町田そのこのレビュー一覧
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ちょっとロマンチックなタイトルと装幀に惹かれて手に取った4作目の町田 そのこ作品。『52ヘルツのクジラたち』や『宙ごはん』を読んだ時のように、凄く壮絶で心を抉るような描写がいくつもあるにも関わらず、先のページが気になって、途中で読むのをやめられない作品でした❗️
親には親の言い分があって、千鶴の母の聖子さんの気持ちも分からなくはないけれども、一筋縄ではいかないキャラクターだなぁと思いました。
登場人物の中では、1番恵真さんが気に入っています。『星を掬う』というタイトルがどんな意味なのかが最後になってようやく理解できて、クライマックスではどうなる事やらと、ドキドキしてしまいましたが、何とか無 -
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今年の夏に読んだ「52ヘルツのクジラたち」も良かったけど、また違った雰囲気が味わえた本でした。
1日1組限定でお葬式を取り扱う「芥子実庵」での物語。故人とちゃんと向き合うことがどういうことか、葬儀を取り仕切る仕事に就いて、とても誇りに思って頑張っていても、身内にはこんなに不評なのか…そのあたりは読んでいて苦しい文章だった。
『壱との関係は、これ以上深度を増すことも、重なりを厚くすることもできない。だけど、これまでの関わりや繋がり、思い出、そういうものは決してなくならない。僕たちの中に、壱のたくさんの部分は残っている。-4章あなたのための椅子-』
今月頭に、祖父母宅の愛犬が亡くなった。「酷暑 -
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ネタバレ「娘を捨てる母」何も知らない私たちはきっと
酷い母だと言葉を投げ捨てる人がほとんどだと思う。
でも酷い母だけが全てじゃなく、
母自身にも理由があって、
そんな母と娘が再会することでお互いのすれ違っていた気持ちに理解し合う。そんなお話。
でもそんな簡単になんでも上手くいくことはなくて
再開する頃に母は若年性認知症を患っていた。
物事が上手く整理出来なくなっていたり、
こんな姿に母がなっていると納得したくないのも凄く共感できた。私も同じ立場で母を見たらきっと辛くなる。母もこんな自分を娘に見られるのが辛いと思う気持ちも分かる。最初は冷たい母だと思いこんでいたけど娘を守るために最後に全身全霊かけて戦う -
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ネタバレ「ここが『不幸の家』って呼ばれているのを知っていて買われたの?」体格の良い40代の女性が話しかけてきた。
コンビニの袋の中には女性週刊誌とコーヒー牛乳、ビッグサイズのポテトチップス。「最後の末次(すえつぐ)さんなんて、一家離散よ!一家離散!」口角を上げて、面白そうに悪意を放つ。
週刊誌のゴシップ記事の見出しによくあるような薄っぺらな言葉しか口から出ない人もいる。
ちなみに、子供が次々に独り立ちして、3階建ての家は夫婦2人で住むには広すぎるから手頃な家に住み替えた、ということを「一家離散」と普通は言わない。
しかし、1階を美容院に改装して、明日からオープンの予定だった美保理(みほり)は、心無い