【感想・ネタバレ】コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)のレビュー

あらすじ

九州だけに展開するコンビニチェーン「テンダネス」。その名物店「門司港こがね村店」で働くパート店員の日々の楽しみは、勤勉なのに老若男女を意図せず籠絡してしまう魔性のフェロモン店長・志波三彦を観察すること。なぜなら今日もまた、彼の元には超個性的な常連客(兄含む)たちと、悩みを抱えた人がやってくるのだから……。コンビニを舞台に繰り広げられる心温まるお仕事小説。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

登場人物みんな素敵。
優しさに溢れていて心温まる一冊です。
電車で読んでて思わず笑ってしまいました。
こんな素敵なコンビニが近くにあったらいいな。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

「この店を選んで来てくれたあなたに、最大の愛を。」(店長視点のエピローグ、ラスト一文より。)
こんな気持ちでコンビニ店員をやっているなんて本当にすてきなこと。読みやすい短編集で、店長の魅力を中心に様々な人物のドラマが描かれています。
個人的には第3話の「メランコリックないちごパフェ」がとても感動しました。

この本を読み終えて、店長のように感謝と愛情をもって笑顔で人と接したいと思えた。そのように実践しても一般の自分にはフェロモンがドバドバ出ないのは残念だけど(笑)でも、笑顔で温かく人に接しようと、自分の行動を変えてくれた本なので星5個とします!

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

推しが実写化の主演に決まったので予習も兼ねて。
やたら色気があってファンサ(?)がすごい愛の人な店長は確かに推しのイメージ通りかもと脳内再生余裕でした。
店長やコンビニを取り巻く群像劇なのですが、普段は群像劇はあまり読まないのでいい出会いでした。テンポも良くてほどほどに砕けた文体でとても読みやすかったです。
理想的な街すぎて関東在住ですけどここに引っ越したいと思いました。門司港に行けば似たような場所あるのかな…笑
光莉さんと同じでコンビニ兄弟の生態が謎に包まれているまま終わり、もう少し知りたい欲求を残しているので続刊を読むのも楽しみです。

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

短編集となってるので読みやすい!話がどこか遠くで繋がってるとても良い話です。店長にぜひ会ってみたいです。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

タイトル気になって何となく読んでみたら、これが何と大当たりで最高に面白かった。
フェロ店長=ディーン・フジオカくらいの男前かなと勝手に想像しながら読んでました。
続編5まであるとの事、楽しみだー!

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

心が温まる1冊。ほっこりした。
読書初心者な私にはぴったりでした。読みやすくて、心温かくなって、時に泣ける。
続きを絶対読もうと思いました。

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2025年11月03日

Posted by ブクログ

人気のコンビニ兄弟の一作目。
特にコンビニ店員の光莉さんが面白いキャラで気に入りました。
続きが早く読みたい。

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2025年10月03日

Posted by ブクログ

「フェロ店長の不埒日記」には受けた。
読んでみたいなぁ。
近所に行きつけのコンビニはあるが、ほぼタバコを買うだけ。
実際にこんなフェロ店長が居たらどんなだろう?
心温まる連作短編。

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2025年08月25日

Posted by ブクログ

凄く楽しい物語でした!

私がこの物語を知ったのは
コンビニ兄弟4ですのでまとめて4冊購入しました。
読み始めて直ぐは マズイかも? 私が面白いと
思う内容と違うかもしれない、と思い読み進めて
いました。

しかし いつの間にか物語の中に自然と入っていて
テンダネス 門司港 こがね村店の店長 志波さん!
志波さんに会いに来ている人達、ニヒコさん、
樹恵琉さんも凄い個性で何か良く理解してる訳では
ないのに みんな大好きになっていました!!

それぞれ登場人物の年齢や家庭環境などで
日常の中に悩み?みたいな事があるんですが
それもこれ以上ないくらいに 温かく優しく
解決していく事にも癒されました。

自分の生活を楽しい時間にしてもらえる
大切な本に出会えて良かったです!

