町田そのこのレビュー一覧

  • わたしの知る花

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    ネタバレ

    切ない、苦しい、醜い、儚い、それなのに終始一貫して物語に美しさまで感じてしまう。1冊の物語でここまで彩り豊かな感情が芽生えるのは『わたしの知る花』しかないのでは?と思うくらい、大好きな1冊。久しぶりに読みたくなって約1年ぶりに読んだ!
    杏珠と出会ったばかりの平さんが、奏斗との仲に断絶の危機に立たされている杏珠にかける平さんの言葉ひとつひとつがどれも凄く沁みた。。どれも平さん自身が己の人生で経験してきた後悔から出た言葉であって、平さん自身に言い聞かせていたのかもしれないなあなんて考えたり。あまりにも壮絶な過去の出来事の数々に、自分だったら息をして生きることすら放棄してしまいそうなほど…。
    エピロ

    0
    2026年01月25日
  • わたしの知る花

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    読書でこんなにも泣いたのは初めてでした。
    読み返すと、そんな想いで話していたのかと、また涙が流れてきます。

    人は生を受けてから、出会いと別れを繰り返しながら年を重ねていきます。

    大好きだったあの人
    一緒に未来を語ったあの人
    お別れを言えなかったあの人
    心の支えになってくれたあの人

    人との縁にはタイミングがあり、二人がどんなに惹かれ合っていても、タイミングが合わなければ運命が別れを選んでしまうこともあります。

    あの人と別れたまま時間は流れ、自分は変わっていくのに、あの人はあの時のまま記憶の中で生き続けます。

    あの時に戻れないと分かっているのに、記憶を反芻し、「たられば」を思い描いてしま

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    2026年01月24日
  • 蛍たちの祈り

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    自分の痛みや苦しみを認めるのは自分自身。
    誰がなんと言おうと自分だけはちゃんと認める。

    自分に嘘をついてないものにしてはいけない。

    大人が子供を孤独にして、孤独のまま大人にしてはいけない。

    育ててくれた人と血が繋がっていなくても
    家族の形は人それぞれで
    そこから愛情、希望、生きる意味が生まれることもある。

    隆之の葬儀での覚悟を決めた正道の
    「おとうさん」
    と呼んだ小さな声に思わず涙が溢れた。

    きっと隆之が正道を引き取って大切にしてもらえたことを、幸恵も喜んでいるだろうなと自分のことのように嬉しかった。

    「世界には沢山の綺麗な景色がある、でも自分のすぐそばにも世界中に誇れるほどの綺麗

    0
    2026年01月24日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    まだ30ページくらいしか読んでないけど★4以上確定。

    追記→こーゆうことじゃん小説て。と思いました。ただただ何でもない日常書きました暖かな文言で。じゃなくてさ、スキルてあるじゃん!こういうのがスキルじゃん、と思った本でした。

    読み終えた★5にしました

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    2026年01月25日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    生まれ変わって出会うのは未来だけではなく過去もあるって新しい発想で面白かった。大切な人をなくした時、思い出して乗り越えていこうと思う

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    2026年01月23日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    久しぶりにとても良い本に巡り会えました。
    1つ1つの物語が魚や海をテーマに書かれており
    それを踏まえたお話になっていることや
    また、短編集かと思いきや
    少しずつ話が繋がっており
    そのストーリー構成にも感動しました。
    こんなことを思いつくなんて本当に作家様は凄い。
    凡人とは頭が違うんだと驚嘆します。

    少し重たいテーマから展開される
    登場人物達の足掻きや葛藤
    それを乗り越えていく人としての成長には
    何度も涙しました。
    自分が辛くなった時には、読み返し
    勇気をもらいたいと思える作品ばかりでした。

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    2026年01月25日
  • わたしの知る花

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    あらすじを見ずに読み始めた。
    短編集なのかな、と思っていたら違った。
    置いていかれないように、読みこぼしがないように
    前ページに戻って確認しながら読み終えた。
    久しぶりに読書で泣いた⭐︎
    素敵な物語♡

    0
    2026年01月22日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    親戚の3歳の女の子に昨年の6月に弟が産まれた。それまでセンターに居座り続けた女の子は時々弟の顔を引っ掻くらしい。また夜中に急に大きな声で泣き出すらしい。今回の第5巻目は親子や兄弟のボタンの掛け違いから生まれる悲しみや苦しみの乗り越えて成長する人達をとても優しく強い言葉で描かれている。近畿は大寒波が来てとても寒いですが心は暖かく感じさせる一冊でした。

