町田そのこのレビュー一覧
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町田そのこさんのユーモアエンターテイメントハートウォーミングストーリーですね。
シリーズ四巻目です。
今回は、流れがコンビニ「テンダネス」のイメージキャラクターをめぐるドタバタと友情、自分探しの人間模様が、温かな文章で綴られています。
キャラクターはご当地アイドルグループの采原或るがデザインした、お茶目でキュートなアルパカのマスコット「アル・パカッションくん」。
プロローグとエピローグで「門司港こがね村店長」のミツに取り憑いた、蛇身の女の幽霊が、いつもの和歌とマキオのコンビが持ってきた腕輪で除霊が出来るドタバタが紹介される。
実は、この腕輪をミツの一番上の兄一彦が作った抜群の性能の -
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親子ものとして個人的には今までなかった視点や考え方の小説だったなぁ
幼少期に母に捨てられた千鶴。「捨てられた」「いらない子」「全て自分を捨てた親のせい」と思うのも最もだと思いながら読み進めてて、結城の「不幸を親のせいにしていいのは、未成年の間だけだ」「自分の人生を、誰かに責任を取らせようとしちゃダメだ」って言うセリフにも反感を覚えながら読んでたけど、ただ突き放すための言葉じゃないってのが最後まで読んで納得できた。確かに子供じみてるし、いい大人になってまでその考え方ならただの自縄自縛で時間を、人生を無駄にするだけ。
『52ヘルツ〜』からの流れで「世間から非難される親の視点」で描こうと考えつい -
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ネタバレ一編ごとに想像もしなかったような展開があり、そして最後の「海になる」でこれまでの物語が全て結びつく、その構成力に圧巻された。
「夜空を泳ぐチョコレートグラミー」で、啓太が母親の大阪行きのために新聞配達を始めたという真意を知ったとき、たった1人の母親への真っ直ぐな愛を感じた。また、烈子おばさんの晴子に向けて言った「晴子のチョコレートグラミーになってあげるからね」に込められた深い愛情に心が温かくなった。そして、自分にとってどんな環境でも必死に自分で泳いでいこうとする啓太や晴子の姿に勇気を貰った。
「溺れるスイミー」では、自分の置かれた場所での生き方、息の仕方を見つけることの大事さを感じた。私も唯と -
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ネタバレ一つ目の話を読んだ時は、ただのオカルト系短編集かと思った。2話目以降を読んでいくと大きく印象が変わった。
ぎょらんは死んだ人の思いが残されたもの、口にするとその思いを知ることができる、とされているが、人によって呼び方も違い、その本質の捉え方も違う。存在を信じる人もいれば信じない人もいる。ぎょらんによってその後の人生を立ち直れなかった人もいれば、前向きに生きれた人もいた。
故人に対して生前に悔いが100%ないと言い切れる付き合いができることはほぼないと思う。日々生じる誤解を全て解くこともできないし、ちょっとした諍いだってあるはず。突然その相手が亡くなってしまったら、こうしておけば良かったという後 -
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“多くの人が「自分の言葉」に不安を持っている”
この一文に、ドキッとした。
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✾『わたしの日々が、言葉になるまで
小説家に学ぶ言語化のコツ』
✾町田そのこ+NHK「わたしの日々が、言葉になるまで」制作班
✾祥伝社
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『52ヘルツのクジラたち』や
『星を掬う』で心を揺さぶられた人なら、
きっと気になる一冊。
町田さんが教えてくれるのは、
“言語化のセンス”じゃない。
言葉にするための「考え方」だった。
・自分は何を表現したいのか
・何をもって「できた」とするのか
・誰に、どんな自分を伝えたいのか
書く前に、ここまで考える。
だから町田さんの作品は、
あそ -
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誰かの心を傷つけ、日々苦しめておいて、それで許されるはずがない。
元気が枯渇しているときパワーって、涸れてるんじゃないのよ。湧くところが詰まっているだけ。
心配とか応援とかって言葉を使えば、誰であってもひとの人生に踏み込んでいいのかな。すごく、モヤモヤしちゃうんだよ。でも、善意の気持ちを拒否していいのか不安になる。自分の心が狭いのかって。
親はいつかきっと、子どものことを理解してくれる。だから、自分が『やりたい』と強く思うことがあるなら、それに従うべきだよ。ほんとうに大事だと思ってることを諦めなくていい。
ここでびびって逃げる方が、情けないって思う。最後までやり通せ。
向き合うのは大事だけど、 -
Posted by ブクログ
ついに志波店長の過去エピソードが登場!
5人兄弟だから、寂しくなってしまう時もあるよね…
今まで語られなかった子どもの頃の話。
今のフェロモンオーラ溢れる店長になる前の三彦はとても普通の、子どもらしいわがままなところもある少年だった。
でも中2のときに忘れられない人との出会いが、今の店長の人格を形成する。
ぞくっと背筋が寒くなるようなエピソードもあるけれど、店長が幸せになってほしい。
熱狂的ファンではないけれど、ちょっと店長を応援したくなった。
恋斗が自分の将来に不安を覚え始めたときに、舞人がかけてくれた言葉が、昔の自分に沁みた。
2人の友情、素敵!