古沢嘉通のレビュー一覧

  • 双生児 上

    Posted by ブクログ

    第1部で語られる歴史が明らかに我々の時代と異なり、
    「ブラックアウト」「オールクリアー」を
    読んだあとなので第2部の情報はすんなり受け入れ、
    短い第3部では何やら不思議な世界の一端、
    第4部は第2部との明らかな違いが見えて。
    これだけでは単に歴史改変、並行世界のSF
    としか思えないので、帯にある
    「ジャンルの枠を超えた」がいかなるものか
    期待しながら下巻を読むのだが、邦題『双生児』
    に対して原題 The Separation。どちらが
    物語にふさわしいと感じるかも興味のひとつ。

    0
    2015年12月03日
  • 夢幻諸島から

    Posted by ブクログ

    不思議な世界観の中でふわふわとするための本。
    文化レベルは、現代と同じ。
    「夢幻」といっても、魔法やドラゴンが出てくるわけではない。
    短いエピソードの連なりで、どんどん読めてしまうけれど、あまり急いで読むと見落としが出る。

    0
    2015年01月12日
  • 夢幻諸島から

    Posted by ブクログ

    ある世界に存在するたくさんの島についてのガイドブックの態をとってる短編連作。とはいっても少しずつ関連があって、同じ人も出てきたりするので長編とも言えるかもしれない。
    構造がずるい、楽しい!
    ただ、散らばってる情報を集めながら読む話なので、人は選ぶ気がする。
    手紙とか雑誌記事とかそういう断片から情報を取り込みながら読む話がすごい好きなので個人的にはとても楽しかったです。

    0
    2014年05月26日
  • エコー・パーク(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    意外と後半は盛り上がりに欠けた。前半は緻密な展開だったが、後半ではいきなり上司に付いていったら愛人宅に行き、さらには弁護士のところで話しだしてカラクリが全て分かるという拙速な展開。
    一方で犯人はボッシュとレイチェルが調べた質草から簡単に潜伏先が分かって射殺、という物足りない展開だった。ドラマとしてはじっくりボッシュの心情が掘り下げているのは満足だけど、なぜかレイチェルが急に離れていくのは物足りない。果たして次は?

    0
    2014年04月12日
  • 死角 オーバールック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「エコーパーク」の失敗から、再び事件にカムバックしたボッシュの活躍を描く。
    ところが、今回は連載小説用に描かれているためにかなりテンポが速い。しかもテロ絡み?と言うことで、あたかも「24」のような物語の展開。
    ただ意外と読み慣れてくると奥さんが狙った殺人と言うオチが分かってくる。それがFBI捜査官と組んで、というのは分からなかったけど。
    エレノアとヨリをもどしそうな気配もあるけど、ボッシュも50代後半。今後はどうなるかな?
    シリーズでは毛色の変わった、番外編と言うような趣の一作。

    0
    2014年04月12日
  • 死角 オーバールック

    Posted by ブクログ

    ハリー・ボッシュのシリーズ。殺人事件を追うボッシュと放射線物質紛失テロ対策のFBIとの確執。結構あっけない結末。

    0
    2014年04月11日
  • 夢幻諸島から

    Posted by ブクログ

    なかなか訳者あとがき定番の内容紹介に入ろうとしないのは、
    作者の意向を汲んで、
    読者になるべく目かくしした状態で本書を発見してもらうために、
    訳者もくわしい内容紹介をされないそうだ。
    あとがき定番の内容紹介がくわしいあらすじ紹介ならば、
    言わずもがなのことだと思う。
    同じく訳者の方は、イアン・マクドナルドの「火星夜想曲」
    みたいな感じとおっしゃっているが、
    私にはコードウェイナー・スミスの「人類補完機構シリーズ」風味も少し感じられた。

    2012 年 英国 SF 協会賞長編部門受賞作品。
    2012 年 ジョン・W・キャンベル記念賞受賞作品。

    0
    2013年12月26日
  • リンカーン弁護士(下)

    Posted by ブクログ

    面白かった( ´ ▽ ` )ノ。
    まあ、ラストが(昨今のハリウッドサスペンスの定番でもある)「あれ」なのが何なんだけど

    0
    2013年11月20日
  • ラスト・コヨーテ(上)

    Posted by ブクログ

    ハリー・ボッシュ・シリーズ第4作。

    上司とのトラブルから休職処分を受けたボッシュ。そこで、35年近く前に殺害された母の未解決事件を調べることに。

    シリーズ初めから断片的に語られてきた母親についての謎がついに明らかになる。大地震によってお気に入りの住まいを追われ、さらに恋人とも別れ……。ボッシュにつきまとうやりきれなさや寂しさが行間からにじみ出てくる。

    0
    2018年01月19日
  • ブラック・ハート(上)

    Posted by ブクログ

    ハリー・ボッシュ・シリーズ第3作。

    4年前の連続殺人事件において、過剰な暴力により犯人を死に至らしめたとして、犯人の遺族から訴えられたボッシュ。その裁判が始まると、過去の事件と同じ手口で殺された新たな死体が見つかる。真犯人はほかにいるのか?

