町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ私はセンチメンタルな気分になると本を読みたくなるだが、そんな時にちょうど心に響く良作だった。
主人公の千鶴とその母親である聖子。2人を取り巻くそれぞれ複雑な境遇の恵真と彩子。少しずつ背景は違うもののお互いの足りない部分を補い合って共同生活を始める。一つ屋根の下、同じ時間を共有することで心を通じ合わせていく展開に心温まった。
主人公と母親のすれ違いにより、自分の不幸をその境遇のせいにし続ける。どうしようもないことなのかもしれないが、いつかはその呪いから解放されなければならない。辛くても自分の人生は自分のものだ、と聖子の言葉が思い起こされる。
また、聖子は認知症患者であり、「かえりたい」と口にする -
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ネタバレ「平」という謎のおじいさん。そんなおじいさんに興味を持った高校生の安珠は、平に声をかけ親睦を深めていく。果たして平は何者なのかー。平の人生が明らかになるとき、物語は優しいエンディングを迎える。
印象的なシーンは2つ。
1つ目は平が「花束」を贈りたい相手に贈れず、最後に安珠に渡せたこと。今までの生涯において平は花束を贈る直前で、何かしらの障害に妨げられ贈ることができなかった。それを実の孫である安珠に渡すことができたことは彼の人生における餞になったと思う。1人の不器用な男と儚い花束はどこか似ていて、読んでいて終始胸が締め付けられた。
2つ目は奏斗が安珠に想いを伝えるところ。奏斗は性自認が不明でず -
Posted by ブクログ
ミツとじゅえるを主人公とした今作
特にミツの過去や心のうちにひそめている傷には驚かされました。そして門司港のコンビニで働き始めた理由も。
心の闇とも仄暗い気持ちともいいたくない。普段フェロモンを巻き誰にでも優しく接する三彦からは想像できませんでしたが抱えている想いは重くて切ないなと。
ミツが前を向けるようになるために、支えになる志波兄弟たち。特にツギの懺悔にも聞こえる告白も切実なものでした。
この兄弟の絆の深さも感じるお話でした
『ニセコ』の謎も解け、私は盛大に勘違いしていたことに。
志波兄弟はもちろん、光莉さんも廣瀬くんも舞人も高木くんも欠かせないメンバーたちです。
ここで一区切り