町田そのこのレビュー一覧

  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    テンダネス、そんなコンビニが欲しい。コンビニでなくてもいい。探してみよう。

    心に響いた言葉が多かったので、それをメモ。
    「あたしたちの細かい変化に気付いては丁寧に褒めてくれるのよ。誰かが自分のことを見てくれていて、ほんの少しのことでも一緒に喜んでくれるのは、嬉しいものなんよ」
    「いくつになっても、人を好きになっていい。その時には相手だけでなく、その人を好きな自分までも好きになれたらいいと思う。相手を大事にして、同じくらい自分を大事にする。大事な相手に見合う自分でいよう」
    「誰かが辛い時に、こうしてそっと寄り添えるひとになりたい。傷が癒える時間、そばにいられる人になりたい」
    「自分のことを見て

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    2026年09月15日
  • 夜明けのはざま

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    人の死がもたらすのは喪失だけではない。
    親族、時に故人を共に送り出す葬儀社の人間の人生をも大きく変えることがある。

    仕事か結婚か。
    本作の主人公・葬儀社のプロフェッショナルである真奈は戦った。
    安易に答えを出さず様々な角度から結婚、男女の関係について模索し続ける姿には芯があり応援したくなる主人公だった。

    最終的な彼女の選択、そして彼氏の純也が退職を迫っていた理由、二人が行きつく先はこれしかなかったのだと納得感があった。

    そして町田先生はいつもラストに小さな希望を置いていってくれる。
    人間いつ命の火が消えるかわからない。
    たとえそれが志半ばの死だったとしても、誰からも看取られない死だったと

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    2026年09月14日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    くろい穴がとても良かったです。

    他の話もカッコいいばあちゃんが出まくりで
    とても素晴らしい1冊でした。

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    2026年09月14日
  • 宙ごはん

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    ほんとうにほんとうによかった。
    宙たちのごはんが美味しそうで、あったかくて、解きほぐれた様子のみんなが嬉しかった。家で食卓を囲むことの尊さが身に沁みた。温かいごはんを食べること、だれかと食べることそのものがどんなに心を潤わせるんだろう とおもった。そのとき気づいてなかったとしても。そしてもちろん、外食でもなんでもいいんだけど。

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    2026年09月14日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    友人に薦められた1冊
    オムニバスが少しずつ繋がっていて、あの時のこの人だ!が、どのストーリーにもあって粋な演出だった
    人生は辛いことの方が多いけど、魔法の言葉を抱えて、大切な思い出に魔法をかけて、強く生きていくんだ
    優しくて強いいい話だった

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    2026年09月13日
  • 夜明けのはざま

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    生と死は始まりと終わりであって
    生きるものの理でもある。

    始まれば終わるというのは分かっているけれど、私も死が怖い。
    大切な人との別れがとてつもなく怖い。

    死を感じる時、自分の生を強く感じる。
    死を思う時、命とは…と、より強く生きることを思う。
    まさに表裏一体。

    今の私に本書は物凄く染みた。
    苦しんでもがいても、弱くても
    何かを掴もうと頑張っていたら絶対に残るものはある。
    ぐっときた。

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    2026年09月13日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    コンビニ兄弟?どんな本なのと疑問に思うタイトル。コンビニ人間は読んだけど、似てるの?似てるならパスか。でも、中島健人が主演でテレビ化してるし、シリーズ4まで続いてる。これは読んでみてもいいかも。と思い購入してみました。
    最初から人への優しさに溢れてるストーリーが気に入りました。心が温まります。
    「この店を選んできてくれたあなたに、最大の愛を」
    「コンビニを利用す客の姿、そこにある悲喜こもごもを見るのが何より幸せなのだ、誰かの人生の喜びに関われたなんて光栄です」仕事をしていて、こんな気持ちに最近なってなかったなぁ、もっと人との出会いを大切にして、優しさを惜しみなく与えても良かったかも、と考えさせ

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    2026年09月13日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    なんて良い作品名を付けたんだろうと脱帽した。

    声なき声を聞く。おこがましいけど自分もそんな存在になりたい。

    主人公の貴瑚にも、虐待児のムシにも、杏さんの葛藤にも、すべて感情移入してしまって、ずっと心が引き裂かれる思いだった。

    でも過去は戻ってはこない。だから前に進むしかなくて……

    再読したら、また違う感情が生まれそうなぐらい、繊細な物語です。

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    2026年09月12日
  • 夜明けのはざま

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    「死」の訪れない人生などない。それは私の身近な人にだって訪れるもので、見送る側にならないなんてことはない。ただ唐突にわたしの目の前に現れるもの。後悔のないように生きようなんて簡単に言うけれど、日常であるいは人生で後悔なんてはたまた悩んだり苦しんだりすることなんてない。いつ何時も小さな選択を突きつけられる、生きるとはそういうことかもしれない。そんな人達の目の前に現れる身近な人の死。選択をしない、悩むことから開放された故人が生きる人達に教えてくれるものはなにか。残された方は自分で探してまた選択をしないといけないけれど、それでも前の自分よりは空を見上げて堂々と生きれたらいいなと思える。

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    2026年09月12日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    ネタバレ

    人におすすめの本を貸したら、お礼にとプレゼントしていただいた。なんだか申し訳ない気分だ。でも、本ほど嬉しいものはない!
    そして、錚々たるメンバーによるアンソロジー。
    どの作家さんも好き!
    梨木さんだけ知らなかった。

