町田そのこのレビュー一覧

  • 星を掬う

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    ちょっとロマンチックなタイトルと装幀に惹かれて手に取った4作目の町田 そのこ作品。『52ヘルツのクジラたち』や『宙ごはん』を読んだ時のように、凄く壮絶で心を抉るような描写がいくつもあるにも関わらず、先のページが気になって、途中で読むのをやめられない作品でした❗️

    親には親の言い分があって、千鶴の母の聖子さんの気持ちも分からなくはないけれども、一筋縄ではいかないキャラクターだなぁと思いました。

    登場人物の中では、1番恵真さんが気に入っています。『星を掬う』というタイトルがどんな意味なのかが最後になってようやく理解できて、クライマックスではどうなる事やらと、ドキドキしてしまいましたが、何とか無

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    2025年10月25日
  • 夜明けのはざま

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    今年の夏に読んだ「52ヘルツのクジラたち」も良かったけど、また違った雰囲気が味わえた本でした。
    1日1組限定でお葬式を取り扱う「芥子実庵」での物語。故人とちゃんと向き合うことがどういうことか、葬儀を取り仕切る仕事に就いて、とても誇りに思って頑張っていても、身内にはこんなに不評なのか…そのあたりは読んでいて苦しい文章だった。

    『壱との関係は、これ以上深度を増すことも、重なりを厚くすることもできない。だけど、これまでの関わりや繋がり、思い出、そういうものは決してなくならない。僕たちの中に、壱のたくさんの部分は残っている。-4章あなたのための椅子-』

    今月頭に、祖父母宅の愛犬が亡くなった。「酷暑

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    2025年10月26日
  • 月とアマリリス

    匿名

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    酷く残酷な事件で胸が苦しくなりました。事件によって人の心に及ぼす苦しみが伝わってきました。悪によって人の心を摂取する人間にはなりたくない。人の心は弱いから、そこにつけ込んでくる人間て常にどこかにいるんだと思う。そんな人に巻き込まれそうな人を助けれる人達が増えるのが少しでも救いになるのを祈ってます。絶望の中にも光を与えてくれる。そんな作品でした。

    #深い #切ない #怖い

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    2025年10月25日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    「ぎょらん」とは何なのか…調べ続ける朱鷺。葬儀会社に勤め、様々な死とその死と向き合う人たちと関わることで「ぎょらん」の真実を見つめていく。死と向き合ったとき思い出は美しいばかりじゃなく、後悔で心が埋まってしまうことだってある。それでも死と向き合って故人を想い願いを叶えようとする人たちの悲しみと強さに圧倒された。残された者が故人に寄り添える瞬間があるというお話”糸を渡す”がとても心に残った。

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    2025年10月23日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    やっぱり好きだ。町田そのこの世界観にミステリーはいらないんだよな。日常の閉塞感の中で生きる人の背中をそっと押してくれて、その先に細い光を見せてくれる。子ども達が校歌を歌う様でも涙してしまう。これからもこんな作品が読みたい。

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    2025年10月19日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    町田そのこさんの作品を涙無しでは読めなくなってしまった。私自身、人生の中で「死」について向き合う機会があまり無くて、ぼんやりとした想像しかすることができない。亡くなった人の想いを、私たちは思い詰めることしかできないし、答えを知ることはできない。けれど、亡くなった人となにか繋がりを感じられれば心は和らぐのだなと思った。ぎょらんを通じてたどり着いた答えがみんな同じなのもよかった。あと、後悔しないように、大切な人に素直に思いを伝えようと思う。

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    2025年10月18日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    うつくしが丘の不幸の家と、呼ばれてる家に住んでいた人達の話
    最後、枇杷の木の苗をプレゼントしてくれた子と、木の苗を植えた子が会ったシーンがあって、心温まった。

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    2025年10月18日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    亡くなった人が何を思うか、それは想像でしかなくて、
    ぎょらんは残された人の理想や想像でしかなくて。
    でも直接聞くことのできないことくらいは
    自分の都合の良い話であれと願ってしまった

    突然訪れる死は、誰しもが経験しうることなので
    大切な人たちとたくさん話をして、大好きだよありがとうって抱きしめたいなと思わせてくれる、温かいお話でした。人に対しての気持ちが荒んだとき、また読みたいな

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    2025年10月17日
  • 宙ごはん

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    暖かくて大好きなお話
    言葉だけを切り取ってはいけないなと学べたかなぁ
    誰かの為に暖かい料理用意するってこんなにも素敵なことなんだな

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    2025年10月16日
  • 宙ごはん

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    涙がぽろぽろ出てくる素敵なお話でした。

    宙ちゃんには、2人のお母さんがいる。
    産みの親 花野さん(おかあさん)
    育ての親 風海さん(ママ)
    そして宙ちゃんの周りには支えてくれる人たちで
    溢れていることにとても感動した。

    宙ちゃんの過去や花野さん、風海さんの関係性
    宙ちゃんの友人関係などもきめ細かく書かれていて
    作品に惹き込まれていました!

