町田そのこのレビュー一覧

  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    私も52ヘルツのクジラかも。
    誰もが52ヘルツの誰かに届かないような苦しみを抱えていて、誰かに気づいて欲しいと思いながら戦っているんじゃないかな。
    そんなそれぞれの声に、少しでも気づけるような人になりたいな。

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    2025年11月12日
  • わたしの知る花

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    ネタバレ

    「ぼくのありのままを受け止めてくれている→ぼくに素直に生きることだけが正解」
    「ぼくはエコに会いたい」
    生きていると色んなしがらみがあって、物事を複雑にしてしまうが、結局のところシンプルな思いがすべてだと思った。
    何度もウルッとさせられた。

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    2025年11月12日
  • わたしの知る花

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    月並みな感想かもしれないけれど、町田そのこさんの作品は読んでいて目が離せなくなる時がある。この作品がそう。休憩を挟んだり、内容を頭の中で咀嚼し自分の中に取り込む時間も惜しいくらい、食い付いて、むさぼり食う、みたいな読み方をしてしまう。登場人物たちの何気ないセリフの中に自分を代弁してもらっている感覚に落ち入る時がある。だからかなー。

    女子高生の安珠(あんじゅ)が、偶然か必然か分からないが、絵を描く高齢男性平さんと出会う。親友奏斗(かなと)との繊細な関係や元カレ貴博とのやりとり、おばあちゃんと平さんとの謎の関係。
    平さんが関わった母娘、若い頃の平さんを知っている老男性、いくつかエピソードがあるん

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    2025年11月12日
  • わたしの知る花

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    人は見た目では何もわからない。話してみないとどんな人か、良い人か悪い人か、良い人のふりをしてる人かわからない。謎の老人の話がここまで広がるとは想像がつかなかった。町田先生の人間模様の描き方、どこかにある話なのかもと思わせる説得力はさすが。最後の真実に辿り着いて涙が溢れた。

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    2025年11月11日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    人とどうやって接するべきか考えさせられる。後悔なく生きることはきっと難しいけれど、丁寧に人と向き合っていればいくらか胸を張って生きていけると思う。何度も泣いた心の奥に刺さる作品。

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    2025年11月10日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    シリーズの中で1番好き。

    おとなの恋愛。
    物分りのいい人になろうとしないで、
    思っていることはきちんと言葉にして伝えないといけない。

    特に専業主婦のお話。
    知らないうちに相手の理想に寄ってる。

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    2025年11月10日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    52ヘルツのクジラたちという題名に惹かれて読んでみました!
    52ヘルツのクジラは世界で1番孤独だと言われているクジラだそうで、他のクジラとは声の周波数が異なるため、仲間にその声が届かないそう。
    この本では孤独の世界にいる人たちが描かれていて、人は支え合って生きていくべきであり、抱え込まずに人に頼って生きていくべきだと考えさせられた。
    わたしも孤独な誰かの声を聞ける人間でありたいと強く思いました。

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    2025年11月09日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    友達に恥じない自分でいたいって思うのはすごく共感した。
    話は怖い部分もあるけど、10代の真っ直ぐでパワフルな印象が強くて良かった。
    友達っていいなぁと改めて思ったし、大人になって疎遠になる人が増えていく一方で今も仲良くしてくれる人を大事にしたいと思った。

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    2025年11月09日
  • 星を掬う

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    ネタバレ

    今回も素敵なお話だった。
    52ヘルツのくじらたちのように、全てスムーズに事が進む感じではないんだろうなとは思ってたけどやっぱり弥一が乗り込んでくるとは……しかも岡崎まで……つくづく美保の身勝手さが嫌になったけど、まあこれから色々学んで行って欲しいなって思った。
    でも、千鶴も周りの人達に助けてもらうだけじゃなくて自分で自分を変えようと努力して、実際に変わって弥一にも言い返してやったところがすごくスカッとしたし、最初の千鶴と本当に別人に成長していてかっこよかった。
    ほんと人とは恐ろしい生き物だと思った、本能のままに生きる人、他人を傷つけて平気な人、それから守る人、努力する人…みんな人間かあ

    星を

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    2025年11月09日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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     身近な人の死に立ち止まっていた人達が、故人の思いを知り、再び歩き始める物語。
     登場する人達が、まあうまく繋がっていくこと。そして、人が何とまあ人を想って生きており、すれ違いからそれに気付かずに後悔してしまうこと。
     最近親しい人を失い、深い喪失感に苦しくて堪らなかった私だが、人の愛、想いの深さに敬服すると同時に、人の死を乗り越える登場人物達を追体験し、少し救われた、前に進める気がした作品だった。