    0
    2026年01月22日
  • 蛍たちの祈り

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    ネタバレ

    小さな田舎町で暮らす人々の短編連作集。

    「逃亡の夜」
    生まれ育った田舎町で、妊娠8ヶ月目。
    両親は他界し、親戚もいない女「幸恵」。
    ある晩、男が夜逃げ同然で家を出て行こうとする。
    慌てた「幸恵」はおどけた感じで止めようとしたが、
    逆上した男は暴力を振るい無理矢理出て行く。
    貯金も持っていかれ、自暴自棄になる「幸恵」。
    お腹の中の子供と自殺を図ろうと
    子供時代に訪れた思い出の地、
    野生の蛍の群生地を目指す。
    そこに現れたのはかつての旧友「隆之」だった。

    「少年の目」
    認知症を患っていた老人「篠崎」が死んだ。死因は他殺。
    犯人も行方が知れず、時間だけが過ぎていく。
    小学校教諭「弓削真一」は下校

    0
    2026年01月22日
  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    いいぃ話!
    ヒーローになりたかった男、からのぼくたちの友情が良すぎ。今回はウクレレくんが主役、ではないけれど、そんな良いキャラだったの。。。
    濃すぎるキャラばっかなのに、話がしつこくなりすぎずに、もっとこのシリーズが好きになるのなんでなの。

    幽霊完結します。よかった。

    0
    2026年01月21日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    このシリーズ大好き!大好物!!つぎ兄が大好き!男気を感じる!!店長はいつも通りモテモテで、今回は結構登場してて、店長の人となりが垣間見えた。漫画も?!えぇーーーー。

    0
    2026年01月21日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    全部好きでしたが、タイトルにもなってる
    『夜空を泳ぐチョコレートグラミー』がいちばん好き。

    変わろうとしてる晴子と、その晴子を応援する啓太。
    ふたりともほんとうにすごいなあって。
    一歩踏み出すことは勇気がいるけど、晴子みたいに
    わたしも頑張りたいと思ったし、わたしが言った言葉
    が誰かに寄り添えたらいいなって思った。

    最後の『海になる』に繋がるのもよかった。
    桜子となら、晴子は新しい所でも泳いでいけると思う。

    どれも泣きながら読んだ。

    0
    2026年01月25日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    宗教や王族貴族の面倒な関係が絡んだ恋愛ものと
    思っていたらまさかのミステリー寄りな作品。
    とても読みやすい。下巻も楽しみです。

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    2026年01月20日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    大好きな町田そのこさんのデビュー作。
    デビュー作から町田さんの温かな作風が確立されていたんだなと驚きました。素晴らしかったです!
    小さな水槽で生きているような息苦しさは私も感じたことがあるのでとても共感できる内容でした。
    みんなツラい状況を打破して前に進んでいてすごいなあ。町田さんの作品からは生きていくうえでの力を分け与えてもらえます。

    0
    2026年01月20日
  • わたしの知る花

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    高校生の主人公は安珠が彼氏のしょうもないつぶやきに幻滅する冒頭部分は高校生の些細なやりとりで面白くないなぁと感じたが、絵描きのおじいさん平との出会いから、幼馴染泰斗と喧嘩し悩み成長していく姿が面白く、またそれぞれの短編で平さんの物語が徐々に明らかになっていく。
    満足感がある一冊。

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    2026年01月19日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    感動で心が震えました。エスタを追い求めるレルフの心がひしひしと伝わって切ない。レルフを慕うリルの心も切ない。またファンタジー描いてくれないかなー。読みたい。。。

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    2026年01月19日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    ネタバレ


    死んだ人が最後に残した願いのが赤い珠になる。それが"ぎょらん"。

    呼び名が変わったり、その人によって"ぎょらん"の解釈が変わったり。

    ごく狭いコミュニティの中で、それぞれの"ぎょらん"にまつわるエピソードが短編のように、けれどちゃんとひとつながりとなっている素敵な話でした。

    "ぎょらん"に囚われて苦しむ人。"ぎょらん"に救われて前を向く人。さまざまいる。
    恨まれてるかも、とか憎まれているかもとか、暗いエピソードもたくさんあるけれど、"ぎょらん"を通してみんな前向きに死

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    2026年01月20日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    ネタバレ

    読み始めた時に想像していたストーリーから、まさかの展開になっていくのが胸熱だった。
    伊坂さんの「楽園の楽園」も読んでたこともあって、より楽しめた。

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    2026年01月19日
  • 宙ごはん

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    どんなことにも正解はないし、誤った選択をして生きていくかもしれないけれど、自分が感じた愛や人の温かさは忘れずに、そして返していきたいと思えた。

    読み進めながら、じんわりと涙が出る、温かい作品だった。

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    2026年01月19日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    うつくしが丘という陸の孤島のような住宅街にある『不幸の家』と呼ばれている家。その家には、さまざまな住民が住み、みんな不幸になって去っていった……と、近所の噂好きな人は語る。

    本の中では実際に住んだ人たちの話を追っていく。ひとつひとつの話が緩急がしっかりしており、読み心地が良い。不幸の家の住人たちは本当にみんな不幸だったのか?気になる人はぜひ。

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    2026年01月18日