古沢嘉通のレビュー一覧

  • 夜より暗き闇(下)

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    これはハリー・ボッシュ・シリーズだけれど「わが心臓の痛み」のテリー・マッケイブから観たボッシュを描いている。おまけに「ザ・ポエット」のジャック・マカヴォイも絡みあり。画家ヒウエロニムス・ボッシュの絵画に基づく殺人事件。皆さん勢ぞろい。しかしマイクル・コナリーに外れは無いけど爆発的な人気はでないだろう。

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    2022年01月03日
  • 天使と罪の街(下)

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    マイクルコナリーの「ポエット」の続編。悪役にこれ以上の巨悪を望むのは贅沢なのだろうか。(記憶違いの可能性もあるが)ポエットの圧倒的な悪のイメージが小さくまとまっているような印象があって、そこが唯一の難点と言えるかもしれない。そこを除けば、伏線回収も含めいつもどおりのコナリークオリティで、特に序盤の友の死の謎が提示される部分の書き振りが素晴らしい。

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    2022年01月01日
  • 警告(下)

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    ジャック・マカヴォイシリーズ久々の3作目。このシリーズは犯人像が不気味な設定になっていて、ボッシュものとは違った味わいになっている。著者の筆力は相変わらずハイレベルで、主人公の全てを見通すが如くの推理も違和感なく読ませる。

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    2021年12月25日
  • 紙の動物園

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    移民の母親と、母親が周りと馴染めないことに憤りを感じる息子との間で、距離が広がっていく表題作でぼろぼろ泣いた。しかもその下地に文化大革命での複数の死があるのだから。

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    2021年12月24日
  • 警告(下)

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    レイチェルから協力を断られたマカヴォイは、ニュース・サイトの同僚と協力して事件を追う。
    被害者と同じ状態で亡くなっている複数の女性を調べた彼は、彼女たちには他にも共通点があることを掴む。それはある会社に自分のDNA分析を依頼しているということだった。
    マカヴォイはジャーナリストとして疑惑の会社を直撃するが、その壁は高く、さらに重要な情報に近づこうとするたびに、相手は次々と死んでいく。
    そして、凶悪な連続殺人犯の魔の手は、マカヴォイに、またレイチェルにまで伸びてくる――。

    今日的なテーマをベースに、相変わらず読ませます。初登場から29年、翻訳は34作、未訳は2作。作者の力量は一向に衰え

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    2021年12月22日
  • 警告(下)

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    「ジャック・マカヴォイ」シリーズ第三弾。ずっと待ってたこのシリーズ。ボッシュやハラーなどシリーズがあるけれどマカヴォイシリーズが読みたかった。ようやく三弾。ジャーナリストとしてのプライドとか犯人への怒り、憎しみが強く出ている。レイチェルとのコンビも相変わらず読ませるし新しい職場の上司や同僚とのやりとり、刑事との対立と読み応えたっぷり。凄惨な事件を起こす犯人の不気味な造形とどこから見ているか、どう迫ってくるのかという恐怖と緊迫感。次作はもう少し早く読めるといいな。

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    2021年12月21日
  • 警告(上)

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    マイクル・コナリー『警告(上)』講談社文庫。

    『ザ・ポエット』『スケアクロウ』に続くジャック・マカヴォイ・シリーズ第3弾。マイクル・コナリーの34作目の長編。

    またまたマカヴォイが連続殺人犯による未解決事件を掘り起こし、『スケアクロウ』と同様、元FBI捜査官のレイチェル・ウォリングと共に謎の犯人に迫る。

    このシリーズはニュース記者のジャック・マカヴォイが、詩人、案山子といった連続殺人犯の正体に迫り、危険な目に会いながらも対決するという筋書きなのだが、流石に第3弾ともなると些かマンネリ気味のように思う。

    今度の連続殺人犯は女性の頸骨を破壊し、殺害する百舌という男性であることはプロローグで

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    2021年12月21日
  • 母の記憶に

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    一編一編がおそろしく練られた、まるで宝石箱のような短編集。取り上げる題材や時代は実に多彩でバラエティに富んでいるが、メッセージは根底では統一されている。それは“融合”。多様性の意義と実践が叫ばれる現代においてその輝きはさらに増して見える。特に「万味調和」は珠玉。

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    2021年11月20日
  • 紙の動物園

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    ファンタジーなものからハードSFまで楽しめます。日本が舞台になっていたり、漢字が主題だったりで海外作品ですが身近に感じるのが多かったです。表題作はたくさんの賞を取ったそうですが、スチームパンクっぽい「良い狩りを」がお気に入りです。?

