町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミステリーでこんなに涙が止まらなかった話は初めてでした。読みながら苦しくなったけど、それ以上に続きが気になりどんどん読み進められました。
加害者側でも、被害者であったノアやミチル。
『ただ、誰かに愛して欲しかっただけ』それが動機の話は今まで聞いた事はあったけど、これほど加害者側の心情が描かれている話は初めてだった。
ノアとミチルとスミの3人が子守唄を歌い合って眠る情景に涙が止まらなかった。こんな温かな関係が家族ではなく他人同士で築ける。2人が欲しがった愛がこんな形で叶えられるなんて…切なすぎる。でも、3人で確かに満たされる時があったことは唯一の救いだと思った。
自分はノアとミチルの背景が描か -
Posted by ブクログ
そのこサンタからのクリスマスプレゼントだよおおおおおお
極上のファンタジーを堪能しました。
堪能しすぎて一食飛んでしまったけど(食べるの忘れてた)後悔してない(真顔
町田そのこにかかれば王道ファンタジーがこんな形で幕を閉じるのだなぁと昨夜は放心してしまって、うまく言葉がまとまらなかった。
ネタバレ防止のために詳細は書けないけれど、誰にとっても苦味の残る恋になったなぁ、と。
それが悪いというわけではなく、だからこそ後世に残る恋になるわけです。
ただふたりを想えば、だれの記憶にも記録にも残らないようなありふれた幸せな恋をしてほしかったと願うばかり。
いやしかし、ほんと男って肝心なところで -
Posted by ブクログ
最初の章から面白い展開が続く物語であったが、それぞれの章ごとに、違った主人公による毛色の違う物語が続くため、当初あまり物語に没入しずらい短編小説だと思った。しかし、それぞれの登場人物の視点によって同じ時系列を進む長編小説だと分かった時に、めまぐるしく物語が動き、都度伏線回収していく自分好みの物語として、最後まで面白く読めた。また老若男女全ての登場人物による視点、価値観で、時代をまたいで物語が進むため、色々と考えさせられることが多く、久しぶりに深みのある小説に出会えた感じがした。今年読んだ中では、自分の中でかなり高評価の小説であったが、欲を言えば最後は華のある劇的な伏線回収があればさらに良かっ