町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ3年前にも読んでいたが、映画を見て再読
映画の印象を頭に抱きながら、読めた
虐待されていた主人公が、取り戻せない失敗を犯して田舎に、そこでまた虐待されている男の子と出会う
仲間には聞こえない周波数52ヘルツで歌う鯨の声を心の安定剤として、皆に聞こえなくても自分は聞いているよ、聞こえているよというアンさん(キナコを虐待生活から救う)
キナコの虐待の回想シーンは本当にかなしい
でもあってもおかしくないような描写、
キナコの親友(みはる)もとてもやさしい。悲しい人も多いけど、やさしく救われる人も多い
色々な感情が入り混じって一気に(2回目だけど)読めた -
Posted by ブクログ
さよならはわか〜れ〜のこと〜ば〜じゃなくて〜〜♪
ふたたびあうま〜で〜〜のとおい〜やくそ〜く〜〜♪
というわけでまたテンダネス門司港こがね村店に帰って参りました
恥ずかしながら帰って参りました
うーん、人に歴史ありやな〜
今作ではミツ店長の遠い日の思い出が語られ、店長と「テンダネス」の出会いが明らかになります
そしてそこには悲しい事件と確かな約束があったのです。゚(゚´Д`゚)゚。
そしてさらにもうひとつの別れが!
でもね!そうなのよ!
さよならは別れの言葉じゃなくて
再び逢うまでの遠い約束
現在(いま)を嘆いても
胸を痛めても
ほんの夢の途中
えっちゃ〜〜〜ん!(そっちかい!) -
Posted by ブクログ
物語に出てくる「52ヘルツのクジラ達」が羨ましい。お互いを深い所で分かり合えているような。
そんな関係性が羨ましい。
自分自身、昔から多面的に恵まれた環境だったと思う。恵まれてて不満が無いから、自然に周波数の高い声を発せられるクジラで居られた気がする。
周波数で言えば「102ヘルツ」くらいを出し続ける「お気楽クジラ」。
( ・ _______ ・ )…ホゲ‐♪♪♪
「お気楽クジラ」は物語のキャラ的には美晴のような立ち位置な気がする。
彼女は偉い。明るくて、どんな声も聴き漏らさない上に、困っている「仲間クジラ」を助けてて。
彼女のような「ハツラツ・耳デカ・お助けクジラ」になれるよ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「生きること」って醜くて汚くて、
でもとても美しく尊いこと。
町田先生はいつもそれを痛切に教えてくれる。
ひとりひとりの人間の生き様をこんなに上手描ける作家で町田先生に勝る人はいないと思う!
冒頭に登場する幸恵は、出産を控えた女性。しかしそんななか彼女は、子どもを身ごもらせた相手に夜逃げされそうになる。その夜逃げを止めようと必死になるあまり、彼女は相手を殴り殺してしまう。挙句の果てに遺体を捨てるときに、彼女のほぼ全財産が入ったバックも捨ててしまう。そこで彼女は数日考えた末、お腹の子どもと心中することを決意するところから、本作はスタートする。幸恵は心中場所として森の中にある蛍が綺麗に見える場所 -
Posted by ブクログ
『わたしたちは、何かを手に入れて、何かを失う。己の手の中に残ったものと失ったものを数えて、嘆いたりする。でも、大事なのはそこから得た喜び、得られなかった哀しみ、葛藤やもがきこそが大切なのだ。それらは、誰かに繋がれていく。』というフレーズが心に響きました。
この物語は芥子実庵という葬儀屋が舞台となり、関係する人々の日常や葛藤、それぞれの苦しみや気付きが描かれています。
人は誰しも取り返しのつかない後悔や、得られなかったことへの執着など、さまざまな痛みをもっているんだということを実感しました。
私はそのような気持ちを解決したり昇華したりできないことを苦しい、と感じていました。
ですが、解