町田そのこのレビュー一覧

  • わたしの知る花

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    ネタバレ

    とても切なかった。
    でも、タイミングで本当に好きなものを、人を、しっかり伝えていかないといけないなと思った。
    若さゆえの愚かさが痛く感じて、読んでいて辛かった。安珠が平に悦子おばあちゃんの話をしなかったのもやっぱり人生のタイミングで、全てが上手くいくわけじゃなく、人間は後悔していく生き物だなと物語だけど、現実味を感じた。
    とにかく悦子さんが強くてかっこいい。
    香恵さんは若さゆえの人だし、平を傷つけていた人だけど、切なかったな。これこそタイミングで、平から乗り換えなければ、、とか、平が最期に安珠を選んでいたかな、、とか色々思う
    自分の今の気持ちに正直に、運を手繰り寄せることが大切だと改めて学んだ

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    2026年01月25日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    イケメン店長の過去やコンビニで働くことになったきっかけが今回で明らかに。
    キラキラしすぎていた店長の人間味が一気に増しました。このシリーズ好きだなぁ。ほんと温かい世界観。NHKでドラマ化も納得!

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    2026年01月24日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    「不幸の家」で繰り広げられる家族の物語。
    町田そのこさんの小説には、あらゆる種類の「ボロい男」が登場する。そして、「ボロい男」が更生していくことなく、ボロいままで救いがない。もちろん、全ての登場人物じゃないけれど。
    そんな男に翻弄される女性たちと子供たちの結末は、幸せであって欲しい。

    数年前、我が家の裏庭に育つ「枇杷の木」を切った。
    庭の枇杷の木の扱いって、大変なんだよね。
    しかし、切って良かったのだろうか。
    誰かの目印の木だったらどうしよう。

    諸行無常です。

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    2026年01月24日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    大好きな町田その子さんのホラー。
    しっかり怖くて、でも爽やかな終わり方で読後感はすごく好きな感じ。
    登場人物みんながすごくいい人でほんとうによかった。

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    2026年01月24日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    愛と復讐のおとぎ話だった。悪意によってひとの尊厳が踏みにじられるさまに、はらわたが煮えくり返る。愛する二人が引き裂かれるのもそうだし、命を脅かされ続けるのも、悔しくてずっと怒りがおさまらない。なんでこんな思いをしなければならないのか。気持ちがずっとぐるぐるしている。
    攫われた巫女を取り戻したい一心で、敵と権力と肩書と己とずっと戦い続ける騎士の歩みが丁寧に描かれている。一方で最終決戦は、もう少しページを割いてもらえるとよかった。そうしたら、たぶん私の情緒はさらに悲憤に狂っていただろう。とはいえ、迎えた結末には胸がぎゅっとなる。

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    2026年01月25日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    本屋大賞受賞の作者が送る、王宮ロマンスファンタジー。恋愛描写が瑞々しすぎてまぶしい。まぶしすぎて、手をぐっと突っ張って、本と距離を置いて読んでしまう。見てはいけないものを見ているような。恋愛ってキラキラしてるんだなぁ。
    とはいえ、王宮で起こった失踪事件と毒殺事件の謎を解き明かすことが、本編のメインストーリー。上巻は謎が謎を呼び続けている。

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    2026年01月24日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    もうすぐ廃校になる小学校を舞台に、それぞれの年の卒業生や先生、在校生達の心の苦しさを、ギュッと押し詰めた一冊でした。
    幸せそうに見えても、本当は本人しか分からない苦しみがある。誰もがそれを人に隠して戦っているんだなぁと感じました。
    いろいろな登場人物とそれぞれの繋がりも面白かったです。

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    2026年01月23日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    ネタバレ

    興味のあった作家さんがファンタジーを書かれていたので読みました。

    戀記とあるので恋愛ものかと思いきや、エスタが攫われたあたりから風向きが変わりました。
    殺人や王家の絡む事件が始まり、思ったより壮大なミステリーに。後半は一気に読めました。

    凝った設定があるわけでもないのに地に足のついた世界観を感じてよかったです。
    キャラクターがいいなと思いました。
    特に王様。御伽話のような表紙に反して、考え方が現代的で面白かったです。

    エスタが攫われて半年も経って驚きました。
    酷い目に遭っていませんように。
    下巻で早くレルファンが迎えに来て幸せになれますように。

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    2026年01月23日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    町田そのこさんの作品だから読んでみたら、若干ホラーで、ホラーは苦手、むしろ嫌いなので、しまったなーーーと思いつつ、でも途中でやめるのも嫌なので読み続けたら、いい感じの友情もので、終わり方が爽やかで、面白かった。
    宗教にハマる気持ちがわからないのだが、自分で考えるよりも与えられたことをこなし続けることに安心するというエピソードに、なるほどそういう人もいるのかと少し納得した。狭い場所に閉じ込められて色々剥奪されてそれでもそこで生活し続けるって神経のナゾが少し解けたような。
    ホラー要素や殺されちゃった子たちは可哀想ではあったけど、やっぱり町田さんの作品は読後感がよくて好きだなー。

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    2026年01月24日
  • 蛍たちの祈り

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    オムニバス形式で進む、正道(まさみち)と彼を取り巻く人たちが親や世間体(社会)にもがき苦しみ生きていく。

    正道の生き方は凄惨で人殺しの息子と揶揄されてしまう。子どもが何かをしたわけではないのに、大人は勝手にイメージとして刷り込ます。まったく勝手に言っちゃって…と思った瞬間、我ながらそういった『先入観』を作ってしまう大人なんだなと恥ずかしく思う。

