古沢嘉通のレビュー一覧

  • 訣別(下)

    Posted by ブクログ

    一気に上下巻を読み通した。
    予想通り面白かった。悲惨ではあるが暗くは無く大団円を迎えるハードボイルドだ。
    満足した。

    0
    2022年03月07日
  • 訣別(上)

    Posted by ブクログ

    大傑作の予感。
    複雑なプロットと魅力的な登場人物、富豪からの捜索依頼と連続暴行犯が最終的にどのように絡むのか?
    直ぐに下巻を読み始めた。

    0
    2022年03月03日
  • 素晴らしき世界(下)

    Posted by ブクログ

    ドラマBOSCHと連動した前作を引き継ぎ、さらに「レイトショー」で初登場した自然派女性夜勤刑事バラードとBOSCHがタッグを組むと言う夢のような作品。
    ドラマでもそうだったけどエリザベス・クレイトンはBOSCHにとって特別な存在だったのだな。そしてドラマとは少し異なる結末に持っていくのかと思ってドキドキさせるあたりが本当に心憎い。
    還暦を過ぎたからなのか、バラードに優しすぎるBOSCHがちょっと心配だ。
    相変わらずの4.2

    0
    2022年03月02日
  • 警告(下)

    Posted by ブクログ

    ジャック・マカヴォイものは、ちょっと釈然としない感じを保ったまま、物語が終わったりする気がしますが、いかがでしょうか?

    驚いたのは、ジャック・マカヴォイが57歳であるという事。思ったよりも年を取っていた。冒険をするには、歳が行っているのでは?ジャーナリストだから、冒険を求めてしまうのでしょうかね?

    0
    2022年02月26日
  • 警告(上)

    Posted by ブクログ

    この作品では、ジャック・マカヴォイが主人公。

    ジャックの視点で書かれていたりするんで、ちょっと戸惑ったりします。あと、ジャックってもっと若いと思っていたんですが、既に初老??そんな描写もちょっと戸惑います。

    ジャックとレイチェル・ウォリングの過去の事件も読んだことがあるんですが、結構前ですね。でも、それが今の二人の関係になっているという事か。

    0
    2022年02月23日
  • ナイトホークス(上)

    購入済み

    止まらなくなる

    久しぶりの海外文学。コナリーらしいハードボイルドに浸りました。さてさて下巻ですか。楽しみでしかないねぇ

    #アツい

    0
    2022年02月13日
  • 警告(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    (上巻より)

    DNA分析をしている研究所から、
    特定のDNAの持つ女性の情報を
    「インセル」たちに提供していたというところは、
    かなりおぞましい設定だが、面白かった。

    ただ、最後に犯人が死んでしまい、
    どんな男だったかがわからずじまいなところは、
    消化不良。

    マカヴォイは私立探偵となって、
    シリーズ化されるのだろうか。

    0
    2022年01月27日
  • 警告(上)

    Posted by ブクログ

    新聞記者ジャック・マカヴォイの三作目。

    といっても、前二作のことは全然忘れていた。
    できれば先に読み返した方が良かったかも。

    このところ、コージーミステリーや、
    登場人物もテンポもわかっているシリーズ物をよんでいたせいか、
    スピード感について行けなかった。

    ジェットコースターに乗っているというか、
    暴走しているラブラドールに引きずり回されている感じと言うか。
    いや、それでは転んでしまうだろうから、
    柴犬ぐらい?

    (下巻へ続く)

    0
    2022年01月27日
  • 紙の動物園

    Posted by ブクログ

    SFというよりもファンタジーに近い雰囲気の短編集。
    自伝的な要素が感じられる作品がいくつもあり、アジア系ならではの表現が随所に感じられた。
    どの作品も一級品の出来で、この一冊でケン・リュウの世界観を存分に堪能できる。
    「紙の動物園」「もののあはれ」「月へ」「円弧」「文字占い師」「良い狩りを」
    が特によかった。

    0
    2022年01月20日
  • 鬼火(下)

    Posted by ブクログ

    ボッシュとバラードがパートナーとなり、事件を解決していくが、そこにリンカーン弁護士のハラーもちょっと出てきて、主な事件三件が徐々かつ同時に解決に向かう。登場人物も多く、ごちゃつきがちになりそうだが、さすがコナリー読みやすい。
    ボッシュもバラードも、それぞれ人として警察官として一本芯が通っているので、信頼出来る主人公達で安心して読み進められる。

    0
    2022年01月15日
  • トランク・ミュージック(下)

    Posted by ブクログ

    母の影は落着し、今作のメインはエレノア、そしてベトナム戦争の記憶。
    ハリウッド黎明期にありえる枕稼業の女優、つけ込むプロデューサー、底辺で罠を張り巡らせるブラック組織の存在が目に浮かぶ。
    下巻に入っても結構色々な関連との摩擦で動かなかった流れがふと漏らしたエレノアの言葉で走り出す。
    あいつが「靴下の中から出す小さな銃」には驚く、見てみたいもんだ。「証拠の扱い方と扱う人間には実に注意深く対処しているから」というボッシュの言葉には体験してきた痛みと傷が醸し出される。
    そして「ほどけっ放しの紐」が嫌いなボッシュがきっちり落とし前をつけるラスト。構成の、巧みさ、伏線処理に口笛吹きたいほど。でも案外、勝

    0
    2022年01月15日
  • ラスト・コヨーテ(下)

