町田そのこのレビュー一覧

  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    愛される事を知らなかったこれまでと、愛される事を知ったこれから。声にならない52ヘルツの音を受け止めてくれる、「魂のつがい」になる誰かはきっといるよ?
    行間から滲み出る優しい音色が確かに聞こえる作品でした。

    主人公の三島 貴湖(きこ)通称きなこ。は惨憺たる親子関係、過去の出来事から抜け出し、祖母が晩年暮らしていた大分県の港町に身を寄せていた。
    そこで知り合った自身を「ムシ」と紙に書き名乗る失語症の少年と出会い、喋れない原因が虐待と知り、
    高校時代からの友人、美春と共に少年を「52」と称し
    52を「1人」にさせない為行動を起こす。というあらすじ。


    個人的には52と貴湖達のロードムービー的展

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    2026年08月09日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    町田そのこさんは、「もういないものへの悲しみ」について描くことがとても上手で、心に響いてしまうなあと改めて感じました。本当に大好きな作家さんです。

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    2026年08月08日
  • 夜明けのはざま

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    自分の価値観を、もう一度考えさせられた。
    短編集なので読みやすく、人同士の繋がりもわかりやすい。
    文庫本買おうかな。

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    2026年08月08日
  • 星を掬う

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    ネタバレ

    暴力に支配されることの怖さ。
    そして、残される人の痛み。

    読みながら、私は「どうして女性はこんなに非力なんだろう」「どうして暴力で人を支配するのだろう」と、何度も考えた。

    同時に、最近の私は「死」にとても敏感になっていることにも気づいた。
    死が近づくことへの恐怖。
    そして、残される側の悲しみ。
    「時薬」という言葉があるけれど、悲しみはどうやって癒えていくのだろう。

    この本を読んで、私は自分の中にある「痛みにとても敏感な部分」に気づいた。

    そして最後に残ったのは、温かな気持ちだった。

    「星を掬う」というタイトルの「星」は、夢や希望、大切な思い出のようなものなのかもしれない。
    流れ星に願

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    2026年08月08日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    ネタバレ

    途中読むのが嫌になるほどリアルで生々しい

    52が自死に向かうところや会長からきなこを救う場面は作為的に感じてしまった
    そもそもきなこは壮絶な過去を持っている割に現在の性格と行動パターンがヒーローすぎでは

    けど総じてストーリーは面白く引き込まれた

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    2026年08月25日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    ネタバレ

    スピババアが死んだ、という冒頭がSNSで話題になっていたのでその知識だけで読んだ。
    カルト宗教モノかと思いながら読み進めていたらとても良いジュブナイルだった。スピというよりはホラー。ラスト、失ったとしても「そこにあった」ことだけは残っているというものの描写がとてもよかった。

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    2026年08月08日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    新興住宅地にある一軒の家を軸に、そこに移り住む人たちを主人公とした短編集。

    町田そのこさんの主人公たちは基本的に重い背景を背負ってることが多く、本作も読み進めるのがしんどいこともありましたが、読後は自分の糧になる感覚がしっかりとあります。

    あとは、短編集によくありますが、各短編がちょっとずつ繋がってるタイプの構成になります。
    (僕はそれぞれ独立してるタイプの方が読み心地が良いと感じるタイプなのであんまし好きではありませんでした)

    以下、気になったフレーズ。

    ◾︎おわりの家
    となりのマダム信子さんの言葉。
    p37
    誰にどんな事情があるのか、どんな理由でそうしたのか、そんなことは簡単にわか

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    2026年08月05日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    サラッと読めて、心がジーンと熱くなる。タイトルどうりの正しく「あなたはここに いなくとも」そんな短編が5話。一番好きなのは「おつやのよる」かな、、人の「愛」って強烈よりも、見えないけど「ふっ」感じさせられたときが良いな。ちょいと心に踏み込まれた優しいかな?ヒドイ親を見られたくないが、そんな親にも、そんな彼氏にも、、、。うん、優しさに触れました。

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    2026年08月05日
  • 蛍たちの祈り

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    綺麗な結末を迎えながらも、決して心が晴れやかになることはない。そんな儚く切ない読後感が胸に残る作品だった。誰も完全に救われることはないが、最後の祈りだけは確かに届き、それぞれが悲しみを抱えながらも前へ進んでいく姿が心に響いた。

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    2026年08月05日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    ドラマで先取りしてしまったのがもどかしいような気もするが、答え合わせのような気持ちでむしろじっくり読み込めたのが良かったかな。コンビニを大切にする会長や志波店長の心意気を再確認できたし、ウクレレくんの葛藤も充分に楽しませてもらった。

