町田そのこのレビュー一覧

  • 月とアマリリス

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    タイトルから想像もつかないような物語だった

    北九州を舞台に、記者みちると、彼女を取り巻く人々とのヒューマンミステリー

    白骨化した遺体が発見され、その真相を探るうちに、点と点がつながっていく
    ミステリーはネタバレなしで感想を書きづらいのですが、読みやすく、ぐいぐい引き込まれていきました

    虐待、DV、知的障害……こういった境遇の人達が犯罪に巻き込まれるのは最近の作品では多い
    実際そうなのであろう

    ただそれでもほんの少し光が見えて、助けてくれる人、泣いてくれる人がいる
    それに救われた気がしたラストでした

    残虐な事件、いじめ事件、そんな事件を追いかける記者たちも色んな葛藤をしつつ、他社よりも

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    2025年11月05日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    テンダネス門司港こがね村店を舞台に、そこに集う人々が繰り広げる心温まる物語。女子高生とその祖母、バイト店員と美少女、親友と別離した女子高生。それぞれ新しい気持ちでスタートしていく...

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    2025年11月04日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    2025/53

    読書久しぶり。
    読みかけが時間経ってしまったので
    一気に読んでいたらもっと好きだったかも?

    「夢って乱暴な言葉だと思う」

    父親と歯のお話。
    自分に重なる部分があって、現実はそんなに綺麗ではないと思いつつも家族の形はそれぞれで、幸せか不幸か決めるのは私自身なんだと考えさせられた。

    そして、最後の終わり方。なんだか巡り巡って縁が繋がり戻ってきたことで涙が出た。

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    2025年11月04日
  • あなたはここにいなくとも

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    どの話もストン…と自分の中に落ちていくかんじ。
    あぁぁぁ分かるよ、そういう感情になるときって共感できるものが多かったな。

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    2025年11月04日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    前向きになれて癒されて心温まる本。
    最初はこんな黄色い悲鳴があがってるようなコンビニ嫌だなーと思ってたけど、読後の今となってはこんな店員さんや店長がいるコンビニに通ってみたい、門司港に行ってみたいとさえ思う。
    第三話の梓と那由多の関係性が特に好き。

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    2025年11月04日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    町田その子さんの『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』
    5つの短編から成っています。登場人物は少しづつ重なっている感じです。

    「カメルーンの青い魚」
    サキコは、中学生の時に幼馴染のりゅうちゃんのケンカを止めに入り前歯二本を折ってしまう。サキコの前歯は差し歯になった。中学校卒業と同時にりゅうちゃんは町を出るが、ヤクザをやっているとか、悪い噂ばかり入ってきます。しかし、数年後に彼はサキコの祖母の通夜にフラリと帰ってて…。

    「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」
    ほぼ話の主役は晴子という中学生の少女。晴子は母親とほとんど断絶した関係にあり、祖母・烈子に育てられてきました。クラス内でいじめを受けることが

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    2025年11月03日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    心がほっこり温まる1冊。
    すべての登場人物に人間味があって好き。

    もしテンダネスが実在するのならば、
    行ってみたい。

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    2025年11月03日
  • 夜明けのはざま

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    葬儀社『芥子見庵』を軸に、登場人物たちの視点が入れ替わる5章からなる長編です。
    葬儀社で働くことの偏見、男女差別、学歴格差、実家の経済力の格差など、社会問題に対して、個人的にもがき苦しみ、最終的に自己決定して進んでいく。
    そんな厳しい世の中を町田そのこが掬い上げて描いてくれている。登場人物と比較的共感できる章や、これは苦しくて読むのもつらい章…なんてのもあり、さすが町田そのこですね。
    面白かったです。

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    2025年11月03日
  • 宙ごはん

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    複雑な家庭環境で結構、重い内容だったが、各章、前向きな気持ちになれる終わり方で良かった。各登場人物の気持ちや心の変化の描写が凄いと感じた。

