町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
料理か出てくるストーリーが好きで、寺地はるなさんの作品からたまたま巡り会った一冊。
タイトルからほのぼのとした日常の話かと思いきや、、、母娘の変わった関係性から始まり、様々な出来事を経て家族や親子の在り方、愛する愛されるとはどの様なことか、を考えさせてくれる。出てくる登場人物が皆葛藤や悩みも抱えつつ、それでも人と人との繋がりを大切にする、心が暖まるストーリー。物語の後半は前半の話を思い出すとまた涙が止まらなくなりましたが、ひとつの区切りをつけて一歩踏み出す主人公の姿に、今の自分もまだまだ成長できると感じさせてくれる、素晴らしい読後感のある作品です。
著者の方の別の作品もぜひ読んでみたいと感じま -
Posted by ブクログ
母に捨てられたと思っていた女性が、大人になって元夫のDVから逃れるため、母達が暮らす家で同居するお話
お金にだらしない元夫の金の無心とDVのため極貧の生活を送る29歳の千鶴
彼女には小学一年生の頃に母と二人で一ヶ月間の気ままな車旅をした事と、その後に一緒に帰るはずだった母に捨てられた記憶を持っている
ある日、ラジオのコーナーにその出来事のメールを送った事で母のと暮らしているという知人と接触する事になり
また、元夫のDVから逃れる為に母達の住む家で同居する事になる
自分の人生がうまく行っていないのは、母から捨てられたせいだと恨み続けてきた千鶴は母と対面するが、母は認知症だという
そんな母や、千 -
Posted by ブクログ
表紙はラノベでタイトルもなんか…
と思いながらも町田そのこ!流石にあっという間に没入!笑
新境地のファンタジーとのことで初めはどうなるかと思ったが、所々に出てくるイケメンさやキャーと言われる男前、的な男性像が『コンビニ兄弟』と被り、ふふっと笑える。
王国ハヤディールの巫女エスタと惹かれあったのが騎士団長のレルファン、エスタが神に嫁す神妃に選ばれ、互いに求めたものの別れる決意をした翌日の式典中、エスタが誰かに攫われてしまう。また王属の騎兵隊副隊長ハインツが見守る王宮で第一王女が毒殺…
ファンタジーさ150%でカタカナが多いが、どこかやはり町田氏でクスッと笑えてほんわかする感じが読んでいて楽し -
Posted by ブクログ
繁栄を極める王国ハヤディールを舞台に、攫われた巫女とそれを追う騎士団長との許されぬ恋の行方を描く王宮ロマンス後編。
上巻では、ミステリーとロマンスが交互に描かれていましたが、下巻では、王国の闇の歴史が徐々に明らかにされるという展開で、怖いもの見たさで次々とページをめくる自分がいました。
そこには、ただの王道ファンタジーの世界観だけでなく、作者の真骨頂である重いテーマが隠されており、私の勝手なイメージから横溝正史の小説を彷彿とさせらるようでした。
特に、サブタイトルの「神々の食前酒」の事実が判明した時は、かなり衝撃的でした。
また、その他にも王位継承の人間模様、恋や友情、騎士道 -
Posted by ブクログ
タイトルからはわからない、想像以上にホラー要素が強い作品だった。
驚いたのが、参考文献が伊坂幸太郎さんの『楽園の楽園』であったことだ。本文中に出てくる楽園の説明が似てるなぁと思いながら読んでいたが、まさかだった。
本作は、喧嘩別れになったままの親友がNI求会に家族で入会したことで、離れ離れになってしまう。NI求会に入会するとそこに住むこととなり、学校など世間から隔離される生活を送ることになり、親友は学校を辞めてしまう。
その親友と仲直りするために会いに行く主人公の凛音。一方、街では連続殺人事件が勃発。全てに共通するのは”目”。一見関係のなさそな2つの出来事がだんだんと繋がり、物語は思わぬ展開 -
Posted by ブクログ
これは子供用に買ったもので、そう、わたしは自分の読むものと子供へ与えるものを完全にわけていますが、渡す前に一応検閲というか査読というか、試しに読んでみるかぁと開いたわけです。泣いちゃいました。天才。天才の所業。これがデビュー作?ふざけんでください。
連作短編集ということですが、あり得ないことに全部良い。この世に絶対ってないんですよ。常に己にも言い聞かせてきました。でも、ここに見つけました。見つけちゃった。あるじゃないですか、絶対。
読んだ途端、一枚二枚と何かが剥がれ落ちていきました。強くいるために集めてきた鱗のようなものでした。鱗がないと俺は脆い。弱くなる、これ読むと。セラピーですか?本当の場