町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
町田そのこさんのユーモアエンターテイメントハートウォーミングストーリーですね。
『コンビニ兄弟』シリーズの五冊目です。
コンビニパート従業員の中尾光莉は、七十代の女性がコンビニを訪れ、電子マネー十万円分を購入したのに、違和感を覚え、未然に振り込め詐欺を防いだ。
光莉はテンダネス本社で会長賞を受賞する事になり、その折、堀之内会長が店長の事を「ああ、ミツ坊か!」と言うのを聞き漏らさなかった。
日頃から店長の志波三彦(ミツ)が、どうしてコンビニで働きたいって思ったのか?
さらに、なぜ門司港こがね村店なのか?
疑問を感じていたのだ。そして⋯⋯⋯?
ミツの謎と志波家族の過去が明らかになる -
Posted by ブクログ
ネタバレ親に捨てられた女性が人生を取り戻す話。めっちゃ良かった。
主人公は幼少の頃母に捨てられた。そのひと月前に二人で行った小旅行の思い出をラジオの賞に応募すると、母と同居しているという女性からのコンタクトがあり、主人公は母と再会を決める。しかし、対する母は若年性認知症を患っており、みたいな話。
小旅行を美化していたことに気づく描写が良かった。序盤の恵真の無遠慮な行動と、結城が主人公(初対面)に正論くらわせすぎなシーンと、美保が急に感情移入しやすいキャラになったのが少しあれだけど、他はすごく良かった。序盤の恵真はやばい。
面白かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ辛い過去を背負った主人公や登場人物がそれぞれの短編で登場する。各章で登場人物が重たい境遇の中で一歩を踏み出していった物語だった。短編の冒頭は毎回引き込まれる文で、そこから繋がる物語までの構成力がすごかった。時々、救いようがない登場人物が感じた感情表現を表した文が私には難しくて??となる瞬間は何度かあった。本の最後は、頑張ってもずっと救われてなかった2章で登場した晴子が幸せになる未来が見えた伏線回収で嬉しかった。急に晴子の軸に繋がる瞬間が読んでいて鳥肌がたって面白かった。途中で諦めず、最後まで絶対読んでほしい本だと思いました!!
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Posted by ブクログ
ネタバレ紹介だけ見ると、嫌な感じで終わったらやだなと思ってたけど全然そんなことはなかった。やっぱりこの人の本読むと、自分がいかに恵まれているか、とかそうじゃない人はなんでそうなってしまうのか、とか自分がどんなに思ったり考えたりしても世界は変わらないこととか、複雑な感情にさせられるよな。虐待ってまじで難しいテーマ。でも無くなることがないのもそれをどうにも出来ないのも事実だからなぁ、、、。それを感じない環境下に生まれて育ててもらったことを当たり前じゃないと思っていくしかないよね。
どんなふうに育ったかも大事だけど、そのうえで誰がそこから救ってくれるかとか、何を信じられるものにするかとか、自分がどう変わって -
Posted by ブクログ
「52ヘルツのクジラたち」
この"たち"という表現に、言葉にできない感情が込み上げてくる。
クジラは普通、30ヘルツ程度までの音域でしか会話しない中で、52ヘルツの声を出すクジラの声は他の大勢のクジラたちに届かない。
でもそんなクジラが2匹いたら?
世界から拒絶された人たちが手を取り合い、自分たちの居場所を見つけていく物語。
自分は基本的にハッピーエンドの方が好きなのだが、本作も最終的に、キコといとしが幸せな方向に向かっていけて、本当によかった。
また、美晴もめっちゃええ奴で好き。
一方で、悪側は、めちゃくちゃ悪い人というより程よく醜い人たちが登場して、これは逆に、リアル