町田そのこのレビュー一覧

  • 蛍たちの祈り

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    読んでいて、始めのほうで辛くなって読むのをやめようかなと思いましたが、物語に引き込まれて読んでしまいました。最後に救いがあってホッとしました。

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    2026年10月11日
  • 夜明けのはざま

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    ネタバレ

    ○ 「死」を通して「生」の輪郭がくっきりと浮かび上がる
    ​家族葬専門の葬儀社「芥子実庵(けしみあん)」を舞台に、さまざまな事情で大切な人を見送る人々や、そこで働くスタッフたちの姿が連作短編として描かれています。
    死を扱う物語でありながら、単に悲しいお話ではなく、「自分は残された時間をどう生きるのか」「本当に大切なものは何か」と、自身の人生を強く振り返らされるパワーに満ちています。

    ​○ 世間の常識や人間関係のしがらみからの解放
    ​作中では、仕事と結婚の選択、ジェンダーや古い価値観、周囲からのプレッシャーなど、現代を生きる私たちが日常で感じている息苦しさや葛藤がリアルに描かれています。
    ​
    ○「あなたのための椅子」には強くハッとさせられました。
    もう二度と会えない人、直接謝ることができない人に対して、自分の心の中にその人のための椅子を用意し、向き合い続けるという描写。
    過去の過ちや後悔から逃げずに、自分でしっかりと引き受けて生きていくための、切なくも温かい儀式のようなものを見せてもらった気がします。
    ​自分の人生の舵を自分で握ること、そして「明日に任せすぎず、今を大切に生きること」の重みを教えられました。
    読後は穏やかな余韻に包まれ、明日からまた自分の足でしっかり歩いていこうと思える、心に深く染みる作品です。

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    2026年10月10日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    先日読んだ町田そのこさんの著書で「最初の一文はインパクトのあるものを」とありましたが、まさに衝撃の出だし(^_^;)
    廃校が決まった小学校の最後の秋祭り。卒業生や在校生の人間模様が描かれています。
    人間関係がドロドロ過ぎてお腹いっぱい。親の不倫や離婚に振り回される子供がかわいそう。でもどんな人にも表の顔と裏の顔があって、懸命に生きているんですよね。
    「しあわせは誰かの手からもらうんじゃなくて、自分の手で掴んで離さないでいるしかない」名言でした^ ^

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    2026年10月10日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    どのお話も良かったです。元カレとあるように、どうしても恋愛小説になってしまいますが、不思議とさっぱり読める素晴らしい作品ばかりでした。

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    2026年10月10日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    人を亡くしたら遺される「ぎょらん」
    口にすると死ぬ前の死者の思いが知れるらしい。
    ぎょらんを通して、死に真に対面する人々の連作短編集。

    やっぱり、人が死ぬ物語は辛すぎる
    とてもあたたかな幕の閉じ方ではあったけど、
    心はずーんと重い
    再読は難しいだろうな、辛くて..

    生きているうちに、感謝を伝えたい人が居る
    繋がりはなくなっても、一緒に笑い合った思い出を思い出したい人が居る
    それが再確認できて良かったかな
    どうしたって後悔するんだろうけど
    すぐ会おう今会おう。

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    2026年10月10日
  • 月とアマリリス

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    過去に扱った事件により傷を負って故郷に帰っていた元事件記者、みちる。なりゆきで調べることになった殺人事件。

    かなりひどい事件で、そこに至るまでの過程も相当ひどい。様々な社会問題がいっぱい出てくるし。あまりよく知らずに読み始めたら、重すぎた…。
    そんな中で救われるのは、井口さんの存在かな。打ち解けたあとの二人の関係は、読んでいて何だかほっとする。

    美散が最後やけにならずに少しずつ穏やかに過ごせるようになったのは、よかったのだろう。
    あのクソ男はちゃんと死刑になったのかな。ああいう人間は、死刑になろうとも悔やむことはないのかもしれないと思うと、またムカムカ…

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    2026年10月08日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    連作で読みやすす引き込まれる作品だった。
    あとがきにあったように、作者の新人賞の作品らしく各物語の一文目を後から見てみると物語を象徴する文になっていてすごいなと感動した。
    大海に出るも出ないも自分の意志で決めれば幸せを掴めるのではないかというメッセージを感じた。

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    2026年10月08日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    いる、とはどう言うことか
    いない、とはどう言うことか
    長生きすればするほどここにはいないけどずっといると言う人がこれからどんどん増えていくのだな
    この世を去る時出来れば誰かのいる人になっていたいものです

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    2026年10月08日
  • 月とアマリリス

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    とても重いテーマだけれど、展開も早くて一気読み。

    こんなに良い記者さんや周りの人たち、いるかな…いや、いて欲しいのだけれど…

    不意の一言や態度で、無意識に誰かを傷つけてしまうことってあるよなーと思った。

    ちなみにアマリリスの花言葉、「おしゃべり」「輝くばかりの美しさ」「内気」「臆病な心」「誇り」「虚栄心」。
    あとアマリリスの神話も調べてみて、なるほど!と思った。

