町田そのこのレビュー一覧

  • ドヴォルザークに染まるころ

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    廃校が決まった柳垣小学校の秋祭りでの5人の女性の物語。廃校を迎えようとする小学校で、いろんな想いをかかえて生きているなかで、かつての学び舎に想いを馳せながらそれぞれの自分のなかの本音に気付いていく様がとてもよかった。
    個人的には第2話の千紗の話と第3話の田中さん親子の話が心に刺さるものがありました。
    みんな本音を隠しながら生きているけど、頑張ろうと思える作品でした。

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    2026年04月16日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    小説を読むと、人って表面に見えているものは本当にごく一部なんだなと気づかされる。
    そして、その一部すら見ている人のフィルター越しであって、その人の真実かどうかは分からない。
    それなのに、見えたものに振り回されて嫉妬したり、自分を貶めたり。
    読んでいると「もっと本音で話せたら、楽になれるのに」と分かるけど、実際に生活しているとこういうことってたくさんあって。
    自分の本音を出すことって、簡単なのにすごく難しい。

    先生だった義母さんの話がとても痛快で、やっぱり女性って強いなと思った。

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    2026年04月16日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    ついにフェロモン店長・志波三彦の過去が明かされます(中島健人、祝ドラマ化)。なぜ、あのような人格になったのか。なぜ、実家から遠い門司でコンビニ店長をやっているのか。そしてツギこと二彦が店長から離れない理由など。まず、第一話で店長の過去編、第二話で想い人美幌の彼氏発見編、第三話で樹恵琉がやりたいことを見つけてからの…編と、かなり局面動く巻でした。
    やっぱりこういう人を想いうまく行かずそれでも前向きに生きる…みたいなこと書くの、うまいよな。コンビニ兄弟はライト文芸なんだろうけど、心に響く描写もあって、毎回読むのが楽しみです。
    今回は、結構色々わかったけど、まだ兄弟全員出てきてないし、続きを楽しみに

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    2026年04月16日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    一期一会
    当たり前のように知っている言葉だが、その大切さを改めて深く認識させてくれる物語。日常のなかにあるいっしゅんいっしゅんのであいやつながりの尊さを感じた。

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    2026年04月15日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    1とは違い個々のキャラのお話なんかな?文章がわかりやすく読みやすくて読者初心者でも読みやすかった。相変わらず面白い。
    ずっと続いて欲しいタイトルです。

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    2026年04月15日
  • 月とアマリリス

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    町田そのこ先生が描くミステリ。
    どんな描き方をするのか気になって、読んでみました。

    「いじめ」「DV」といった重たいテーマは、読んでいてやはり辛くなります。
    とくに「いじめ」に関しては、いじめている当事者だけでなく、マスコミもまた加害者になり得るのだと、重く受け止めました。

    証拠がすべて。
    『失われた貌』に「必要なのは仮説ではない。物証だ。」というフレーズが出てきますが、裁く側も報道する側も、結局は証拠がすべてなんですよね。
    仮説の段階で世に出してしまうことが、どれほど危険なのか。
    報道されていることがすべてではない。
    世の中に出ている情報はあくまで一部なのだと念頭に置いておけば、情報に踊

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    2026年04月14日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    普通に長編小説のつもりで読んだが中は短編小説が繋がっているような形で描かれていた。

    外では読めないくらい泣いたところもあった。
    大事な人や身の周りの人をいつ失ってしまうかわからないから大切にしないとだなーと思わされた。

    正直最初『ぎょらん』ってワード聞いた時に少し生半しくて苦手なジャンルかなと思ったけど読んでよかった。

    とても感動できる話だった。


    ⭐︎3.8

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    2026年04月14日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    全部繋がっていて、それぞれの悩みや苦悩がありながらも、最後はみんな希望があり幸せになっていてよかったです。
    あっという間に読み切りました。
    繋がってはいますが、1話ずつ読めるので少しの合間にもおすすめです。

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    2026年04月13日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    下巻を読みたい!と思わされるような上巻でした。
    一度読むのを休止してしまいカタカナの地名や人を忘れて読み直しましたが良かった。
    攣記とは恋物語のことなのか!と思えるくらいには恋愛要素もあり読みやすいファンタジーだと思います!
    途中冒頭の登場人物紹介に出てこない人がいたりして多少の混乱はありました。

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    2026年04月12日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    あなたを愛した罰でしょうか――。かつて神に嫁した王妃の伝説が残り、繁栄を極める王国ハヤディール。類稀なる「力」を宿す巫女エスタと騎士団長レルファンは、許されぬと知りながら惹かれ合っていた。しかし、エスタが新たに神に嫁す神妃に選ばれたことから、互いに身を引いた。迎えた神妃祭の最中、エスタは何者かに攫われてしまう。一方王宮では、第一王女が毒殺され・・・。

