町田そのこのレビュー一覧

  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

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    町田そのこさんのユーモアエンターテイメントハートウォーミングストーリーですね。
     シリーズ四巻目です。

     今回は、流れがコンビニ「テンダネス」のイメージキャラクターをめぐるドタバタと友情、自分探しの人間模様が、温かな文章で綴られています。
     キャラクターはご当地アイドルグループの采原或るがデザインした、お茶目でキュートなアルパカのマスコット「アル・パカッションくん」。
     プロローグとエピローグで「門司港こがね村店長」のミツに取り憑いた、蛇身の女の幽霊が、いつもの和歌とマキオのコンビが持ってきた腕輪で除霊が出来るドタバタが紹介される。
     実は、この腕輪をミツの一番上の兄一彦が作った抜群の性能の

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    2026年05月04日
  • あなたはここにいなくとも

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    どれも優しくてじんわりと涙が滲むお話だった。
    「先を生くひと」が一番好み。澪さんの考えや振る舞いが素敵で羨ましい。捨てるのではなく心にしまう、思い出って消えることはないのかもしれない。
    「入道雲が生まれるころ」のリセット症候群、めちゃくちゃわかる。ふと全部いらなくなる衝動ってなんなんだろうね。

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    2026年05月04日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    廃校になる小学校の最後のお祭りに集まった
    過去の生徒から現在の生徒たち。
    登場人物たちの、他人から見た印象と
    その人自身の抱えた事情があまりにも
    かけ離れていて、
    何度も前の章を読み直して、同じ人だよねと
    名前を確認したほど。
    それぞれ人には見せないけどつらい事情が
    あることに驚いた。
    幸せは人にもらうものではなく
    自分で掴んで離さないようにすることと
    という夏海の話が印象的だった。

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    2026年05月04日
  • 星を掬う

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    親子ものとして個人的には今までなかった視点や考え方の小説だったなぁ

    幼少期に母に捨てられた千鶴。「捨てられた」「いらない子」「全て自分を捨てた親のせい」と思うのも最もだと思いながら読み進めてて、結城の「不幸を親のせいにしていいのは、未成年の間だけだ」「自分の人生を、誰かに責任を取らせようとしちゃダメだ」って言うセリフにも反感を覚えながら読んでたけど、ただ突き放すための言葉じゃないってのが最後まで読んで納得できた。確かに子供じみてるし、いい大人になってまでその考え方ならただの自縄自縛で時間を、人生を無駄にするだけ。

    『52ヘルツ〜』からの流れで「世間から非難される親の視点」で描こうと考えつい

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    2026年05月03日
  • 宙ごはん

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    町田そのこさんの本が52ヘルツのクジラたちに続いて2冊目なので、複雑な家族関係を描くのがうまいのかなと思った!

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    2026年05月03日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    一編ごとに想像もしなかったような展開があり、そして最後の「海になる」でこれまでの物語が全て結びつく、その構成力に圧巻された。
    「夜空を泳ぐチョコレートグラミー」で、啓太が母親の大阪行きのために新聞配達を始めたという真意を知ったとき、たった1人の母親への真っ直ぐな愛を感じた。また、烈子おばさんの晴子に向けて言った「晴子のチョコレートグラミーになってあげるからね」に込められた深い愛情に心が温かくなった。そして、自分にとってどんな環境でも必死に自分で泳いでいこうとする啓太や晴子の姿に勇気を貰った。
    「溺れるスイミー」では、自分の置かれた場所での生き方、息の仕方を見つけることの大事さを感じた。私も唯と

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    2026年05月01日
  • わたしの知る花

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    ネタバレ

    切ないけど、最後に報われた気がした。
    あんじゅと平さんが実は家族だったなんて、
    血の繋がりはすごい。全て分かった上でもう一度読み返したら、生きていたときの平さんの言動の意味が深く理解できそう

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    2026年04月30日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    一つ目の話を読んだ時は、ただのオカルト系短編集かと思った。2話目以降を読んでいくと大きく印象が変わった。
    ぎょらんは死んだ人の思いが残されたもの、口にするとその思いを知ることができる、とされているが、人によって呼び方も違い、その本質の捉え方も違う。存在を信じる人もいれば信じない人もいる。ぎょらんによってその後の人生を立ち直れなかった人もいれば、前向きに生きれた人もいた。
    故人に対して生前に悔いが100%ないと言い切れる付き合いができることはほぼないと思う。日々生じる誤解を全て解くこともできないし、ちょっとした諍いだってあるはず。突然その相手が亡くなってしまったら、こうしておけば良かったという後

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    2026年04月30日
  • わたしの日々が、言葉になるまで 小説家に学ぶ言語化のコツ

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    “多くの人が「自分の言葉」に不安を持っている”

    この一文に、ドキッとした。

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    ✾『わたしの日々が、言葉になるまで
    小説家に学ぶ言語化のコツ』
    ✾町田そのこ+NHK「わたしの日々が、言葉になるまで」制作班
    ✾祥伝社

