町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最初から読みやすい文章で、おもしろそうと読み進めた。
貴瑚が親から虐待されて、大きくなっても搾取されて、辛い悲しい怒りがわくシーンがあって、読むのが本当に辛かった。休憩挟みながら読みました。
52が母親から受けた虐待も辛かった。
52が会いたがっていたちほちゃんも亡くなっていたのが、救いがないやん、辛い…。
全体的に重くて辛いけど、最後には希望があって、本当によかった。
読み終えてから、映画のキャストを調べた。
宮沢氷魚くんが出てるんや!誰役?と思ったら、新名主税でした、、嫌な役か、でもちょっとみたくなった。でも辛いからみないかも。 -
Posted by ブクログ
料理か出てくるストーリーが好きで、寺地はるなさんの作品からたまたま巡り会った一冊。
タイトルからほのぼのとした日常の話かと思いきや、、、母娘の変わった関係性から始まり、様々な出来事を経て家族や親子の在り方、愛する愛されるとはどの様なことか、を考えさせてくれる。出てくる登場人物が皆葛藤や悩みも抱えつつ、それでも人と人との繋がりを大切にする、心が暖まるストーリー。物語の後半は前半の話を思い出すとまた涙が止まらなくなりましたが、ひとつの区切りをつけて一歩踏み出す主人公の姿に、今の自分もまだまだ成長できると感じさせてくれる、素晴らしい読後感のある作品です。
著者の方の別の作品もぜひ読んでみたいと感じま -
Posted by ブクログ
母に捨てられたと思っていた女性が、大人になって元夫のDVから逃れるため、母達が暮らす家で同居するお話
お金にだらしない元夫の金の無心とDVのため極貧の生活を送る29歳の千鶴
彼女には小学一年生の頃に母と二人で一ヶ月間の気ままな車旅をした事と、その後に一緒に帰るはずだった母に捨てられた記憶を持っている
ある日、ラジオのコーナーにその出来事のメールを送った事で母のと暮らしているという知人と接触する事になり
また、元夫のDVから逃れる為に母達の住む家で同居する事になる
自分の人生がうまく行っていないのは、母から捨てられたせいだと恨み続けてきた千鶴は母と対面するが、母は認知症だという
そんな母や、千 -
Posted by ブクログ
表紙はラノベでタイトルもなんか…
と思いながらも町田そのこ!流石にあっという間に没入!笑
新境地のファンタジーとのことで初めはどうなるかと思ったが、所々に出てくるイケメンさやキャーと言われる男前、的な男性像が『コンビニ兄弟』と被り、ふふっと笑える。
王国ハヤディールの巫女エスタと惹かれあったのが騎士団長のレルファン、エスタが神に嫁す神妃に選ばれ、互いに求めたものの別れる決意をした翌日の式典中、エスタが誰かに攫われてしまう。また王属の騎兵隊副隊長ハインツが見守る王宮で第一王女が毒殺…
ファンタジーさ150%でカタカナが多いが、どこかやはり町田氏でクスッと笑えてほんわかする感じが読んでいて楽し -
Posted by ブクログ
久しぶりの町田そのこさんの作品。町田さんの作品にはなぜこうもクズ男、毒親がこれでもか!と登場するのだろうか。今回ももれなくクズ男が出てきて、胸が苦しくなる。
男に騙されて全財産を失ったはずの紅実子が、また同じように男にいいように騙されて、隆之を裏切ってしまいそうになって、読みながら、ダメだって~、って言っていた。自分の居場所を探し続け、幸せになりたい、とそれだけを求めているだけのに。
子どもは親を選べない。
負の連鎖を断ち切ろうと、いやそこまで重いものを自分でどうにかしようとしているわけではないのかもしれないが、自分の人生を必死に生きようとする姿に人間の強さを感じる作品でした。
絶望の中に、し -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公の経験があったからこそ、クジラの声が聞こえて52の声が聞こえていたのだと思う。見せかけの愛情やその場限りの優しさではなく、目の前の人を「自分が」大事にしていきたいという覚悟があった。
愛された経験が少ない人こそ、愛だと自分が感じたものからは目が離れない。アンさんとのことについては、悲しいし一生忘れられない傷になったと思う。でも、その経験があったからこそ52を救わなければならないという気持ちが芽生えたのだと思う。
町田そのこ作品は、いい意味で読むのが辛い。夜空に泳ぐチョコレートグラミーも、いい作品だとは思うけど、辛く感じていた自分がいた。 -
Posted by ブクログ
この本、背表紙にある概要がとてもよかった。
ふーん、どういう話だろうと読みはじめてからの
一行目の書き出しも小気味よく
するすると場面が変わるのでどうなるの?
どうなったの?と数時間で読み終えた。
だれかを懐柔させようとする話ではなくて
弱さと弱さの共依存でもなくて
静かに自立していくさま、
恨みに身を乗っ取られないさま、
どうしようもなさとやさしい目線の行ったり来たり。
救いようのないあのひとやあのひとたちが
どうなったかには触れないのもリアルでよかった。
解説にて、担当編集さんがまわりの
書店員さんや編集仲間さんに声をかけ社内調整をして
初版部数を引き上げたとの話があり
熱意って広い