町田そのこのレビュー一覧
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購入済み
死に触れて葛藤する様をそれぞれの視点で、時に苦しかったり恐ろしかったりホロリとしたり。でも最後には大きな営みを見守っているような暖かい気持ちになる事ができました。
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Posted by ブクログ
52ヘルツのクジラたち
著者:町田そのこ
52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない周波数で鳴く世界でたった一頭だけのクジラ。
虐待に人生を搾取され続けた主人公が、
逃れついた田舎街でムシと呼ばれる少年との出会いから始まる物語。
主人公の過去はそれはそれは不幸の詰め合わせかのような描写が続き本当に心が苦しくなった。
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拒絶するように向けられた背中を見つめる方が、殴られるより辛かった。p125
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どれ程の絶望感なのか。
到底自分とは縁の無かった境遇なのに、
何故かフィクションとして真っ直ぐに受け入れることが出来なかった。
誰にも言 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
虐待って文章でもすごく胸が痛くなりますね。
貴湖が受けた仕打ちも、愛が受けた仕打ちもどっちも酷くて読んでて悲しい気持ちでいっぱいでした。
血が連鎖することってよくあるよなぁ。
あれはなんでなんですかね?無意識下で引っ張られちゃうんですかね。
2人は将来、きっとまた一緒になれるのだろうけど、今度こそ穏やかに健やかに過ごせる日々であって欲しいです。
アンさん…貴湖のことを思うあまりに選んだ結末が悲しいです。
アンさんのお母さんもいたたまれない。娘の体を隠そうとしてて。胸が張り裂けそうでした。
親子間の埋まらない溝はあれど、この2人にしっかり愛はあって良かったです。
今まで読んだ町田先生のテイ