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    2026年08月05日
  • 夜明けのはざま

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    読み終わってみると、全ての章で「はざま」を生きてることを表していたのだと分かり、「夜明けのはざま」の意味を理解できてすっきりした。

    人にはそれぞれ生き方や譲れないものがあり、それを理解しあい支え合うことの苦しさがよく伝わってくる話だった。

    特に5章は人は皆悩みがあることが分かる話だった。その悩みによってこだわりや譲れないものがあり苦しんでしまう。なので主観が変わることによって物語に見え方も変わり人間はいろんな「はざま」で生きていることが感じられる話だった。

    どの章でも人って考えすぎだなと思った。

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    2026年08月07日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    狭い水槽の中で、泳いでいくという覚悟を決めた人たちを描く5つの短編集だった。

    これは、いま息苦しい人も自分で泳ぎ方を見つけるべきだ、といった強いメッセージに見えた。
    これは割と辛い状況にある人を救うかもしれないなと思った。

    どの話も上手いこと魚に例えられていて、今までそんな風に考えたことなかったから、非常に面白かった。

    主人公たちは分かりやすい逆境の中にいるけれども、どれも共感できる感情だった。

    特に私は「溺れるスイミー」で泣いた。
    仲間は穏やかに水槽に向かっていて、自分もあそこにいなくてはと思うのに、離れていくことに安堵してしまう。そして自分が壊れているのではないかと思う。
    しんどい

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    2026年08月04日
  • 星を掬う

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    苦しくて苦しくてクズ男がクズすぎてむかついたりこころが動きすぎて辛かったけど、最後の方のお母さんの心の話で涙が止まらなくなった。自分の人生は自分のもの。自分次第って心に響いた

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    2026年08月04日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    店長の過去に切なくなった。みんな幸せになって欲しいなと思った。
    そして、こんなに愛されている人たらし店長は、生まれつきじゃ無かったのか!と驚いた。

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    2026年08月03日
  • 蛍たちの祈り

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    子どもは自分の力じゃ幸せになれない。
    でも大人になったら、自分を幸せにできるのは自分だけだ。
    と思っていた。
    でも、大人から奪われた幸せはとてつもなく重い足枷になる。
    その足枷を背負わされたまま「幸せになれ」ということの傲慢さに気づかされた。
    それでも、その足枷に囚われず、引きずらず、置き去って、幸せになってほしい。
    足枷を外してくれる(外れてもアザも痛みも残るけど)、手を差し伸べてくれる人と出会ってほしいと思う。

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    2026年08月02日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    最初の数ページから胸が苦しくなった。私は祖母に育てられた時間が長く、おばあちゃんっ子だったからだと思う。祖母がいなくなる未来なんて考えたくない。それなのに、時間は永遠ではないと分かっていながら、甘えてしまい、十分に祖母孝行ができていない自分もいる。その現実を突きつけられたようで、物語の始まりだけで涙が出そうになった。

    読み進めるうちに、きよいの母親の描写も印象に残った。人工透析を受けるようになってからスロットへ通い始め、その背景をきよいが知る場面では、「目に見える行動だけで人を判断してはいけない」と強く感じた。人には必ず、その人にしか分からない事情や苦しみがある。表面だけを見て理解したつもり

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    2026年08月02日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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     後悔とその先の人生を温かく照らす全5編の短編集。

     同作者の長編に比べると、物足りなさは否めませんが、それぞれの物語にすぐに没入できるのは、短編ならではの作者の面目躍如といった感じでした。

     どの作品も恋する女性が主人公とうことで、おじさんである私には想像できない感性に戸惑いながらも、そのギャップを楽しむこともできました。

     共通して思うのは、新たな出会いや出来事に自分がどう向き合うのかということでした。

     そのまま、何も感じずに流されてしまえば、楽かもしれませんが、新たな一歩は踏み出せません。

     しかし、そこに意味を見出し、痛みも伴いながらも自分と対話し、見方を変えたり、視野を広

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    2026年08月01日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    今回は店長の過去の話でしたね。店長の一途な所がとても新鮮でした!こんなコンビニに行ってみたいとやっぱり思います。お客さんやアルバイトの人、みんなに愛されている店長がとてもいいですね。

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    2026年07月31日
  • 蛍たちの祈り

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    人殺しに関する描写も多くて途中少し怖かったけど、登場人物同士の話が上手いこと連鎖していくのがすごく面白かった。まるで自分は関係ありませんみたいな顔して話してるくせに実は事象のど真ん中にいるみたいな描き方が上手い。

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    2026年07月31日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    読みたいと思いつつなかなか読めずにいたら、シリーズ5巻まで発売になってしまい…ようやく1冊目読み終えました!よかった!ハートフルな町田そのこさんも好きです。

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    2026年07月31日