町田そのこのレビュー一覧

  • わたしの知る花

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    なんともいえない優しさと不器用な生き方の物語。
    本当の気持ちを見てみぬふり…だけど気持ちは最後まで抑えられない無視できないんだ。

    ラストのシーンは……よかった!

    読んでみて、そして感じて〜


    ぜひ〜

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    2026年09月04日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    町田そのこさんの今までの作品とは
    印象がだいぶ変わっていて新鮮でよかった

    確かにホラー要素はあるものの
    節々に町田そのこさんらしい言葉の深みを感じ
    友情に心打たれました
    私はとても好きです。みんな幸せであれ

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    2026年09月04日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    暗くて重いのに、とんでもない多幸感。
    仕掛けたっぷりの優しい小説です。

    人を魚になぞらえて、海や川に泳ぐ魚たちが淵に留まったり、留まる方法を知ったり、息のしやすい場所にいったり、海に泳ぎ出したり。
    ある意味重厚構造のような構成でした。

    ひとはこの世界を巡る海になれる。海に果てなどない。苦しみが巡り巡って誰かの所へ辿り着き、救うことができる。
    今日流した涙は、いつか誰かに優しく辿り着く。ひとは誰かを育むものになれる。

    どんな時にも優しく寄り添ってくれる、町田その子先生の美しい言葉たちにうっとりしました。

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    2026年09月02日
  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

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    門司港の小さなコンビニを舞台に、傷ついた人たちが人との出会いや優しさに救われていく物語。
    特に舞人と恋斗の友情が温かく、不器用ながら相手を思う気持ちに胸が熱くなった。
    読後は心がふんわり温かくなる一冊だった。

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    2026年09月02日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「溺れるスイミー」と「海になる」が特に好きだった。登場人物たちが、この先どこかで、自分のままでいられる場所を見つけて、幸せになれる未来があるといいなと思ったりする。登場人物同士の関わり一つひとつに美しさを感じた。

    「お団子を食べて前歯が抜ける」という、これから私が生きていても絶対に遭遇できないだろうと思う出来事から始まる。その強烈な一文に心をつかまれたまま、文章にすーっと最後まで連れていかれた感覚があった。主人公はそれぞれ違うけれど、どこかでつながっていて、一人の人生の向こう側に、また別の人生が見えてくる。その構成も含めて、美しかった。

    自分はおそらく出会わないだろうと思う人物の、人生の一瞬を描いているのに、そこにある感情は全て本物だと思った。そのありえなさとリアルさの塩梅が絶妙だった。嫌な思いも、苦しい出来事も、きれいごとにせず描きながら、最後まで作品を濁らせない透明度の高さが、すごく好きだった。

    誰にでも、自分が息をできる場所や存在があるのだと思う。親友とか恋人とか夫婦とか親子とか、関係の名前に必ずしも当てはまるものではないのかもしれない。その人の存在によって少しだけ息ができるということの、温かさや尊さ、虚しさ。でも、ある種の報いのようなものを感じた。

    私にとって「美しい」という感覚は、とても透明度の高いものなのだと思った。嫌な思いをしても、辛い思いをしても、そこで濁らず、深い深い海の底まで見える透明度を、最後には残してくれている。わかってはいたけれど、人生は一辺倒ではないのだと改めて感じた。一個人が出会う出来事や、それを含めた長い長い人生が美しいものであることを、信じさせてくれる作品だった。

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    2026年09月01日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    短編集1つ1つの完成度はさることながら、悩みながらも自分らしく選択する人間らしさ全開のキャラクターたち、またそれが交差する構成。完璧。

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    2026年08月30日
  • 宙ごはん

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    とても良かった。家族の形や人と人を繋ぐ縁が料理で表現されていて人間模様は心に来るものがあった。宙の成長談としても良いし、人は表面的な断片だけで必ずしも推し量れないと改めて感じた傑作だった。

