古沢嘉通のレビュー一覧
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マイクル・コナリーの新ヒロイン、女性刑事レネイ・バラード登場作。
期待が持てます。
レネイは、ハワイ出身の30代、独身。
ボクサー犬ミックスの大型犬ローラがコンパニオン・アニマル。
サーファーの父と各地を回りながら育ったため、今もよく海に行き、浜辺で眠ったりもする自由さがある。
この健康さとギャップがあるのが、今の立場。
ロス市警のエリート部門である本部強盗殺人課にいたのだが、2年前、上司のオリヴァスにセクハラされ、訴え出た。ところが、見ていた同僚が裏付ける証言をしなかったため、ハリウッド分署に飛ばされる羽目に。
しかも、レイトショーと呼ばれる深夜勤務に回され、夜間に事件が起きると駆け付け -
Posted by ブクログ
前作のあとがきで「次作の展開はファンには衝撃的」と書かれていたので、ちょっと読むのが怖いような気がしていたのだけど。いやあこれは確かにショッキング。「えーっ!? ウソでしょボッシュ!!」と思わず口から出た。しかも二回。参ったなあ。
ここ数作はレネイ・バラードが中心で、ボッシュは助言者っぽい脇役だったが、今作では形はダブル主演でも、焦点ははっきりボッシュにあたっている。長いスロープで息を切らしたり、立ち上がる時膝がバキバキいったり、ボッシュも加齢には勝てない。チンピラにあなどられて「じいさん」と呼ばれたりしてる。あのタフでかっこいいボッシュが。ずっと読んできたファンとしては、うたた感慨に堪えな -
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ネタバレボッシュ&バラードの第五弾。
ボッシュとバラードで探偵事務所をやるはずだったのに、
結局バラードが警察に残って一年。
未解決事件班のリーダーになって、ボッシュをスカウトする。
ボランティアとして捜査に戻ることにしたボッシュは、
家族四人が殺され砂漠に埋められていた事件を追う。
同時に「政治的」な要求で市議会議員の妹が殺された事件も調査することに。
また警察で働くことになるとは。
バラードと出会った時にはこんな風に二人で働くことになるとは、
思ってもみなかった。
目の付けどころ、疑問の持ち方、証人の追い詰め方は、さすがボッシュ。
あっという間に犯人の目星をつけ、対峙し、銃で撃たれてしまうとこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ妥協することなく数々の困難を乗り越えて事件を解決に導くボッシュ。エレノアとのハワイでの新婚旅行で思いがけない人物を見かけて終わる。
今回から出てきた上司のビレッツ警部補やキズミン・ライダーが次作にも登場するのだろうな。楽しみ。
映画プロデューサー殺しは税務当局の調査を恐れた犯罪組織の仕業なのか?ラスヴェガスとロサンジェルスを往復して、精力的に捜査を進めるボッシュの前に、市警の組織犯罪捜査課や内務監査課が障害として立ちふさがる。有力な容疑者にたどりついたボッシュにむかって、FBIの捜査官たちは驚くべき事実を明かしたのだ。状況は二転三転するが、エレノアがふと口にした言葉から、ボッシュは事件解明 -
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作品紹介・あらすじ
北京五輪の開会式を彼女と見たあの日から、世界はあまりにも変わってしまった――『三体X』の著者・宝樹が、中国の歴史とある男女の運命を重ね合わせた表題作、『三体』の劉慈欣が描く環境SFの佳品「月の光」、春節シーズンに突如消えた列車の謎を追う「折りたたみ北京」著者の郝景芳による「正月列車」など、14作家による中国SF16篇を収録。ケン・リュウ編による綺羅星のごときアンソロジー第2弾。解説/立原透耶 本書は新☆ハヤカワ・SF・シリーズ『月の光 現代中国SFアンソロジー』を改題・文庫化したものです。
〈収録作品〉
序文
ケン・リュウ
夏笳(シアジア)「おやすみなさい、メランコリー」