無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2023年12月17日
中国系アメリカ人作家ケン・リュウの日本における第二短編集。SFに留まらない多彩な魅力に富む全16編を収録。
「烏蘇里羆」「草を結びて環を銜えん」「重荷は常に汝とともに」「母の記憶に」「存在」「シミュラクラ」「レギュラー」「ループのなかで」「状態変化」「パーフェクト・マッチ」「カサンドラ」「残されし...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月28日
粒揃いの短編集。ケン・リュウの短編小説には何とも言えない余韻があり、次の話に取り掛かるまで浸る時間を要することが多い。悲しい結末の話も多いけれど、人物やその思想へのスポットの当て方には作者の温かみが感じられる。「草を結びて環を銜えん」「シミュラクラ」「訴訟師と猿の王」がかなり良かった。ミステリ要素を...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月25日
『紙の動物園』は選りすぐりの短編集で、ベストセラーになったため、残った作品でこの本を編んだようだ。
前と同じくらい読みやすく、情緒的だったり、ストーリーが追いやすかったりというのを期待すると、読みにくい、分かりにくいと感じる人が多くなるのは当然だと思うが、だからこちらが劣っているとは思わない。むしろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月29日
ケン・リュウ2冊目の作品集。版元は“短篇集”としているが、ショートショートから中篇ほどの分量があるものまで含まれている。作風も実に多彩。ただ、前作『紙の動物園』でも思ったことだが、意外にワンアイディア小説が多い。本書の中で最長の「万味調和」は、開拓期のアメリカを舞台に、砂金掘りの中国人とアメリカ人の...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。