    伊坂さん。もう短い中に伊坂さんが詰まってる感じ。面白かった。共にいた探偵が、停電の数分の間に刺されていた。え?なぜ?探偵によると話し合いが訣別して争った末だと言う。返り討ちにもしたと。そんな時間があったはずがない!?なんと自分はAIだった…

    江國さん。かなりのおばあちゃん子の男の子の話。グランマザコンとでも言うのか?そして、このおばあちゃん、度を越した人見知り。人見知りゆえに夫

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    2026年09月12日
  • 夜明けのはざま

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    自分にとっての正解は相手にとっては正解ではなく選ばない選択肢であることもある。自分の中にある感覚だけで物事を判断するのではなくて相手の見方を理解しながらその感覚を理解する努力をすることが誰かとを生きるうえで必要とされる。それは自分自身が相手を理解するという視点でもそうだし、逆に自分が相手に理解してもらうという視点でも言える。
    良子と翔のすれ違いのようにいくら言葉にしても通じあえないことはあって相手の中にある根からの考えは中々変えられない。でもそれを理解しようとする努力は必要。真奈と純也のようにお互いの考えを理解しよう、伝えようと相互に理解してもらうとする努力そして理解しようとする努力が一緒に生

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    2026年09月12日
  • 宙ごはん

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    星5

    町田その子さん二冊目です。
    クジラがかなり暗いんですが、こちらは若干明るいでしょうか?
    辛い展開にびっくり唖然としますが、心に響きます。
    町田さんがもっと好きになりました。
    他の作品も読み続けたいです。

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    2026年09月12日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    ヒューマンドラマ。
    大きな謎が、章を追うごとに解かれていく。
    その中で数多く衝撃を受け、読んでて飽きない。
    主人公の心理描写はらしさを備えながらこちらに共感もさせてくれる。周囲の人間の心情も多様な面白さがあった。

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    2026年09月12日
  • 星を掬う

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    掬い上げた瞬間のキラキラした喜びが迫ってきて泣きそうになった。寄り添ったり大切にするだけでなく、時には思いを吐き出して傷つけ合わないと近づけない関係があると思った。

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    2026年09月11日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    星5
    小説に嵌まった頃に読んだ本ですが、今でも強烈に心にのこっています。
    後半、衝撃的な出来事に唖然としますが、その想いに切なくなります。
    暗く悲しいお話ですが、最後には僅かな希望も。
    凄いお話なので、終わり方に物足りなさを感じてしまうかも。
    暗いお話の中、主人公の親友が好きです。
    この本で、町田その子さんが好きになりました。

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    2026年09月11日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    ネタバレ

    すごい好きだった!
    現在の居住者から、その前、さらにその前と時間を遡るように前の居住者の話になっていて、小さなつながりが見えて面白い。
    確かにみんな様々な理由を持って出て行ったけど、清々しく、この家との思い出を胸に出ていった姿が印象的。
    特に2章と5章が好きだった。
    枇杷が物語のアクセントになっているのも良い。
    惣一の友人のユズが、譲だと分かった時は、ハッとして私も嬉しくなった。

    人と人との繋がりは、一本の糸ではない。いろんな縁が交差して絡み合って、独自の模様を作りながら太くなっていく。という信子の言葉も印象的だった。

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    2026年09月10日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    短編小説だけど、登場人物に繋がりがあったり、全体を通して大きな物語になっていたりで、文章構成がとても好き。
    「死」をテーマにした涙なしに読めない重めのストーリー展開だが、「ぎょらん」を軸としたミステリー展開や、人間関係の描写は軽々としていて読みやすかった。
    朱鷺、美袋、小紅などなど、言葉と漢字のチョイスが美しくて儚くて秀逸だなと思う登場人物の名前ばかりだった。

    私は大切な人を亡くした経験がないから、表面的な感情でしかまだ読めてないんだろうけど、亡くなった人の想いを知りたい!というのは残された人たち誰もが思うんだろうなとは思った。
    その人が目の前からいなくなっても、その人のことを知ってる人たち

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    2026年09月09日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    年齢的に見送る側と見送られる側のハザマにいる僕には凄く刺さりました。目に見えるモノではなくココロの中におもいでを残す心境にはまだまだ辿り着かないけどいつかなれるのかな…と、クヨクヨ考える日々がちょっと続きそうな一冊でした

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    2026年09月09日
  • 夜明けのはざま

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    ネタバレ

    身近な人がなくなり、死について考えさせられる作品でした。
    自分も死に向き合うことは怖いし、できれば避けたい。
    だけど、いつか向き合わないといけないし、向き合わないと次のステップに行けないと思った。
    死を意識したり目の当たりにするからこそ、生きることが際立つし、それによって今の生き方でいいのか?このまま結婚していいのか?といった人生の選択について深く考えるきっかけになる。
    確かにネガティブな話題だけど、死について考える必要があるし、それによって人は前よりも強くなると思った。

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    2026年09月09日
  • 宙ごはん

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    町田先生の作品は、いつも切なくなったり苦しくなったりするんだけど最後は絶対に心があったかくなる。
    読み終わると自分も何かを得た気持ちになる。
    そんな町田先生の作品がわたしは大好きです。

    宙ごはんも、どんな作品なのかなって読み進めると、やっぱり苦しくなる部分もあった。
    なんでこんなひどいんだろう....しんどいって気持ちになったりね。
    「人は物事をフィルター越しにしか見ることができない」って作中にもあったけど、ほんとにその通りだと思う。
    読み進めると、そんな人間の奥底を知ると、ああそんなことがあったのね...って
    フィルター越しで決めつけるのは駄目だなって思った。

    個人的に花野さんにたくさ

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    2026年09月09日