町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全5章の物語。
過疎化が進んで田舎の町の廃校になる小学校が共通の舞台。
そしてそこで昔から暮らすそれぞれの家族の物語。
同じ出来事もそれぞれの立場から見えていたもの、なんとなく違っていたり、事情があったり。
そして廃校が決まった町上げての最後の小学校のお祭り。
世代が代わって、この町で結婚して子育てをしている人。
町を出て行って、生活をしている人。
この年で読むからこそ、色んなことが分かって、それぞれの事情が分かって…
苦い嫌な思い出も良い思い出も全てがあったからこそ、今、ここに辿り着けている!!
そこに深く、深く共感しました。
そうそう今でも実家に帰ると季節に合わせてドヴォルザー -
Posted by ブクログ
前巻のテーマを引き継ぎながら描かれるシリーズ4作目。両親の過干渉により大好きな夫と別れて新しい生活を始めた女性はテンダネスに迷い込み、店内で開かれているバーで思わぬ出会いを得る。
境遇の違う女性同士の出会いは3巻のテーマを受け継いでいるのかな。あちらのふたりのその後も気になるところ。
後半は新キャラクター・アルカパッションくんをめぐる「本気でヒーローになりたかった男」とウクレレくんの過去を巡るお話。
不器用な生き方しかできなくても、本当の夢には届かなくても、思いを持ち続ければ、形は違っていてもいつの間にか目指していた場所には届くことが出来るし、自分の努力や愛情に気づいてくれる人はいる。勇気と -
Posted by ブクログ
ネタバレ最近町田そのこさんばっかり読んでいる自身ですが、これまた今回も胸が苦しく、けれど結局何もかも許すしかなく…救いのない人生をどうにか藻掻いて生きている人、けれど最後は最高に丸く収まる、一人の男を軸に様々な登場人物が絡み合いつつ関係性を描いている群像劇でした。
町田さん、老若男女を描くのがとにかくうまいと思います。まるで自分と違う立場の人物であっても感情移入できてしまう「ああ、あるよね」という人間の泥臭さ。あまりの感情の幅広さに感嘆してしまいます。
今回の物語は、血縁を下敷きに、人の人生を書いた作品だったと思いました。
変えられない生育環境、タイミング、後悔、選択……それでも人ってそう簡単に死ね