町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
幼いころに母に捨てられた千鶴は、それが自分を卑下する理由となり、自分を肯定することがどうしてもできない。
父と祖母に育てられたが、父の病により家産を手放すことになり、貧乏暮らしを強いられた祖母は、千鶴の母を恨みながら死んでいった。
千鶴が結婚した相手は、借金に借金を重ねてはその返済を千鶴に押し付け、断ると手加減なく暴力をふるうモラハラ男。
逃げても逃げきれないこの生活から逃れるため、死ぬしかないと思い詰めていた時に、母の知り合いが「会いたい」と連絡してくる。
人生最後に、なぜ自分を捨てたのか聞きたくて、千鶴はその知人と会うことにする。
普通だったら涙の再会。
「悪かった」「後悔しなかった日 -
Posted by ブクログ
ぎょらん、死んだあとに対峙するその人への気持ちと捉えました。
人が亡くなると必ず後悔って残ると思うし、後悔のないように人と接することは不可能に近いと思うけど、迷うことがあるなら行動したほうが良いね。
自分が起こす行動って結局エゴでしかないから。
人間だからエゴで動いてなんぼ。
でも人間だからこそ、その言動の裏にある気持ちを推し量れるんだな、と。
最初の一文、面白い!笑
家に帰ったら、リビングで朱鷺が暴れていた。(p.8)
そして読み返して思ったけど、朱鷺は最初からぎょらんの存在について何となく分かってたんだよね。
けど、お母さんとの約束に真摯に向き合う姿、そして人を大切に思う性格、素晴 -
Posted by ブクログ
ネタバレぎょらん
ぎょらんが見せた個人の思いに苦しむ主人公の朱鷺を中心に、様々な人物たちの、死にまつわるエピソードがまとめられています。
10年後とか、自分の人生のフェーズが変わったらまた読みたいなと思いました。
冬越しのさくら の章がすごく好きでした。
相原さんと、師匠であるサクさんのはなし。
事故で亡くなった母の葬儀を取り仕切ったのがサクさんで、母の見送りをしっかりさせてくれたことで死を受け入れることができた。そこで相原さんが葬儀社で勤めることを決めた。その話を聞き、朱鷺が葬儀屋を頑張る、と決める。相原さんの昔の恋人であり、今の上司の瀬尾くんが、本当は別れないで一緒にいたかったと伝えるシーンで