あらすじ
九州だけに展開するコンビニチェーン「テンダネス」。その名物店「門司港こがね村店」で働くパート店員の日々の楽しみは、勤勉なのに老若男女を意図せず籠絡してしまう魔性のフェロモン店長・志波三彦を観察すること。なぜなら今日もまた、彼の元には超個性的な常連客(兄含む)たちと、悩みを抱えた人がやってくるのだから……。コンビニを舞台に繰り広げられる心温まるお仕事小説。
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Posted by ブクログ
読んでいて「こんなコンビニが近所にあったら、毎日ムダに通うのに!」と思わずにはいられなかった笑
イケメン店長目当てのお客さんの気持ちにも妙に納得。
笑って、ほっこりして、気づけば心までレジで温めてもらったような気分に。
日常って、意外とドラマだらけなんだなあと感じた一冊だった。
Posted by ブクログ
北九州市門司港のコンビニ「テンダネス」にはアイドル…というかカリスマホストのような細やかな接客でフェロモンを振り撒く「フェロ店長」がいる。
高齢者向けマンションの一階に入っているカフェのようなイートインスペース付きコンビニ「テンダネス門司港こがね村支店」に集まる人たちの人間関係の悲喜交々を描いたシリーズ一作目。
ドラマから入ったところ、役者さんたちと映像の演出によってより増幅された部分はありつつ、あたたかな人間模様を描き出すさまはそのままで読んでいてほっとする世界。
いい意味でおせっかいな人たちが寄り添い合い、人間関係の摩擦から生まれるすれ違いに向き合っていく様がとても優しい。
店長となんでも野郎はあくまでも狂言回しで出番はそれほど多くないが、人と人を繋ぐ役割を果たす彼らの抱えたものが見えてくるのが楽しみになるシリーズ一冊目
Posted by ブクログ
九州のコンビニ「テンダネス」門司港こがね村店を舞台に、名物店長と店員、常連客たちの人生が交差していく連作短編集。
読み終えて最初に浮かんだのは、「近くにある安心」だった。
この作品に漂う温かさは、ネオンや投光器のような眩しい明るさではない。夜中の暗闇に、見慣れたコンビニの看板を見つけた時のような、「開いてて良かった」と肩の力が抜ける温かさだ。
人は、思いが伝わることよりも、伝わらないことの方が多い。だからこそ悩み、立ち止まり、時には挫折する。それでも、相手を思う気持ちが届いた時には、何ものにも代えがたい力が生まれる。
登場人物たちは、みんな少しおせっかいだ。でも、その踏み込み方が絶妙だった。導くことが正解の時もあれば、黙ることが正解の時もある。ただ隣に寄り添うだけで、大きな力を生み出すこともある。相手が本当に求めているものを見極め、その気持ちを決して裏切らない。しかも、それは計算されたものではなく、ごく自然な振る舞いとして差し出される。
各話で、掛け違えた心のボタンに気づき、一つずつ掛け直していく登場人物たち。その姿を見守るうちに、不思議と自分の心まで整っていく感覚が心地よかった。
帰れる場所、頼れる場所があることは大きい。実際に行かなくても、そこにある、そこにいてくれると知っているだけで、人は安心できる。年中無休のコンビニのように、いつでも変わらず受け入れてくれる存在は、それだけで人を支えるのだと思う。
読み終えた頃には、自然と「明日も頑張ろう」と思えていた。
心がささくれだった時に、また彼らに会いに行きたい。そんな物語だった。
Posted by ブクログ
ドラマの番宣を見て、なんだかすごく面白そうだったので、取り急ぎ原作を1巻だけ読んでみました。
ドラマでは中島健人氏のキャラがものすごく強調されているけど、小説の中では店長は脇役なんですね(もちろん主役でもある)。
ラノベのような軽い小説かと思いきや、意外としっかりとしたストーリーで、読み応えがありました。
5巻まで出ているそうなので、全部読むこと決定!
しかし、1巻ですでに盛りだくさんだったのに、5巻もあるなんて…。飽きずに読めるのかしら、と思ったけど、大丈夫そうです!
