【感想・ネタバレ】天使と罪の街(下)のレビュー

あらすじ

殺人鬼が牙を剥く巧妙かつ緻密に張り巡らせた恐るべき悪の罠ボッシュとFBI捜査官が殺人犯と対峙する私立探偵ボッシュとFBI捜査官レイチェルは"詩人(ポエット)"こと連続殺人犯の跡を追う。ラスヴェガス、ネヴァダ州の売春街、そしてロサンジェルス。追っ手をあざ笑うかのように捜査を撹乱する犯人。用意周到に計画された、その恐るべき企みとは? 現代ハードボイルドの第一人者コナリーが描く壮大なサスペンス。

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Posted by ブクログ

さて、小説というのは終わりよければすべて良し、の場合もあれば、途中は盛り上がったのに最後がなぁ、というのもあろう。でもって今作はと言うと、すまん正直に言って最後のボスとの戦闘が残念というか、何これヤラセなの?てなくらいのB級ハリウッド感。盛り上げるためにわざと逃がしたんじゃないかよてかドリフかよってな具合でそれ以降がすっかり醒めてしまってねぇ。
というのもラストまでは良かったから尚のこと気になるのかも。頑張って推理して追い詰めて、と、順調に進んだのになぁ。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

相変わらずの読み応えある作品。
感想としては映画の脚本が良い雰囲気。
大変面白いけどそれ程深いストーリーではない。
でもコナリーの作品を読み続ける事は間違いないな。

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2022年05月12日

Posted by ブクログ

マイクルコナリーの「ポエット」の続編。悪役にこれ以上の巨悪を望むのは贅沢なのだろうか。(記憶違いの可能性もあるが)ポエットの圧倒的な悪のイメージが小さくまとまっているような印象があって、そこが唯一の難点と言えるかもしれない。そこを除けば、伏線回収も含めいつもどおりのコナリークオリティで、特に序盤の友の死の謎が提示される部分の書き振りが素晴らしい。

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2022年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

レイチェルとともにポエットを追うボッシュ。
住処を突き止めたが大きな爆発によりポエットの生死は不明。
怒り狂う上司を制して捜査に留まり続けるレイチェル。

ポエットの次のターゲットを見破ったボッシュと嵐の中ポエットを追う。
氾濫する河の中での死闘の末にポエットを仕留めるボッシュ。
犯人も死んで事件解決、、、なのだが
ポエットを追い詰めた時のやり取りの中でレイチェルの嘘を見破ってしまったボッシュ。
なんとなく良い仲になりつつあったがあっけなく破局な感じでエンド。
ボッシュ、元気だな。

ボッシュシリーズ面白い!
マイクル・コナリーすげえな。

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2019年09月16日

Posted by ブクログ

うーん、凄い。面白い。

解説にも書かれていますが、確かに、ザ・ポエットから読んだ方が良いでしょうね。そうしないと、ある意味ネタバレとなってしまいます。

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2019年06月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

テリー・マッケイレブの死 不審 ボッシュへの依頼 テリーのメモ Hザイジックス・ロードへ 送られたGPS 詩人 レイチェル・ウォリング Rザイジックス・ロードへ 邂逅 クリアヘ 詩人の痕跡 爆発 最後のターゲット 雨 NARROWS 終幕 真実

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2018年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コナリー作品のキャストがほぼ総出演の豪華な作品で、コナリー世界最恐で最大の邪悪にボッシュとレイチェルが立ち向かうサスペンスフルな作品だった。

特にポエットがトレーラーに仕掛けた罠が炸裂するくだりや、ポエットがレイチェルに自分の手首を結束バンドで椅子にロックするよう命じるくだりなどは、ポエットの狂気に背筋が寒くなった。

また、クライマックスのナローズでのボッシュとポエットの対決も壮絶で、ポエットの最恐ぶりに、ボッシュですらやられちゃうんじゃないかと心底ハラハラしてしまった。

そして、テリー・マッケイレブがファイルの裏に書きなぐっていた名前「ウィリアム・ビン」の正体とテリーの死の真相にはびっくりさせられた。

私立探偵になってから、ボッシュはバッチがないためいろいろと痛い目に合うことが多かったので、ボッシュがロス市警への復職を決めて、またキズミン・ライダーとパートナーを組めることになりほっとした。

コナリー作品はどれもあまりに面白くて、読後すぐに次の作品を読みたくなる。次の作品があるのが心から嬉しいと思える現代ミステリー屈指の名作シリーズだと思う。こんな素晴らしい作品を「未読で死ぬのは人生の損だと思う」と解説する「霜月蒼(ミステリ研究家)」に激同です!

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2016年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

(上巻より続く)
でも、以前の作品で
副主人公とも、もうひとりの主人公ともいうべきだった登場人物が、
死んでしまったのは残念。

とはいえ、ボッシュは娘と交流できているし、
刑事に戻るらしいし、
相棒はキズ・ライダーらしいし、
次の作品が楽しみ。

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2015年04月21日

Posted by ブクログ

ハリー・ボッシュ・シリーズ。
06年8月発行。
「ザ・ポエット」に出てきた捜査官レイチェルと共に、連続殺人犯を追うボッシュ。
オールスターキャストでアクションも恋愛も子供への愛情も…
最後に意味のわかる原題の方が良いんだけれど、日本語にするのは難しいのも確かですね。

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2013年03月15日

Posted by ブクログ

ボッシュはもちろん、テリー・マッケイレブやポエットまで、ファミリー総出演。ボッシュ・シリーズは順序通りに読む必要はないと思うけど、本作品だけは別。作中でがっつり『サ・ポエット』の犯人についてネタばらししてあるので、必ずそちらを先に読みましょう。

私立探偵になっているボッシュだが、中身は警察小説のまんま。探偵というカラーが目立っているとも思えないし、刑事時代と違うのはバッジの有り無しだけという気もする。まあ、前職時代から一匹狼スタイルで捜査をしてきたボッシュなので、それが私立探偵になっても特に違和感は感じないが。

高度に知的な殺人犯──よく目にするキャラだが、このタイプの取扱いって実は難儀だったりするのでは? 無関係に思えた物証を足掛かりに隠れ家を特定。捜査員が踏み込んだ途端にトラップ発動で大爆発。犯人の方が一枚上手だったという皮肉なオチだが、これが行き過ぎると、緊迫の展開を飛び越えてただのSFになっちまう。先の先の先を読むなんてこと、タイムマシンにでも乗ってない限り無理っしょ、とかいう具合に。そういうことをチラチラと思いながら、本作品を楽しんでみた。

クライマックスにアクションをもってくる“お約束”についてはさすがに食傷気味。ここがアメリカと北欧の違いだったりするのかしら。でも今回はいろいろとケリがついていくので、今までの既読シリーズを思い返しながらの終盤になった。

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2013年04月27日

Posted by ブクログ

意外と期待はずれだった。犯人探しのプロセスが面白いといえば面白いが、特に独自性はなくありきたり。

前に読んだ別のタイトルはもう少し面白かった気がしたのだが。

■このミス2007海外7位

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2011年05月15日

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