町田そのこのレビュー一覧

  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    どの章も惹き込まれるストーリーだった。
    登場人物は特に晴子と芙美が好きだったな。
    晴子はおばあちゃんが自分の元にいなくなっても自立していこうという姿勢が感じられて応援したくなった。自分をいじめてきた奴に馬乗りになって殴るなんてかっこよすぎる!
    そして魚のチョコレートグラミーに例えるなんて、なんてロマンチックなんだろう。
    芙美は口が悪い時はあれど、あんなに優しい嘘をつけるなんて。誰にでも出来ることではない。あの人柄はおおらかを超越していた。

    連作短編小説、いいなぁ。
    章と章が少しずつ、ゆるやかに繋がってる。
    個人的に晴子のその後がちょっとだけでも知れて満足!
    町田そのこさんの作品、もっともっと

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    2026年08月12日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    他の方のレビューを見てこの本が「新潮文庫の100冊」50周年記念作品だったと知った。
    「プレゼント」と言うタイトルでプレゼントがテーマかと思ったら、それも違っており「夏」がテーマだったらしい…。
    面白そうな作家さんが揃っているので手に取った一冊だ。

    ウッドペッカー荘:未来にはこんな事も…いやいや、既に停電になったら私たちは情報から取り残され行動できない状況なんだな。
    二つの宇宙:江國香織は同い年くらいだと思うのだけど、おばあちゃんをそんなにおばあちゃんに書くんだ…もう既に私たちはおばあちゃん世代なんだけどな。
    真実のトランク:ダンディな紳士とトランク。一晩の真夏の夜の夢。ミゾハタさんの一言が

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    2026年08月12日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    全5篇、いろんな痛みに触れうまく生きられないだけで終わらず、生きていけると思わせてくれる。
    特にばばあのマーチ、本当にどこかに実在していて欲しいし、そこにたどり着いた人が救われるだろうなぁ。

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    2026年08月12日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    とても印象的な作品だった。人に勧めたいと心から思う本に出会えてよかった。もっとこの気持ちを文にできる語彙力が欲しい

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    2026年08月11日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    ネタバレ

    どの作家さんの作品も面白かった。
    胸が痛くなったりほのぼのしたり。
    個人的には「きっとあの日の光と同じ」が光莉さんが出ていておお!となった。
    本当に素敵なプレゼントをもらった気分。贈り物にしても喜ばれそうな一冊だった。

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    2026年08月11日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    有名作家達が「夏」をテーマに作った
    読者へのプレゼントのような本。
    読んだ後、蒸し暑い夏なのに
    背筋がヒヤッとする感覚が残る。

    1番のお気に入りは
    伊坂幸太郎さんの「ウッドペッカー荘事件」
    人とは何なのか。人の何を信じるのか。
    まるでパラレルワールドに入ったような
    自分の中に終わりのない問いが生まれる。

    終わり方がオシャレすぎる。
    ーおに気に召さなかったのなら、
     夢だと思ってください。ー

    どの小説も「なんだったの、あれは…」と
    余韻の残る、考える余白のある作品だった。

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    2026年08月11日
  • 星を掬う

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    『星を掬う』を読んで、親と子の関係について改めて考えさせられた。

    親から見えている世界と、子どもから見えている世界はきっと違う。同じ出来事を経験していても、そのときに何を感じ、どんな意味を持つのかはそれぞれ違うのだと思う。

    親の不器用な愛情と、それを素直に受け取ることのできない子ども。育ってきた環境や親との関係が、その後の子どもの性格や生き方にまで影響していくこと。そして、親子だからこそ近すぎて分かり合えないこともあるのだと感じた。それでもやはり、母という存在は大きい。母は偉大だと改めて思った。

    そして、若年性認知症という病気の恐ろしさも強く心に残った。

    大切な人の中から、自分との思い

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    2026年08月11日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    ブク友さんのレビューを読み、読書欲を刺激されました♪♪

    実は短編って、そんなに得意ではなく、普段はまず手にすることはないのだけれど、7人の作家さんの名前を見たら読みたくてたまりませんでした✨((* ॑꒳ ॑* ))

    初めましての梨木さんと米澤さん✨
    お馴染みの伊坂さん、恩田さん、江國さん✨
    十数年前、作品コンプする勢いでドハマリしていた宮部みゆきさん✨
    そして、今現在ハマっている作家さんの一人、町田そのこさん✨

    読んで良かったーー✨ (*˙˘˙)✨

    どの作品も夏をテーマに描かれているのに、読後に残る余韻がそれぞれ違っていて、短編集ならではの楽しさを味わえました♪♪

    どの作品も楽しく読

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    2026年08月11日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    読み出したら止まらなくなる本だった。時間の制約で初めて読むのをやめなければいけないと思った本だった。
    昨今の多様性とかダイバーシティとか様々な現代の様相をきれいにまと待っていて、感動的なお話だった。
    読みはじめとは180℃くらい変わる希望のストーリーでした。

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    2026年08月10日
  • 星を掬う

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    親の離婚後人生がうまくいかなくなった主人公、前半は発想の幼さがまるで自分を見ているようで苛々モヤモヤ我慢が続いたけれど、その分後半が胸に響いた。町田先生の書く物語は本当に厳しくて暖かいなと思う。自分の人生は自分のものと、自分にとっての正しい生き方は自分で見つけるしかないと、本心から向き合えるようになるタイミングは人によって違うけれど、この本を読み終わった時が人によってはその時なのかもしれない。

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    2026年08月09日
  • 月とアマリリス

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    知らないうちに人傷つけていることもある。傷つけられたことだけ覚えて、まっすぐ生きてきたような顔をしているかもしれない。
    子供のうちに受け取る愛を気づけないことがどれだけ幸せか。親の呪い。
    思い込みは、相手だけじゃなく自分も傷つける。自分の希望が、何より自分を苦しめる。