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    2026年08月30日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    なかなかに面白いシリーズ発見!
    第二話、塾講師桐山良朗、夢は漫画家。
    第三話、村井美月にそそのかされ桐山に印籠を渡した梓は、父の介護で学校を休んでた那由多と親友になり美月と別の高校に
    第四話、リタイア後の移住大塚多喜二と純子夫妻と仮の孫ヒカル
    第五話、コンビニリーダー中尾光莉の息子恒星が母の不倫をうたがう。
    第六話、妹、樹恵琉登場

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    2026年08月29日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    涙が溢れて溢れて泣きまくった。
    私はこれまで生きてきて、お葬式やお通夜といったものには一度しか出たことがなく、幸か不幸か、死と向き合ったことがほとんどない。
    身近な大切な人を亡くした方々は、どう立ち直っているのか、故人への後悔やこれからの未来とどう向き合っているのか、この物語を自分ごとに置き換えることで、少しだけ理解できたと思う。
    大切な友人や家族が亡くなってしまった時、あの時こうしていれば良かったと後悔の念に押し潰されないよう、笑顔の思い出をたくさん思い返せるよう、大切に生きていきたいと思った。

    コロナ禍当時の、感染して入院先で亡くなった方々のお見送りについては初めて知った。感染のリスクがあるとはいえ、遺族は最期のお別れもお見送りもできず、次に故人と会う時は火葬を終えたお骨だけだなんて…想像を絶する。

    不慮の事故か、事件か、急な発病か、闘病の末か、人はいつ死ぬか分からない。大切な人が明日も変わらず元気に生きている保証はどこにも無いのだからこそ、感謝は伝えられる時にすぐに伝えたい。カッとなって酷いことを言ってしまったら、すぐに謝りたい。
    後悔のない生き方をしよう。そう思えた。

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    2026年08月28日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    物語の根底にある優しさが好きだ。
    苦境に立たされている主人公達を追い込むでもなく、更生させるわけでもなく、今よりちょっといい未来を示して送り出すラストがすごく良い。

    お気に入りは、ばばあのマーチ。
    外で食器を叩いてオーケストラを開催している、危ない人にしか見えないばばあの真意は温かさに満ち満ちていた。

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    2026年08月30日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    ネタバレ

    短編集。

    どれも面白い。全部元カレの名前が書いてあって話が進んでいく。

    どの話も好きだけど、町田その子さんのすべてはカーテンの中と山内マリコさんの2つ年上がよかった。

    すべてはカーテンの中は浜崎あゆみのappearsの歌詞みたいなことを話しているところが印象に残った。どんなにオープンなカップルでもそういうカーテンをしてるだけっていう表現。たしかにそう。結局付き合ってる者同士にしかわからんことばかりだもんね。

    2つ年上は恋愛の話なんだけど無職の私に刺さった。失敗なんてしたくない、最短ルートで進みたい。これって恋愛だけじゃなく人生の全てに通じるから。でも、無理なんだよね。最短ルートでは進めない。だから完璧を目指さない。ちょっと失敗しても気にしない。

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    2026年08月26日
  • わたしの知る花

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    とある町に現れた平という奇妙な老人の過去をたどりながら物語が描かれます。人生思うようにいかないこともあるけれど、平と平の紡いできた物語に救われた人間がたくさんいました。愛してるが故に一緒にいない選択をする強さに涙が出ました。

    #感動する #泣ける #切ない

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    2026年08月25日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    面白っ!恋愛小説の楽しさも、ミステリー、ファンタジーの良さも全部詰め込まれてる!
    いつまでも見つからないエスタや謎がどんどん出てくるけど、過去が明かされることも多く引き摺り込まれる。
    下巻に行く直前にまた新たな事件が起きるので、混乱しながらもワクワクする。

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    2026年08月25日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

    匿名

    購入済み

    今回も、すごく面白かったです!
    泣いて、笑って、感動して、感情がいい意味でぐちゃぐちゃになりました。
    それぞれ当時人物に深い物語があり、その背景を知っているから、より深く愛せます。みんな大好きです!
    今回、店長さんの深い所まで知れて驚きと悲しみを同時に味わいました。ニセさんや彼女にもどうかもう一度と願っています。

