【感想・ネタバレ】素晴らしき世界(上)のレビュー

あらすじ

ロス市警ハリウッド署深夜勤務担当女性刑事レネイ・バラードが、ハリー・ボッシュと共演。深夜勤務からハリウッド署に戻ってきたバラードは、古い事件ファイルを見ず知らずの男が漁っていたのに気づく。男はロス市警を引退したハリー・ボッシュだった。ハリウッド分署管内で発生した古い未解決事件のファイルを調べていたのだった。ボッシュを追いだしたバラードだったが、その事件に興味を示す。十五才の家出少女がハリウッドの路地で殺害された事件だった。バラードはボッシュと協力して、殺人事件の真相解明に向かう。

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Posted by ブクログ

引き続き非常に面白かった。ハリーボッシュのシリーズが新しい展開を見せたという印象。最後にうまい具合にレネイバラードが絡んできて、まだまだボッシュが活躍してくれそうな感じで、とても楽しみだ。ひとつだけ問題は日本語タイトル。あとがきに翻訳者の言い訳が出ているが、英語のタイトルと異なる日本語タイトルを付けると、今回のようなしょうもない失敗になる例。映画のタイトルでもよくあるが、翻訳関係者や編集の人は気をつけてもらいたい。もちろん本の中身には全く問題なし。

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2020年12月17日

Posted by ブクログ

マイクル・コナリー『素晴らしき世界(上)』講談社文庫。

マイクル・コナリーの32作目の長編にして、ボッシュ・シリーズの21作目。さらには『レイトショー』に登場したロス市警ハリウッド署深夜勤務担当女性刑事レネイ・バラードとハリー・ボッシュの共演作となっており、ボッシュ・シリーズ前作の『汚名』からの続きが描かれる。

ボッシュとバラードの2人の主人公は確かに話題性がある。上巻を読む限りでは、どちらかと言えば、バラードの方が主役という感じ。その点は、ボッシュのファンとしては少し不満。しかし、このコンビの活躍も面白い。

今回は、ボッシュがこだわってきた15歳の少女デイジー・クレイトン殺害の未解決事件の捜査にバラードが協力するというストーリーである。ボッシュはデイジーの母親で薬物中毒だったエリザベス・クレイトンを自宅に保護していたのだが、ある日、エリザベスが失踪する……

本体価格900円
★★★★★

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2020年11月19日

Posted by ブクログ

マイクル・コナリーのハリー・ボッシュ・シリーズ21作目。
レネイ・バラードとの初共演作でもある。
前に登録した時に電子書籍だったので、登録しなおしました。

ハリー・ボッシュは、ロサンゼルス市警に長く勤めた刑事。
猟犬のように正義を追い求める根っからの刑事だが、やや型破りでもあった。
サンフェルナンド署では未解決事件を担当し、驚くべき成果を上げている。

レネイ・バラードは、ハワイ出身の30代の女性。左遷されて深夜勤務についていたのだが。
ある日、見たこともない男が資料をあさっているのを発見する。
昔取った杵柄で、ハリウッド署でかって起きた事件のファイルを見るために入り込んでいたボッシュだった。
15歳の少女が殺された未解決事件に、レネイは興味を抱きます。
ハリー・ボッシュの評判を探り、共に事件の解決に乗り出すのだった。

高齢になったボッシュの活躍を描き続けるため、若い力とタッグを組む。
新たな展開を楽しめました☆

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

バラードに引っ張られてなぜか仕事が頑張れる。キャラ設定の強さなのかストーリーの良さなのか‥。
パトリシア・コーンウェルのスカーペッタシリーズにハマった時も同じ感覚だった気がする。
星4なのは翻訳がどうにも腹落ちしないから。残念。

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2021年11月10日

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ボッシュとバラードは、意外にいいリズムで仕事をしているようですね。なかなかおもしろいです。

上下巻構成の場合、上巻では物語の背景だけ描いて、実際に物語が動き出すのは下巻からという事が多いですが、この作品では、意外に上巻から物語が動いています。

ボッシュのパートで、タイタス・ウェリヴァーの姿がチラつくのは秘密です(笑)

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2021年02月20日

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現代ハードボイルドの第一人者の一人である作者が新たに始めたロス市警の夜間専門刑事バラードの第二作目に作者の看板にして出世作であるハリー・ボッシュが早くも登場、と聞いて凄く楽しみにしていた作品。ロサンゼルス市警のエリート部門である強盗殺人課にいた二人だが時期は大幅に違っていてベトナム帰りのボッシュはロス市警を退職し再雇用はされていたものの良くない辞め方をして今は近隣の小規模な警察で顧問のようなことをしている。一方のバラードは若くしてエリート部門に配属されたが上司に受けたセクシャル・ハラスメントを告発した結果、今は所轄の夜勤専門に左遷されている、という設定。本作はボッシュもの前作の続編で前作で知り合った女性の娘が惨殺された事件を追うボッシュがバラードと交錯して、という話。達者な作者なのでそれだけではなく夜勤専門刑事の日常やボッシュが取り組むギャングがらみの事件も盛り込まれておりこれでもか、という内容。そうくるか、というラスト含めてシリーズ出色の出来でした。面白かったし次作が楽しみ。出版界の事情を書いたあとがきも面白かった。これはおすすめ。

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2021年01月13日

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ロス市警ハリウッド署深夜勤務担当女性刑事レネイ・バラードが、ハリー・ボッシュと共演。深夜勤務からハリウッド署に戻ってきたバラードは、古い事件ファイルを見ず知らずの男が漁っていたのに気づく。男はロス市警を引退したハリー・ボッシュだった。ハリウッド分署管内で発生した古い未解決事件のファイルを調べていたのだった。ボッシュを追いだしたバラードだったが、その事件に興味を示す。十五才の家出少女がハリウッドの路地で殺害された事件だった。バラードはボッシュと協力して、殺人事件の真相解明に向かう。

ハリー・ボッシュのシリーズとしては第21作。主人公が二人になる分、携わる事件数が増えている。物語の後半に向けてどんな展開になるのだろうか。

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2020年12月13日

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ネタバレ

ボッシュ&バラードの第二弾。

そうきたか。
ボッシュとバラードのコラボとは。
しかもどちらかがチラッと登場するのではなく、
がっぷり四つに組んでいると言うか、
タイマン張ってると言うか、
二人三脚と言うか。

前作の潜入捜査で知り合った女性を家に招き入れたボッシュは、
その娘の未解決事件を追う途中でバラードと出会う。
それぞれ、担当の事件を抱えながら
二人でひたすら古い職質カードを読み続ける。

(下巻へ続く)

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2020年12月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

バラードとボッシュのコラボとして、それぞれが交互の一人称の章立てになっている。
年老いたボッシュはまだまだ元気。
徹夜や飯抜きで働く。
この意欲は何処から来ているんだろう?
事件は動き出すがすんなりとは行かない。
下巻が楽しみ。


作品紹介・あらすじ
ロス市警ハリウッド署深夜勤務担当女性刑事レネイ・バラードが、ハリー・ボッシュと共演。深夜勤務からハリウッド署に戻ってきたバラードは、古い事件ファイルを見ず知らずの男が漁っていたのに気づく。男はロス市警を引退したハリー・ボッシュだった。ハリウッド分署管内で発生した古い未解決事件のファイルを調べていたのだった。ボッシュを追いだしたバラードだったが、その事件に興味を示す。十五才の家出少女がハリウッドの路地で殺害された事件だった。バラードはボッシュと協力して、殺人事件の真相解明に向かう。

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2022年03月24日

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