    周りが見えなくなってしまう時もあるけれど、自分を思ってくれている人はどこかにいるのかもしれない。私は誰かにとってのその1人になりたい。

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    2026年08月09日
  • 宙ごはん

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    Audible聴了!
    泣かせる。ウォーキング中に聴いていたが、思わず何度も泣きそうになる。宙がだんだん大きくなって、色々な人生(特にお母さんとママと)を目の当たりにして成長していく。佐伯のやっちゃんが最後まで泣かせる!!
    「コンビニ兄弟」シリーズのほのぼのさと比べてちょっと重いけど、でもホントに心に響く良い作品。凪良ゆうさんといい、女性小説家の感性に脱帽!

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    2026年08月09日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    めちゃめちゃに刺さった。
    何が好きかって聞かれると言語化が苦手だから難しいけどそれぞれの苦しさとか辛さとかその人にしか分からない何かがあって
    その中で傷ついて傷つけても少しずつ人間は進むんだなって

    クジラの描写が好きすぎる
    最後にかけて少しずつ本当に少しづつだけど希望みたいな小さな光が見えてきて集中して眉間によってたシワが少しずつほぐれて最後は良かったって思えた。

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    2026年08月09日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    チェンバロとかリュートとか 昔の楽器って生で聴くとものすごく音が小っちゃい。だから、身を乗り出して 文字通り「耳をかたむけて」聴く感じになる。現代よりも騒音がなく静かだった時代、一方 防音設備は整っていないから 雨の音風の音 小鳥のさえずり 人々のありふれた生活音が漏れ聞こえてくる中で、ささやくように奏でられる音楽に聴き入っていたのだろう。聴く人が 聴く努力をして成り立っていたのがルネサンスやバロックの音楽だ。

    聴く努力 、は とても人間的で 優しさと品格にあふれていると僕は思う。外国に行くと 僕の下手くそな英語を 一所懸命に聴いてくれる人に出会う。僕の英語の拙さは、何の利害関係も生じない僕

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    2026年08月08日
  • 月とアマリリス

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    ネタバレ

    町田その子の初サスペンスらしい。どこからどこまでがサスペンスなのかはさておき、殺人事件を追う雑誌記者、事件自体と記者自身の緊張感をしっかりと描きつつ、登場人物の内面や人間ドラマもしっかり含有させていて、きちんと「町田その子」小説だったのが良かった。

    とんでもないクズ男が1名出てきて、そいつのせいで人生狂わされる人々が不憫で仕方なかった。現実世界でもこういうヤツがまぁまぁの数潜んでいるんだろうな、繁華街の人混みの中に数十人はいたりするんだろうなと考えると、自分のことはともかくも、家族や知っている子供たちが全く知らない間にクズの毒牙にかかることまで連想して心が苦しくなる。「人は人で歪む」

    序盤

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    2026年08月08日
  • 宙ごはん

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    52ヘルツのクジラたちがとても好きで読んでみた。
    苦しい部分と心があたたまるとこがいい具合に出てきて揺さぶられる感じがすごく好き。
    辛くて泣きそうになったり、登場人物の言葉があたたかくて泣きそうになる。
    あとパンケーキが食べたくなるワ

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    2026年08月08日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    誰にも届かない声を上げ続ける「52ヘルツのクジラ」。その存在が、傷を抱えながら生きる登場人物たちと重なっていく。

    助けを求める声は、必ずしも「助けて」という言葉になるわけではない。言葉にできないこともあるし、そもそも声を上げる方法さえ知らないこともある。それでも、その小さなサインに誰かが気づくことで、人は救われることがあるのだと思った。

    一方で、この物語は単純に「誰かが誰かを救う」話ではない。傷ついた人が別の誰かの声に気づき、手を差し伸べることで、自分自身も少しずつ救われていく。人と人とのつながりは、一方向ではないのだと感じた。

    読んでいて苦しくなる場面も多い。それでも、誰にも届かないと

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    2026年08月07日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    読みやすく面白かった。
    ホラーというジャンルでありつつも、友情模様が丁寧に描かれていた。

    ゾッとするようなシーンもあれば、切ないようなシーンもあり、どこか温かい印象のお話。

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    2026年08月06日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    『環境』という名の『水槽』の中で、上手く泳げなかったり、迷子になったりと生きづらさを抱えた女性達を描いた連作短編集。

    趣向を凝らした最初の一行。
    登場人物を魚になぞらえたり、差し歯がとれた、フルーツガム、孵化した、椅子に座っていられないなど印象的な言い回しにガッチリと心を掴まれる。

    各話の主役は異なるが、前話の登場人物との意外な繋がりが判明したりと、設定がサプライズ的に明かされる仕組みには思わずにやり。
    どんでん返し的な演出も、アンニュイな世界観に華を添えている。

    迷える主人公達の側にいる数少ない理解者達。
    彼らとの交流の中で一縷の希望が生まれる流れが大変美しく、特に前述のどんでん返しを

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    2026年08月09日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    ネタバレ

    SNSでよく紹介されているのを見かけてて、ずっと気になっていた1冊✩.*˚



    虐待を受けて育ったキナコと、現在進行形でムシと呼ばれ虐待されているイトシと出会って自分なりに助けようと頑張っている姿がとても素敵と感じた。

    私にも子供がいるけど、どうしたらこんな可愛い我が子にそんな仕打ちをできるのかと想像すらつかない。

    キナコとイトシのこれからの未来が明るいものであって欲しいと思った。

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    2026年08月06日