町田そのこのレビュー一覧

  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    待ちに待ってた5巻。そして6巻がもう待ち遠しい。

    "居場所"の話とてもよかったです。小学6年生だもん、まだまだ自分の気持ちに整理つけるなんて難しいよねー。なのにそれができてる同級生がいたらもっとこう気持ちがぐずぐずになっちゃうよね。

    実体験からのミツさんの言葉がじんわりと心に染みます。

    でもまさかそこからミツさんの過去につながる話になるとは……
    初恋拗らせてるミツさんがしんどいですわ
    一途すぎるよ

    みほろさん早く会いにきてあげてほしいけど、現れるのはきっとあの人の所なんだろうなと思うとしょんぼりしてしまう

    そこへきてじゅえるの初恋?まで終わってしまって、志波兄弟ツ

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    2025年12月01日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    登場人物みんな素敵。
    優しさに溢れていて心温まる一冊です。
    電車で読んでて思わず笑ってしまいました。
    こんな素敵なコンビニが近くにあったらいいな。

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    2025年11月30日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    ネタバレ

    読み終わってからも涙が止まらない。
    アンさんの優しさや52ヘルツの言葉が、本当に切なくて苦しい。生きている間に届いて欲しかった。
    52ヘルツの、誰にも届かない言葉。今まで私が聞き逃した言葉は沢山あるだろう、それをどうか聞き逃さないようにしたい。

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    2025年11月30日
  • 蛍たちの祈り

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    ネタバレ

    不幸の連鎖で目を覆うような展開だったけど、最後は感動の涙だった。

    ひどい人もたくさんいたけど、助けてくれる人もいたね。
    中でも、隆之の存在に正道と一緒に私も救われた。

    毒親という存在、
    子供の人生を搾取する親、
    私の親の事も思い出し、
    また、親としての今の自分の事も考えた。


    最後の終わり方、よかった。
    やっと正道が普通の若者のようになった瞬間。
    正道のこれからのますますの幸せを祈ってる。

    この作品はぜひとも映画化して欲しい。

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    2025年11月30日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    1/3くらい読んだあたりから一気に読んでしまった。すごくおもしろかった。読んでて辛い部分もあったけれど、最後にはなんだ心が温かくなった。

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    2025年11月29日
  • 月とアマリリス

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    ヒューマン小説 
    主に女性に焦点を当てた物語であった。北九州市が舞台となっており、方言や実際の土地や建物がより一層リアリティを増していた。 
    男尊女卑、発達障害、虐待、共依存など、さまざまな問題が浮き彫りになっており、残虐な事件が多い現代の課題提唱をしている物語であった。
    家庭の形、愛情表現は様々であるが、やはり歪んだ価値観の犠牲になるのは子ども。そして循環してしまう現実。その歪みに、一声かけられる周囲との繋がりがいかに大事であるかをひしひしと感じた。 人との関わることは必ずしも素敵なことばかりでなく、傷付け、傷つかれ、しんどい事もあるけど、結局救うのも人。

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    2025年11月29日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    おおよそ、同じ町を舞台とする5編の短編小説であり、登場人物それぞれが生々しい苦しみを抱いている。
    それは過去の悔やみであるものもあれば、生来のもので向き合っていくしかない苦しみもあり、それぞれの渦中で巻き起こっていく。

    恥ずかしながら、読んでいくうちに『この物語はどういうふうに他の短編と繋がりがあるのだろう』という好奇心を抑えられないで読む自分がいた。
    しかし、最後の短編『海になる』でそれを悔やんだ。
    というのも、話の最後に『うみのいりぐち』という助産院が登場し、「この中では世界中の哀しみや苦しみから逃げられる」と言われる。これを受けて、それまで狭まっていた視界が大きく、大海を見下ろすように

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    2025年11月29日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    /_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ 
     
    いや、、やばい、、カフェで読んでいて、ポーロ、ポーロと涙が流れてしまいました。登場人物たちがとにかくカッコよく、その姿にじわっと感動が込みあげてきます。
    特に初登場のテンダネス会長・堀之内が最高で、感動と衝撃のスタートでした。

    発売日をたまたま知れたおかげで発売日に購入でき、文庫の手頃さにも嬉しさがありました。今回も和歌、牧男の流れからスタートし、物語世界に一気に引き込まれます。

    今年、門司港に行き、海底トンネルを歩いて山口まで行った経験があったので、物語の舞台が深くイメージでき、より物語に没入できました。本に出てきた場所に行

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    2025年11月29日
  • 蛍たちの祈り

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    ド直球の町田そのこだった。
    救いようがない環境、救われようがない人たち、でも、それでも生きて命を繋いだ先にある希望。
    一気に物語の世界に引き入れられて、一気にその世界の住人になって、読み終わって現実に戻ったらたまらない充足感におそわれる。「またこの人のいいものを読ませてもらった」という満足感でいっぱいになった。

