町田そのこのレビュー一覧
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ネタバレ町田そのこさんは心理描写がとても繊細で、様々な人の視点から物語が進んでいく。みんないろんな思いを胸の中に抱えていて、人と上手く噛み合わないときもあるけれど、ちゃんとその人と向き合えばいつかきっと歩み寄れる。
母に捨てられた娘が主人公で、その子にとっては母は自分を捨てたひどい人で、捨てられたせいで自分はこんなにもひどい生き方をしているんだって思っていた。でも、ずっと母のせいにして生きていても自分は幸せになれない。他の人の助言もあり、主人公が「わたしの人生はわたしのものだ!」って気づいて自分の苦しみを誰のせいにすることもなく自分の責任だと考えて生き始めたときにはすごく感動した。自分が弱かったらどう -
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絶世の美少女の妹、樹恵琉の登場により、ミツ店長の家族の秘密が少しだけ暴かれるシリーズ2冊目。1冊目の登場人物のその後も少し描かれ、人生を覗き見したような気分。夫婦の在り方から学生時代特有の悩みまで、想定読者層は大人だろうけれど、幅広い年代の悩みや不安に寄り添ってくれる物語ばかり。1冊目よりもボリュームは減ったけれど、テンポよくすっと世界に入っていける。
タイプは違えどミツとツギは人を惹きつける才能の持ち主で、全方位に愛を振り撒くミツの接客に冷ややかな廣瀬くんが内心ではミツをとても敬愛し、ざっくばらんなツギの人柄に惹かれていく様がとてもよかった。
廣瀬くんはいい男になるよ。
エピローグはドラマ -
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北九州市門司港のコンビニ「テンダネス」にはアイドル…というかカリスマホストのような細やかな接客でフェロモンを振り撒く「フェロ店長」がいる。
高齢者向けマンションの一階に入っているカフェのようなイートインスペース付きコンビニ「テンダネス門司港こがね村支店」に集まる人たちの人間関係の悲喜交々を描いたシリーズ一作目。
ドラマから入ったところ、役者さんたちと映像の演出によってより増幅された部分はありつつ、あたたかな人間模様を描き出すさまはそのままで読んでいてほっとする世界。
いい意味でおせっかいな人たちが寄り添い合い、人間関係の摩擦から生まれるすれ違いに向き合っていく様がとても優しい。
店長となんでも -
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ネタバレオーディブルで聴取。
ミステリーとしてはそこまで深くないけれども、ここ最近読んだ小説がことごとくエンディングに納得いかなかった(読者に委ねる系)から、これは最後の最後まで、犯人のこと、主人公のこれからのことまできっちり描ききっていて、わたし的にはパーフェクトだった。
そうね、ミステリーではなく、ある意味お仕事小説だったのかも。
それにしても彼女たちが精神的肉体的DVに絡めとられていくのがわかるというか、寂しさにつけこまれていくのが理解できてしまう。
子どもの問題ではなく、まずは親との関係性なんだろうな。
すみ、ノア、美散の三人で過ごしたほんの少しの幸せなひと時。みんなそれなりに一生懸命生 -
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町田そのこさんの本は2冊目。
今回もとにかく深く刺さり、毎話大号泣。
所々咽び泣きました。笑
いびつな家族を繋ぐ「ごはん」
「ごはん」は味や匂いと共に
しっかりと思い出として残りそこに花を添える。
私も友人といつも美味しいものを共有して
仲を深めて来たので、食事をするって大事なこと。
それを共有することで仲を深めることが出来るという
思いに激しく共感しました。
人は人と関わることで常に変化し、成長していく。
自分は他人に助けられて生きている。
また人は誰しも完璧でないからこそ
助け合って生きていく。
という至極当たり前な幸せに気付かせてくれる
優しさ溢れる作品です。
町田そのこさんの作品に -
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大好きな町田そのこさんの短編集。
『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』のように、読み返すだろうなと思える1冊です。
「おつやのよる」
→大好きだった祖母が亡くなった。恋人はお通夜に出たいと言ってくれたけど、、、。
「ばばあのマーチ」
→会社でいじめとセクハラにあい、対人恐怖症になってしまい退職した香子。現在は工場でのアルバイトをしつつ心の傷が癒えるのを待っている。それでも大学時代からの恋人はアルバイトなんかしてても職歴にならないから、早く社会復帰しろと責めてくる。そんな中出会ったのは自宅の裏庭に食器を広げ音楽を奏でるばばぁ。。。
もうね、彼氏が典型的なモラ男でイライラしながら読みまし -
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深夜のコンビニで出会う、一番リアルな優しさ。町田そのこさんの『コンビニ兄弟』を読み終えた後、まるで深夜に温かいホットコーヒーを飲んだかのように、心がポカポカと温まりました。
物語の舞台は、九州・門司港にあるローカルコンビニ「テンダネス」。ここには世界を救うスーパーヒーローはいません。いるのは、無自覚にフェロモンを撒き散らして老若男女を魅了するイケメン店長・志波三彦と、個性豊かなごく普通の客たちだけ。ガラスのドアを押し開けてこの店に入る人々は皆、失恋の痛みや職場の疲労、未来への迷いなど、何かしらの重荷を背負っています。しかし、鍋から出したばかりのほかほかのおでんや、香りの良いコーヒー、あるいは -
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ネタバレ不穏な終わり方をしていた上巻の更に上をいく漆黒シリアス展開であり、終盤までエスタの行方が知れず……というミステリー色が強めのストーリーだった。
ミステリーの観点から言うと、サブタイトル「神々の食前酒」の真実がエスタ誘拐に関わるものであり、終盤でようやく明らかになるエスタの決意が悲壮で涙なしには読めない。
個人的な推しである男装女子リルが最後まで活躍してくれて嬉しかった!
レルファンに対して抱く気持ちの変化が尊すぎる。
上巻では恋心として描かれていた気持ちが、下巻のエスタ救出作戦前ではかなり昇華されて「好いた人の幸せのために戦えるのが自分の幸せ」と思っている。その手前の市場に出かけるシーンで