町田そのこのレビュー一覧

  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    コンビニの利用客のほっこりするエピソード。
    下記2つがとてもよかった。

    ・おじちゃんが、知らない子供の運動会のために、
     二人三脚を練習する物語。
    ・高校生の親友と女の子のキュンキュンする物語。

    シリーズものなので、頭を休ませたいときにまた読もうと思った。

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    2026年10月13日
  • 初恋をしまう日

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    「ほんタメ」MC あかりんのブックレビューを読みたくて、初めて『小説現代』を購入した。

     中学生の茜と碧生の初恋が引き裂かれてから13年。新たな一歩を踏み出すために「初恋をしまう」

     2人と彼らを支える人達の人生が気になり、どんどん読み進めた。
    自分の経験と重ね、今までうまく表現できなかった感情を言葉にしてもらった気がした。
     家族や友人にも伝えたことがない出会い。
    当時の私の支えとなり、今の私の土台となった出会い。
    これからも大切にしていきたい出会いについて、もう一度考えることができた作品となった。

     初めて読んだ町田そのこさんの作品。
    新しい出会い、ありがとう。

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    2026年10月13日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    5つの短編集。
    このまま、生きづらい道を進むしかないのかと思っている人に読んでもらいたいです。
    そして、また、自分がそう思った時に読み返したいです。

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    2026年10月12日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    えっ!?ホラー!怖っ町田そのこさんが?珍しいッてなったけど、友情と親子関係や搾取的な…面白かったし感動したけど、怖かった

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    2026年10月12日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    とても優しい、素敵な短編集。
    若者でなくても、大事な言葉や思いを沢山貰えた。
    たまに読み返したいと思える一冊。

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    2026年10月12日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    中尾さんの推しがテンダネスに現れる話、ホームシックの主婦に女友達ができる話、とコメディ風味で楽しく読める作品が多かった3巻でした。
    最後の1話は少し深刻な過去のお話でしたが、新しい恋へと繋がる最後はほっこり。
    このシリーズの中でも特に楽しく、読みやすい巻だと思います^_^

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    2026年10月12日
  • 宙ごはん

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    涙が溢れて溢れて、そして時に笑って。
    最後は温かい気持ちになった。
    町田そのこさんの小説は最後はいつも温かい気持ちをくれるのはわかってるけど、やっちゃんが亡くなった時にはエッ❗️ってなり、一瞬いつもと違う、、と思ってしまいましたが、ささくれ立つ気持ちが最後は涙で洗い流されておりました。
    そして、人は気持ちのこもった美味しい物を食べることがとても大切なんだと思いました。
    良い小説でした。

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    2026年10月12日
  • 夜明けのはざま

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    人の死が主なテーマの作品なのに、生きてる人の大事にしている物とそれに葛藤する作品でとても心に刺さった。
    何かを取るなら何かを犠牲にしなければならない。
    でも、その中で自分が本当に大事にしたいもの、大事にするべきものは見誤っちゃいけないよなぁと思いました。
    短編集のはずなのに、最後にはどの話もしっかり繋がっていてとても読み応えがありました。

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    2026年10月11日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    店長の過去を始め、全編通して今回は心に沁みる一作だった。エピローグも良かった。
    やっぱりこのシリーズは読みやすさと感動のバランスが絶妙!

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    2026年10月11日
  • 星を掬う

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    P124 母と娘って背景によって異なるけど難しいな
    彩子さんも千鶴もどちらも「捨てられた側」ではあるけど
    母か娘で憎むか後悔するかが全然違う。
    美保も母に捨てられたと思ってるかもしれない、歪むのも妊娠するような環境に居てしまうのもわかる
    けどどちらが悪いわけではない気がする。

    P138 千鶴にとって母と過した1ヶ月間の夏は心の拠り所で、辛くてもその思い出があれば頑張れたのだ
    母に会った事でいい思い出から悪い思い出に変わってしまうのではないか。

    P150 小さい頃の環境とかで形成された人格や物事って自身と一体化するから、変えることは中々できないし奥底にずっと埋まってる。
    折り合いをつけて生きては行くけど中々変わらない。
    それを10代で変えておくべきだ、30目前で変わってないのは幼稚だというのは第三者しか言えないと思う、私の性格が多少歪んでるから私は千鶴側だ。

