町田そのこのレビュー一覧
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『コンビニ兄弟』第5弾。
九州限定に展開するコンビニチェーン『テンダネス』門司港こがね村店店長・志波三彦。溢れるフェロモンで女性客は…
そんな三彦の過去、『テンダネス』門司港こがね村店で働く理由が明らかに…
航起と美幌の話が切ない…
航起の病気がよくなり、美幌とハッピーエンドと思ったのに…
そんな事件が…
そして、三彦も。
そんな三彦を支え続ける二彦にも頭が下がる。
だから、三彦はそんなに、他人に愛を与えることができるのか…
だから、三彦は『テンダネス門司港こがね村店』で働き続けるのか…
美幌はどこに帰ってくるんだろう。
航起と三彦は会えるのだろうか…
まだまだ続く『コンビニ兄弟』。 -
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ネタバレコンビニ兄弟5冊目。
謎だった志波三彦店長の過去が切ない。まさかコンビニを愛するのにそんな理由があったとは。
航起くんと美幌ちゃんのエピソードには涙した。小児がんで苦しむ恋人のために遠くからバスを乗り継いで病院まで来て、会えなかったらその足で一晩中歩いて神社でお参りして。やっと彼の病気が良くなったかと思いきや、今度は自分が子供を庇ってコンビニ強盗に殺されてしまうなんて悲しすぎる。本当に生まれ変わった彼女と再会できるといいのに。事件から18年経ってもずっと待っているなんて、航起くんも店長も一途すぎる。けれど辛い。それだけ大切な人だったのだろうけれども。 -
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そのこサンタからのクリスマスプレゼントだよおおおおおお
極上のファンタジーを堪能しました。
堪能しすぎて一食飛んでしまったけど(食べるの忘れてた)後悔してない(真顔
町田そのこにかかれば王道ファンタジーがこんな形で幕を閉じるのだなぁと昨夜は放心してしまって、うまく言葉がまとまらなかった。
ネタバレ防止のために詳細は書けないけれど、誰にとっても苦味の残る恋になったなぁ、と。
それが悪いというわけではなく、だからこそ後世に残る恋になるわけです。
ただふたりを想えば、だれの記憶にも記録にも残らないようなありふれた幸せな恋をしてほしかったと願うばかり。
いやしかし、ほんと男って肝心なところで -
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今回もお馴染みの皆さんがハラハラドキドキ心温まるドラマあり。志波さんのコンビニ愛の由来となるエピソードと、お客さんをおもてなしする意味の深さ、それを見守る家族の様子が胸をうつ。兄弟間葛藤として「自分の立ち位置を勝手に変えられて、平気でいられない」のは、共感できる。「自分のイメージしている居場所」って大事。「自分の足で辿り着いたところに、必ず居場所があるからね」自分にも言い聞かされているように染み入る。
先日、門司港へドライブしてきました。門司港展望室にコンビニ兄弟コラボイベントとして台詞が窓ガラスに展示されていたり、コンビニレジをあしらった一角もあり、贅沢な時間でした。 -
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ミツの過去が描かれた5巻
5人兄弟の距離感とか、お互いのことを想っているんだなと伝わってきた
私は末っ子だから、自分が末っ子じゃなくなった時に感じる孤独感があるのだと初めて知れた
誰もが妹や弟ができることに100%嬉しいと感じるのではないのだと。
この感情に気づけてよかったと思う
自分が家族をつくる立場になる何年先までも覚えていなきゃいけないな
1年間コンビニでアルバイトをしていたことがあって、コンビニって誰でも利用する場所だからこそ、世間には色んな人がいるのだなと改めて実感できたからいい経験だったなと思う
もちろん態度の悪い人もいるわけで、理不尽にキレられたりしたけど、
それ以上に人の優 -
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シリーズ5作目。
今作は、フェロモン漂うコンビニ・テンダネス門司港こがね村名物店長の三彦(ミツ)が、何故コンビニで働くことになったのかがわかる物語。
きっかけは、小学生新聞の取材を受けた時にひとりの少年の言動が気になり…その子が行方不明になってことで、気持ちがわかるということから始まる。
愛情を欲しがり拗ねていた当時中学生のミツが、女子高校生と歩いて鵜戸神宮まで願かけに行く…ということを経験し、辿り着いたコンビニでお世話になったことも関係している。
『自分の足で辿り着いたところに、必ず居場所はある』
『来世まで待たなくてもいい』
ちょっと切なくて辛い話ではあったが、これは忘れることの -
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最初の章から面白い展開が続く物語であったが、それぞれの章ごとに、違った主人公による毛色の違う物語が続くため、当初あまり物語に没入しずらい短編小説だと思った。しかし、それぞれの登場人物の視点によって同じ時系列を進む長編小説だと分かった時に、めまぐるしく物語が動き、都度伏線回収していく自分好みの物語として、最後まで面白く読めた。また老若男女全ての登場人物による視点、価値観で、時代をまたいで物語が進むため、色々と考えさせられることが多く、久しぶりに深みのある小説に出会えた感じがした。今年読んだ中では、自分の中でかなり高評価の小説であったが、欲を言えば最後は華のある劇的な伏線回収があればさらに良かっ