レイトショー(上)

レイトショー(上)

主人公レネイ・バラードは、ハワイ出身(ポリネシアとコーカソイドの混血)の三十代のロス市警女性刑事、独身、ボクサー犬ミックスの大型雌犬をコンパニオン・アニマルにしているなど、従来のコナリー作品には登場してこなかったキャラクター。ただし、警察官としての有能さと使命感は、ボッシュ刑事と共通している。
レネイは、ロス市警のエリート部門である本部強盗殺人課の殺人事件特捜班で殺人事件担当刑事として五年余り勤めていたが、二年まえ、班長に着任したロバート・オリヴァスにセクハラをされ、それを告発したものの、セクハラ現場に居合わせたパートナーのケン・チャステイン(『エンジェルズ・フライト』の最後に暴徒に襲われて死亡したロス市警内務監査課刑事ジョン・チャステインの息子)が保身のため、レネイの告発を裏付ける証言をしなかったせいで、告発は不問に終わり、レネイはハリウッド分署に飛ばされ、分署長がオリヴァスと警察学校の同期だったことから、“深夜番組(レイトショー)”と呼ばれる夜勤担当にさせられた。以来二年、深夜番組をパートナーのジョン・ジェンキンズとともに粛々と勤めているが、事件の本格的捜査は、昼勤担当刑事がおこなうため、やりがいを覚えずにいた。

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レイトショー のシリーズ作品

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1~2件目 / 2件
  • レイトショー(上)
    968円 (税込)
    主人公レネイ・バラードは、ハワイ出身(ポリネシアとコーカソイドの混血)の三十代のロス市警女性刑事、独身、ボクサー犬ミックスの大型雌犬をコンパニオン・アニマルにしているなど、従来のコナリー作品には登場してこなかったキャラクター。ただし、警察官としての有能さと使命感は、ボッシュ刑事と共通している。  レネイは、ロス市警のエリート部門である本部強盗殺人課の殺人事件特捜班で殺人事件担当刑事として五年余り勤めていたが、二年まえ、班長に着任したロバート・オリヴァスにセクハラをされ、それを告発したものの、セクハラ現場に居合わせたパートナーのケン・チャステイン(『エンジェルズ・フライト』の最後に暴徒に襲われて死亡したロス市警内務監査課刑事ジョン・チャステインの息子)が保身のため、レネイの告発を裏付ける証言をしなかったせいで、告発は不問に終わり、レネイはハリウッド分署に飛ばされ、分署長がオリヴァスと警察学校の同期だったことから、“深夜番組(レイトショー)”と呼ばれる夜勤担当にさせられた。以来二年、深夜番組をパートナーのジョン・ジェンキンズとともに粛々と勤めているが、事件の本格的捜査は、昼勤担当刑事がおこなうため、やりがいを覚えずにいた。
  • レイトショー(下)
    968円 (税込)
    レネイは、ロス市警のエリート部門である本部強盗殺人課の殺人事件特捜班で殺人事件担当刑事として五年余り勤めていたが、二年まえ、班長に着任したロバート・オリヴァスにセクハラをされ、それを告発したものの、セクハラ現場に居合わせたパートナーのケン・チャステイン(『エンジェルズ・フライト』の最後に暴徒に襲われて死亡したロス市警内務監査課刑事ジョン・チャステインの息子)が保身のため、レネイの告発を裏付ける証言をしなかったせいで、告発は不問に終わり、レネイはハリウッド分署に飛ばされ、分署長がオリヴァスと警察学校の同期だったことから、“深夜番組(レイトショー)”と呼ばれる夜勤担当にさせられた。以来二年、深夜番組をパートナーのジョン・ジェンキンズとともに粛々と勤めているが、事件の本格的捜査は、昼勤担当刑事がおこなうため、やりがいを覚えずにいた。 そんなある夜、受け持ち地域で、三件の事件が起こり、レネイたちは、処理に追われる。  一件は、自宅に空き巣が入り、財布が盗まれ、クレジットカードが不正使用されたというひとり暮らしの老婦人の対応。  二件目は、暴行事件。女性がひどい暴行を受けた状態で駐車場に放置されていたのが見つかり、レネイたちが運ばれたERに赴いたところ、被害者ラモナ・ラモネ(女装男性)は、「さかさまの家」という謎の言葉を残して、昏睡状態に陥る。  病院にいたレネイたちに、三件目の緊急連絡が入る。ハリウッドのクラブ「ダンサーズ」で、発砲事件が起こり、四人が即死、ひとりがレネイたちのいる病院に緊急搬送されているところだという。レネイは、緊急搬送されている被害者を病院に残って担当し、ジェンキンズは、現場の応援に来いとのことだった。  病院に運ばれた被害者の女性シンシア・ハデルは、到着時死亡で助からなかった。彼女は、クラブのウェイトレスで、発砲事件に巻き込まれたのだった。  クラブのブースに座っていた四人組のうちひとりが、他の三人を撃ち殺し、逃げる途中で、立ちはだかった用心棒を撃ち、その巻き添えでシンシアも撃たれてしまったのだった。逃げた犯人の行方は杳として知れなかった。  シンシアの死亡を確認し、クラブの事件現場に向かったレネイは、捜査の指揮を取っているのが、かつての上司オリヴァス率いるチームであることを知る。パートナーだったチャステインもいた。オリヴァスは、シンシアの情報を受け取ると、レネイに事件現場から立ち去るよう強く命じた。