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    2025年11月28日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    「わたしたちにはもう、孤独に歌う夜は来ない」
    アンさんの優しさが痛いくらいに切なくて、苦しくて愛おしかった。52ヘルツのクジラたちの声は、ちゃんとわたしに届きました。

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    2025年11月27日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    今回は少し短め。
    1巻で女王様だった美月のその後、まあ結局逆の立場に立たないと分からないとこあるよなー若いしというのもありつつ、正しさ、正論に固執するのは親の影響はあるだろうな…と同情した。生真面目な美月なのでいい出会いをきっかけに今後はもう少し柔軟な子になれそうでよかった。
    これは私の物覚えが悪いのが原因だけど登場人物がそれなりにいるので「この子は何の何の子だっけ?」とちょいちょいなる笑

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    2025年11月27日
  • 月とアマリリス

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    ネタバレ

    読んでいて一番印象に残ったのは、自分の「多分」で描くのは「ほんとう」を見失ってしまうという言葉だった。その言葉がこの小説の芯を食っているんじゃないかと思った。偏見や妄想は邪魔でしかない。
    人と関わる、人と向き合うと痛みを伴う瞬間がある。けれど誠実に向き合えば自分を人として成長させてくれる。前を向かせてくれる。あるいは深みのある人生を送ることができることを思い出させてくれた。

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    2025年11月29日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    「この店を選んで来てくれたあなたに、最大の愛を。」(店長視点のエピローグ、ラスト一文より。)
    こんな気持ちでコンビニ店員をやっているなんて本当にすてきなこと。読みやすい短編集で、店長の魅力を中心に様々な人物のドラマが描かれています。
    個人的には第3話の「メランコリックないちごパフェ」がとても感動しました。

    この本を読み終えて、店長のように感謝と愛情をもって笑顔で人と接したいと思えた。そのように実践しても一般の自分にはフェロモンがドバドバ出ないのは残念だけど(笑)でも、笑顔で温かく人に接しようと、自分の行動を変えてくれた本なので星5個とします!

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    2025年11月27日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    夜空に泳ぐチョコレートグラミー
    町田そのこ

    読ませる力が強い。
    残酷で、温かい物語たちが、緩やかに、密接につながっている。
    希望に満ちてるわけでは決してないけど、優しさはある。
    優しさがないと、絶望しか残らない。

    ひとから叩かれたら痛い。
    だけど同じことができる手のひらを、自分も持ってる。

    叩かれるのは、痛いのは嫌だ、だから、叩かないことを選びたい。

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    2025年11月27日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    友人から勧められた作品。気持ちが落ちている時には要注意。久しぶりに本を読んで夢中になった。
    情に弱く、真面目なところが自分と重なった。

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    2025年11月30日
  • 月とアマリリス

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    初めは上滑りするように、それからどんどん剥がれていくそれぞれの心情と事情。こんなはずじゃなかった。そんな声が聞こえてきそうな小説。本当に自分のことを思い、心から愛してくれる人の元に間違わないで辿り着けたらこんな思いはいなくていいのに。でも現実はそうはいかない。みんな間違えながら、それでも幸せになりたくて手を伸ばす。この小説は、主人公である記者のように最後までとても丁寧に書かれていると感じた。

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    2025年11月26日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    推しが実写化の主演に決まったので予習も兼ねて。
    やたら色気があってファンサ(?)がすごい愛の人な店長は確かに推しのイメージ通りかもと脳内再生余裕でした。
    店長やコンビニを取り巻く群像劇なのですが、普段は群像劇はあまり読まないのでいい出会いでした。テンポも良くてほどほどに砕けた文体でとても読みやすかったです。
    理想的な街すぎて関東在住ですけどここに引っ越したいと思いました。門司港に行けば似たような場所あるのかな…笑
    光莉さんと同じでコンビニ兄弟の生態が謎に包まれているまま終わり、もう少し知りたい欲求を残しているので続刊を読むのも楽しみです。

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    2025年11月26日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    取りこぼさないような人生にしたい。もし取りこぼしたとしても、それに気づいてもう一度手を差し伸べられるような人間になりたいと思った。

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    2025年11月26日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    後半は泣かない様に頑張らないといけない程に泣ける。キナコは普通の人以上に気が強い女なのに家族の前では絶対服従の奴隷になるのが不思議。そんなものなのかな〜

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    2025年11月26日
  • 星を掬う

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    ページを閉じる瞬間まで胸にそっと置いておきたくなる言葉がいくつもあって読み終えるのが名残惜しかった(T_T) 誰かのせいにしてしまいそうな出来事も、根っこを辿れば自分の内側にある問題と向き合うことが必要なんだと気づかされた。だからこそ自分の足で前へ進もうとする登場人物たちの強さが沁みたし、私もそんなふうにありたいなと思えた!

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    2025年11月25日