    P210 千鶴といる時は本当の聖子では無かった。
    何でそうしたか。おかあちゃんが怒るから
    →母は母で祖母に支配されていたのかな
    P212の黒のベロア素材の靴をはこうとしたら「違うよね?」とピンクのキャラクター物の靴を履かせた、そしてほかの親と親が望んだものを履かないよねに共感をするために履かせた、怖すぎんか?
    おかあちゃんが好きってより洗脳では。ほんで祖母が死んだから解き放たれて蒸発した、


    星を掬うって認知症で思い出せない記憶の海から輝く星のようなものだけ掬えたらいいなってこと

    過去の環境で大人になっても引きづることもあるけど、自分の人生なんだから引きづらずに生きていこうよっていうことが言いたかったのかな

    「自分の人生は自分のもの。誰かの悪意を引きずって人生を疎かにしちゃいけない」
    「自分の人生を誰かに責任を持たせてはだめ」
    「成人してからの不幸は親のせいにしてはだめ」
    「自分の人生は自分のとのよ、と。誰かのために消費してはダメ」
    どこかで区切りを付けて頑張らなきゃ勿体ない

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    2026年10月10日
  • 蛍たちの祈り

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    連作短編集。
    山間にある小さな田舎町。結婚詐欺にあい、全財産を無くし、妊娠中の身で絶望し、死に場所として選んだのは、蛍が舞う祖母から教えてもらった場所だった。丁度、今と同じく祭りの夜、家庭で虐待を受け、同じく絶望していた夜、同じように絶望し、父を死に追いやってしまった同級生の隆之と出会った場所だった。

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    2026年10月10日
  • 夜明けのはざま

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    町田その子さんの本だし、泣ける話だと思った上で読んだのだけど、それどころじゃなかった。涙が止まらない。
    自分が大事にしてるもの、生きている中で何と向き合うのか、ほんとにそれでいいのか、小説の中身と関係ないことも考えさせられながら読んでしまいました。
    芥子実庵という家族葬専門の葬儀屋さんで働く佐久間良子を中心にした物語。いい人ばかりじゃない。でもそれぞれで大事なものを抱えて、嫌なものと向き合って戦おうとして逃げ出して後悔して。
    ほんとにその決断でよかったのかな。でも決めて前に進むしかない、と思わせてくれる素敵な話でした。

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    2026年10月10日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    ある日突然、大事な人の死に対して向き合わなければならなくなった人々の物語

    年齢を重ねてくると自分の両親の死に直面したら果たして耐えられるのだろうかとよく考えるようになった。死と向き合うってどんなことを思うんだろうね。

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    2026年10月09日
  • 宙ごはん

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    『育ての母』と『産みの母』
    母が2人いる宙の、
    優しく、暖かく、時に苦しく‥。
    けど微笑みがふわっと溢れるようなお話。

    まず最初に、やっちゃんが素敵すぎた。
    美味しくて優しくてあたたかい料理でみんなのことを救って支えてくれる、やっちゃんはとてつもなくカッコいい。
    こんな人が近くにいてくれたらきっと幸せだろうなあ。
    やっぱりあたたかい料理って大事だと思った。
    忙しくて適当にご飯を済ませたり、食べなかったりする人もいるだろうけれど、ゆっくり座って、あたたかくて美味しい料理をゆっくり食べる。
    そして『美味しいね』って言い合う、そんな時間が人には必要なんだと心から思った。
    そういう時間をこれからもっと大切にしていきたいと思った。


    そして、『母親』の話。
    『母親だと期待しない』という言葉になんだかしっくり来た。
    私はきっと自分の中でのキラキラした母親像を勝手に頭の中に描いていたんだと思う。
    そうじゃないと『母親らしくない』と私は勝手に思ってしまっていた。
    確かに『家族』だと割り切ってしまえば肩の荷が降りたのかもしれないけど、そうやって割り切ることは完全にはできなくて‥。
    この考えいいなって思う気持ちも半分あるけど、もう半分は『やっぱりもっと母親らしくいてほしかった』『もっと愛されたかった』という気持ちがどうしても頭から離れない。

    宙もマリーもまだ小学生なのにこんなに大人のような考え、言葉が出てくるのは何でだろう?と少し最初はモヤモヤしていた。
    しかし2人は色んなことを考えながら毎日生活していて。
    だからこそ、皆より少し大人びているのかもと思ったけれど、それはそれでちょっと悲しくなった。
    まだ大人にならなくていいのに。子どもらしくいていいのにって。

