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Posted by ブクログ
筋金入りの刑事ボッシュに、意外な連絡が来る。
ボッシュが13年も気に掛けていた女性失踪事件。
機会があるごとに調べ直し、容疑者と睨んだ金持ちのドラ息子には圧力をかけ、嘆き悲しむマリー・ゲストの両親とも連絡を取っていたが…
死体を車に乗せていて逮捕された男レイナード・ウェイツが、死刑を免れる代わりに、いくつもの犯行を自供する司法取引に。
マリー・ゲストの事件も自分の犯行だと。
野心丸出しの検察官らの言動。にわかには信じられないボッシュだが…?
現場検証で、死体を埋めたという現場に出向くと、犯人が逃走する大事件に発展してしまう。
ケンカ別れしたEBIの女性レイチェル・ウォリングと18ヶ月ぶりに連絡を取り、独自な捜査をしかけていく。
Posted by ブクログ
短期間でシリーズを読破しようと思わないこと。刊行に合わせてリアルタイムで読むのがベストだが、私のように逆走してシリーズを制覇しようとする場合は、間に別作家を挟んでから次の作品に取り掛かるべし。恐ろしくクオリティの高いシリーズだが、続けて読むとそのハイレベルさが当たり前になる。当然、次作品におけるハードルも高くなる。コナリー作品基準でハードルを上げてしまうということは、他の小説はもう読めないということにもなりかねない。なので、一定の間隔を空けてからこの世界観を堪能しましょう。
現代ハードボイルドでは、こういう展開が常なのだろうが、刑事という職業に忠実な警察ミステリとしてのボッシュ・シリーズも読んでみたいと思う。事件をある程度まで掘り下げると、そこに別の一面を発見する。この転調がシリーズの魅力となっているが、事件の裏側ではなく表側だけをもっとこってり描いてもそれはそれで面白いと思う。二作品だけ読んだ印象では、そんな単純なプロットで展開するシリーズではなさそうだ。
結末にはいつも感心する。決してハッピーではないが、作中の緊張感から解放され、同時に納得もできる。事件を解決したボッシュには副産物(?)としてそれ相当の試練が待ち受けるが、いい兆候もないわけではない。実に伸びやかで余韻のあるラストである。この充実感を味わいながら、気持ちは次作品へ向いている。
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