    Posted by ブクログ

    ボッシュシリーズ4作目、毎度、ボッシュ自身に強烈なスポットライトを当ててのストーリー展開だ。解説でもあるように、このシリーズ、回を重ねる都度に、遡及して行く、それにつれて模糊としたシチュエーションの設定がフォーカスされ、今回はそこが究極。

    コヨーテにそのイメージを化身させているかのような情景と題名。
    海外サスペンスは元警官、元検事とかお偉いさん、しかも司直のトップに悪が当然のごとく?いて、今回もそれ、いくらか慣れてはきたが。
    ゆっくりとした回想と掘り起こし、それが動くにつれ、一人、また一人と屍体になって行く・・・下巻残すところ3割はそこを畳んで行くかのような快走・・
    ジャスミンとの濃厚なセッ

    0
    2022年01月04日
  • 夜より暗き闇(下)

    Posted by ブクログ

    これはハリー・ボッシュ・シリーズだけれど「わが心臓の痛み」のテリー・マッケイブから観たボッシュを描いている。おまけに「ザ・ポエット」のジャック・マカヴォイも絡みあり。画家ヒウエロニムス・ボッシュの絵画に基づく殺人事件。皆さん勢ぞろい。しかしマイクル・コナリーに外れは無いけど爆発的な人気はでないだろう。

    0
    2022年01月03日
  • ラスト・コヨーテ(上)

    Posted by ブクログ

    ボッシュに内面に入って行く、いわば彼のアイデンティティがモチーフになっている。ボッシュは組織に入り込むことを好まず、不得手と任じている。その彼の姿を映すかのようなコヨーテ。住まいの近くに現れると言うコヨーテに、彼自身を投影し、ストーリー進行の背景としている。元同僚とのラスト近くの語り・・・真夜中の海の上のボート・・互いの裸の心中がぽつぽつと語られて行く場面がいい。

    0
    2022年01月03日
  • 天使と罪の街(下)

    Posted by ブクログ

    マイクルコナリーの「ポエット」の続編。悪役にこれ以上の巨悪を望むのは贅沢なのだろうか。(記憶違いの可能性もあるが)ポエットの圧倒的な悪のイメージが小さくまとまっているような印象があって、そこが唯一の難点と言えるかもしれない。そこを除けば、伏線回収も含めいつもどおりのコナリークオリティで、特に序盤の友の死の謎が提示される部分の書き振りが素晴らしい。

    0
    2022年01月01日
  • 警告(下)

    Posted by ブクログ

    ジャック・マカヴォイシリーズ久々の3作目。このシリーズは犯人像が不気味な設定になっていて、ボッシュものとは違った味わいになっている。著者の筆力は相変わらずハイレベルで、主人公の全てを見通すが如くの推理も違和感なく読ませる。

    0
    2021年12月25日
  • 紙の動物園

    Posted by ブクログ

    移民の母親と、母親が周りと馴染めないことに憤りを感じる息子との間で、距離が広がっていく表題作でぼろぼろ泣いた。しかもその下地に文化大革命での複数の死があるのだから。

    0
    2021年12月24日
  • 警告(下)

    Posted by ブクログ

    レイチェルから協力を断られたマカヴォイは、ニュース・サイトの同僚と協力して事件を追う。
    被害者と同じ状態で亡くなっている複数の女性を調べた彼は、彼女たちには他にも共通点があることを掴む。それはある会社に自分のDNA分析を依頼しているということだった。
    マカヴォイはジャーナリストとして疑惑の会社を直撃するが、その壁は高く、さらに重要な情報に近づこうとするたびに、相手は次々と死んでいく。
    そして、凶悪な連続殺人犯の魔の手は、マカヴォイに、またレイチェルにまで伸びてくる――。

    今日的なテーマをベースに、相変わらず読ませます。初登場から29年、翻訳は34作、未訳は2作。作者の力量は一向に衰え

    0
    2021年12月22日
  • 警告(下)

    Posted by ブクログ

    「ジャック・マカヴォイ」シリーズ第三弾。ずっと待ってたこのシリーズ。ボッシュやハラーなどシリーズがあるけれどマカヴォイシリーズが読みたかった。ようやく三弾。ジャーナリストとしてのプライドとか犯人への怒り、憎しみが強く出ている。レイチェルとのコンビも相変わらず読ませるし新しい職場の上司や同僚とのやりとり、刑事との対立と読み応えたっぷり。凄惨な事件を起こす犯人の不気味な造形とどこから見ているか、どう迫ってくるのかという恐怖と緊迫感。次作はもう少し早く読めるといいな。

    0
    2021年12月21日
  • 警告(上)

    Posted by ブクログ

    マイクル・コナリー『警告(上)』講談社文庫。

    『ザ・ポエット』『スケアクロウ』に続くジャック・マカヴォイ・シリーズ第3弾。マイクル・コナリーの34作目の長編。

    またまたマカヴォイが連続殺人犯による未解決事件を掘り起こし、『スケアクロウ』と同様、元FBI捜査官のレイチェル・ウォリングと共に謎の犯人に迫る。

    このシリーズはニュース記者のジャック・マカヴォイが、詩人、案山子といった連続殺人犯の正体に迫り、危険な目に会いながらも対決するという筋書きなのだが、流石に第3弾ともなると些かマンネリ気味のように思う。

    今度の連続殺人犯は女性の頸骨を破壊し、殺害する百舌という男性であることはプロローグで

    0
    2021年12月21日