    しっかりした子って、私もよく言われてたなあ。
    おばあちゃんが私をスーパーに連れていってくれた時の話は今でも覚えている。
    私に何かお菓子を買ってあげようとしたのに『何がいい?』と聞いても何も答えず。
    『あれ買って!』『これ買って!』って言わないで欲しいものを全然選ばない子だったっておばあちゃんが言っていた。
    もっと子供らしく欲しいって言って良かったのにって。
    お風呂も小さい時から1人で入ってて可哀想だったと大人になってから聞かされた。
    私のお母さんは6人の子ども(私は長女)を育ててたからそれどころじゃなかったんだろうし、当時の私は1人でお風呂に入って悲しいって思ってた記憶はあんまりない。
    でも、なんでかわからないけど『死ぬってどうゆうことだろう』ってよく1人でお風呂入ってる時に思ってたのは鮮明に覚えている。
    それで色々″死″について考えてたらなんかわけわからなくなって、どうなることかもわからないままボロボロ泣いて、そんな自分がおかしいってよく思ってたことがある。
    そんな昔の自分のことを思い出すと悲しくなるなぁ。
    子どもながらにやっぱりもっと構って欲しい、愛が欲しいと思っていたのかもしれない。
    大人になった今でも思う。
    記憶にないだけかもしれないけど、ぎゅーって抱きしめられた記憶ないなぁとか。
    頭を撫でてもらったり、手を繋いだりしたのっていつが最後なんだろうなあって。
    今になっても守ってくれるような言葉や行動もあまりないし、『母親ってなんだろう』って思っちゃう時がある。

    でもこの『宙ごはん』を読んで、最初の方は『やっぱり母親は母親らしくしてないと子供が可哀想』って思ってたけど、後半になってくると『大人にも色々ある』『一緒に成長していけばいい』って思えるところも少しあった。
    難しいけど、家族なんだし、寄り添いあうことも必要なのかなあ。

    そんなことを色々と考えさせられる一冊でした。
    宙や花野さんの周りには優しい人がいっぱいいて良かった。

    2026.10.9(金)

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    2026年10月09日
  • 星を掬う

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    文句なしの⭐︎5です。
    町田先生の中では一番好きな作品です。
    個人的にはこれが本屋大賞。

    認知症のことや介護のことを知れてすごく勉強になりました。本人も周りも辛すぎる。

    自分の人生は自分で責任を取らなければならない。本当にその通り。忘れないよう時々読み返したいです。

    そして、いつも適切な距離感をとってくれていた自分の母に感謝しなければならないと思いました。

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    2026年10月09日
  • 宙ごはん

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    複雑に絡まり合った糸を少しずつ少しずつ解いていくように物語が進みます。
    それぞれ直面している問題がありますが、料理を通して問題に向き合うこと、悲観的ではなく前向きにさせてくれます。
    料理を作る過程・食べ方の表現がとても食欲を掻き立ててきますし、なによりその料理を作ってみたいと思いました。同じ体験とまでは行きませんが、そのほっこりした気持ちを、シーンを一緒に味わってみたいと感じました!

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    2026年10月08日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    文章で感想を書くと、この気持ちが薄れてしまう気がする。
    悲しい。でも、温かい。
    明日、誰かに優しい言葉をかけたくなる。
    またこれがデビュー作という衝撃。

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    2026年10月06日
  • 月とアマリリス

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    読み進めるのが辛くなり、間に原田ひ香さんの定食屋「雑」を読み切り、また戻ってきた。

    町田そのこにしては暗い空気がずっと続き、最後までほとんど変わらなかった。

    殺人、詐欺、虐待、いじめ

    ミステリーを解くわくわくはない。

    重すぎたので、再読はできないというメモ。

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    2026年10月06日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    今まで読んだ連作短編集の中でかなり上位に入る小説。
    みんな個性的でどのお話も惹きつけられた。
    サキコさん啓太くん親子、晴子ちゃんとおばあちゃん
    芙美さん、そしておばあちゃんの夫になった清音さん
    みんな不器用だったり優しかったり心に残るキャラクターだった。唯ちゃんと宇崎くんは不思議な設定だった。
    こんな生き難いひともいるのかな…

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    2026年10月06日
  • 星を掬う

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    ネタバレ

    認知症は、記憶や感情を自分の中の深い海に沈めるものかあ。そんでもって、それを水面から意図したものを掬い上げることはできない。
    なんか、認知症とかに関係なく、歳をとって思い返した時に掬い上げてくる記憶や感情がきらきらしたものでありたいなと漠然とながら思いました。

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    2026年10月05日