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    2021年11月18日
  • 素晴らしき世界(上)

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    バラードに引っ張られてなぜか仕事が頑張れる。キャラ設定の強さなのかストーリーの良さなのか‥。
    パトリシア・コーンウェルのスカーペッタシリーズにハマった時も同じ感覚だった気がする。
    星4なのは翻訳がどうにも腹落ちしないから。残念。

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    2021年11月10日
  • 鬼火(下)

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    あとがきに、この作品でのボッシュの年齢が書かれていますが、まぁまぁの年齢ですね。って言うか、その年齢で、マディがまだ大学生って、だいぶ年が行ってからできた子どもだったんですね。

    作品の最後で、今後も犯人との因縁が続きそうな描写がありますが、果たしてどうなるのでしょう?

    ボッシュも、まぁまぁな年齢ですしね。ボッシュが登場するのも、最後の方に近づいてきているのは感じます。

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    2021年09月27日
  • 暗く聖なる夜(下)

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    人間、誰もが大金に目が眩む。ましてや金欠な輩には貪欲で、しかもその大金を直に扱う関係者であれば尚更だ。アリバイ工作を綿密に練り計画する。だが、仲間が多ければ多いほど欲が「仲間割れ」を導き被害者と化す。二点三点のミステリー小説は最後まで読み応えがある。

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    2021年09月06日
  • 暗く聖なる夜(上)

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    人間、誰もが大金に目が眩む。ましてや金欠な輩には貪欲で、しかもその大金を直に扱う関係者であれば尚更だ。アリバイ工作を綿密に練り計画する。だが、仲間が多ければ多いほど欲が「仲間割れ」を導き被害者と化す。二点三点のミステリー小説は最後まで読み応えがある。

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    2021年09月06日
  • ブラック・アイス

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    近頃のドラマや映画で定番になっているメキシコ・ルート(ハワイ産“アイス”と入れ替わり⁉︎)の麻薬犯罪の実態を30年前にして生々しく書き切っていることに驚かされる。ミステリアスな内面を抱える新たな恋人とは次作で更なる進展があるのか、気になるところだ。

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    2021年09月04日
  • ナイトホークス(下)

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    ネタバレ

    ドラマでは10代の娘を持つギャンブラーである元妻として登場したエレノアだが、小説第一作の主役として活躍したにもかかわらず事件が終結するとともに退場する、という意外な形のシリーズの滑り出しに驚く。厄介者だとハリーを嫌うアーヴィングの憎まれ役ぶりが最初から全開なのもむしろ楽しい程。

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    2021年08月15日
  • 鬼火(下)

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    ネタバレ

    (上巻より続く)

    ボッシュの娘の大学での侵入事件は
    あっさりと解決して良かった。
    警官ではなくて、司法の道を進むつもりのようだが。

    それとバラードが「レイトショー」になった原因の
    元上司を追い込めたのは面白かった。

    でも、衝撃だったのは、
    ボッシュが白血病になったということ。
    前回もシリーズの最後なのではと、
    びくびくしながら読んでいたが、
    いや、シリーズにいつか最後が来るのは仕方がないが、
    できればボッシュがこの世からいなくなるのを知りたくはない。

    例え、バラードがその闘志を引き継ぐとしても。

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    2021年08月14日
  • 鬼火(上)

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    ネタバレ

    ボッシュ&バラードの第三弾。

    ボッシュは新人時代の恩師が亡くなり、
    その妻から未解決殺人事件の調書を託された一方、
    異母弟ハラ―弁護士が手がける判事殺人事件の
    手伝いをする。

    バラードの方はホームレスの焼死事件を追いながら、
    ボッシュが預かった二十年前の殺人事件のことを聞きに
    刑務所へ行くと事件が動き出す。

    判事殺人事件は検察が訴えを取り下げ、
    弁護士ハラ―としては事件が終わるが、
    納得のいかないボッシュは真犯人を追い、
    ホームレスの焼死事件とつながりが見えてくる。

    (下巻へ続く)

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    2021年08月14日
  • スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選

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    ゲームがしたくなる!
    ゲーム好きには人間ドラマがドラマチックに目の前に映し出され、ゲーム未経験にはゲームの妄想が膨らむ傑作短編!

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    2021年08月03日
  • 鬼火(下)

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    ボッシュシリーズでありバラードシリーズでもある今作。この二人に加えてハラーも登場するから面白くなるに決まってる。バラードの存在がボッシュを生き生きとさせているような感じがってここ最近のシリーズでは一番面白い。三つの事件の捜査と姿の見えない犯人。終盤にある人物が浮かび上がってからの展開は迫力と緊張感がある。こういう空気があるからこのシリーズは長く続いていても飽きないしずっと面白い。

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    2021年07月30日
  • 母の記憶に

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    粒揃いの短編集。ケン・リュウの短編小説には何とも言えない余韻があり、次の話に取り掛かるまで浸る時間を要することが多い。悲しい結末の話も多いけれど、人物やその思想へのスポットの当て方には作者の温かみが感じられる。「草を結びて環を銜えん」「シミュラクラ」「訴訟師と猿の王」がかなり良かった。ミステリ要素を孕んだ「レギュラー」はこんな話も書けるのかと驚かされる。

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    2021年07月28日