    ーーーーーー

    『52ヘルツのクジラたち』や
    『星を掬う』で心を揺さぶられた人なら、
    きっと気になる一冊。

    町田さんが教えてくれるのは、
    “言語化のセンス”じゃない。
    言葉にするための「考え方」だった。

    ・自分は何を表現したいのか
    ・何をもって「できた」とするのか
    ・誰に、どんな自分を伝えたいのか

    書く前に、ここまで考える。

    だから町田さんの作品は、
    あそ

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    2026年04月30日
  • 夜明けのはざま

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    「芥子実庵」という家族葬専門の葬儀社が舞台となっている。
    葬祭ディレクターという職業につく女性とその彼氏との関係などをメインに章ごとに死を目の当たりにしてからこそ見えてくる自分自身の生き方を模索していくところが読んでいて良かった。
    死は誰にでも訪れるからこそ怖さもあり、遺された人に大きな悲しみを与えるけれどそれをきっかけに新たな人生を歩んでいく起点となっていくところがいいなと思う。

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    2026年04月29日
  • 星を掬う

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    母娘のこんなにも苦しい関係性があるのか、と読みながら辛くなりました。
    「自分の人生を誰かに責任取らせようとしちゃだめだよ」が凄く心に響きました。自分の人生は自分だけのもの!

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    2026年04月29日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    本当いきなりこういういい話、というか泣かせにくるというか
    これまでのシリーズの積み重ねからいきなりぶっ込んできたので落差がね。。
    これどうなるんだろ、ちゃんと出会えるんだろうか・・出会えてほしいなぁ・・続きが気になる・・
    まじて描いてほしい

    この流れで恩田陸さんの『ライオンハート』思い出した。久しぶりに読もうかな
    1話2話好きな人は『ライオンハート』多分好きです

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    2026年04月29日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    涙が出てきてしまった。1話目「ぎょらん」、2話目「夜明けのはて」で「この先やばそうだな」と思ったら、3話目「冬越しのさくら」で涙が出て、その先の話でも時々ぐっと来た。
    ただ、「よかった」とは書けない。そういう言葉で結んでよい気がしない。ここは個人的な事情からの感情。話を知ってしまった自分がこの本を読むには、相当のパワーが必要。また読むことはないかも。

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    2026年04月28日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    短編だけど繋がりがある物語。
    私は関わったことのないタイプの人生の物語。そのせいか、この人の話もっと読みたかったな⋯と思ったところも。全く話が変わったなと思いながら読み進めていたら⋯!という流れがおもしろかった。でも、もう少しこの人の人生を読みたいと思うボリューム感⋯それが逆にいいのか。

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    2026年04月28日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    今回も今回とて安定の面白い
    そしてこういうシリーズ物は1のその後とか相関関係とか考えると楽しい
    しかし門司港こんなクセ強の人ばっかりいないぞw

    テンダネスのデザート食べたい

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    2026年04月26日
  • 月とアマリリス

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    誰かの心を傷つけ、日々苦しめておいて、それで許されるはずがない。
    元気が枯渇しているときパワーって、涸れてるんじゃないのよ。湧くところが詰まっているだけ。
    心配とか応援とかって言葉を使えば、誰であってもひとの人生に踏み込んでいいのかな。すごく、モヤモヤしちゃうんだよ。でも、善意の気持ちを拒否していいのか不安になる。自分の心が狭いのかって。
    親はいつかきっと、子どものことを理解してくれる。だから、自分が『やりたい』と強く思うことがあるなら、それに従うべきだよ。ほんとうに大事だと思ってることを諦めなくていい。
    ここでびびって逃げる方が、情けないって思う。最後までやり通せ。
    向き合うのは大事だけど、

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    2026年05月24日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    読みやすかった。内容としては王道のファンタジーでラノベっぽい感じだけど、重すぎず軽すぎず面白く読み進められた。ミステリー要素が下巻でどうまとまるのかが楽しみ。

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    2026年04月26日
  • あなたはここにいなくとも

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    短編集だが、人の生き方に触れられる良い本だった。
    抽象的だが、家族だけでなく、色々な人との関わりが新たな自分を作るんだろうなぁと実感。道ゆく人、旅路の人とたくさん話をしてみるみたいな経験がしたい。

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    2026年04月26日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    最後のエピローグを読んだら、次巻読まないといけないよ〜って、いう伏線ありの上手い締めくくり。
    ツギがいたら、友達になりたい下心&廃品回収依頼をするだろうなぁ。
    シリーズ化になってるから、水戸黄門なみにエンドレスで続いてほしい、そして次巻に続く。。

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    2026年04月26日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    ついに志波店長の過去エピソードが登場!
    5人兄弟だから、寂しくなってしまう時もあるよね…
    今まで語られなかった子どもの頃の話。
    今のフェロモンオーラ溢れる店長になる前の三彦はとても普通の、子どもらしいわがままなところもある少年だった。
    でも中2のときに忘れられない人との出会いが、今の店長の人格を形成する。
    ぞくっと背筋が寒くなるようなエピソードもあるけれど、店長が幸せになってほしい。
    熱狂的ファンではないけれど、ちょっと店長を応援したくなった。

    恋斗が自分の将来に不安を覚え始めたときに、舞人がかけてくれた言葉が、昔の自分に沁みた。
    2人の友情、素敵!

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    2026年04月25日