町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ切ない、苦しい、醜い、儚い、それなのに終始一貫して物語に美しさまで感じてしまう。1冊の物語でここまで彩り豊かな感情が芽生えるのは『わたしの知る花』しかないのでは?と思うくらい、大好きな1冊。久しぶりに読みたくなって約1年ぶりに読んだ!
杏珠と出会ったばかりの平さんが、奏斗との仲に断絶の危機に立たされている杏珠にかける平さんの言葉ひとつひとつがどれも凄く沁みた。。どれも平さん自身が己の人生で経験してきた後悔から出た言葉であって、平さん自身に言い聞かせていたのかもしれないなあなんて考えたり。あまりにも壮絶な過去の出来事の数々に、自分だったら息をして生きることすら放棄してしまいそうなほど…。
エピロ -
Posted by ブクログ
読書でこんなにも泣いたのは初めてでした。
読み返すと、そんな想いで話していたのかと、また涙が流れてきます。
人は生を受けてから、出会いと別れを繰り返しながら年を重ねていきます。
大好きだったあの人
一緒に未来を語ったあの人
お別れを言えなかったあの人
心の支えになってくれたあの人
人との縁にはタイミングがあり、二人がどんなに惹かれ合っていても、タイミングが合わなければ運命が別れを選んでしまうこともあります。
あの人と別れたまま時間は流れ、自分は変わっていくのに、あの人はあの時のまま記憶の中で生き続けます。
あの時に戻れないと分かっているのに、記憶を反芻し、「たられば」を思い描いてしま -
Posted by ブクログ
きみを守ることが罪なのか──。
そんなことはない
守るでしょ
誰だって愛した人のことは守るでしょ
それが「愛」だから!
そのこさんの原点にして新境地のキュンタジー小説下巻です
下巻はファンタジーにキュンキュンにミステリー要素を含み盛りだくさんとなっております
けどやっぱりキュンキュンはすごいわ
途中で「あれ?有川ひろさんの小説を読んでたっけ?」って思うぐらいキュンキュンだわ♡
もしかしたら、この作品はそのこファンにとっては評価がわかれるかもしれません
私は高評価です
だってファンタジーすきだし、恋愛キュンキュンすきですから
だけど、今までのそのこ作品がすきな人は合わない可能性も -
Posted by ブクログ
若年性アルツハイマーにより、"できない"ことが増えていくまだ50代の母親。
できていたことができなくなっていくのは、本人がきっと一番苦しい。身内の手は借りずに、プロに任せたいという母親の思いにも頷けた。
幼少期の環境って子どもにはどうしようもないことだらけで、大人になっても「あのとき〇〇してもらえなかった」とかそういう気持ちに引っ張られてしまうことがある。
それでも人生は自分のもので、その責任は今の自分にあって、過去のだれかを恨み続けることでは、一時的に気持ちが楽になったとしても好転することはない。
過去に背負ってきた苦労は人それぞれだし、苦労の少なかった人間から&quo