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    2025年11月08日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    全ての短編に引き込まれた。
    人生という海をそれぞれの泳ぎ方を見つけたり、選択していく登場人物たち全員に、自分はどう泳いでいくか、どんな魚になっていくのかを考えさせられた。
    題名にもなった夜空に泳ぐチョコレートグラミーが好きだった

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    2025年11月07日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    死を通して、生について考えさせられた。伝えたいこと、やりたいこと、全て終わってしまってから気がつく。こんなに悲しいことがあってたまるか。つらい。苦しい。

    生きるってなんだろう。みんな死ぬのに。自分ひとりだったらどうだっていいんだろうな。家族や、友だち、同僚、自分以外の人と関わって、繋がって生きているから、恨んだり、怒ったり、後悔したりするんだろうな。関わらない方が死ぬとき楽なのかもな。でもひとりじゃ生きていけないしな。生活力ないし。誰かに助けてもらわないと。やっぱり関わらないと無理なんだな。生きるってなんなんだろう。

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    2025年11月07日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    町田そのこが大好きなのですぐ読んだ。
    確かに、この人の作品にホラーはなかったから、「とかなんとかいって、人間の話?」と思いながら読み進めたけど、ホラーだった。
    でも、ラストに向かうに従って映像が立ち上がるようでとっても面白かったです。
    町田そのこさん、読んだあとホッとするのがいいです。
    もちろん、ホッとしますよ、これも。

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    2025年11月08日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    タイトル気になって何となく読んでみたら、これが何と大当たりで最高に面白かった。
    フェロ店長=ディーン・フジオカくらいの男前かなと勝手に想像しながら読んでました。
    続編5まであるとの事、楽しみだー!

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    2025年11月07日
  • 星を掬う

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    自分の人生は自分のもの。他の誰かに干渉されて歪められることがあってはいけない、と強く思い続けることが、自分の人生を豊かにし、人にも優しくできる。

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    2025年11月07日
  • 蛍たちの祈り

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    連作短編集。
    クズが沢山出てきて読むのしんどくなるけれど、それでもどこかに希望を持たずにいられない。

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    2025年11月06日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    なんだこの本は…!!これがデビュー作…!?
    衝撃だった。こんなに、人間の言葉にできない感情や行動、意図を言葉で表せることができるなんて。全ての人が、抱えるものへ向き合い、前を向いて生きようともがいている、そんな作品だと感じた。涙が出た。私も、こんなに強く生きられるだろうか。優しさと強さが、最初から最後まで感じられる一冊だった。

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    2025年11月05日
  • 夜明けのはざま

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    共に生きる人の大切にしているものを、共に守れなくてどうする。
    あーそれです。
    思い当たるところありすぎて抜け出せない。

    大切な人との別れは誰にでも絶対くるし、いましんどくても向き合わないといけない。
    いなくなってからじゃ遅いし後悔しないように。
    この作品の良いところは、対になる相手をずっと悪役にせず相手にも理由や葛藤があってこそのすれ違いなのだというストーリーも書いてくれるから好き。例えばほら、あの鬼滅みたいな。(?)

    身近に死を経験した人、他人を妬み恨む人、理解し合えず苦しむ人、親孝行したい人、子がいる人。
    たくさんの人に読んで欲しい。とても刺さる物語です。

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    2025年11月04日
  • 月とアマリリス

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    ネタバレ

    「52ヘルツ」では、主人公を含め出てくる人物たちが誰もかれもがわざとらしく作られた人たちにしか見えなくいまいちのめり込みことができなかったのですが、作品を重ねるごとに読み応え、のめり込み度、全てにおいて前作を上回ってくる。家庭環境における家族観の問題にしても、被疑者と加害者の関係も然りで、それこそ声なき声を誰が拾えるのか。みちると美散の少女時代の出会いは奇跡的なものかもしれないが、それはそれで必然的なことだったのかもしれない。町田さん初サスペンス、「わたしの知る花」も良かったけどこちらも実に良かったです。

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    2025年11月04日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    心が温まる1冊。ほっこりした。
    読書初心者な私にはぴったりでした。読みやすくて、心温かくなって、時に泣ける。
    続きを絶対読もうと思いました。

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    2025年11月03日