    異国を舞台にしたファンタジー、めっちゃ面白い!過去と現在が交互に書かれていて、少しずつ進んでいくストーリー自体もわくわくするしまだ肝心の答えが出ていないので早く下巻を読みたい。レルファン視点での出会い・逢瀬が描かれていて、わりと楽観的なのに対し

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    2026年04月12日
  • 星を掬う

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     誰かのせいにして自分を省みず思考を停止させる。不幸に浸るのって自作自演というか自傷行為みたいなものだよな、と。一種のドラッグみたいな。その時は満たされるけど、ふと現実に戻った時に何も変われてない現状にどんどん苦しさが増していって、また不幸に浸っていたくなる。不幸に依存してる。対症療法でしかないから、同じ苦しみを繰り返す。時間が経てば薄れていく不幸を、自らしがみつくように掻き集める。惨めな姿を晒していることに気がつけない。
     他責思考が染み付いていると、自分の意思がわからなくなる。それすらも他人のせいにして負のループ。でも気持ちはわかってしまう。不幸をなかったことにはされたくないよね。でも慰め

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    2026年04月10日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    町田そのこさんのハートウォーミングストーリーですね。
    『テンダネス門司港こがね村店』シリーズの三冊目です。
     シリーズも三冊目になると、キャラクターがほぼ面白い動きを始めるが、まさに町田そのこさんの力量は凄さを増してきています。
     ミツ、ツギ、樹恵琉の兄二人妹の兄妹たちがそれぞれに持ち味を出している。
     今回は、店のアルバイト店員の廣瀬太郎が、騒動に巻き込まれて、大活躍するのが、ユーモラスで辛辣な物言いと、ミツの人の良さに感化されたのか、ついついトラブラーの誘いに乗ってしまう。
     前作で出てきた、魔性の女神崎に太郎は翻弄される。男性アイドルグループの一員が、なぜかミツに惹かれて店に出入りするな

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    2026年04月10日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    町田そのこさん著書は5冊目。デビュー作らしい。
    デビュー当初から素敵な作家さんだ、本当に好きだな。

    短編集だけど、それぞれの登場人物たちに繋がりがあって、上空から街の住民たちを俯瞰している気持ちになる。

    この作品の装丁もタイトルも水槽を眺めるような綺麗さ。登場人物たちが抱える生きづらさも、乗り越える強さも美しく描かれている。

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    2026年04月10日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    エピローグで全てがつながった時、暖房の効いた室内にいたのに思わず身震いをした。もちろんいい意味で。
    素敵なお話を貸してくれた先輩に感謝。

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    2026年04月09日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    主観、客観が入れ替わる事で一つの景色の見え方が違って面白い。人間は自己中心的で感情が豊かな生き物だなと感じ入ってしまったよ。

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    2026年04月08日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    個人的には、母校の名前が登場したのでとても嬉しい。現実的には、下関市立大学の下宿生が門司港でバイトをすることは少なそうではあるが、友人が短気でめかりパーキングエリアで働いていたのでないこともない。
    あとは、一巻で登場した美月をここで持ってくるとは。しかも立場がまったく変わってしまった状態で。人間というのは一寸先は闇だけど、闇の中で拾う光もあるというところだろうか。

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    2026年04月08日
  • 月とアマリリス

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    迷いながら自分の信じた道を探して迷って戦い続ける姿が胸を打つ。町田そのこの本は心に届きすぎるので、どうしても二回読むことができない。

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    2026年04月06日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    新興宗教の施設に閉じ込められた子ども達。
    自分の意志とは関係なく親に全ての行動を制限される。
    そういった物語だと思い込んで読み始めた本書。すぐに違和感を感じ始め‥‥いや、実はこうだった‥‥という展開だろうと想像して読み進めたものの、やはりこうではなく、そうだったとは!
    町田そのこさんが、こんなお話を書くとは!新鮮な驚きでした。
    この意外性と違和感で続きが気になって気になって一気読みでした。
    映像化するならアニメかな?ターゲットは中高生かな?なんて思いながら読みつつも、彼女達の友情に何度も泣かされてしまった(T ^ T)
    大事な友が苦しむくらいなら自分が苦しんだ方がいい‥‥本当に穢れのない純粋な

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    2026年04月06日
  • わたしの知る花

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    安珠という女の子の物語と思いきや、おじいさんのお話だった。人生の中の重要なタイミングについて考えさせられた。

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    2026年04月05日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    上巻の冒頭でのあのシーンに、ここが繋がるのか!と感嘆した。血みどろの王位継承権を奪い合う争いや葬り去られた歴史、それらにより深まる謎と徐々に明かされる真実。人の儚いながらも真っ直ぐな想いを沢山感じた。
    後日談もあったらいいな

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    2026年04月05日