    裁判での息詰まるようなやりとり、最後に明かされる意外な犯人。著者の術中にまんまとはまってしまった。

    0
    2018年01月19日
  • 真鍮の評決 リンカーン弁護士 (下)

    Posted by ブクログ

    さすがコナリー、上巻はややもたついた感じがあったが、下巻になるとどんどんページをめくらせる急展開。まったく職人技としか言いようがない。どっぷり楽しませてもらった。

    いちゃもんをつけるなら、マカヴォイ記者の出番があれだけとは肩すかし。全然いいとこなかったものね。もうちょっと筋にからんできてもいいだろうに。あと、ボッシュとハラーの「関係」はちょっとできすぎでは…。

    0
    2013年10月01日
  • ナイトホークス(上)

    Posted by ブクログ

    ハリー・ボッシュ・シリーズ第1作。

    ロサンジェルス市警の刑事ハリー・ボッシュの活躍を描いたミステリ。著者デビュー作とのことで、人物造形が類型的。視点の置き方にもぎこちなさが感じられる。だが、主人公の孤独感が作品全体を包みこみ、独特な雰囲気を醸しだすことに成功している。結末には意表を突かれた。

    0
    2018年01月19日
  • リンカーン弁護士(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    (上巻より続く)

    ただハリー・ボッシュが主役の作品に比べると、
    深みがなく、ハラハラドキドキ感は少々薄い。
    焦燥感が足りないというか。

    ただ、ここにきて、マイクル・コナリーの作品を好む理由が一つわかった。
    主人公とどういう関係にあれ、
    登場する女性が常に強く、優秀だというこだ。

    「スケアクロウ」の解説にあったように、
    どうもそれは、男性の目から見てかわいくない女性、のようだが。

    0
    2015年04月21日
  • リンカーン弁護士(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ようやくさかのぼって、
    ミッキー・ハラー弁護士の話を読む。

    「真鍮の評決」を読んだ時にも思ったが、
    裁判関係の詳細というか、
    裏事情がいろいろ書かれていて面白かった。

    例えて言えば、
    いろいろな業界を取り上げて、
    その内幕を描いたフレデリック・フォーサイスの様な
    面白さと言うか。

    テレビ番組でも業界内情もの好きの私としては、
    とても面白かった。

    (下巻に続く)

    0
    2015年04月21日
  • 真鍮の評決 リンカーン弁護士 (下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    (上巻より続く)

    という訳で、荒っぽいシーンは少ないが、
    二転三転する話の展開はいつもどおりで、
    面白い。

    そして、あっさりと打ち明けられるハリー・ボッシュとの関係にも
    びっくり。
    娘の心を取り戻したのも良かった。

    0
    2015年04月21日
  • 真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    また間違えてしまった。
    先に「リンカーン弁護士」を読まないといけなかった。

    後でこの作品の前の話となる「リンカーン弁護士」を
    読むときに死ぬほど後悔することになるかもしれないが、
    とりあえず、面白かった。

    警察または刑事とからむ場面は効果的だが最低限で、
    弁護士稼業の詳細が楽しめたし、
    「ロッキングチェア探偵」ではないが、
    ばたばたしないところも良かった。

    (下巻へ続く)

    0
    2015年04月21日
  • ブラック・ハート(下)

    Posted by ブクログ

    アーヴィン・アーヴィングってこんないい感じの人だったっけ??

    先に読んだ、これより後の本で出てきた印象と違うような…??

    0
    2013年07月04日
  • 死角 オーバールック

    Posted by ブクログ

     ボッシュ・シリーズなのだが上下巻に分かれるわけでもなく、一冊だなんて珍しいなと思ったら、ニューズウィークのウィークリーマガジンに字数制限で連載された、いわゆる書き下ろしではないものだそうである。それでも改訂を重ね、ラストシーンは4版とも異なるなどの諸事情は訳者解説に詳しい。

     国内では雑誌連載の作品が主流であり、書き下ろしはやや貴重な傾向があるのだが、海外では作家たちは十分に時間をかけて一作一作に集中した執筆活動を続けているのだろうと思うと、ちと羨ましくなる。

     されマガジン連載用だからというわけではなかろうが、本作品は、いつものボッシュ・シリーズには見られないスケールで、テロが題材とさ

    0
    2013年06月10日
  • 死角 オーバールック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    国際的なテロリストを扱う刑事ミステリーは、
    一歩間違うと、風呂敷を広げすぎてリアリティを失うきらいがあるが、
    その点、この本はうまくまとめてある。

    解説によると、字数制限があったとのことだが、
    そのせいか、このシリーズにしては、
    ちょっとストーリーが急転直下すぎるかな。

    0
    2015年04月21日
  • エコー・パーク(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    (上巻から続く)
    個人的な好みとしては、
    ボッシュが追い続けた事件の被害者の両親に、
    悲しい連絡をする場面が、ほとんど描かれていなかったことが残念だった。

    私がこの作品を映画化するなら、クレジットの最中にでも、未解決だった事件のラストとして、
    両親への報告の場面を入れるところだ。

    0
    2015年04月21日