あらすじ
ボッシュと相棒のライダー刑事は、少女殺人事件に関与していると思しき人物を突きとめる。マスコミに捜査状況を流すことで、ふたりは容疑者の動きを探る作戦に出るが……。難航する捜査、さらに警察内部から高まる批判。ボッシュに逆転の一手はあるか。現代ミステリー界の旗手が描く、警察小説の到達点!
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Posted by ブクログ
終決者とは、事件の捜査を終結させる人という意味ですね。他のタイトルと間違えなくて良いかも。
17年前の少女殺人事件を再捜査するボッシュとキズ。
家庭は崩壊し、事件の痛みはまだ長く続いていた…
当時の警察の捜査が不十分だったことを突き止めるが、警察内部の反発を食らいながら、猟犬のごとき本能を発揮、事件解決へ。
Posted by ブクログ
久しぶりのボッシュシリーズ傑作だ。
警官に復帰したボッシュは17年前の女子高生殺人事件を追う。
ライダーとのコンビは流れも良く変な膠着は無い。ボッシュは妻と子供が絡むと途端に偏屈なジジイになってしまうので心配だった。
Posted by ブクログ
凶器である拳銃に残されたDNA。
合致したチンピラの電話の盗聴と動かすための新聞記事を仕掛ける。
この作戦にまつわるエピソードで下巻の半分を使う。
チンピラは殺されてしまい、その作戦は大失敗。
窮地のボッシュ、復帰3日目で馘首か?
アーヴィングの勝ち誇った態度に反発するボッシュ。
その反応としてアーヴィングの部下がボッシュの家を訪問する。
彼の話で、更に失敗を噛み締めるボッシュだが、
記録を読み返して殺された少女の部屋が保存されていることに目を付けて新たな証拠を入手する。
更にチンピラ殺害の時の電話のからくりに目を付けて、ついに犯人を確定する。
警察を去らざるを得なくなるアーヴィングとほろ苦い結末。
Posted by ブクログ
本作のクライマックスは、LAPDアカデミーでの卒業式のシーンでは無いでしょうか?ここで、天敵との戦いに一旦幕が下りた形になるようです。(ま、その後、別の形で再び相見えることになるようですが)
それはそれとして、この作品は、一つの完成形の様な感じがしますね。ここに至るまでのボッシュは、何かにとりつかれたような感じですが、この作品でなそういう雰囲気は(殆ど)無く、事件解決のみに邁進している様に思えました。
Posted by ブクログ
ロス市警ヘ復帰 キズミン・ライダー コールドケース 再捜査 17年前の殺人事件 新たな手がかり 被害者の高校ヘ 家族の崩壊 操作妨害の圧力 暴動回避 罠 容疑者殺害 携帯電話 真相 犯人殺害 新たな局面に
Posted by ブクログ
(上巻より)
捜査対象の事件がお宮入りになった事件で、臨場感がないからか、
娘や元妻との人間関係に進展がないからか。
相棒キズとの捜査がもっと阿吽の呼吸で展開していくのを、
望んでいたからかもしれない。
Posted by ブクログ
容疑者として追っていた人物の状況が激しく変化し、捜査は大きな壁にぶちあたるが・・・。さすが、マイクル・コナリーです。至極まっとうな警察小説でした。しかし、迷宮入りのはずだった難事件をほんの数日で解決してしまうボッシュ刑事はすごいですね。