町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いろいろな本を読んでいると「面白すぎて続きが気になる」本に度々出会いますが、この本はそういうタイプではありませんでした。
しかし、わたしには間違いなく☆5の作品でした。
この本は5つの短編で構成されており、どれも冒頭の一文がなかなか衝撃的ですが、物語を進めるにつれてそれ以上に衝撃的なシーンがあると言いますか、心を揺さぶられる展開になっていきます。
また、5つともそれぞれ主人公は異なりますが、意外なところでキャラクターに繋がりがあり、この方はどう繋がっているのだろうかと推測するのも楽しかったです(わたしの予想は全く当たりませんでしたが(^^;
毎回新キャラが何人か登場するので、人間関係を -
Posted by ブクログ
2021年本屋大賞、2024年映画化の超絶傑作。
毒親に育てられ東京から九州へ引っ越した主人公・貴瑚(きこ)が、かつて自分を家族から救ってくれた友人・あんさんとの回想シーンと、逆に貴瑚が親から虐待されている少年を助けるために奔走する日々を交互に重ねながら話が進んでいく。
回想シーンでも現実でも貴瑚と一緒に笑い、励まし、泣いてくれる親友の美晴(みはる)の存在もとても素敵でした。回想シーンの多くが、美晴との会話で、現実に戻ったときに美晴が泣きながら抱きしめてくれるのが温かい。
言葉が話せなくなった少年が貴瑚の名前を叫ぶシーンは泣ける。初めて美晴と言ったとき、美晴は泣いたとさらっと書いてあるけ -
Posted by ブクログ
ドラマより先に読んだせいもあるのか、文章を楽しめ、心に響くフレーズもありました。
「自分のことを見て心配してくれるひとがいる、応援してくれるひとがいるって、嬉しいね」
「うん。みんな、すごくないんだよ。ただ頑張ってるだけだよね」
「酷いって責められるようなことを一度もしていないひとって、いないよ」
「たくさんの失敗をして、ときには過ちを犯す未熟なものが子どもで、だから一度目は絶対に叱らない。その代わり必ず後悔と反省をして、二度目はないようにしなさいって。ひとはそうやって大人になるんだから、って」
1巻では嫌なキャラだった美月のエピソードもよかったです。