町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「あなたを愛した罰でしょうか――。」
「きみを守ることが罪なのか――。」
この2つの帯を見た瞬間、エスタとレルファンの気持ちが痛いほどわかる。
ロマンタジー好き必見の1冊。
作者の町田先生が10年かけて書いた小説!
※上下巻のコメントです!
エスタとレルファンの回想シーンにキュンキュンする上巻。
そして、エスタ誘拐事件と毒殺事件。絡まり合う2つの事件の謎が明かされるミステリー要素の強い衝撃の下巻。
最後は、本当に切なすぎる!
「エスタ!!!」
マジで、せめてレルファンとリルには、幸せになってほしい。
本作は、悲恋もの。
最後は、涙が止まらなくなる。
私は、レルファンとリルが推し◎
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Posted by ブクログ
母娘関係の話であると同時に、介護のお話でもあって、タイトルはそれにまつわるもの。
とても素敵な表現なんだけど、もどかしさや切なさも含まれてて、読後はこのタイトルを見るだけでも胸がきゅっとなる。
家族であっても“離れることがお互いのためになる”。
こんな使い古された陳腐な言い回しじゃ到底言い表せないのだけど、こういうことはあるんだよね。
でも、途中まで本当にわからなくて、読んでいて感じるもやもやした気持ちが抱えきれなくて、どうおさめればいいのかわからなくて、一気に読んでしまった。
愛がないわけじゃなく、あるからこそ、そうしなくちゃいけなかった。
それが作品内で語られる部分が、母としての気持ちも、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ町田その子さん初のサスペンスということで楽しみにして手に取った作品。
事件が詳細にわかっていく中で、加害者でもあり被害者の生きてきた背景が見えて、自分ではどうしようもない孤独から無条件に自分を受け入れてくれる場を求めてしまった姿に胸が痛むというか、陥って気づかないうちに落ちるところまで落ちてしまう弱さになぜか共感も感じた。心を殺し、考えることもできなくなるまで追い詰められてしまう前に何か手立てはなかったんだろうか。
家原の周到なマインドコントロールも胸糞悪かったけど、彼もいわば被害者なのか。
最後の方に出てくる小6女児自殺の事件も同じ年頃の娘を持つ親として本当に胸が痛んだ。フィクションだ -
Posted by ブクログ
綺麗な色の可愛い表紙とタイトルに、チョコレート⁇グミ⁇美味しそう、と思って読み始めた本です。
短編集で、それぞれのお話に魚に例えられた人の生き方が出てきて、彼らが住む街が一つの水槽のイメージです。登場人物達が縁あって繋がっている人同士で、何回もページをめくりなおしながら読みました。
一番好きなのは、ひとつめの
カメルーンの青い魚。
主人公のさきこの前歯は、大好きなりゅうちゃんの喧嘩を止めた時に欠けて、差し歯です。
りゅうちゃんは甘い香りが好きで、さきこが食べられるようにオレンジの包み紙のフルーツガムを常備しています。この辺りを読んでいる時に、鼻先にふわっとミックスジュースの香りがした気がし