    そして寺地はるなさんの解説も良かった…。

    自分自身の周りにも支えてくれたり、
    愛してくれる人がいるだけで
    こんなにも人生は幸せでいられるんだなと
    改めて実感させられました!

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    2025年10月16日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    ずっと積読してて絶対町田その子さんだから絶対好きなのはわかってたけどようやく読み切ってやっぱり好きだった。
    町田その子さんのお話を読むときは青葉市子さんの音楽を聴きながら読むんだけど、いきのこり●ぼくらって曲が本当にピッタリだから聴いてほしい。
    生き残った人たちのお話だから。

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    2025年10月15日
  • 星を掬う

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    ネタバレ

    「娘を捨てる母」何も知らない私たちはきっと
    酷い母だと言葉を投げ捨てる人がほとんどだと思う。
    でも酷い母だけが全てじゃなく、
    母自身にも理由があって、
    そんな母と娘が再会することでお互いのすれ違っていた気持ちに理解し合う。そんなお話。
    でもそんな簡単になんでも上手くいくことはなくて
    再開する頃に母は若年性認知症を患っていた。
    物事が上手く整理出来なくなっていたり、
    こんな姿に母がなっていると納得したくないのも凄く共感できた。私も同じ立場で母を見たらきっと辛くなる。母もこんな自分を娘に見られるのが辛いと思う気持ちも分かる。最初は冷たい母だと思いこんでいたけど娘を守るために最後に全身全霊かけて戦う

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    2025年10月13日
  • わたしの知る花

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    ネタバレ

    "自分が幸福であると実感するたびに、私をしあわせにできないと言った男のことを考えた。わたしはわたしひとりで、しあわせになれる力のある女だった。ならば、わたしがあなたをしあわせにすると言えばよかった。それだけでよかったのに。"

    本当に痺れた。正直、私が今生きている生活とはかけ離れた生活を送る悦子に対してあまり共感が出来ない部分が多かったのだが、この言葉が出るようになるまでの葛藤と努力に、同じ女、そして人として脱帽した。

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    2025年10月13日
  • 夜明けのはざま

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    たまには違う本屋さんに行ってみようと思い、いつもと違う街の本屋さんで、偶然出会った一冊。町田先生の作品は何冊か読んだが、この本は見たことがなかったので迷わず購入。町田先生の作品は心をこれでもかと抉ってくるが、この作品も例にもれず抉られた。葬儀社が舞台なので、死の話が続くが、それはタブーとは違う向き合わなければいけない現実。生と死が隣り合わせである事を改めて考えさせられる一冊。

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    2025年10月13日
  • わたしの知る花

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    「無二の親友になれるタイミング、過去の友人になるタイミング。大事な思い出を共有しあえる存在になるタイミングに、もちろん、きっぱり決別するしかないタイミングもある」

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    2025年10月12日
  • 星を掬う

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    いろんな環境で育ってきた人がいて、自分の気持ちにみんな正直に生きているなと思った。
    理不尽に人のせいにして生きていくのではなくて、自分の気持ちに伴ってとった行動に責任をもって生きていきたいと思った。
    えまちゃん、自分の過去の辛さを感じさせず器用に生きていて強くてとっても素敵な人だなと思った。

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    2025年10月11日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    ネタバレ

    「ここが『不幸の家』って呼ばれているのを知っていて買われたの?」体格の良い40代の女性が話しかけてきた。
    コンビニの袋の中には女性週刊誌とコーヒー牛乳、ビッグサイズのポテトチップス。「最後の末次(すえつぐ)さんなんて、一家離散よ!一家離散!」口角を上げて、面白そうに悪意を放つ。
    週刊誌のゴシップ記事の見出しによくあるような薄っぺらな言葉しか口から出ない人もいる。

    ちなみに、子供が次々に独り立ちして、3階建ての家は夫婦2人で住むには広すぎるから手頃な家に住み替えた、ということを「一家離散」と普通は言わない。
    しかし、1階を美容院に改装して、明日からオープンの予定だった美保理(みほり)は、心無い

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    2025年10月11日
  • 蛍たちの祈り

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    作者買いです。様々な親と子の切っても切れない関係が描かれる連作短編集です。
    殺人者の息子として迫害された過去のある正道を中心に物語が展開します。時を経て正道の心境や苦しみが変化し、涙なしには読めない作品でした。

    #切ない #泣ける #感動する

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    2025年10月09日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    ネタバレ

    『不幸の家』と呼ばれる家の住人達は本当に不幸だったのか?
    他人に不幸か幸せかをジャッジされる筋合いはない、という優しくもきっぱりとしたメッセージ
    町田さん大好き

    時代を遡っていく構成に惚れぼれとし、愛おしい人間の営みに鼻の奥がツンとした

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    2025年10月05日
  • 宙ごはん

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    ごはんがみんなの心を救ってくれる!って簡単な話ではなく、人々が苦しんで悩み抜いて、その傍らにそっと寄り添ってくれるごはん、って感じが良かった(イメージで話してます←)

    赦しを請うことがときに暴力にもなるんだと、気づくことができた
    読んでよかった

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    2025年10月05日