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レイトショー(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    マイクルコナリーの新シリーズの第1作目。

    ハワイ生まれの女性刑事が主役。
    上司ともめてレイトショーと呼ばれる深夜勤務に飛ばされたが、
    前向きに熱心に職務に励んでいる。
    オフには愛犬とともにパドルボーディングを楽しみ、
    海岸で眠る。

    女装男性に対する暴行事件とナイトクラブでの銃撃事件の両方を追う中

    1
    2020年03月22日

    Posted by ブクログ

    レイトショーとは、警察の深夜勤務。あらゆる初動捜査を請け負い、本格捜査は昼勤務に渡す。レネイ・バラード新しいヒロイン。

    0
    2021年02月14日

    Posted by ブクログ

    面白いと言うしかない面白さ。マイケルコナリーの作品は本当にどれもクォリティが高い。本作はコナリーの新キャラだが、今後どのように展開していくのか興味津々。恐らくLAPDの他の部署に行くだろう。そして、他のキャラとの交錯もあるはず。主人公の考えがボッシュに似ている時があり、ファンはニンマリと言う感じ。次

    0
    2020年12月05日

    Posted by ブクログ

     楽しみにしていたコナリーのニュー・ヒロイン、レネイ・バラード初登場作品。コナリーのメイン・シリーズを背負う我らがヒーロー、ハリー・ボッシュがかつて在籍したハリウッド署、しかもそのナイトシフトの刑事たち(タイトルの通りレイトショーと呼ばれている)を舞台に展開する独特の警察小説ワールド。

     コナリー

    0
    2020年03月19日

    Posted by ブクログ

    マイクル・コナリー『レイトショー(上)』講談社文庫。

    レイトショーと呼ばれる夜勤の初動捜査を専門に行うハワイ出身のロス市警女性熱血刑事のレネイ・バラードを主人公にした警察小説。

    マイクル・コナリーが描く新しいヒロインということだが、ハリー・ボッシュ・シリーズと変わらぬ闇夜の匂いがする。なかなか良

    0
    2020年02月18日

    Posted by ブクログ

    マイクル・コナリーの新ヒロイン、女性刑事レネイ・バラード登場作。
    期待が持てます。

    レネイは、ハワイ出身の30代、独身。
    ボクサー犬ミックスの大型犬ローラがコンパニオン・アニマル。
    サーファーの父と各地を回りながら育ったため、今もよく海に行き、浜辺で眠ったりもする自由さがある。
    この健康さとギャッ

    0
    2023年10月05日

    Posted by ブクログ

    現代ミステリ界のナンバーワン作家の一人である作者は主要なところでもロサンゼルス市警の刑事ハリー・ボッシュ、弁護士ミッキー・ハラー、FBIのテリー・マッケイレブ、新聞記者ジャック・マカヴォイといずれもヒットしたシリーズ作品を持っていて更に単発ものも出したりしている。それがここに来て更に新たなシリーズも

    0
    2020年11月17日

    Posted by ブクログ

    レネイ・バラード。ボッシュシリーズの新しい登場人物です。

    今回はレネイの初登場なので、ボッシュは出てきませんが、これからシリーズが進むしたかって、ボッシュとの辛みに期待です。

    上巻は、物語の立ち上がり。下巻で、どう事件を解決していくかも期待です。

    0
    2020年06月04日

    Posted by ブクログ

    ロス市警女性刑事レネイ・バラードはハワイ出身、三十代独身。上司とぶつかりハリウッド分署深夜勤担当刑事に。レイトショーは警察内隠語深夜勤を指す。初動捜査はできても本格的捜査は昼勤の刑事に委ねなければならないという制約のある中、使命を果たそうと苦闘する。新シリーズにしてニュースターが誕生!

    マイクル

    0
    2020年02月23日

    Posted by ブクログ

    コナリーワールドを維持する新キャラバラードの刑事小説。深夜勤務のヒロインがいろんな犯罪に立ち向かう。上巻ではヒロインが左遷された過去を持ってることがボッシュと似ておりいいと思った。

    0
    2021年05月06日

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