ちなみにドラマの方は、読み終わったら見ようと思って、録画して溜まっています。
門司港にあるコンビニには不思議な男たちがいる。
ありえないほどの色気を振り撒く店長と、髭に覆われた怪しげな客を中心とした、ハートフル連作短編集です。
日々苦しみや悩みはありますが、このコンビニでの素敵な出会いで少し前向きに生きられます。
匿名
面白かったー
最初はこんな店長いないでしょ。と、少し冷めた感じで読み進めていってしまいましたが、それぞれの物語が面白くて、どんどん話に引き込まれてしまいました!
2作目を早速読んでみます!
匿名
面白かった!
楽に読める物が欲しいなと思って購入。
評判の作家さんなので楽しみにしていたら当たりだった!
文章は丁寧でとても読みやすく、ユーモア溢れる会話や文章に夢中になりました。
キャラが盛りすぎなほど特徴ある人々ばかりだけれど、それがうまい具合にストーリーと溶け合って
読み終えるのが寂しかった。
Twitterで続きを書くと仰っていて嬉しくなるほどでした。
フェロモン店長を中心に、パートさんも面白いしバイト君達も塩対応で面白いし、ほろりとくるストーリーもまた良くて
どんどん読めました。
今後応援したい作家さんができてハッピー。
キャラ人気的にはツギさんだろうな~、とっても良いキャラ。
高校生の恒星くんと小関君の友情もよかったな。恒星君密かに人気あるのわかる。
どの章も良かったんだけど、三章のお話とてもよかった。
Posted by ブクログ
あったかい作品
問題提起や心の澱に触れるような作品を好んで読む私、その合間に読んでよかった。浄化された感じがする。
心の澄んだ人たちを中心に関わった人たちの心が整っていく。
確かケンティが店長役だとか?聞いた気が。
実写版は見ていないが、私のイメージと合致。
コンビニという場の、「手に届く推し」に活力もらえるってなんと羨ましいことか。
顔がケンティじゃなくても、志波店長の接客なら、きっと人気店だろうなあと思う。
相手を思う気持ちが、ちゃんと行動に現れてる。
思っていても、行動にはできていない私。心を整えるために、次の巻も読まねば。
読書初心者の方におすすめ
Posted by ブクログ
気になりつつも読む機会はなく、気がつけば5巻目が出ていてビックリ。ここまで続くなら、良い作品なんだろうと思い手に取った。
予想外の内容だったが、スラスラ読めた。こんなコンビニがあれば、近くに引っ越したい。
心もお腹も満たしてくれるコンビニ。なかなかいい。老後はこんなマンションに住みたいものだ。
Posted by ブクログ
他の作家さんの「コンビニ人間」とタイトルが似ていたので、同じ系統なのかと勝手に思って読み進めたら、違いました!どちらも好きな作品ですが、こちらの「コンビニ兄弟」はクスッと笑える感じ。実写版があるとのことなので、見てみたいと思います。ちょっと非現実的だけど、ほのぼのとした日常生活を描いている作品は、良いですね。
Posted by ブクログ
【タイトル】コンビニ兄弟テンダネス門司港こがね村店
【 著者 】町田そのこ
【 出版社 】新潮文庫
浦田さんが倒れる
幸香珈琲
たまごサンドイッチと漫画家
女子高生とイチゴパフェ
偏屈じじいの柔らかたまご雑炊
初恋
妹の進学の悩み
Posted by ブクログ
Audibleで聴了。5よりの4。
町田そのこさんの小説は、宙ごはんに続いて2作目。(52ヘルツのクジラたちを途中で挫折。) 宙ごはんは読んでいて辛いエピソードがたくさんあってあまり好みではなかったけれど、この作品はもっと気楽に読める(聴ける)ストーリーで今の私の気分に合っていてよかったです。
カリスマが出てくる連作短編集は色々と読んできたけれど、それらの中でもこの作品は好きな方。舞台の門司港は何年か前に行ったので、街並みを想像できるのもよかった。
物語にはイケメンは必要だけれど、一般人なのにファンクラブもできるくらいのイケメンは実在するのでしょうか?コンビニはあまりいかないけれど、フェロ店長がいるなら私も行きたい!
