町田そのこのレビュー一覧

  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    本作を読んで感じたのは、やはり私は町田そのこさんの著作が好きだ - ということでした。
    まだ3作目ですが、傷ついた人物の生き様や再生の描き方などは凪良ゆうさんと、どこか共通する部分を感じます。どちらもとても好みです。
    個人的に強烈に印象に残ったのは、3つ目の話の女性3人が登場する『波間に浮かぶイエロー』でした。
    "おんこ"を自称する店主の芙美さんのキャラクターが、どうしても同じくそのこさん著の〈星を掬う〉の作中人物である、千鶴の母聖子とキャラクターが被るようなところがあったからです。
    あのなんとも言えないが言葉にするならば、がたいが良くて、エネルギッシュで、逞しい女性で、歯

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    2026年02月25日
  • 星を掬う

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    前半は読んでいて苦しくなる内容だった。
    母と娘には特別な関係性があるのだなと思った。
    薄れていく記憶を溢れる星と表現していた部分が良かった。

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    2026年02月24日
  • 月とアマリリス

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    久しぶりにしっかりした文章量の本だった。
    左右の空白ばちょっとしかなく改行も下までギリギリ文字があって見開きが黒々としていた。
    内容も素晴らしかった。トランスジェンダー、男尊女卑、ネグレクト、詐欺にDV、殺人、イジメと盛り沢山。
    イジメの被害者だと思っていた自分が実はその前に加害者を傷付けていた。誰でも傷付ける側になる可能性があると。このシーンに感銘を受けた。
    美散が祖父に、わしが殺してやったのにと言われたところが泣けて仕方なかった。
    井口のキャラが良かった

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    2026年02月23日
  • 月とアマリリス

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    ネタバレ

    精神的な支配が重大犯罪に繋がっていくところは、八月の母や黄色の家に重なるところがある。
    歪んだ家族関係から生まれる精神的な脆さ、愛情不足につけ込まれて、というのはありがちなストーリーだが、飽きさせない書き方で感情移入しながら読み切れた。同級生に救われる展開も良かった。

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    2026年02月23日
  • 宙ごはん

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    私の周りにいる人も、はたまた街で通り過がるだけの人も、私が見えている面だけでは計り知れないような背景が、ストーリーが、たくさんあるのだと思った。
    この世界は人の感情でパンクしてしまうくらい、感情が行き交い、巡り巡っているんだなと。

    そして自分の苦しさも誰かに共有したくなる本だった。
    プラスに捉えることが難しい過去があっても、この本を読むと前向きになって救われる人もいるかもしれないと思った。

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    2026年02月22日
  • 夜明けのはざま

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    短編集なんだけど、一つ一つがずっしり。いろんな人の人生がギュッと詰まってた。人生は選択の連続で、全部を掴むことなんてできないし、その時は気付けないことだって山ほどある。でも掴めなかったとしても、その掴めなかったという経験から得た感情や苦しみが何かに繋がることがあるし、誰が繋げてくれることだってある。特に好きなお話は、やっぱり真奈なつめ楓子の話かなぁ。死んだ人はもう話さないから何が本当の気持ちかは分からないけど、思い出は変わらないし、心の中に席を残すことはできる。人を理解したいって気持ち、向き合い続ける気持ちは絶対に喪っちゃだめ。悪しき風習があるなら、先を行く女になる。

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    2026年02月22日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    はぁ町田そのこさん大好き…
    個人的に第2話(家族離散)、第3話(トラブル抱えて同居する高校の同級生たち)、第4話(不妊治療をする夫婦)が好み

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    2026年02月21日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    物語の後半、涙が止まらなかった。

    私は感謝を言葉にするのが照れ臭くて少し苦手な方である。だからこそ、この本を読みながら「ありがとうを伝えなきゃ」と頭に浮かんだ人をたくさん見つけることができた。
    周りにいる大切な人を改めて大事にしようと思わせてくれる一冊であり、「ありがとう」「ごめんなさい」の気持ちは後回しにせず、思った時に素直に伝えようと背中を押してくれる物語だった。

    朱鷺と華子が、大切な人との死別を乗り越えたみんなが笑顔で生活を送れていますように。

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    2026年02月21日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    不穏な話なのかなと思いつつ読み始めたらとてもよかった!うつくしが丘にある一軒家にまつわる連作短編集。表面だけでは見えないいろんな物語が詰まってるのは現実の家庭も同じ。凝縮された旨味が詰まってる感じで、万人におすすめしたい。

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    2026年02月20日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    続きが気になりすぎて上巻を読み終わったその日に下巻を買いに走りました。
    恋愛というよりミステリー色の強い下巻、するすると謎が解けていって疾走感がすごかった。早すぎます。てか最後。最後よ。もっとあってよかったのに!!!ラストにももっとページ数かけて欲しかった!!!けど最高だった!!!アニメ化してほしい。番外編ください!!