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    2026年10月08日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    大好きな青山美智子さん、町田そのこさんの作品が入っている一冊。
    『元カレ』をテーマにした4つのお話でした。

    思ってたよりも深くて、現実的。
    それが読み終わった時の感想です。

    人の心のうちってほんと難しいですね。
    それでも人を好きになるっていうこと、そういう人がいるっていうことは尊いことなんだろうなって思いました。

    どのお話も味わい深かったですけど、やっぱり僕は青山美智子さんの作品が好きだなぁ。
    ありがとうございましたm(_ _)m

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    2026年10月06日
  • 宙ごはん

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    久しぶりに読んだ小説。
    やっちゃんの話だったなと。
    謝るとか許すとか受け入れるとか。
    ままならないことを受け入れ、食を通して誰かを助ける。
    強くてやさしいお話。

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    2026年10月06日
  • 夜明けのはざま

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    人の死を扱う作品は涙腺が緩むのが確実なので「禁じ手」だと思っているが、この作品は登場人物の心情の動きが非常に丁寧で共感できて良い作品だと思う

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    2026年10月06日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    【人との別れに不安と恐怖を抱いている人
    人やモノに執着して手放せなくなっている人】向け

    『先を生くひと』
    がとてもよかった。このお話を読めてよかった。
    人生の片付けについて語られているが、人間いつでも何かに挑戦できるのだと後押ししてくれる作品。
    後悔しないで日々生きていたいと思える。

    ◾️心に残った文章
    好きとは、自転車と一緒。
    うまく乗れる子もいるし、何回もこける子もいる。
    自分じゃ乗りこなせなくても、この自転車じゃないと嫌だってこだわる子もいる。
    澪さんはそのこだわるタイプなのだ。

    好きとか思い出とか大事な感情は、これまではいつでも手に取れるように物に託してたけど、自分の奥に収納してしまい込む。
    これが自分の人生の片付け。

    あなたたちは可能性に溢れているのよ。
    どんなことだってできる。
    最初から諦めなくてはいけないことなんてない。
    絶望しないといけない障害もない。
    何一つ憂うことはない。
    後悔しないように、それだけを忘れないで。

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    2026年10月06日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    どれも興味深かった。特に『三月なんて前世』が好み。元カレってそれほど気になるものなのか? 終わったことを振り返ってもと思うけど、気になるということはやり残したことがあるのかも。

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    2026年10月05日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    元カレというテーマのなかにも色んなパターンがあって面白く、短くテンポがいい話が多いので読みやすかった。

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    2026年10月04日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    Audibleで拝聴。
    音声だと登場人物の表記が分からないのは常なのだが、今回は特に「どういう漢字なんだ?」って気になって仕方なかった。聞き終わってから他の方の口コミで確認。なるほどー。

    内容と関係ない話をしてしまった。
    車で長距離運転しながら聴いたのだが、なんだかとても心がキュっとなる場面が多くて、いい意味でやられた。
    梓と那由多の話、なんかグサッっときた。あの後美月がどういう風に変わったのか(変わらないのか)も地味に気になった。もしかして続編で出てくるのか?

    そして光莉の息子恒星の回。まさかここでメインキャラとして出てくるとは。見ているものが同じでも解釈は違う。恒星も小関も三隅もみんな少しずつ大人になったのでは?というところが良い。

    なんか若い登場人物のエピソードのほうが琴線に触れるものがあるなと思った。自分の年齢的には多喜二じいさんのほうに近い気はするがw

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    2026年10月04日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    自分の知識の無さに愕然としました。
    タイトルみてドヴォルザークにピンとこなくて、知らない横文字、、、と思ってたらなんてことなかった。
    時間帯を例える素敵な言葉なだけだった。
    知識大事。

    なかなかの、1行目です。
    来春で廃校になる田舎の小学校で行なわれるお祭りの1日が舞台です。
    章ごとに主人公がかわり、どの人だっけと思いながら何度も後戻り。
    中断せずに一気読みしたかった。

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    2026年10月04日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    やっぱり町田さんの作品は心にスっと入ってくる感じがしてとても好き。
    誰もがその時になれば経験しそうな心情が書かれていて、自分が経験したことの無い感情を知れた

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    2026年10月04日
  • 月とアマリリス

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    ネタバレ

    白骨遺体の発見から始まるサスペンスに、まず一気に引き込まれた。

    謎を追う面白さはもちろん、読み進めるほどに見えてくるのは、事件の裏側にある「人間の物語」だった。虐待や孤独、愛されたいという思いなど、弱い立場に置かれた人たちが抱える苦しさは重く胸に迫る。

    それでも、登場人物を単純な善悪では描かず、それぞれの事情や感情を丁寧に掘り下げているのが印象的。

    誰かを簡単に悪者として片づけられないからこそ、物語の余韻が深く残った。

    ミステリーとしての緊張感と、著者らしい人間描写の濃さが見事に融合した作品。

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    2026年10月03日
  • 蛍たちの祈り

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    重厚なテーマだけど、優しい気持ちになれる本。親の目線と、子の目線の両方で考えてしまう。
    読んだあと、良い余韻が残りました。

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    2026年10月04日