町田そのこのレビュー一覧
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ネタバレ興味のあった作家さんがファンタジーを書かれていたので読みました。
戀記とあるので恋愛ものかと思いきや、エスタが攫われたあたりから風向きが変わりました。
殺人や王家の絡む事件が始まり、思ったより壮大なミステリーに。後半は一気に読めました。
凝った設定があるわけでもないのに地に足のついた世界観を感じてよかったです。
キャラクターがいいなと思いました。
特に王様。御伽話のような表紙に反して、考え方が現代的で面白かったです。
エスタが攫われて半年も経って驚きました。
酷い目に遭っていませんように。
下巻で早くレルファンが迎えに来て幸せになれますように。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ町田そのこは、弱く小さな人間を許す優しい人だと感じた。辛いことがあったとき、どうしても自分を許せないとき、読んでほしい小説だった。
本作は人の死をテーマとした小説。死んだ人のそばに、稀に「ぎょらん」と呼ばれる赤い球が現れる。過去、死んだ友人のぎょらんを食べたことで引きこもりになってしまった人が主人公。ぎょらんの謎を追い、友人の死を乗り越えようと奮闘する。
本作はたくさんの死を描いている。そして、その死のそばにはいつも少しの弱さと罪がある。我々のそばにもいつもあるような小さな過ちが、タイミングや運が悪く「死」につながってしまう。誰もが蓋をして見て見ぬふりをして生きている罪をまっすぐ描いて -
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ネタバレ
神に捧げられる巫女(神妃)候補のエスタと、騎士団長レルファンの戀記……なんですが!思ってたより(特に下巻)ミステリ色つよくて良かったです。
レルファンが攫われちゃった愛しのエスタをみつけだす話で、過去と現在を交互に行ったり来たりするんだけど、その構成がこの物語には超ハマってたと個人的にはおもいました(多分好み分かれる構成だけど)
でもね、戀記なのにその恋がしゃばかった。エスタとレルファンの最初で最後の!一世一代の!禁断の!恋物語!なのに!びっくりするくらいエスタ出てこないし(回想シーン&ラストちょみっとくらい。まあ、みつかったら話おわっちゃうからね)、二人がすげー惹かれあってるらしい -
Posted by ブクログ
コンビニ兄弟第4作品目。
短編集なのでサクサクっと軽く読め、どれも安定の面白さ、安心感。誰にとっても共感が得られる内容が多いかも。
プロローグ&エピローグ物語が拡大され、和歌&マキオのコント劇場に思わず声を出して笑ってしまう。
第一話、毒親両親の支配からやっと独立を決意する〈日浦百合〉の話。
第二話、ヒーローになりたかった〈秋吉舞人(まいと)〉、着ぐるみヒーローになる話。
第三話、ヒーロー舞人とコンビニ店員〈高木恋斗〉の学生時代の友情の話。←泣ける
今回も店長ミツはメインで出てこなかったけど、悪霊に取り憑かれるって大役を果たしていたのでOKか。その流れで次回、志波兄弟の長兄 -
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表紙に惹かれてジャケ買いしたものの、一人称「あたし」に気分が乗らず、放置していた1冊。もっと早く読めば良かった。
人と人との繋がり、変わりゆく環境、変わらない想い、大切にしたいもの、実はどうでも良いもの、後悔、交錯、タイミング。
自分の人生に当てはめながら、様々なことを考えさせられた。反省もしつつ、なんだかすっきり、前向きで優しい気持ちに。
周りの一人ひとりとの関係を大切にしていきたいと、あらためて思う。
「わたしはわたしひとりで、しあわせになれる力のある女だった。ならば、わたしがあなたをしあわせにすると言えばよかった。それだけでよかったのに」p.334 -
Posted by ブクログ
町田そのこさんの、デビュー作?を含む短編集。
最初のお話の登場人物が、後半別のお話に出てきたりもするけど、連作小説というほどではない。
けっこう泣いたな〜。
波間に浮かぶイエローは、星5です。
芙美さんの長年の思いを利用してるいるような環さんに、主人公の沙世はいらっとしてたけど。わたしは環さんの気持ちもわかってしまう。
わたしも、わがままで、傲慢な人間なのでしょう。
この世にわたしのことを思って好いてくれてる人がいるって、それがせめてもの救いと誇りだったんだと、どうしようもなくわかってしまう。
それくらい、人からの愛って、大きくて重いんです。
そして、ラストで本当のことがわかることによって、