町田そのこのレビュー一覧

  • 夜明けのはざま

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    葬儀社『芥子見庵』を軸に、登場人物たちの視点が入れ替わる5章からなる長編です。
    葬儀社で働くことの偏見、男女差別、学歴格差、実家の経済力の格差など、社会問題に対して、個人的にもがき苦しみ、最終的に自己決定して進んでいく。
    そんな厳しい世の中を町田そのこが掬い上げて描いてくれている。登場人物と比較的共感できる章や、これは苦しくて読むのもつらい章…なんてのもあり、さすが町田そのこですね。
    面白かったです。

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    2025年11月03日
  • 宙ごはん

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    複雑な家庭環境で結構、重い内容だったが、各章、前向きな気持ちになれる終わり方で良かった。各登場人物の気持ちや心の変化の描写が凄いと感じた。

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    2025年11月02日
  • 蛍たちの祈り

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    田舎の山あいの小さな町に暮らす、中学2〜3年生の少女、坂邑幸恵(さかむら ゆきえ)は、両親を失い、頼れる人の少ない孤独な境遇にいます。ある夏祭りの夜、町の「蛍(ホタル)が舞う場所」で、同級生の桐生隆之と出会います。二人とも家族にも社会にも居場所を見い出せず、「死」という選択すら視野に入れた極限の状況の中で、生き延びるために互いの“秘密”を守り合う“共犯者”となることを決めます。
    tsogen.co.jp
    +1
    それから十五年後。大人になった幸恵は、かつて抱えていた罪・恐怖・絶望の記憶を背負いながら、自らの人生を模索しています。偶然の再会によって隆之との関係が再び動き出し、彼らだけでなく、幸恵

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    2025年12月23日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    一つの家を軸に色々な人の物語をどんどん遡っていく進み方がとても読みやすくてさらさらっと読めました。読後感も爽やかで前向きな気持ちになる本。拘っていたものへの視点を変えるだけでこんなに心は満たされていくという気づきにもなる一冊。

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    2025年10月29日
  • 星を掬う

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    印象に残った言葉や忘れたくないことがたくさん出会えたけれど、久しぶり没頭して本を読んでみて、本を読むのはやっぱりいいなと感じた。
    自分を客観視できる。
    自分1人だとその中でしか考えれないことも、本を読んでいろんな考え方に出会えて、自分が変われる気がした。劣等感が一つずつ消えていく感じを味わえました。

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    2025年10月28日
  • 星を掬う

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    最初この話苦手かもって思ってたけど

    最後わんわん泣いて文字が読めなかったw

    愛を掬っていけるような作品

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    2025年10月27日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    これこそが町田そのこ、と言いたくなるような連作短編集。
    読み進めていくと、あぁ、こうやって繋がっていくのかと新鮮な感覚を覚えた。
    途中、星を掬うや52ヘルツを連想させる理不尽で暴力的な話もあったが、このくらいであれば話のほどよいスパイスになっていると感じた。
    幸せなシーンも不幸なシーンも見続けてきた家、果たしてこの家は住むものに不幸をもたらすのか、それとも幸福をもたらすのか、結末を見届けたいと思える作品だった。

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    2025年10月27日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    読み物としての究極のエンタメ。
    とにかく笑えるし、実は大事なことも含まれてて読みごたえあり。日々の小さな悩み事が吹っ飛んでしまいそう。なんとも言えない癒しがそこにはある。

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    2025年10月26日
  • あなたはここにいなくとも

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    最近町田さんに絞って読んでるんですが、さらさらしみいるような心地いい文体で読みやすいので気に入ってます。
    別れがテーマの短編集、別れの究極系は死別ですが、それをにおわすお話だったりばかりです。とはいえ穏やかに、静かに終えられる方が多くそれにまつわる人間関係や出会いに、じんとしました。私は1番最初のお話が好きです。

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    2025年10月24日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    教師のセックスシーン…からどう展開していくのかと思って読んでいたけれど、連作としてさまざまな視点からの話が面白かった。浮気相手目線の話がいちばん胸にきたな。自分で自分を幸せにする。

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    2025年10月24日
  • 星を掬う

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    私は捨てられた私かわいそうと完全な被害者意識でなんとか生きてきた主人公。
    被害者意識で生きるのはありがちで私自身そうだったけど私の人生誰のものでもないと考えると自立して生きるという考えに至る。
    若年性認知症を患った母親も自分でいられるうちに思いを託す。だけど残された人が割り切れない。
    最後は涙涙でした。