    特に印象深い、子どもは親を選べないのに、どうしようもない両親だったら、子どもはその場で生きることを諦めなければいけないのかという点。
    両親の愛情をしっかりうけとった子どもならまだしも、ネグレクト・虐待を受けた子どもは愛されていないと認識をしてしまう

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    2026年01月22日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    ネタバレ

     町田そのこは、弱く小さな人間を許す優しい人だと感じた。辛いことがあったとき、どうしても自分を許せないとき、読んでほしい小説だった。

     本作は人の死をテーマとした小説。死んだ人のそばに、稀に「ぎょらん」と呼ばれる赤い球が現れる。過去、死んだ友人のぎょらんを食べたことで引きこもりになってしまった人が主人公。ぎょらんの謎を追い、友人の死を乗り越えようと奮闘する。
     本作はたくさんの死を描いている。そして、その死のそばにはいつも少しの弱さと罪がある。我々のそばにもいつもあるような小さな過ちが、タイミングや運が悪く「死」につながってしまう。誰もが蓋をして見て見ぬふりをして生きている罪をまっすぐ描いて

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    2026年01月22日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    ネタバレ

     

    神に捧げられる巫女(神妃)候補のエスタと、騎士団長レルファンの戀記……なんですが!思ってたより(特に下巻)ミステリ色つよくて良かったです。

    レルファンが攫われちゃった愛しのエスタをみつけだす話で、過去と現在を交互に行ったり来たりするんだけど、その構成がこの物語には超ハマってたと個人的にはおもいました(多分好み分かれる構成だけど)

    でもね、戀記なのにその恋がしゃばかった。エスタとレルファンの最初で最後の!一世一代の!禁断の!恋物語!なのに!びっくりするくらいエスタ出てこないし(回想シーン&ラストちょみっとくらい。まあ、みつかったら話おわっちゃうからね)、二人がすげー惹かれあってるらしい

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    2026年01月22日
  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

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    コンビニ兄弟第4作品目。
    短編集なのでサクサクっと軽く読め、どれも安定の面白さ、安心感。誰にとっても共感が得られる内容が多いかも。
    プロローグ&エピローグ物語が拡大され、和歌&マキオのコント劇場に思わず声を出して笑ってしまう。

    第一話、毒親両親の支配からやっと独立を決意する〈日浦百合〉の話。
    第二話、ヒーローになりたかった〈秋吉舞人(まいと)〉、着ぐるみヒーローになる話。
    第三話、ヒーロー舞人とコンビニ店員〈高木恋斗〉の学生時代の友情の話。←泣ける

    今回も店長ミツはメインで出てこなかったけど、悪霊に取り憑かれるって大役を果たしていたのでOKか。その流れで次回、志波兄弟の長兄

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    2026年01月22日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    店長の過去が明らかに。
    ちょっぴり悲しい初恋
    それでも、生まれ変わりを信じて待ち続ける二人の男
    まっすぐに人を好きになるから傷付く
    幸せになることは、実はとっても大変だなと実感
    それでも、前を向きながら前を向く店長の三彦が好きだなぁ

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    2026年01月21日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    相変わらずキャラがたっていて、久しぶりに読んでも、どういう人かすぐ思い出せる。
    今回は店長の過去が明らかになり、
    妹の樹恵琉は宮崎に帰る決断をしたり、
    転換期を迎えた感じ。
    次作以降どういう展開になるのか楽しみ。

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    2026年01月21日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    ネタバレ

    まさか筆者がホラーを書くとは、意外。でもその根底にあるのは、やはり人と人との関係性なんだな。筆者らしいと思う。

    得体の知れない宗教施設って、中で何が行われているか全然分からなくて怖い。開かれている場所ならまだいいけど、隔離されていて通信手段もないなんてさらに怖い。そんな所に大切な友人が行ってしまったとなったら、普通は友人との再会は諦めるだろう。
    本作では、友人を諦めかけていた凛音のもとに、ある人物が助けを求めに来たことから、話がぐっと進んでいく。
    凛音の住む町で連続で眼球抉り取られ死体が見つかるという事件も発生しており、禍々しい呪いのようなものを感じた。早い段階で『めぇ、くださいませ』の存在

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    2026年01月21日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    ネタバレ

    面白かった。
    リルが健気で可愛かったし、凄くかっこよかった。
    私の希望ではエスタとレルファンとリル、騎士団、騎士隊のみんなも一緒でずっと幸せに生きて欲しかったけど、まぁ無理か。

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    2026年01月23日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    短編集
    それぞれの家庭が複雑で息をするのも苦しくなるくらい、、
    でもそれが面白かった
    読む手が止まらない

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    2026年01月21日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    レルファンは行方不明になっている下手人の仲間の一人ヴェルトの故郷にリルと向かう。そこで滅ぼされてしまった国カストナとエスタ・リルとの繋がりがわかってきた。
    最終局面へ。

    個人的にはもともとファンタジー系が苦手なので、読み切っただけで作者の力量が高いのだとは思った。

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    2026年01月21日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    すきだわー、コンビニ兄弟。

    ツギ派としては、2の終わりが気になりすぎてましたが、同じ気持ちの方、安心してください。
    3にしっかりございます。

    光莉さんもキャラがたってるし、太郎ちゃんも普通なのが、ほんと良い。
    みんなキャラが良すぎて、店長の存在感がうすくなりつつあるとこも笑

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    2026年01月21日