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    2026年02月19日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    これは、通して読み終わる日でないと読んでは行けなかった‥‥
    読み終わらずに寝てしまったので…一晩中熟睡などできませんでした。
    表題は、最後の方に‥‥なるほどと思えました。
    好きだなこんな本。

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    2026年02月19日
  • 月とアマリリス

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    読み終わった後も余韻がすごい本。これは誰もが読むに値する。
    加害者とは被害者とは、と自分の人生の過去についてかなり考えさせられた。
    たった一言で人を傷つけてしまうことがある。その人のその後の人生を左右することがある。振り返ると自分にもそんな事があってもおかしくないと思った。仲良かったはずの子がサッと距離をとった。理由は教えてくれない事がほとんど。物語の中ではたまたま主人公はいじめていた子から過去の事を聞く事ができたが、恐ろしく、、、自分の普通が相手の普通ではなく切望しているものである可能性、理屈では分かっていても、できていないことはあるなと気付かされた。
    あと、もう一つの大きなテーマと感じた、

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    2026年02月19日
  • 星を掬う

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    最後の数ページで涙腺が大崩壊した。このひとの紡ぐ言葉の綺麗さと物語のシリアスさがちぐはぐで、なのに読み進める手がとまらなかった。「星を救う」の意味は途中でなんとなく気がついたけれど、わたしの脳内よりもきれいで洗練された言葉で言語化されていて、わたしの周りの人も、いつか聖子さんと同じ病にかかったとしても、星を掬ってくれるといいな、そのための星を、今から一緒に作っていきたいなと思った

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    2026年02月18日
  • わたしの知る花

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    なんか良かった。相変わらずの暗い話なんだけど、男と女のお話だからなのか、入り込みやすかった気がする。そして、ハッピーエンドなのがなにより。生きてる人は大変だけど、死んでしまえば、見なくていい部分が見えなくて済むんだろう。残された者にとって、それは幸せなのかもしれない。

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    2026年02月18日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    表紙と町田そのこに惑わされて読むと失敗します(娘は装丁をサムネ詐欺とまで言ったよ)。これは民俗学テイストホラー、高校生女子キラキラ友情入り本です。あ、九州あるあるネタも盛り込まれていて、コンビニのテンダネスでてきてニヤリとさせられたり、「楽園の楽園」が出てきて伊坂幸太郎ファンを喜ばせたりもします。会話が軽妙でクスッと笑いながら読みました。私はこの本は好みでとても面白かったですが怪異現象ネタが本当にある前提で書かれたものが嫌いな人は回避した方がいいです。
    主な登場人物である高校生3人はそれぞれ悩み(トラウマ)あり、それとホラーの主が怪異となった理由、納めるきっかけともリンクされていました。
    九州

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    2026年02月18日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    王室もの、恋愛とミステリーが絡み合ったお話大好きなので、すぐ読み終わってしまいました。早く続きが読みたい

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    2026年02月18日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    前半はずっと怖い。怖すぎる、でも先が気になるから読む、でも怖いよ〜 の連続
    宗教、呪い、伝説、ホラー、ミステリー要素だけでなく、10代の女の子の友情や切ない要素を組み込むあたりが町田そのこっぽかった。

    テンダネスが登場したのがテンション上がった。なんでも野郎的なキャラ登場で、ツギじゃないかと一瞬期待した。

    登場人物全員が正義感強すぎて、そこは理解し難いと感じたけど、そもそも物語自体が非現実的だからな。

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    2026年02月17日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    どのお話も少し意外な展開があって恋愛小説にプラスされた何かがあって面白かった。
    どの話も良かったけど、最後の話で全部綺麗にまとめられてる感じがして印象に残った。
    生きる上で避けられない痛みや苦しみに向き合う人がたくさん出てくる。

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    2026年02月17日
  • わたしの知る花

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    人との出会いが自然に折り重なってストーリーを仕上げて行く様が良かった。
    他人の人生を追体験できた気分になり、最後は少し涙が出た。

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    2026年02月17日
  • 宙ごはん

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    子どもが成長する過程で親の影響が大きいことを改めて感じました。それどころか良くも悪くも大きく人生を変えてしまう。
    時間はかかるかもしれないけれど、何歳になってもやり直せるし、成長できる。ただそれには周りの人の支えも必要だと感じます。そして、困難にぶつかった時に支えになってくれた人への感謝の気持ちは、一生忘れないものだなと改めて思います。
    宙と二人の母親との関係が明らかになっていく話もそういうことかと最後に分かってよかったです。
    謝ることが暴力になってしまう、難しいなと思いました。自分がどうしたいかではなく、相手の気持ちを考えるということだと思いますが、やはり難しい。

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    2026年02月18日