町田そのこのレビュー一覧

  • 蛍たちの祈り

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    ネタバレ

    子どもは親を選べない。
    親によって、穏やかな日常を安心の中で過ごす、という当たり前の願いすら奪われる苦しみや痛みがどれほどのものか、読んでいて本当に苦しかった。
    親を拒否できないがゆえに、どうすることもできない辛さを背負わされる子どもの叫びがさまざまな形で描かれていて、彼らが望むささやかな幸せを掴ませてあげてほしいと願わずにいられなかった。
    タイトルにもなっている「蛍たち」が象徴するものはいろいろあるのではないかと思うが、ラストシーンの蛍の光は、正道の未来を照らす明るく優しい光になってくれるだろう。読んでいる最中の苦しさが昇華された気がした。

    途中の展開で結構胸が苦しくなったので、もうちょっ

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    2026年06月14日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    大切な人に気持ちを伝えることや、伝えられる状況がどんなに尊くて幸せなことなのかを実感させてくれるような小説だった。

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    2026年06月14日
  • わたしの知る花

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    人の人生を味わった気持ち。平さんの言葉が突き刺さる。悲しくて切なくて汚くても美しい感情が波打ってる物語で、本当に素敵。悦子かっこいい。
    良い作品すぎて何と言葉で表して良いか分からず
    ずっと感想を書けなかった。スイートメモリーのカバー曲を聴いたら、書かなきゃ、と思いだした。
    自然と丁寧に読んでしまうため、時間もかかった。

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    2026年06月14日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    「不幸の家」と呼ばれる家を舞台にした
    5家族の短編集

    ある程度はだれでも経験するような「不幸」だが
    当事者であればかなりの「不幸」を
    この家とともに過ごしていく

    出てくる子どもたちが少し大人びていて
    それがグッとくる…

    繋がりのある舞台や登場人物の短編集が
    個人的に好きなのだけれど
    この作品のように時間を遡っていくものは少ないように思え
    新鮮だった

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    2026年06月14日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    出てくる全ての登場人物が個性があって心が温まる。特にこの3巻で廣瀬太郎の普通の中に芯がある感じがとても好きになった。早く4巻読みたい

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    2026年06月14日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    癒えない傷を持った人たちが全力でもがき、苦しみ、壁を乗り越えていくストーリー。
    心情の奥底まで丁寧に表現され、時に胸をギュッと掴み、登場人物と同じようにこちらも傷つく。
    だけど、過去を振り返り、苦しみながらも仲間に支えられ、試行錯誤していくことで今度は誰かを支えられるほどの優しさと強さを身につけていく。
    人は誰しも1人では生きられない、人それぞれ色んな傷を持っているからこそ支え合って生きていく。
    その大切さをこの小説から学んだ。

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    2026年06月14日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    とうとうドラマ化されましたね♪
    皆さん、それぞれ脳内でフェロ店長を妄想していたと思いますが(私だけか?)NHKは中島健人くんで勝負してきました!なるほどーそうきたかー。
    ドラマを見て、私はフェロ店長よりもツギさんに衝撃を受けました。読書していてそんな風に想像していなかったもので。私の中ではあくまでも本書の主人公はフェロ店長だったのですが、考えてみれば『コンビニ兄弟』ですものね。フェロ店長とツギさんが主人公なのですね!
    5作目では、まさしく二人の知られざる姿を見ることができます。ツギさんがなぜ人探しがうまいのか、謎が解けます(いや、ますます謎が深まったような気もする)
    そして、フェロ店長の過去が

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    2026年06月14日
  • 宙ごはん

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    心温まる物語だった。
    食とは生きるための行為である。
    その「生きる」には多くの意味が内包されているんだと私は思った。

    思い出を振り返るとその思い出には様々な食の記憶が思い出される。辛い思いや嬉しい思い、いろんな想いを抱えながら食事をしてきた。

    この物語を小学生の頃に読んだら料理人になりたいと思っていそうだ。私は父が料理人である。料理に向き合う父の姿にリスペクトをしてきた。
    その思いがより強固になった。そんな作品だった。

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    2026年06月13日
  • 蛍たちの祈り

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    オーディブル
    濃厚だった。
    描写が細かく、どの場面も引き込まれた。
    人を育てると言うことの尊さがあふれていた。
    まさみちの生まれや育ちが壮絶だったからこそ、人への感謝のわかる人に育ったんだと思った。