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2025年08月23日

購入済み

門司港にあるコンビニには不思議な男たちがいる。
ありえないほどの色気を振り撒く店長と、髭に覆われた怪しげな客を中心とした、ハートフル連作短編集です。
日々苦しみや悩みはありますが、このコンビニでの素敵な出会いで少し前向きに生きられます。

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2023年09月26日

匿名

購入済み

面白かったー

最初はこんな店長いないでしょ。と、少し冷めた感じで読み進めていってしまいましたが、それぞれの物語が面白くて、どんどん話に引き込まれてしまいました!
2作目を早速読んでみます!

#笑える #ほのぼの #癒やされる

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2023年09月05日

匿名

ネタバレ 購入済み

面白かった!

楽に読める物が欲しいなと思って購入。
評判の作家さんなので楽しみにしていたら当たりだった!
文章は丁寧でとても読みやすく、ユーモア溢れる会話や文章に夢中になりました。
キャラが盛りすぎなほど特徴ある人々ばかりだけれど、それがうまい具合にストーリーと溶け合って
読み終えるのが寂しかった。
Twitterで続きを書くと仰っていて嬉しくなるほどでした。
フェロモン店長を中心に、パートさんも面白いしバイト君達も塩対応で面白いし、ほろりとくるストーリーもまた良くて
どんどん読めました。
今後応援したい作家さんができてハッピー。
キャラ人気的にはツギさんだろうな~、とっても良いキャラ。
高校生の恒星くんと小関君の友情もよかったな。恒星君密かに人気あるのわかる。
どの章も良かったんだけど、三章のお話とてもよかった。

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2020年09月29日

Posted by ブクログ

面白かった
九州の門司港にあるコンビニの話
登場人物全員が優しさに溢れていて
安心してページをめくれた
続編もたくさん出ているから
読んでみようと思う

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

こんなコンビニが近くにあったらいい。コンビニ店長や弟のツギみたく、本当に打ち込める仕事に出会えるのは素晴らしい。ぜひ映像化してほしいと思う。現在5巻まであるとのこと。今後の楽しみだ。

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

母親から薦めてもらったシリーズもの。

読みやすくて楽しい物語です。
登場人物のキャラが濃くて、まだ映像化されていないのが不思議なくらい。

門司港や下関は好きで何度も行っている場所なので、風景が目に浮かぶのも楽しい。

第3部の「メランコリックないちごパフェ」が一番良かったです!!
電車の中なのに涙がおさえられなかった。

続きを読むのが楽しみです。

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

コンビニテンダネスの店長筆頭にそこの常連のお客さんのコンビニ愛溢れる心温まる話だった。

こんなコンビニが近くにあったら
安心だろうなと思った。

ファンクラブまでできるほどの
イケメンで老若男女問わず惚れさせてしまう
場違いな店長とか
店長に別の方向で当てられてこっそり店長をモデルにした漫画を描いてる店員だったり個性豊かな登場人物のテンダネスを介して起こる物語が面白かった。
まだまだ店長にも謎があるし続編もよんでみたい

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

軽くて読みやすいけれど、それだけではない。少し突飛な人物像だけど、それだけでもない。人と人との距離感が温かく、だけど現実的でもある。突飛な設定に振り回されないでいられるのは、しっかりと地に足ついた文章表現だからなのかなぁ。軽いと言ったけど、読んでいて快適な感じ。楽しい。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

前向きになれて癒されて心温まる本。
最初はこんな黄色い悲鳴があがってるようなコンビニ嫌だなーと思ってたけど、読後の今となってはこんな店員さんや店長がいるコンビニに通ってみたい、門司港に行ってみたいとさえ思う。
第三話の梓と那由多の関係性が特に好き。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