Audibleは2巻以降はまだ配信されていないので、続きは本で読もうと思います。
Posted by ブクログ
ドラマ化されたので気になって読んだ。
フェロ店長がコンビニ愛に溢れててお客様第一に思ってる超優良店でご飯は美味しそうだし、地域の人の憩いの場になってていいなぁ。このコンビニが近くに欲しい。
登場人物のキャラが濃くて面白かった。志波家兄妹のこともますます気になる。
Posted by ブクログ
町田そのこ作品が好きだ。
好きなものは後に残しておくタイプの私…ドラマが始まったこともあって、追いつきたくて読み出したら、やはり面白い。
ほのぼのとしたドラマあり、泣けてしまう物あり、これからの展開が楽しみです。
Posted by ブクログ
コンビニという、誰でもふらりと入れて何も背負わなくていい場所だからこそ、すくいあげられる悩みがある。大ごとにするほどではない、でも確かに心に引っかかっている——そんな人々のささやかなつまずきを、コンビニ兄弟と街の常連たちがそっと受けとめていく。
説教でも華々しい解決でもなく、ただ「行けば誰かがいる場所」があるだけで、人は少し前を向ける。こんなコンビニが近所に本当にあったらいいのに、と素直に思える一冊だった。
Posted by ブクログ
光莉夫婦が理想の形すぎる
周りの人達それぞれを主人公とした章が繰り広げられるけど世界観は同じだしコンビニを起点として物語が繰り広げられるので世界観に入り込みやすい
Posted by ブクログ
北九州市 門司港駅近くのコンビニ「テンダネス」
フェロモン垂れ流し店長やら、得体の知れない常連客たち
悩みを抱える人を温める素敵なコンビニにようこそ♪
こんなコンビニ近くにあったらいいな
Posted by ブクログ
ドラマ視聴が先になってしまったが、面白かったので原作拝読!
ドラマの再現度がとても高く、脚色がほぼないのでとても楽しく読むる。若干原作の内容が割愛されてたりするから、両方楽しむならドラマを見てから本を読んだ方が面白い。ケンティー当て書きすぎる。
特に第三話のメランコリックないちごパフェが、台詞まで含めてドラマとそのまんまで1番楽しめた。シリーズ化して今は五巻まであることにびっくり!そんなにストーリーあるのかな!?順番に読んでいきたい。
Posted by ブクログ
コンビニを舞台に、さまざまな立場の人々の物語が描かれた一冊。
何気なく利用しているコンビニですが、その裏側には働く人たちの想いや葛藤、そして利用する人それぞれの事情があります。
登場人物たちが抱える悩みや迷いに、時には自分自身を重ねながら読み進めました。
便利なお店としてだけではなく、人と人とのつながりや温かさを感じられる場所として描かれていて、読後はほっこりと優しい気持ちに。
忙しい毎日の中で、少し心を温めてくれる作品でした。
Posted by ブクログ
こんな店長のいるコンビニがあったら行きたいかと言われると考えてしまう。興味半分では行ってみたい、ひと目拝んでみたいとは考えるだろうな。でも日常的に使いたいかと言われると多分ノー。騒がしい客と長いレジ待ちについ舌打ちしそうだなって。あとやたら名前を覚えられてるのもちょっと抵抗あるかも知れない。(どういう経緯で名前が知れるのだろう?宅配受付とか?)個人的にはコンビニの店員さんとは他人でいたい。でも落ち着いたイートインスペースがあるのは魅力的かも知れない。物語の舞台としては面白いし温かくて良いのだけど、自分の求めるコンビニ像とは違うという事実もちょっと面白い。
印象に残ったのは老夫婦の話。目まぐるしく変わる常識や価値観をアップデートしていかなきゃという気持ちは自分にもあるし、高齢の人達にも触れて欲しいとは思う。だけど古い価値観で生きてきた人達を頭ごなしに否定するのも違うと思っていて、老夫婦の娘の物言いには「言い方…」と呆れてしまった。少しずつすり合わせて視野を広げていくことが大事なのであって、幸い老夫婦が自ずとそういう方向にシフト出来たのは良かったなあと思う。人の生き方なんて世間の風潮で移ろいやすいものだから、今の価値観がいついかなる時でも正しいとは思わないことが大切じゃないかな。
Posted by ブクログ
ドラマを観て原作を読みたくなり。5巻まであるようだが、1巻はドラマでやったものばかりだった。ストーリーはほぼ原作通りだが、主人公(?)の三彦のキャラが微妙に違うかも。
好きな話は、第四話 偏屈じじいのやわらか玉子雑炊
と光莉夫婦の話。全般的にどの話もあたたかい。とりあえず続きの巻も読んでいこうと思う。
Posted by ブクログ
フェロモン店長の謎が少しずつ明かされていく。そして、短編のストーリーを重ねるうちに、登場人物たちが繋がっていく。こんな人と人が繋がれるコンビニがあったら素敵だなと思う。
Posted by ブクログ
こんなコンビニってあるのだろうか?