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    2026年06月13日
  • 月とアマリリス

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    自分に見えていることと見えていないこと。
    どれだけ見えていないことがあるんだろう。
    あと、いじめた側といじめられた側がこんな風に出会い直せるなら、どんなにいいだろうかと思った。

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    2026年06月12日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    ネタバレ

    辛くて苦しい話だったが、
    社会の闇や問題が様々な角度から
    描かれていた。
    不器用な貴瑚を支えるアンさんの生き方は
    切なすぎ泣けてしまう。

    タイトルだけ見て気になっていた本。
    想像していた内容と少し違ったが
    読後感は良い。

    他の人にも勧めたい一書。

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    2026年06月12日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    美幌のくだりに泣けます。
    死生観が斬新でなるほどと思わされました。
    いつかどこかで会って欲しいです。

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    2026年06月12日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    良い人も悪い人もいて、都合よく終わらないところがよかった。それぞれが傷や悩みを抱えながら、それでも前を向いて生きていく姿が印象的だった。寂しくてしんどくて優しくて美しい話ばかりだった。

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    2026年06月12日
  • 蛍たちの祈り

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    泣いた。
    悲しいこともあるけど、過去に縛られてると幸せになれないし、でも許せない悔しい気持ちを乗り越える話が美しい言葉で描かれていて町田さん好きだなーと思った

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    2026年06月12日
  • わたしの知る花

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    めちゃめちょ良かった!!町田その子の中ではピカイチかもしれない。泣いてしまった。

    第1話 安珠は貴博と別れた。誰でも彼でも悪くいうのできいていられない。安珠は絵描きジジイが気になっている。貴博がストーカー化した。安珠の幼馴染の奏斗は自認の性が男とも女ともつかないらしい。奏斗はその日自殺未遂をして、学校に来なくなった。

    第2話 美園は母の遺品整理をしている。二ヶ月前、母が癌で余命宣告されていることを知った。そのせいか、部屋にはすでに生活臭がなく片付けられている。母は夫にも娘にも依存して生きてきたが、2人に振り払われてようやく自分の人生を生き始めてくれた。

    第3話 安珠のおばあちゃんは脳梗塞

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    2026年06月12日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    いつもニコニコ天然系の店長が、こんな辛い過去を抱えていたなんてビックリ。
    そしてこのコンビニに留まる理由を知って更にビックリ。
    思春期の頃の心は、人によっては、人生を、生き方を決定してしまうものなんだなーと、考えてしまった。
    過去に生まれ変わるって概念は意外だった。
    今回は結構つらいストーリーだった。残された人の気持ちを想う。


    『ぼくたち人間は歴史を作るために生きてるのではない』




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    2026年06月12日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    普段読書を全くしてきませんでしたが、ある日たまたまこの作品と出会い小説を購入し見始めてからすぐ読み終わりました。
    いつも読書を試みても、完読することは出来なかったのにこの作品は読めば読むほど作品の世界観に呑み込まれ、残り数ページともなると読み終えるのが悲しいとまで思いました( ; ; )
    主人公に感情移入出来たのは勿論、アンさんの気持ちを考えると胸が痛くなりました。

    町田その子さん、初めて知りましたが他の作品も読んでみようと思います。

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    2026年06月11日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    テンダネスのバイト店員の中尾さんの推しである、アイドルの或るくんがまさかの常連客に。
    そして前巻の最後に登場した美女の神崎華がメインの第3話。傲慢な人かと思いきや、いろんな辛い過去を持った強い人でしたね。
    ツギさんもなかなかないい男です。他の志波兄弟も気になりますね。

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    2026年06月11日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    ネタバレ

    表紙からはほのぼのとした物語を想像していたが、実際に読んでみると予想外の物語でした。

    小説を読みながら泣いたのは久しぶりです。途中までどうか救われますうに…と願いながら読んでいました。
    最後、いきなり一緒に過ごすのではなく、お互いが負担をかけすぎないような、今よりも少しでも対等に、周りの人たちに支えられるばかりではなくなるように期間を設ける、という結果にしたのはすごく良いと思いました。お互いが目標を持ち生きていけるから。
    どうか素敵な人生を。魂の番という言葉がすごく印象的でした。

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    2026年06月11日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    やっぱり町田さんが大好き。ヒューマンドラマというか、生きづらさ文学というか、救済文学というか。そういった小説が好きな人は大好きだと思う。全部で5編ある連作短編集だが、全部良かった。短編集って大体1つぐらい好ましくないものがあったりするが、今作は全て良かった。自分が思い描いていた結末でなくても、何かしら得られるものが必ずあり、私の心も救われた気がする。

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    2026年06月13日