心がほっこり温まる1冊。
すべての登場人物に人間味があって好き。

もしテンダネスが実在するのならば、
行ってみたい。

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2025年11月03日

Posted by ブクログ

読み物としての究極のエンタメ。
とにかく笑えるし、実は大事なことも含まれてて読みごたえあり。日々の小さな悩み事が吹っ飛んでしまいそう。なんとも言えない癒しがそこにはある。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

この方の書く文章はなんかすごく暖かい感じがして好き。
いろんな人の良の部分に光を当てて、そうでない部分を霞ませるのが上手な方なのかな。
この作品に出てくる登場人物たちこそ、そんな特徴を持った人たちに思えて、はじめどんなにいけ好かない野郎だなと思っても最後は大好きになってしまうような、とても魅力的な人で溢れてた。
人との繋がりやその美しさを感じさせてくれる。
人間嫌いな人でも読んだらちょっと人を信じてみようかな、人を好きになれるかもな、と思えるような作品だった。

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

「あなたの心、温めます」
その言葉どおりでした。
超個性的な兄弟に会えるこんな場所があったらいいな、と思える小説です。

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コンビニを舞台に、そこに訪れる問題を抱えた人々の背中をそっと押してくれるような、灯を照らしてくれるような、ほっこりとした短編集でした。私的には、第三話・第四話がよかったと思う。これからも、まだまだ話は続きそうですね。

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2025年10月03日

Posted by ブクログ

フェロ店長が働くコンビニを中心に、関わる色々な人たちの日常と人生の気づきが描かれる。一般的にコンビニは感情を荒立てない、普遍的なもので十分だが、フェロ店長のこだわりが詰まった暖かみのあるその店舗は多くの人から愛されている。登場人物それぞれが、老若男女問わず、このコンビニに救われて気づきを得て成長していく。
読み終わると、暖かくほっこりした気持ちになる小説だった。

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

面白かった。テレビドラマを観ているよう。
個性的なキャラ達がいい。他の兄弟や実家の話とか大きく展開していくんだろうなぁと期待。個人的には、ツギのキャラがすごく好き。こんな風に人と人が繋がっていくのはいいなあ。今後、登場人物全員覚えられるかなー。

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2025年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「テンダネス」というコンビニの「門司港こがね村店」には老若男女問わず人々を魅了してしまうフェロモン店長がいる。コンビニを舞台にした心温まるお仕事小説。

タイトルからコンビニに兄弟で働いてるのかな?と思ったけど別にそういう訳ではなかった笑
私はあんまりそんなフェロモン出しすぎな店長が実際いたら避けてしまうかも:( ;´꒳`;)笑

第三話の「メランコリックないちごパフェ」良かった(;;)女子って怖い(•ᴗ•; )そして最後泣きそうになった。梓は美月と離れることが出来て大事なことに気付くことが出来たし前を向いて頑張ってる姿はかっこいい!那由多さんともまた会えて良かった!

第四話(略)も最初はおじさんにイライラしてたけど、最後はなんだかうるっとした!天気も良かったみたいだし運動会日和!目指せ1位⟡.·
私もいつでもまた機会があると思わずに1日1日を大事に過ごしたいと思った。

そして最後まで読んでみると、なんだかんだ店長ってめっちゃ良い人じゃん!ってなる(笑)そしてコンビニ愛が強いしほんとにコンビニで働くことにやりがいを感じてる。まだまだいろんな謎が隠されているのかしら。妹も美少女だしさすがです。

町田そのこさんは初めましてだったけど、とっても読みやすかった( ˶'ᵕ'˶)次巻も楽しみ‎⟡.·

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2025年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

妙なフェロモンを発する店長のいるコンビニでの出来事。1人ひとりのキャラが個性的で、愛くるしい。脳内でこんな人なんだろうなって想像しやすい描写だった。各お話の人物が、少しずつ繋がっていく感じが好き。多喜ニと奥さんの話が1番好き。

