町田そのこのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレいやー本当に一代戀記でした!
「戀記」とは、町田そのこさんの造語らしい。
「戀」=恋心、想い慕うことという意味があるので、つまりは「恋物語」ということだ。
最初は単なる騎士団長と巫女の禁じられた恋を起点に、攫われた巫女の奪還を目指す物語だと思っていた。
だからこのタイトルも、ハヤディールという国の名前を冠する恋物語なんて、少し大袈裟では?と思っていた。
だけど、下巻の最後の文章で、「ハヤディール王国の伝説」という箔がついて納得。
上下巻合わせて700ページ越えの長い探索の日々と、いざ突入となった1日の緊迫感あふれる描写。
レルファンやカルヴァ、リルを見ていた時間が長いほど、その無慈悲な結末 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本は、読むつもりありませんでした。
理由は2つ。
伊坂幸太郎さんの『楽園の楽園』を読んでからの方がいい…と、きいたから。
もう一つはホラーだときいていたから。
ホラーもオカルトも大嫌い。
夜中に思い出すと怖くて仕方なくなるのです。汗
でも、町田そのこさんの本を全部読む!
と、決めてから早3年目。
あと残すは1冊…と、なってから新作がどんどん出て追いつかない!
ても、3年がかりだし、『楽園の楽園』を読んでからだとまた新作が出てしまうかもしれない!
と、いうわけで怖さを堪えて手にとりました。苦笑
ホラーって言ってもそんなに怖くないんでしょ?
と、思っていたけれどやはり怖い。
でも、感 -
Posted by ブクログ
町田そのこさんの原点にして新境地のファンタジー。ということで、全くファンタジーのイメージがなかっただけに、少し心配しながら手に取った。
かつて神に嫁した王妃の伝説が残り、繁栄を極める王国ハヤディール。類稀なる「力」を宿す巫女エスタと騎士団長レルファンは、許されぬと知りながら惹かれ合っていたが、エスタが新たに神に嫁す神妃に選ばれたことから、互いに身を引いた。しかし神妃祭の最中、エスタは何者かに攫われてしまう。一方王宮では、第一王女が毒殺され…
現在進行形のエスタ誘拐や王女毒殺事件のミステリパートと、エスタとレルファンが出会ってから愛を育む恋愛パートが交互に展開していく。
恋愛パートについて -
Posted by ブクログ
あれもこれもぎゅう詰めで読み応えはあるものの、テンポ良く、夢中で一夜、一気読み。
なだけに後半、軸をミステリーからヒューマンドラマに移行して失速するあたりからは、やや冗長気味に感じられてしまった。
「歪みをどこまで拒めるかが自分自身の力」
確かにそうだけど、それは自立した大人にだけ言えることで。拒み方も上手な逃げ方も知らずその手だてもなく、歪みを歪みとして認知することすらできない頃、子供たちは一体どうするのが正解だったのだろう。どうなっていたら、自分を認め大切にできる大人になれたのだろう。
どんなに酷い仕打ちを受けても子は母を庇う不思議。本能的なそれは、神様のバグよなといつも思う。 バグに甘