町田そのこのレビュー一覧

  • 月とアマリリス

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    過去の傷や孤独を抱えながら、それでも誰かとつながろうとする人たちの姿が胸に残った。
    優しさだけでは救えない現実の苦しさも丁寧に描かれ、読み進めるほど登場人物の心に寄り添いたくなる。
    静かな余韻が残る、切なくも温かな物語だった。

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    2026年09月05日
  • 夜明けのはざま

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    大切な人の死に直面した時、その人の死を受け入れることは容易いことじゃない。けれど、受け入れようとすることは自分自身を見つめ直すことにも繋がっていくことに気づかされました。


    いじめ、結婚、出産、性的役割分担、偏見。様々な固定観念に打ちのめされたけど最後は素直に前向きな選択ができて良かった。

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    2026年09月05日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    audibleで。神に嫁すことが決まった巫女のエスタ。それは、巫女に与えられる試練に類稀な力を発揮したためであった。エスタと惹かれ合う王国騎士団長レンファルは、一緒に逃げようと伝えるが、信仰心の厚いエスタは応えられなかった。が、その夜、エスタは何者かにさらわれてしまう。調べるうちに、エスタもまた、レンファルが救った孤児リルと同じ場所で保護されたとわかる。
    ひとつ明かされれば、ひとつ謎が深まる。そんな風に物語は始まっていく。読み進むうちに、これは王国の根本を揺るがす事態なのでは、、、と面白くなっていきました。

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    2026年09月05日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    “人の死”に関連するお話が5つあった。
    “死”と聞くとすごく重いものを連想するが、とても前向きな話でよかった。
    自分が死ぬ時も、誰かを悲しませるだけでなく、その人の未来が広がるような何かを与えられる人間になりたいな、と思った。

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    2026年09月05日
  • 夜明けのはざま

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    "死"は誰しもが平等に訪れるもの。
    その"死"を平等に受け入れなければならいのに、それがどれほど難しいか。
    大切な人の"死"と向き合ったことをきっかけに、自分の人生を見つめ直し、覚悟を決めて生きる人間たちのお話。

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    2026年09月05日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    町田そのこさんの話目当てに読んだ。
    遺族が、死と向き合う。
    いい話だと思ったら…
    なかなかいい話だった。

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    2026年09月04日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    ネタバレ

    生きていける。
    あなたが、この痛みに気付いてくれたから。

    ままならない人間関係に傷つき、自分を見失った時には気付けなかった想い。
    後悔とその先の人生をあたたかく照らす全5編の短編集。

    破局や死などさまざまな形で訪れる別れが、悲しみと優しさを共存させながら書かれています。
    姿形がなくなっても、一緒に生きた時間は消えずに
    ふとした瞬間にふわりと思い出させてくれる。
    そんな温かい思い出が私の中にもちゃんと存在しているんだと実感し、いつか悲しくなった時に思い出せる引き出しを与えてもらえました。

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    2026年09月05日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    無限に広がる深海でただ、声をあげるクジラ。その声は、他のものには届かない。
    誰もが皆、届かない助けを求める声を叫び続けているだろう。この物語は、決して他人事にならず没入することができる。
    助けを求め続ければいつか、暗い海を照らす一筋の光に出会うかもしれない。そして、誰もがだれかにとってそんな存在になり得るのである。

    心が安らぐ、とても素敵な作品であった。

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    2026年09月04日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    どのお話も読み始めから引き込まれる面白さで、どれも長編で読みたいな〜と思いました。

    解説も書店員さんというのは珍しく、身近に感じて楽しめました。

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    2026年09月04日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    誰かの死によって人生の転換期を迎える短編集5編

    泣ける。『おつやのよる』が大変よかった。田舎の描き方が秀逸で、それを恥ずかしく思う都会の女とそれでも切ることは出来ない家族の縁がどうしようもなくリアルだった。章吾のような男と結婚したい

    何だか不倫と失踪の話が多いなと思いつつ笑。町田さん色々読んだけれどもこの本の雰囲気が一番好きかもしれない。飾らないキャラクターがとてもいい

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    2026年09月04日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    ネタバレ

    毎度のことながら初見のファンタジーを読むのには勇気がいる。世界観説明の段階でダルくなって投げ出す未来が脳裏をよぎるからだ。結局その不安は杞憂でしかなかったわけだけど。

    まだ上巻なので多くは語れないけど、ティーンが好みそうな立場の違いによる叶わぬ恋、ミステリー好きが好みそうな度重なる事件とその謎。この時点で私の心は掴まれた。

    恋愛については正直どうでもいいとは思いつつも最終的にどういう形に収まるのか野次馬的な好奇心は拭えない。
    一方で、物語の主軸であるヒロインの誘拐事件の謎も深まるばかりで迷探偵であるこの私の血が騒がないわけがない。
    そんな中でまたもや起こる王女殺害事件。こんなのもうミステリ