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    2026年08月24日
  • 星を掬う

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    まず初めに記しておきたい。泣いた。笑ってしまうほど泣いた。
    母と娘という関係を中心に展開される本作には、複雑な背景が絡み合いながらも少しづつ光を探ってゆくような暗い部分も多くあった。正直その場面でも涙ぐみそうになるが、ゆっくりと見えてくる光が感動の涙を呼んだ。
    町田そのこさんの美しい文体で滑らかに読むことはできるものの、前半や途中に挟まる辛い描写には目を背けたくなるものがあった。前半にのめり込んで読むと、千鶴の他責にこちらまで縛られてしまいそうになるが、まとめて叱りつけて、縛り付けてくる重いものを取り払ってくれるような登場人物たちが本当に良かった。
    やはり、母と娘という女親子だからこその苦悩や形容しがたい強い結び付きがあると思う。確かに親は子を育てなくてはならないけれど、育てられた子の不幸までをも親が責任を負う必要はないだろう。
    けれども子は親のせいにしてしまいたくなるし、全て自分で背負い込むにはあまりに重い。
    「わたしの人生はわたしのものだ」
    当たり前のことのようで、強く意識できないこの言葉が深く刺さった。
    母との付き合い方。どこまで甘えてどこまで背負うのかというのは非常に難しい。

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    2026年08月23日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    町田その子さんの本を読みたくて、蛍たちの祈り、宙ごはんに続いて読みました
    前の毒親家族の2冊とは違い、朗らかな印象です
    でも各章の登場人物にはそれなりの事情が各々あって、それは家庭問題を書くのが上手な町田その子さんですので、面白かったです

    家庭に入ると、雰囲気で上手く言っている家族かどうかがわかる、と言った女子高生に共感
    私も訪問の仕事をしていて、家庭に入った途端、温かな空気が流れているかどうかがわかりました

    お金があるとか、いい会社で働いているとか、子どもの学歴がとかより、この雰囲気が家庭で一番大切

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    2026年08月23日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    死んだ人が残す思いの玉。大概恨みつらみでは?というのが最初の考えたこと。老衰で死ねたらいいよなぁと思いながら、病気とか事故で人はだいたい死ぬし、何かしら後悔が多いよなと思った。
    この作品最大の盛り上がり所はやはり主人公の母親が亡くなるところではあると思うのですが、その一節のこの手を離すときが来た。という1文には涙が止まらなかった。いつか別れるし、いつか会えなくなるとわかっていても、いざその時までは実感できないのは人の性を上手く表現していると感じた。

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    2026年08月23日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    幸せ。
    人が決めるものではない。
    人に評価されるものではない。
    幸せは必ずすぐそばにある。
    それに気づけるか、気づけないか。
    ただそれだけ。
    めっちゃよかった。

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    2026年08月23日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    冒頭な「朱鷺が暴れてた」とあったので、鳥を飼ってるのかと思っていたが、人の名前だとわかったあとは、なんだか朱鷺に夢中になった。
    朱鷺がどんどん成長していく様も、時間がかかっても気持ちさえあれば前を向ける感じがして良かった。

    芝子さんの話と、最後の話はボロボロ泣いた。
    葬儀屋の話が出てくるので、どうしても自分や周りの「死」について考えさせられるが、父が亡くなってすぐの時は、この作品内の人達みたいにしっかりした思考回路にならなかったことを思い出した。

    父親が亡くなる前後の時は、こういう本すら読めなかったが、自分の中でも何かしらの気持ちが落ち着いたんだなと思った。

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    2026年08月23日
  • 星を掬う

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    オーディブル
    前半部分はあまりに壮絶なDVとちづるの生活の悲惨さに、聞くのが苦しくて、いつやめようかと思うほどだった。オーディブルだと、読み手がうますぎて、ちづるの話し方がまた聞くのもつらかった。聞き続けたらいつかいい状態になるのかと耐えていた感覚でもあった。
    最後、聞いてよかったと思った。人とかかわることはとても大切。自分は変わっていける。でも、ラジオへの投稿がなければここにたどりつけなかった。最初はどんなことでも自分が一歩踏み出さないといけないとも思った。

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    2026年08月22日