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    2025年11月02日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    一つの家を軸に色々な人の物語をどんどん遡っていく進み方がとても読みやすくてさらさらっと読めました。読後感も爽やかで前向きな気持ちになる本。拘っていたものへの視点を変えるだけでこんなに心は満たされていくという気づきにもなる一冊。

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    2025年10月29日
  • 星を掬う

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    印象に残った言葉や忘れたくないことがたくさん出会えたけれど、久しぶり没頭して本を読んでみて、本を読むのはやっぱりいいなと感じた。
    自分を客観視できる。
    自分1人だとその中でしか考えれないことも、本を読んでいろんな考え方に出会えて、自分が変われる気がした。劣等感が一つずつ消えていく感じを味わえました。

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    2025年10月28日
  • 星を掬う

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    最初この話苦手かもって思ってたけど

    最後わんわん泣いて文字が読めなかったw

    愛を掬っていけるような作品

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    2025年10月27日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    これこそが町田そのこ、と言いたくなるような連作短編集。
    読み進めていくと、あぁ、こうやって繋がっていくのかと新鮮な感覚を覚えた。
    途中、星を掬うや52ヘルツを連想させる理不尽で暴力的な話もあったが、このくらいであれば話のほどよいスパイスになっていると感じた。
    幸せなシーンも不幸なシーンも見続けてきた家、果たしてこの家は住むものに不幸をもたらすのか、それとも幸福をもたらすのか、結末を見届けたいと思える作品だった。

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    2025年10月27日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    読み物としての究極のエンタメ。
    とにかく笑えるし、実は大事なことも含まれてて読みごたえあり。日々の小さな悩み事が吹っ飛んでしまいそう。なんとも言えない癒しがそこにはある。

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    2025年10月26日
  • あなたはここにいなくとも

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    最近町田さんに絞って読んでるんですが、さらさらしみいるような心地いい文体で読みやすいので気に入ってます。
    別れがテーマの短編集、別れの究極系は死別ですが、それをにおわすお話だったりばかりです。とはいえ穏やかに、静かに終えられる方が多くそれにまつわる人間関係や出会いに、じんとしました。私は1番最初のお話が好きです。

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    2025年10月24日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    教師のセックスシーン…からどう展開していくのかと思って読んでいたけれど、連作としてさまざまな視点からの話が面白かった。浮気相手目線の話がいちばん胸にきたな。自分で自分を幸せにする。

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    2025年10月24日
  • 星を掬う

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    私は捨てられた私かわいそうと完全な被害者意識でなんとか生きてきた主人公。
    被害者意識で生きるのはありがちで私自身そうだったけど私の人生誰のものでもないと考えると自立して生きるという考えに至る。
    若年性認知症を患った母親も自分でいられるうちに思いを託す。だけど残された人が割り切れない。
    最後は涙涙でした。

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    2025年10月20日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    前作1からの期待の作品!やっぱり心に染み入る。
    三話とも孤独をテーマにされている。老後の予期せぬ見知らぬ土地への移住、普通である事の若者の葛藤、女子高生の陰湿な人間関係の結果、どれにも共感。わかるわかると思いながら読み進めると必ず救われる。安心し、ほろりとする。エピローグが何とも思わせ振り振りで。。(笑)

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    2025年10月20日
  • わたしの知る花

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    ネタバレ

    いろんなすれ違いが重なって、もどかしい切ない恋の物語でした。会えなくてもずっとお互いのことを想っていた平と悦子。もっと早くどうにかなっていればと思いましたが、いつか天国で今度こそは2人で幸せになってほしいです。
    登場人物が多めで、読み進めるのが大変だなと思ったときもありましたが、後でつながって、大丈夫でした。

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    2025年10月20日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    行動と言葉の不一致が人間的で。
    涙が止まらない話もあって、死ぬことを意識して生きるって、大事よねと思えた。

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    2025年10月19日