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2025年09月16日

Posted by ブクログ

北九州市のとあるコンビニを舞台に、コンビニを訪れる地域の人たち、それぞれの視点で語られて物語は進みます。登場人物同士がお互いを励まして励まされていく様子に、時には笑いもありつつ、心がほんのりと温かくなりました。
名物コンビニ店長と店員さん、店長ファンクラブの面々など、個性的なキャラもまた良きです。

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

耐えられなくて人材不足になるほど店長のフェロモンってどんなでしょうか笑。店長目当てに続々と人が集まってくる光景ってどんな?虐待やネグレクトといった話題はなく終始温かい話で安心。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

勘違いは良くない 町田そのこさんの作品が大好きです。「コンビニ兄弟」は「ぎょらん」よりの作品だと感じました。数冊あるようで躊躇していましたが1冊読み終わると次が読みたくなってしまいました。次巻も楽しみです。村田沙耶香さんの「コンビニ人間」と勘違いしていましたが、全く異なる作品でした。でも、どちらも面白い作品でした。

フェロ店長って。。。キャラが立っている店長の周辺での出来事が1巻では多かったように思います。次巻は店長の話も入ってくるのかな?

夫婦が互いを育てるという考え方は素敵だと思いました。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

登場人物みんなキャラがたってて漫画にできそうな内容。
日常系だけど各ストーリーにちゃんと真面目な要素もあって読み応えあった。
登場人物がメインのストーリーだけでなく、他の話でも登場してくるのが好き。

まだ掘り下げられてない部分もありそうだから、続編書いてくれることを期待。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

九州のコンビニーテンダネスで巻き起こる事件

フェロモン店長などキャラクターが魅力的で、ほっこりした気持ちになる

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

あっという間に読み終わってしまいました。
ものすごく平凡な感想ですが、「いい話だった……」とホッとした気持ちに。登場人物がみんな個性的で生き生きしていて、”テンダネス門司港こがね村店”が本当に近所に欲しくなります。店長だけでなく、お店で働く人たちみんなが楽しそうに働いている様子が目に浮かび、その空間にいるだけでエネルギーを分けてもらえそうです。

「ツナグ」に続いて手に取ったのが『コンビニ兄弟』。人と人とのつながりをテーマにしたストーリーは、やはり胸に迫るものがあります。人がつながるって簡単なことではなく、運の要素も大きい。だからこそ、ぴったり波長が合う人と出会えることの貴重さを改めて感じました。「まだまだ人間も捨てたもんじゃない」と、夢を見せてくれる一冊です。

どのストーリーも魅力的でしたが、特に心に残ったのは「第四話 偏屈じじいのやわらか玉子雑炊」と「第五話 愛と恋のアドベントカレンダークッキー」。そこに登場する二組の夫婦の姿を、自分たち夫婦と重ねながら読みました。

第五話に登場する中尾光莉夫婦は、空いた時間に夫は釣り、妻は漫画と、それぞれ好きなことを楽しんでいます。お互いを応援し合いながら絆を築いていく姿が印象的で、「うちとちょっと似てるな」と思いました。
夫婦だからといって常に一緒にいなくてもいい。自分のやりたいことを楽しんで満たされることで、自然と相手を思いやる気持ちが生まれるのだと思います。こうした時間の持ち方が、夫婦長続きの秘訣なのかもしれません。

一方、第四話の大塚多喜二を取り巻く環境は、定年後の夫婦そのもの。周囲で病気や死が身近になる時期に差しかかり、それまでの「自分の時間」から「二人の思い出作り」へとフェーズが移っていく感覚がありました。
誰かと一緒にした思い出は、きっと最期まで残るもの。我が家も10年以上前に行った旅行の話を今でも楽しんでいますが、それがあるだけで、どちらかが先に旅立っても「思い出と一緒に生きていける」ような気がします。

シリーズは4巻まで出ているとのこと。ラストに気になる謎も残されていましたし、ぜひ続編も読んでみようと思います。

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2025年08月19日

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