市警を不幸な感じで辞めて暫く小さい街の予備警官をやっていたがそこも辞めることになり現在は異母弟の弁護士を手伝うかたわら現役の夜勤刑事バラードと非公式のタッグを組んで主に未解決事件に取り組んでいる。本作では新人時代のメンターが亡くなりその未亡人から故人が自宅に持ち帰っていた殺人調書を託される。それは路地裏で殺害された麻薬中毒の若者の事件で故人が何に関心を持っていたのか不明なまま事件
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Posted by ブクログ
ケン・リュウを読むのはこれで3冊目で、贅沢な言い方をするならば、その読み口に慣れてきてしまったなという気持ちはあった。特に、SFに東洋文化を絡めながらウェットな読み口に仕上げるような作品群において。
その中でも光るものはやはりあって、今回で言えば『思いと祈り』『歴史を終わらせた男』の2編については、今の現実から地続きの近未来をドキュメンタリー形式で描きつつ、いずれもマクロな社会と個人の物語との対比というものをかなり残酷な形で描いていて痛烈だった。
前者は銃乱射事件被害者遺族が、銃抗議活動の一端として、被害にあった娘の人生をVRで追体験できるコンテンツに仕立てたところ、つまるところ「炎上」「 -
ケン・リュウ / 桜坂洋 / アンディ ウィアー / デヴィッド・バー・カートリー / ホリー・ブラック / チャールズ・ユウ / チャーリー・ジェーン・アンダース / ダニエル・H・ウィルソン / ミッキー・ニールソン / ショーナン・マグワイア / ヒュー・ハウイー / コリイ・ドクトロウ / アーネスト・クライン / D・H・ウィルソン / J・J・アダムズ / 中原尚哉 / 古沢嘉通3.6 (31)
Posted by ブクログ
ネタバレゲーム小説だけどSF集じゃないかも。
最後の短編のケン・リュウは読んだことがなかったけど、ありきたりなテーマなのに見せ方が良くて、単純に小説が上手いなぁと思う。
一番面白かったのはお葬式にいくゲームキッズの話で、プロットの秀逸さを土台に、勧善懲悪と友情要素のバランスがいい小説だった。
「アンダのゲーム」も、有名小説のパロディに収まらない、やや苦い後味と女の子の可愛さがいいコントラスト。
テレビゲームで何かを表現する、またはゲームを表現する短編集だけど、小説の多くがテレビゲームを世界と結びつけているのが興味深い。私はあまりテレビゲームをしたことがないけど、一方的に鑑賞する小説や映画とは違い、 -
ケン・リュウ / 桜坂洋 / アンディ ウィアー / デヴィッド・バー・カートリー / ホリー・ブラック / チャールズ・ユウ / チャーリー・ジェーン・アンダース / ダニエル・H・ウィルソン / ミッキー・ニールソン / ショーナン・マグワイア / ヒュー・ハウイー / コリイ・ドクトロウ / アーネスト・クライン / D・H・ウィルソン / J・J・アダムズ / 中原尚哉 / 古沢嘉通3.6 (31)
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