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深夜、ロスの展望台で発見された男の射殺体。後頭部に二発。怨恨か処刑か――。殺人事件特捜班での初仕事に意気込むボッシュだが、テロリストが関与している可能性が浮上。FBIの捜査介入に阻まれながらも、ボッシュはひたすら犯人を追う。十二時間の緊迫の捜査を描く、スピード感溢れる傑作サスペンス。
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Posted by ブクログ
ボッシュは相変わらずの偏屈野郎だが今回は面白かった。テロに見せかけたFBI職員の情事殺人事件。 ストーリーは素晴らしい。 2時間ドラマ二本立てにしたら最高だろう。
最近のボッシュ物は、上下二巻で構成されることが多いですが、この作品は、1冊のみ。しかも、書中で描かれている時間は、わずか12時間ばかり。スピーディーにどんどん物語が進んでいきます。それでいながら、ボッシュ物のセオリーとして、最後の辺りに、大きな物語の転移があるのもそのまま踏襲。 面白くて一気に読ん...続きを読むでしまいました。
ハリー・ボッシュのシリーズ。殺人事件を追うボッシュと放射線物質紛失テロ対策のFBIとの確執。結構あっけない結末。
ボッシュ・シリーズなのだが上下巻に分かれるわけでもなく、一冊だなんて珍しいなと思ったら、ニューズウィークのウィークリーマガジンに字数制限で連載された、いわゆる書き下ろしではないものだそうである。それでも改訂を重ね、ラストシーンは4版とも異なるなどの諸事情は訳者解説に詳しい。 国内では雑誌連載の...続きを読む作品が主流であり、書き下ろしはやや貴重な傾向があるのだが、海外では作家たちは十分に時間をかけて一作一作に集中した執筆活動を続けているのだろうと思うと、ちと羨ましくなる。 されマガジン連載用だからというわけではなかろうが、本作品は、いつものボッシュ・シリーズには見られないスケールで、テロが題材とされている。無論テロとなればロス市警などはお呼びでなくなるばかりか、捜査の現場からの締め出しを食らいかけるところ、ボッシュはエコー・パーク事件の活躍が実って未解決事件班から市警殺人課に復帰したばかり、その上若いキューバ系アメリカ人のパートナーの未熟かつナイーブな態度を持て余し、そのくせFBIのレイチェル・ウォリングとの捜査及び恋愛における丁々発止の賭け引きなど、その心情的な部分は多分に忙しくめまぐるしい。 捜査プロセスの緻密な駆け引きはいつもながらだが、そこに現場を自分のものにするために先んじて動いてゆくボッシュのベテラン捜査官ぶり(あるいは一匹狼ぶりというべきか)もスリリングで楽しい。 雑誌連載時にはなかったという犯人側のミスディレクション部分を見抜くボッシュの慧眼ぶりや、考えに考え抜かれた事件の底深さ、トリック、複雑な人間模様など、いつもながらのコナリー・ワールドは、いつもより短いながらも全開といえる。 事件は発生から解決まで12時間くらいなので、スピーディな展開であり、いつものようなじっくりこってり系というのではなく、リズムとテンポのいい娯楽性豊かな佳品に仕上がっている。
洋書のミステリーではマイクル・コナリーさんの書かれたものを多く読むのですが、今回も主人公のボッシュの事件解決にかける情熱を大いに感じられる一冊でした。パートナーとの人間関係や、刑事である彼とFBIとの事件解決に互いの持ちネタのやりとりが面白かったです。
この作者の作品にしてはあっさりした作り。というのもオリジナルはニューヨーク・タイムズ・マガジンへの連載で、1回3000字、15回程度というかなり厳しい制限のもとで書かれている。翻訳はそれに大幅に加筆したペーパーバック版を元にしているが、それでも他のボッシュ刑事の登場する作品にと比べると、シンプルな作...続きを読むりだ。ボッシュ刑事が、頑迷でスマートフォンなどの新しいテクノロジに付いて行けない年寄り的な書き方をされていたのも、今後の展開がちょっと気になるところである。
ボッシュシリーズ13作目。 ニューヨークタイムズマガジン(日曜発行)に連載されたものに加筆修整した作品。 そのせいか、スピーディでテンポがよい。 仕事中毒で目下恋人もいないボッシュ。 マルホランド・ドライブの東端、展望台で死体が発見される。 スタンリー・ケント医師。 跪いて射殺され、ギャングの処刑...続きを読むめいた状態だが。 ポルシェの中には奇妙な跡が… レイチェル・ウォリングと半年ぶりの再会。 ケント医師は放射性物質に直接アクセスすることが出来るため、FBIのリストに載っていたのだ。 妻のアリシアが襲われてケント医師は脅迫されたことがわかる。 FBIとの縄張り争いが始まる。 展望台の上にマドンナが住んでいた家があり、ファンが訪ねてきて、事件を見ていたことがわかる。 目撃者の少年を隠すボッシュ。 新しい相棒はイグナシオ。 イギーと呼んでくれと言われるが、刑事という仕事の現場で、イギーは軽すぎるのではと違和感を覚えて、いまだに一度も呼んでいなかったが? ハリー・ボッシュ・シリーズは、1992年の「ナイトホークス」を皮切りに、「ブラック・アイス」「ブラック・ハート」「ラスト・コヨーテ」「トランク・ミュージック」「エンジェルズ・フライト」「夜より暗き闇」「シティ・オブ・ボーンズ」「暗く聖なる夜」「天使と罪の街」「終決者たち」「エコー・パーク」、本書まで。 全部読んでるし、どれも水準は行ってるんだけど~題の印象が似ているので、どれがどれだか‥?
ジェフリー・ディーヴァーと並ぶ、お気に入りの作家。本書はその最新作。ツイストがあるのはディーヴァーと同じ。ただ、ディーヴァーほどあからさまではない。そして、主人公。本書のボッシュは孤高の刑事である。己に従えば従うほど、周りの人間が離れていく。男も女も。だから孤独。それでも生き方は変えられない。不器...続きを読む用といえば不器用だが、信念を持った男である。そこが、かっこ好くもあり悪くもある。とにかく根っからの刑事である。シリーズすべてを読んできて、頭の中にボッシュの生きている世界が出来上がっている。この一作だけをいきなり読んでも本シリーズの良さはわからないだろう。事件だけでなく、主人公ボッシュの出生から現在に至る身の上話も本シリーズの読みどころだからだ。
ストーリー・テリングは過去のコナリー作品ほどこなれていないのだが、読者の視点を一撃で裏返して見せるラストシーンの出来映えは逆に過去のいずれの作品にも劣らぬほど良くできている。まさに「死角」。本書は「買い!」だ。
やはり旨い!いつもの長編に比べると相当に短いが、そのぶん話の展開にドライブがかかった感じ。コクはあえて求めなくてよろしいかと。
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