町田そのこのレビュー一覧
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ネタバレオーディオブックにて。
なかなか重い話で、辛い描写も多かったけれど、最後まで引き込まれて聴き終えた。
少年と、自分の息子の年齢が近いこともあり、少年の置かれている状況にとても胸が痛くなった。
子育て中の身としては、虐待はもちろん絶対にあってはいけないことだし、子どもがかわいいからと何でも許したり、甘やかしたりすることが、その子のためになるわけでもない。多様性を尊重することと、親として必要なことを教えたり導いたりすること。そのバランスも難しいなと思った。
アンさんがトランスジェンダーで、元女性だったことには驚いた。
そして、アンさんのお母さんも印象に残った。優しくて、決して悪いお母さんでは -
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7人の作家による「夏」をテーマにしたアンソロジー。
どの作家さんも著名な方ばかりで正にプレゼント。
どの物語も作家さんの色が出ていてよかったですが、長編で読みたいと思ったのは、江國香織さんの「二つの宇宙」と、梨木香歩さんの「見越しのマツ」。もうちょっと続きを読ませて〜。
夏と言えば、キラキラした青春や燃えるような恋の様な話が多いのかなと期待しましたが、良い意味で裏切られたました。
読後は、晩夏の哀愁というか、少し背筋の凍るような作品もあり、夏1つとっても描き方は多彩だなぁと。
特に印象深い作品は、米澤穂信さんの「無明」。短編だけど、凝縮されたミステリーであり、読後の余韻とタイトルの秀逸 -
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タイトルがプレゼントで、伊坂幸太郎先生が入っていたので購入。
もう少しほっこりした話が多いのかと思っていたが、「夏」がテーマだったようだ。
こういうオムニバス式の小説は、知らない作家さんと触れ合えるのがとてもいい。
江國香織先生の作品好きだった。
このおばあちゃんで1冊書いて欲しいぐらい。
もっと読みたい~!ってところで終わってしまった。
あと宮部みゆき先生の話が心に残った。
普段は「これ結局どうなったの?」が気になるタイプの人間だが、全てを分かったら陳腐な考えになりそうで、余白の残し方が好きだった。
小学校の時の読書感想文なんてだいたい皆同じこと書いてたのに、テーマを言われて書くと言う -
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めちゃくちゃ町田その子っぽい。
毒親、シングルマザー、地方の閉鎖的なコミュニティなど社会的な問題を物語を通して、当事者にしかわからないような心情とともに描いている。
読み進めながらきっついなと思いつつ、複雑な家庭環境や背景のある人たちのことを、自分がどこまで理解できるのだろうか。と感じた。
血のつながった家庭というのはもちろん重要なコミュニティであるが、なにもそれだけにしばられる必要はない。血のつながりのない関係でも相手のことを考えて、思いやるなかで生まれる「つながり」はかけがえのないものだと思う。
最も大切なのは「お互いを尊重し合うつながり」であって、親子、家族といった「制度的なつなが -
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この新潮文庫『プレゼント』は「新潮文庫の100冊」50周年を記念して、7人の作家が「夏」をテーマに書き下ろした短編集。その7人とは、伊坂幸太郎、江國香織、宮部みゆき、町田そのこ、米澤穂信、梨木香歩、恩田陸だ。
同じ「夏」がテーマでも、作家ごとに世界観が全く異なるのが面白い。伊ミステリ、青春・文学、怪異SF、青春恋愛、社会派ミステリ…章ごとに文体含め、ガラッと変わるから頭を切り替えて活字をたどっていくのが今までにない感じで新鮮だった。
そんな中で印象に残ったのは二、三編かなあ。
町田そのこ「きっとあの日の光と同じ」 — 青春ものとして爽やかな感じがよかった。しかしながら1番面白かった -
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ネタバレアットホームなコンビニを通じて、孫と祖母、高校のクラスメイト同士などの暖かな人間ドラマが見られました。
私自身もそうであった気がするし、今もそうかもしれないけれど、特に高校生などの若い頃は、自分の感じたことや正しいと思ったことが重要であり、それにとらわれて身近な人の感情に気付けていなかったり、その人のことをよく理解できていなかったりしがちだと思った。
第一話の詩乃と、一巻でも出てきた第三話の美月は性格は違うが、人との関わりを通じて視野を広げ、詩乃は祖母のこれまでの人生を想像して共感し、祖母との仲を深め、美月は自分の正しさを翳すことの傲慢さを理解し、新たな友人と仲を深めて母に言いたいこ -
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町田そのこさんって、こんなホラーも書くんだ…。ホラーの部分はちょっと怖かったけど、ベースは女子高生の友情の物語。怪しい部分、不信なところなど何を説明しても受け入れず、親が新興宗教にハマる怖さと、言葉巧みに勧誘する団体の怖さがあった。
人ならざる力を持ってしまった律と絢音姫も大人に翻弄され、時がたっても私利私欲にまみれた人間に利用され、悲しいかな、何人もの命を奪ってしまう…。
祀りごと、祠、霊など、信じている、というよりは、昔からの言い伝えや祭事ごとは目に見えなくても、ないとは言えないよなーと思う。
最後は町田さんらしく、希望の持てる終わり方。美央と凛音と初花、三人で笑顔で会える未来があるといい