無表情をわざと作っているのがコンビニだと思っていたけど〜
1番心が揺れたのはお爺さんと少年がコンビニで出会い運動会の練習を2人で頑張る所
夫婦がやっとお互いの心内を話し合い
そう言う旦那に育てたのは私なのと言う妻
そして夫婦で見ず知らずの男の子の運動会の応援に行く〜きっと二人三脚は1番ではなかったんだろうな〜でも努力と出会いが最高に嬉しかったんだろうなああ〜素敵でした
Posted by ブクログ
ほっこりサクッと読めてよかった(入院のお供に選んだのはぴったりでしたー)
だけど私には物足りなさもありました。登場人物が皆いい人すぎて。笑 いちごパフェのお話に出てきた美月や加奈子の内面を描く回なんかが今後読めたらいいなぁ。
2巻も買ってるので読み進めます。
Posted by ブクログ
『偏屈じじいのやわらか玉子雑炊』『愛と恋のアドベントカレンダークッキー』がよかったです。
『希望のコンビニコーヒー』の桐山さんの近況がちょくちょくわかって嬉しいかな。
高齢者マンションにあるコンビニで、ちゃんと密接に関わっているところがいいですね。
お互いいい関係。
テンダネスの食べ物関係、食べてみたいです。
Posted by ブクログ
短編が重なって大きなお話の塊になっていくのが楽しい。登場人物は皆キャラが立っているし、一つ一つの話はまあ面白い。だけど一冊読み終わっても、オチがない。次号を待て!っていう終わり方はどうなんでしょうね。シリーズ5巻まであるから、全部読んだらニセコの正体がわかるかな、ピピエンヌ号に乗っていた彼女は誰なの、なんてのが気になって落ち着かない。個人的にはレスリングの彼も、パティシエ志望の彼女も、漫画描きの男も、みんな幸せになるエンディングが欲しい。
Posted by ブクログ
門司港、栄町銀天街の本屋さんの店先ワゴンに大量の『コンビニ兄弟1.2.3.4.5』が積まれていた。ドラマも観たことがなかったし、本も読んだことがなかったが、さすがに門司港にいるのだから読まねば、と思い一冊購入してみた。
グロ好きな私にとっては刺激が無い、無さすぎる。ページが進まない、、、と思いながら、それでも読み進めていったら、クスッと笑えてポロリと泣けてきた。しかも、んんん?この赤いサロペット、赤い自転車の赤じいのモデルは、もしやもしや、あの〇〇屋の店主ではないかな?だって、あのおじさんの出立ちは強烈に目を引くもの。(店先も凄い笑)
介護でささくれている私の心に優しさを与えてくれた一冊だった。(実家が門司港で、高齢の両親の様子を見に、毎月、門司港に来ているのです。私が実家を出てから、両親が門司港に引っ越したので、住んだことのない街、私にとっては月一のプチ観光でもあります。もちろん、過酷な介護のおまけ付き笑)
レトロな街並み、対岸の下関側と門司側で、しょぼい花火は年がら年中上がってます。
『海賊とよばれた男』の出光佐三さんの美術館も有りますよ。
ブラブラ歩くには良い所です。是非、いらしてみてください。
Posted by ブクログ
うーん…
こういうのは意外と得意じゃなかったりする。。
何が不得意なのかうまく言えないけど、
素直に物語の面白さを楽しめないというか…。
このシリーズはあと回しかなぁ、、