町田そのこのレビュー一覧
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ついにフェロモン店長・志波三彦の過去が明かされます(中島健人、祝ドラマ化)。なぜ、あのような人格になったのか。なぜ、実家から遠い門司でコンビニ店長をやっているのか。そしてツギこと二彦が店長から離れない理由など。まず、第一話で店長の過去編、第二話で想い人美幌の彼氏発見編、第三話で樹恵琉がやりたいことを見つけてからの…編と、かなり局面動く巻でした。
やっぱりこういう人を想いうまく行かずそれでも前向きに生きる…みたいなこと書くの、うまいよな。コンビニ兄弟はライト文芸なんだろうけど、心に響く描写もあって、毎回読むのが楽しみです。
今回は、結構色々わかったけど、まだ兄弟全員出てきてないし、続きを楽しみに -
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町田そのこ先生が描くミステリ。
どんな描き方をするのか気になって、読んでみました。
「いじめ」「DV」といった重たいテーマは、読んでいてやはり辛くなります。
とくに「いじめ」に関しては、いじめている当事者だけでなく、マスコミもまた加害者になり得るのだと、重く受け止めました。
証拠がすべて。
『失われた貌』に「必要なのは仮説ではない。物証だ。」というフレーズが出てきますが、裁く側も報道する側も、結局は証拠がすべてなんですよね。
仮説の段階で世に出してしまうことが、どれほど危険なのか。
報道されていることがすべてではない。
世の中に出ている情報はあくまで一部なのだと念頭に置いておけば、情報に踊 -
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あなたを愛した罰でしょうか――。かつて神に嫁した王妃の伝説が残り、繁栄を極める王国ハヤディール。類稀なる「力」を宿す巫女エスタと騎士団長レルファンは、許されぬと知りながら惹かれ合っていた。しかし、エスタが新たに神に嫁す神妃に選ばれたことから、互いに身を引いた。迎えた神妃祭の最中、エスタは何者かに攫われてしまう。一方王宮では、第一王女が毒殺され・・・。
異国を舞台にしたファンタジー、めっちゃ面白い!過去と現在が交互に書かれていて、少しずつ進んでいくストーリー自体もわくわくするしまだ肝心の答えが出ていないので早く下巻を読みたい。レルファン視点での出会い・逢瀬が描かれていて、わりと楽観的なのに対し -
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誰かのせいにして自分を省みず思考を停止させる。不幸に浸るのって自作自演というか自傷行為みたいなものだよな、と。一種のドラッグみたいな。その時は満たされるけど、ふと現実に戻った時に何も変われてない現状にどんどん苦しさが増していって、また不幸に浸っていたくなる。不幸に依存してる。対症療法でしかないから、同じ苦しみを繰り返す。時間が経てば薄れていく不幸を、自らしがみつくように掻き集める。惨めな姿を晒していることに気がつけない。
他責思考が染み付いていると、自分の意思がわからなくなる。それすらも他人のせいにして負のループ。でも気持ちはわかってしまう。不幸をなかったことにはされたくないよね。でも慰め -
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町田そのこさんのハートウォーミングストーリーですね。
『テンダネス門司港こがね村店』シリーズの三冊目です。
シリーズも三冊目になると、キャラクターがほぼ面白い動きを始めるが、まさに町田そのこさんの力量は凄さを増してきています。
ミツ、ツギ、樹恵琉の兄二人妹の兄妹たちがそれぞれに持ち味を出している。
今回は、店のアルバイト店員の廣瀬太郎が、騒動に巻き込まれて、大活躍するのが、ユーモラスで辛辣な物言いと、ミツの人の良さに感化されたのか、ついついトラブラーの誘いに乗ってしまう。
前作で出てきた、魔性の女神崎に太郎は翻弄される。男性アイドルグループの一員が、なぜかミツに惹かれて店に出入りするな -
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新興宗教の施設に閉じ込められた子ども達。
自分の意志とは関係なく親に全ての行動を制限される。
そういった物語だと思い込んで読み始めた本書。すぐに違和感を感じ始め‥‥いや、実はこうだった‥‥という展開だろうと想像して読み進めたものの、やはりこうではなく、そうだったとは!
町田そのこさんが、こんなお話を書くとは!新鮮な驚きでした。
この意外性と違和感で続きが気になって気になって一気読みでした。
映像化するならアニメかな?ターゲットは中高生かな?なんて思いながら読みつつも、彼女達の友情に何度も泣かされてしまった(T ^ T)
大事な友が苦しむくらいなら自分が苦しんだ方がいい‥‥本当に穢れのない純粋な