古沢嘉通のレビュー一覧

  • 転落の街(上)

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    ハリー・ボッシュ・シリーズ。

    この次の作品を先に読んでしまったので、
    個人的にはジグソーパズルのピースがぴったりはまったような満足感があった。

    前作で一緒に暮らし始めた娘が警察官を目指しはじめ、
    ボッシュは銃の扱いを教え、警察のコードを覚えさせ、人の観察法を訓練する英才教育を行っている。
    警察への政治の介入、ハイ・ジンゴに巻き込まれた今度の事件の展開より、
    よっぽど気になった。

    (下巻へ続く)

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    2017年11月10日
  • 転落の街(上)

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    ボッシュ・シリーズも15作目だそう。
    当代最高のハードボイルドと言われる作品、充実した内容です。
    ロス市警の未解決犯罪班で捜査を続けることになったハリー・ボッシュ。
    根っからの刑事だが、定年が延長になってよかったという年齢。
    引き締まった外見らしく、いまだにモテる。
    今回は、15歳になる娘のマディと同居、という新しい要素も加わっています。

    DNAの判定が進歩したため、再調査であきらかになった証拠による容疑者は、当時8歳の少年という。
    ありえない事実は、なぜ起きたのか?
    一方、高級ホテルから市議の息子が転落死。
    事故か、自殺か、他殺か?
    この市議というのが元ロス市警にいたアーヴィン・アーヴィン

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    2017年11月15日
  • 罪責の神々 リンカーン弁護士(下)

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    マイクル・コナリー『罪責の神々 リンカーン弁護士(下)』講談社文庫。

    シリーズ第5弾。見事なプロットと言えば見事なプロットなのだが…ミッキー・ハラーはシリーズ最大の命の危機を迎え、売春婦殺しの裏には驚愕の事実が…有りがちなストーリー。

    巧いことまとめたようだが、スッキリはしないし、出来すぎたラストが不満と言えば不満。

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    2017年10月26日
  • 罪責の神々 リンカーン弁護士(上)

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    マイクル・コナリー『罪責の神々 リンカーン弁護士(上)』講談社文庫。

    シリーズ第5弾。安定、安心の面白さ。

    リンカーン弁護士こと、ミッキー・ハラーは売春婦殺害容疑で逮捕されたポン引き、ラコースから弁護依頼を受ける。被害者の売春婦はハラーが何度も窮地を救ったことのある、かつての依頼人グロリアだった…

    続きが気になる。下巻に急ぎたい。

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    2017年10月26日
  • 転落の街(下)

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    未解決事件と現在の事件を解決しながら、警察内部の力関係などと戦っていく。
    老戦士のようにな感じです。

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    2017年10月02日
  • 母の記憶に

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    ネタバレ

    著者の実力が判る短編集。様々なSF的素材を上手いとうならせる料理法で絶妙な作品に仕上げている。それぞれに味があり面白かったが、題材はありがちだが残されし者が心に残った。人としての尊厳と子供たちの未来の天秤。以外に早くその時は訪れるのでは?
    以下 覚書
    ・ウスリー羆:バンパイヤ
    ・草を結びて環を銜えん:揚州大虐殺
    ・重荷は常に汝と共に:異世界の税金
    ・母の記憶に:ウラシマ効果
    ・プレゼンス(存在):遠隔介護
    ・シミュラクラ:3次元カメラ?の発展版
    ・レギュラー:ハードボイルド探偵
    ・ループの中で:遠隔戦争
    ・状態変化:魂が氷だったら
    ・パーフェクトマッチ:ビッグデータ=ビッグママが支配する世界

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    2017年09月23日
  • ラスト・コヨーテ(下)

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    ネタバレ

    パウンズとの軋轢 人違い 停職 精神分析 セッション マージョリー・ロウ殺し 追及 過去との遭遇 母の友人 犯人 どんでん返し 最初からいたんだ

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    2017年11月28日
  • 転落の街(上)

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    ボッシュが担当している未解決事件でレイプ殺人事件の容疑者のDNAに当時8歳の男の子が該当し、捜査を割り振られた直後に、ロス市警OBの市議の息子の転落死の捜査を指名されて、2つの事件の捜査が同時しながら、物語が進行する。

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    2017年09月17日
  • 母の記憶に

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    各篇実に多様な趣の短篇集なのだけど、そのどれにも独特の叙情感が漂っているのがケン・リュウの特徴ではないかなあ。作品によって濃淡はあるが、切なく心にしみる感じが共通している。

    強く印象に残るのは、揚州大虐殺に材を取った二篇。隠蔽され続けてきた歴史に光を当てたもので、心を揺さぶられた。特に「訴訟師と猿の王」の田の造型が見事。

    進んだテクノロジーが家族にもたらす軋みを描いたものも目につく。テーマ的な新しさはないが、ケン・リュウの故国や家族、特に母に対する思慕の念が色濃く投影されているようで、しみじみと読んだ。

    なかでもやはり表題作が出色。SF的ガジェットと普遍的な親子のありようが溶け合った一篇

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    2017年07月20日
  • ブラックボックス(下)

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    ネタバレ

    (上巻より)

    でもまあ、16才の娘といろいろとぎくしゃくしながらも、誕生日を祝ってもらったり、
    銃の訓練をしたりと、
    幸せな人生を送っているようで良かった。

    しかし、なぜ監察官がボッシュのピンチに現れたのかが、
    わからない。

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    2017年06月24日
  • ブラックボックス(上)