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    2026年09月03日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    生きることの底辺を見させられた気がした
    最後の文章がとても良い
    決して明るくなる本ではないが52hzの鯨の声を織り交ぜていく部分に寂しいながらも温かさを感じる

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    2026年09月03日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    いろんなことが起こるのに、ずっと静かな物語だった。そのやさしさみたいなものが心地よくて、すんなりと一気に読んだ。

    作中で、昌子さんのようなしっかりとした大人が現れて、夢物語からきちんとリアルに導いてくれたのがよかった。だからこそ、そこに共感が生まれて、読後感がいい物語になっているんだろうな、と。

    ベストセラーなので今更だけど、この優しさが読んだ人の心に沁み渡るといいなと思う。

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    2026年09月03日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    自分が今、如何に幸せな環境で生きられているのか思い知らされた。
    みんな誰かを想って幸せに生きたいだけなのに、少し歯車がずれてしまうとこうも全てがうまくいかなくなるものかと苦しくなる。
    誰もが誰かの人生を邪魔せず、それでいて自分の生きたいように生き、幸せを感じられたらいいのにと思った。

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    2026年09月06日
  • わたしの知る花

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    大恋愛の話だった、と思う
    平さんの波乱万丈な人生の中で、ずっと本当にいちばん大切にしたかった人は変わってなかったんだろうな、でもタイミングがうまく合わない、すれ違い、そういうもので思いが伝えられなかったりする。
    でも、自分が大事にしたい対象が分かっていて、その人を思いながら生きていれば、いつか回り回ってその思いが届くこともあるのかもしれない。
    ”理解に深さを求めるなら、向き合って詳らかにしなくてはいけない”
    そうだよなあこれが一番難しい
    あとやっぱ噂話とか、人から聞いた話とか、そんなものが1番信用ならないな、酷い言われようだった平さんがこんなに素敵な人だったんだもの
    罪悪感に苛まれて自分の人生

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    2026年09月01日
  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

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    コンビニ兄弟 第4巻、今回は、前作の流れをかなりくんでいる話。
    店長の三彦が祟られているという話しの続きや、テンダネスの公式キャラクター
    誕生といった話である。
    そんな中で、テンダネス門司港こんがね村店の店員である高木の高校時代からの
    友人である、ヒーローになりたいと言う夢がある舞人とのエピソードも必見。

    今回はちょっとした感動物語かなって、結構感動系多いコンビニ兄弟
    なんですけどね。店員の高木の意外な過去が明らかに・・・。
    ってなところで、出来れば前作から・・・いや、1から3がまだの人は、
    すべて読んだ方がってな感じかな。

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    2026年08月31日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    ネタバレ

    解説
    ・町田そのこさん。WEB本の雑誌の連載「作者の読書道」でのインタービュー : 「私、読み終えた後に「明日も頑張ろう」って思ってもらえるものを書く、というのが原点なんですよ。私が氷室冴子さんの本でいただいたものを、自分の本で誰かにお返ししたい、とまで言うのはおこがましいかもしれないですけど、私の本を読んだ後に「明日も、ちょっとだけでも頑張ろう」って思ってもらえたら。
    ・町田作品には本屋大賞受賞作「52ヘルツのクジラたち』や「星を掬う』のような必涙作品もあれば、『コンビニ兄弟』のようなコミカルで笑わせる小説もあるが、どの作品にも共通点がある。ひとつは、時に今この社会のどこかで誰かが実際に体験

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    2026年08月31日
  • 星を掬う

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    幼い頃に自分を捨てた認知症の母との再会を機に、心に傷を負った女性たちと共同生活を送る中で、互いの過去の痛みを掬い上げながら新たな希望を見出していく、切なくも温かい再生の物語。

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    2026年08月31日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    町田その子は女性をとことん悲惨にさせる天才だと思う。何もそこまでせんでも、、、、な描写がたまに耐えきれなくなりそうになる。が、読む。
    ルイーダ王妃とシャーリーン王妃の確執が実は結構面白かった。ザイード王子が可愛かっただけに、政争に巻き込まれたのは哀れ、哀れ。
    裁判にかけられたり、島流しになる罪状はリアルで今どきのネット小説とは一線を画す描写っぷり。商業作家はさすがである。
    ラストのラストまでエスタがどうなるかわからず、分かった後もリルのその後に思いを馳せたり、色々と余韻を残す作品だった。面白かったし、後半のスピード感はなかなか。

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    2026年08月31日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    連作5話
    類が小学6年生に体験したところから物語が始まる
    どこにでもある、日常中で古い価値観や地域性がじわじわ現れる…
    そしてそこから自由になりたい
    類はどうするのか…
    最後まで気の抜けない展開でした

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    2026年08月31日