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    2025年10月20日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    前作1からの期待の作品!やっぱり心に染み入る。
    三話とも孤独をテーマにされている。老後の予期せぬ見知らぬ土地への移住、普通である事の若者の葛藤、女子高生の陰湿な人間関係の結果、どれにも共感。わかるわかると思いながら読み進めると必ず救われる。安心し、ほろりとする。エピローグが何とも思わせ振り振りで。。(笑)

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    2025年10月20日
  • わたしの知る花

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    ネタバレ

    いろんなすれ違いが重なって、もどかしい切ない恋の物語でした。会えなくてもずっとお互いのことを想っていた平と悦子。もっと早くどうにかなっていればと思いましたが、いつか天国で今度こそは2人で幸せになってほしいです。
    登場人物が多めで、読み進めるのが大変だなと思ったときもありましたが、後でつながって、大丈夫でした。

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    2025年10月20日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    行動と言葉の不一致が人間的で。
    涙が止まらない話もあって、死ぬことを意識して生きるって、大事よねと思えた。

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    2025年10月19日
  • わたしの知る花

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    高校生の安珠は、公園で絵を描く「絵描きジジイ」と呼ばれている老人と知り合った。
    彼は、犯罪者だと噂する人もいた。

    その老人は、偶然にも、安珠の祖母、悦子の幼馴染だと知らされる。

    が、その老人は、孤独死した。

    安珠は、その老人のことを調べるうちに、意外な過去を知る。

    老人が、クロッカスの花束を持って来るシーンがあるが、我が家のベランダに咲く、クロッカスは、とても短い。
    我が家のクロッカスは、花束にできるか、しばし、悩んだ。

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    2025年10月18日
  • 夜明けのはざま

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    ネタバレ

    葬儀社『芥子実庵』に勤める方たちの、お話。

    葬儀屋さんってこんなに偏見持たれてるんだっけ?と疑問もありつつ、人の感情を本人以外が動かすのって、そりゃ難しいことだなぁと。。

    真奈の、仕事に対する姿勢や向き合い方が凄いと思った。そこを認められず『結婚のために葬儀に関する仕事をやめて欲しい』を貫いた純也を残念に思ったなぁ。

    人の死に関するお話なので仕方ないけど、1冊読み終えるまでにたくさんの『死』が出てくる。葬儀屋さんのお仕事、大変だ。。

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    2025年10月18日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    この方の書く文章はなんかすごく暖かい感じがして好き。
    いろんな人の良の部分に光を当てて、そうでない部分を霞ませるのが上手な方なのかな。
    この作品に出てくる登場人物たちこそ、そんな特徴を持った人たちに思えて、はじめどんなにいけ好かない野郎だなと思っても最後は大好きになってしまうような、とても魅力的な人で溢れてた。
    人との繋がりやその美しさを感じさせてくれる。
    人間嫌いな人でも読んだらちょっと人を信じてみようかな、人を好きになれるかもな、と思えるような作品だった。

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    2025年10月17日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    「あなたの心、温めます」
    その言葉どおりでした。
    超個性的な兄弟に会えるこんな場所があったらいいな、と思える小説です。

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    2025年10月17日
  • あなたはここにいなくとも

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    町田そのこさん、「宙ごはん」に続き2冊目。
    何気ない日常を送っていた主人公たちの、ふとしたきっかけで人生が前向きに方向転換する瞬間の物語たち。それと、日常を大事に大事に噛み締め続けてている人たち。私はもう後者になりつつあるから、今後の人生の生き様の参考にしたいと思って、脇役の方の人々に感情移入。
    町田そのこさん、まだまだ読みたい。

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    2025年10月17日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    私が死んだ時…
    大切な人たちには、悲しんでほしいだろうか。
    全く悲しんでもらえないのも寂しいし、いつまでも泣かれるのもつらい。
    でも一番嫌なのは、残された人が、私は恨まれているだろうなって、ずっと背負って苦しむことかな。
    都合いいかもしれないけど、亡くなった人の気持ちなんて、それこそ奇跡でも起きない限りわからない。
    だから、私が死んだら、大切な人たちには前を向いてほしい。
    私も、もしその時が来たら、思いっきり泣いて、前を向こう。

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    2025年10月15日