吉田篤弘のレビュー一覧

  • ガリヴァーの帽子

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    なんとも不思議な吉田さんの世界で
    おどらされているような
    そんなお話たち
    理解しようとかそんなことは
    考えても無駄だし
    それを望んでもいないんだろうな
    そんな気がする

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    2024年12月24日
  • それでも世界は回っている 2

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    面白かった。先が気になり止まらずに読んだ。

    「それでも世界は回っている2」なので、スタートが16章からだった。

    章が短く区切られていて寝る前にも読みやすい。けど続きが気になってしまい、また直ぐに読みたくなる。

    オリオ、ベルダさん、ジャン叔父さん、ココノツ、博士、ハルカとカナタ、パティさん。

    続きの「それでも世界は回っている3」を読むのが楽しみ。

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    2024年11月12日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    螺旋プロジェクト完走!

    年代の最初と最後が難解でしたね。
    本作は21世紀末の東京。

    やたらと登場人物が多くてわかりにくいが、途中から少しずつ慣れてきます。
    最後はプロジェクト完結編にふさわしい内容かな。

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    2024年11月06日
  • おやすみ、東京

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    半年くらいかけて、ゆっくりと読んだ。どこを読んでも東京の長い夜を過ごす人たちを描いていて、まだ眠りたくない夜に、時間をかけて読むのにふさわしい一冊だった。
    ある登場人物が、私はいま夢を見ているのか、と感じながら会話をして買い物をするシーンがある。始めから最後まで、この本を読んでいてそんな心地だった。ふわふわと数センチ浮かんでいるようで、現実との境目が曖昧で、特に劇的な出来事も大きな感銘も生まれないけれど、色々な思いをそっと自分の中に置いていく…
    それなのに最後にはさまざまなピースが収まるところに収まって、始めからここに向かっていたのかと不思議な気持ちになった。

    私は一時、介護の仕事をしていた。週に一回夜勤の日があったため、彼らと同じように幾度となく夜から朝に変わる瞬間を目にした。
    深夜は誰もが寝静まり、起きているのが自分だけという心細さもありながら、たまに起きてくる入居者と話をしていると、まるで秘密の時間を過ごしているような楽しさもあった。(一方で夜は転倒事故も起きやすいという難点もあるが…)
    そこから夏は4時くらいになってくると空がうっすら色を持ち始め、近くで飼育されているニワトリが鳴き始める。夜明けの澄んだ空気を吸いながら、朝が来るぞと気合いを入れ直す。
    いそいそと入居者を起こす準備をしていると、気づけば7時になり、夜勤明けには直視できないくらいまぶしい光が窓から差し込んでくる。この瞬間の、あぁ終わった…という達成感と少しの寂しさは介護を辞めた今でも、ずっと忘れられない。

    あの頃この本を読んでいたら、真夜中を過ごして夜明けの空を見ている人間は自分だけじゃないんだと、少し勇気をもらえたかもしれない。

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    2024年10月29日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    純文学作家の発想
     ひとつづつ評していく。

     川上弘美。未来SF。
     発想が陳腐だと思ふ。書きたいことを意識的に書いてはゐるが、予定調和的で凡庸から突き抜けない。
     人間由来の人間を工場で作らず、多様な動物由来の人間どうしが結婚し合ふ未来観(近親交配によるホモ接合型を減らすためだらう)。そこでの恋愛。
     厳密にいへば、人間と他種ではゲノムの相補性が少ないからありえない。遺伝子組換かもしれない。まあそこは目をつむることにしても妙だ。
     未来でも入籍といふ制度は残ってゐる。人間に本能の性欲が残ってゐるんだらうけど。結婚しない人や、核家族がどうなったかも書いてない。
     妙にSFが現実路線のわりには、ふはっとしてあいまいだ。雰囲気小説のたぐひか。さいきんの川上弘美には『大きな鳥にさらわれないよう』等、未来小説がある。

     多和田葉子。
     川上弘美より面白い。
     純文学らしく突っかかる表現が冒頭から続く。生花で花の首をちょんぎるだの、乱暴な表現は筒井康隆を想起した。独特で考へ抜かれた奇妙さを意識して、多和田自身も意図しない効果が出るやうな浮揺感を狙ってゐる。言語にこだはるナショナリストぶりもあらはれて、いつもの社会諷刺もある。
     全体としては普段の多和田の域をつかず離れず。

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    2024年10月10日
  • おやすみ、東京

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    色々な話が実は繋がっている短篇集。

    忙しなさから解放された夜のゆっくり時が流れる感じとか、自分に向き合える感じが心地よかった。
    だが登場人物が多すぎて、この人なんだっけとなることが多く、一気読みのほうがいいかも。

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    2024年10月06日
  • それでも世界は回っている 1

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    他の本にも出てきた「青いインク」が出てくる。

    吉田篤弘さんの、いつも通りの平凡で物静かな世界の話。
    短編のように一つ一つの章に名前がついている長編。とても読みやすく気づくと読み終わっていた。続きが楽しみ。