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    ネタバレ

    しまった。
    ボッシュ刑事の最新作だと思って飛びついたら、
    どうも何巻か飛ばしてしまったらしい。
    ボッシュ周辺の話がつながらない。

    過去に自分が遭遇した未解決事件を追うというストーリーは面白かった。
    刑事ものとしてはありがちといえばありがちが、
    その過去がロス暴動だし、
    これまたお約束のように入ってくる横やりが、
    人種差別だと思われかねないという政治的判断なところが、米国らしい。

    (下巻へ続く)

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    2017年06月24日
  • ラスト・コヨーテ(下)

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    ターニングポイントとなるハリー・ボッシュシリーズ第4弾。主人公はハリウッド署殺人課に所属する一刑事に過ぎないが、コナリーは群れること嫌う「一匹狼」的な存在として描いてきた。
    本作は、第1作から伏線としてあったボッシュの母親の死の真相を追い求める物語で、これまで以上の私闘を繰り広げている。上司への暴力行為で休職処分となったことを機に、30年以上前の未解決事件を再捜査するのだが、埋もれた過去から浮かび上がってくる事実は、当然のこと痛みを伴う。娼婦であるがために引き離された息子と再び暮らすことを夢見ていた母親の思いを知るほどに、ボッシュは殺人者への憎しみを深める。
    事件の性質上、全編がボッシュの単独

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    2017年06月23日
  • ブラックボックス(上)

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    ロス暴動大混乱の最中に発生し、まともに捜査ができず心に残っていたジャーナリスト殺害事件から20年。すべての事件には解決につながる「ブラックボックス」があるという信念のもと、ロス市警未解決事件班ボッシュは再捜査を開始。市警上層部の政治的圧力による監視をくぐり抜け、単独で事件を追いかける。

    シリーズ何作目かわからない。とにかく20周年記念らしい。

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    2017年06月05日
  • ラスト・コヨーテ(下)

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    十二分に面白いが、最後のちょっとばかし現実離れした展開がなければ、シリーズ屈指の大傑作になっていたであろう点が、どうにも悔やまれる。

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    2017年05月24日
  • 母の記憶に

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    卓越。

    どうも私は ”ガジェットと家族関係” テーマに惹かれたようで、「存在」「ループのなかで」が気に入った。
    技術がどれだけ発達しても世の中や常識がどれだけ変化しても、”家族のせつなさ” のようなものは消えてなくならないような気がする。

    短編にしておくのがもったいないような壮大な設定のものもあって、「草を結びて球を環をくわえん」など長編で読んでみたい。

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    2017年05月18日
  • 転落の街(下)

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    刑事ボッシュシリーズ。過去の未解決事件と現在の事件の二つを同時に担当し、自分の信念に従って捜査していくボッシュをテンポよく書いてあると思う。

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    2016年12月31日
  • 転落の街(下)

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    ネタバレ

    定年延長選択制度を適応され、ロス市警未解決事件班で現場に居続けるボッシュ。
    未解決事件のファイルの中から、DNA再調査で浮上した容疑者は当時8歳の少年だった。高級ホテルの転落事件と並行して捜査を進めていくが、事態は思った以上にタフな展開を見せる。2つの難事件の深まる謎! 許されざる者をとことん追い詰めていく緊迫のサスペンス!
    転落した市議の息子は殺害されたのか、自殺だったのか。未解決強姦殺害事件の背後に潜む深い闇とシリアルキラーの影。
    ”誰もが価値がある、さもなければ誰も価値がない“という信条のもと非情な捜査を進めるボッシュ。
    陰惨な様相を呈しはじめた事件には戦慄の結末が待っていた!

    これ

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    2016年12月18日
  • 転落の街(下)

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    ハラーシリーズにも登場したりしてたからそんなにご無沙汰とは思わなかったけど、ボッシュシリーズとしては「ナインドラゴンズ」の次になるわけだ。「ナイン~」は、第一作からずっと愛読している読者には衝撃の展開で、また、ハリウッド映画的に派手なアクションがあったりして、それまでの作品と比べてぐっとエンタメ色が濃厚であった。私は「暗く聖なる夜」なんかの暗いタッチが好きなんだけど、さあ新作はどう来るか?

    読後の印象としては、今回は比較的地味な「警察小説」に戻ったような感じ。このシリーズは現実の時間と同時に進行していて、ボッシュは六十歳になっている。守るべき娘もいて、以前とは雰囲気が変わっているのは当然かも

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    2016年12月08日
  • 転落の街(下)

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    ボッシュ・シリーズでは『ナイン・ドラゴンズ』に続く作品。香港を舞台にしたエンタメ重視の前作とは違い、丁寧に捜査過程を追っていく本来の警察小説に回帰したとも言える内容。

    原題の『TheDrop』には複数の意味が込められている。ボッシュが捜査するふたつの事件──ホテルからの転落(drop)事件と、血痕(drop)からDNAが採取された未解決事件。そして刑事としてのキャリアを左右する定年延長制度(drop)のことでもある。宿敵が事件に絡み、ボッシュは否応なくハイ・ジンゴ(政治的意味合いのある事件)に巻き込まれていく。その中で、捜査手続きをキープし、落とし穴に嵌らぬよう行動するボッシュの決断が本作品

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    2016年11月21日
  • 蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ二 囚われの王狼

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    一巻目と比べて女性の活躍が目立ち,そこが史実と違って楽しめる.それにしても権力を持つと人間は変わるというのが,とても上手く描かれている.ただ神々の名前がごちゃごちゃして,狂言回しのように登場するたび,混乱した.続きがあるなら,訳者の工夫を期待する.

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    2016年09月20日