町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世界で一番孤独だと言われる「52ヘルツのクジラ」。その存在を、自分の気持ちを周りに伝えられない孤独な人間に例える、という作者のセンスと着眼点がすばらしい。
社会には、登場人物たちのように悩みや痛みを一人で抱え込んでいる人がきっとたくさんいるはずです。その想いは、同じような経験をした人にしか本当の意味では分からないかもしれません。
それでも、美晴のように周囲の悩みにそっと耳を傾け、誰かが助けを求めているときに、すぐに手を差し伸べられる人でありたいと思いました。
それにしても、主人公と愛の親は本当に許せない。現実にも同じような毒親がたくさんいるのでしょうが。もし将来自分の子どもが産まれても絶対 -
Posted by ブクログ
通勤時間で読んでたから、ちょこちょこ読み
しかできなくて、、、
一気に読んだらもっと楽しめたんだろうなって
すごく思った。
また、時間明けてから再読しようって
決めた本だったな、
ここ最近は、読書に夢中になれなくって
休みの日は出かけることが多かったけど
今日は台風が来るって言うから家で
引きこもって本を読もう!って
途中から一気に読んだけどすごく良かった、、、
息がしにくいこの世の中だし、
本当に色んなことがあるけど些細なきっかけで
変わることもやっぱり多いし
人との縁というか出逢いって本当に
すごい力を持ってるなって
思わせてくれるような、そんな素敵な
本でした。 -
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Posted by ブクログ
なんというか……やっぱり町田そのこさんすごい〜!っていうのが第一の感想です。
一人称であんな長編が書けることにも驚きだし、構成がしっかりしてるし、いい加減な存在で出されてる登場人物が誰一人いない!
井口さんなんてキャラが立ってる!
そして自分の欠点を見つめ直し、自分がわざとでなくても犯してしまった罪に向き合うために前を向く……すごく良かった……。
「月とアマリリス」。アマリリスの意味は分かったけれど、「月」が分からない。
もしかしてプロローグにあったあの「月」のことか。それとも最後にあった記事の光のことか……。
深くて考えが止まらない(⸝⸝⸝◜?◝⸝⸝⸝) -
Posted by ブクログ
それぞれが抱える問題に心がしょうもなくチクチクする…自分ではどうしようもない事だったり、自分が悪くないのに悪いと思わざるを得ない事だったり。そんな救いのない水槽の中で、それぞれが自分らしく泳ぎ続けないといけない苦しくて狭い世界の中のお話。
私の精神が少し弱ってたのかもしれないけど、分かり合えない苦しい場面でも分かってもらえた安堵感でも、とにかくポロポロ涙が止まらなくなった。町田その子さんの本には、そんな自分の中の無意識の共感を理屈じゃなく掘り起こす不思議さがある。
自分と生きる世界が少しズレてたとして、それでもその中で生きなきゃと覚悟を決めた時にしか見えない入口があるんだろうなぁ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
記者である主人公・みちるが、過去に自分が犯した過ちへの贖罪を胸に抱きながら、死体遺棄事件の真相を追う物語。
とりわけ第7章で、みちるが書いたルポタージュが圧巻だった。美散に過度に感情移入することなく、事実を正確に伝えながらも、その心にそっと寄り添うような文章に強く心を動かされた。
事件そのものは、目を覆い耳をふさぎたくなるほど残酷だ。愛情に飢えていた美散と茂美。そして事件発覚後、多くの人々が「助けてあげられなかった」と後悔し、自らの無力さを悔いる。一方で、美散への変わらぬ愛情を持ち続ける人もおり、そこにわずかな救いも感じられた。
家族の愛情、男女差別、いじめなど、扱われるテーマは多岐