    ベルダさん、オリオ、ココノツ、叔父さん。

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    2024年09月23日
  • 鯨オーケストラ

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    静かな雰囲気だけど、なぜか読み進める手が止まらない。満足感。

    鯨オーケストラがもっとガッツリ出てくるのかと思いきや、想像とは違って、緩く、周りの世界が少しずつ繋がる感じが面白かった。こんなにも繋がっているのか、と驚くほどだった。

    曽我さん、多々さん、太郎くん、ミユキさん、サユリさん。アキヤマくん、水越さん、カナさん。

    前の2冊を読んでから、この順番で読むことができて良かった。
    個人的には2番目の本、屋根裏のチェリーが一番好き。

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    2024年09月19日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    ⭐⭐螺旋プロジェクト、完結編⭐⭐
    登場人物多く、しばらく読み進めるまでリンクしない…、でも最後の章まできて、なるほど確かに螺旋状に展開してるのかと気づきました!!
    もう一度最初から読み直したい!
    どこか無機質的な文体が面白くて好きです。
    他の7作品を読んだ後なので、海族対山族の対立場面が描かれてないことには、少し物足りなさを感じてしまいました。

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    2024年08月31日
  • 奇妙な星のおかしな街で

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    北海道新聞に連載されたエッセイをまとめたもの。
    読み終えたものの、ほとんど記憶に残っていない。
    ただ、幸福な時限爆弾についての記述で、読めてよかったと思えた。
    「人生の楽しみは、この『幸福な時限爆弾』をいくつ仕掛けられるかにかかっている。」
    未来の自分を楽しませるための仕掛けを、考えて、実行する。歳を重ねてからの楽しみはこれに尽きる気がする。

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    2024年08月28日
  • それでも世界は回っている 3

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    三部作の完結。
    「それでも世界は回っている」という言葉の意味がが何となくわかったように思う。
    そして失われたものを引き継ぐという事もそこに繋がる。そっくりそのまま真似るのではなく、自分の思いと共に変化する。そしてまた続く。

    長かったけれどとてもすんなり読めた。

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    2024年08月25日
  • 中庭のオレンジ

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    不思議な気分になる
    どれもあと少し続けてくれたら、と思うところでふわっと話が終わる
    あとよろしく、みたいな

    「合奏」が好きです

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    2024年08月13日
  • それでも世界は回っている 2

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    だんだんとインクの謎に近づいてきながら、どんどん枝葉が分かれていってるような感じ。
    旅する先で実に様々な人と出会っていくのが道標になっているが、余りにも多くて少々混乱する。

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    2024年08月08日
  • それでも世界は回っている 3

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    一から三までぶっ通しで読んだ。いや〜、全編通して雰囲気を楽しむ小説だった。
    5番目のブルーから派生した6番目のブルーの正体。大切な人を失っても、それでも世界は回っている。
    オシャレなカフェでChillしながら読んだので没頭して読めたけど、普段のように仕事に忙殺されながら合間時間に読んだらとっても眠くなってしまうと思う(笑)
    月とコーヒーのインクの話に関連してると言いつつ、月とコーヒーの話あんまり覚えてないな〜と思って他の方のネタバレあらすじ読んだけど、これはこれで繋がってるようなそうでないようなって雰囲気だった。その曖昧さが好きな人にはハマるんだろうな。

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    2024年07月31日
  • それでも世界は回っている 2

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    目的がある旅の中で、脇道にそれたり、上手くいかなかったりすることが沢山あって、でもそれが不思議とイライラしない。(多分今の気分に合ってる)
    こういう紆余曲折も、タイトルの通りって感じで心地いい。「それでも世界は回っている」

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    2024年07月31日
  • それでも世界は回っている 1

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    月とコーヒーに乗ってた青いインクのお話ということで読んでみた。
    続きがあるようなので続きもせっかくだから読もうかな。柔らかな世界観なので眠くなりそうだけどまったりタイムにはとてもいい。

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    2024年07月31日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    月とコーヒーのような不思議さはあった。けれど、こちらは長編なので、読後感は結構違っていたかな。
    ストーリーはそれなりに面白く、まあ、所謂ファンタジー、SFファンタジーという感じなのかな。
    結末は、こうじゃない方が良かったような気がするな。

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    2024年07月24日
  • 屋根裏のチェリー

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    流星シネマとは少し毛色が違ったものの、やはりいつもどことなく音楽が流れているような雰囲気と、人がつながっていく優しさが胸をうちます

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    2024年07月03日
  • 流星シネマ

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    最終章でタイトルの意味が回収されて、アキヤマ君が登場して、流れているであろう音楽に揺られて、不思議な感覚になった

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    2024年07月01日
  • それでも世界は回っている 3

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    6番目のブルーのインクを探しての旅は終わりました。旅の終わりにいろいろなことがわかり、自分がどんな人間か一生かけて探索したい、それは旅は終わらないという結論となったのもスッとする瞬間のような感覚でした。

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    2024年06月26日