町田そのこのレビュー一覧
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ついに志波店長の過去エピソードが登場!
5人兄弟だから、寂しくなってしまう時もあるよね…
今まで語られなかった子どもの頃の話。
今のフェロモンオーラ溢れる店長になる前の三彦はとても普通の、子どもらしいわがままなところもある少年だった。
でも中2のときに忘れられない人との出会いが、今の店長の人格を形成する。
ぞくっと背筋が寒くなるようなエピソードもあるけれど、店長が幸せになってほしい。
熱狂的ファンではないけれど、ちょっと店長を応援したくなった。
恋斗が自分の将来に不安を覚え始めたときに、舞人がかけてくれた言葉が、昔の自分に沁みた。
2人の友情、素敵! -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ4作品目も大好きな登場人物たちを交えたストーリー展開で、終始温かい気持ちだった♪
第一話
大好きだった夫の輝也と別れ、門司港で初めての一人暮らしを始めた百合。
小さい頃から家庭内でのルールが厳しく、門限があったり、スマホの利用時間外は取り上げられたりしてうまく友人関係が築けなかったり、自分の望む進路ではない進学先を両親に決められ人生を歩んできた百合。ずっと両親に敷かれたレールを歩み続けてきた。
職場内で知り合った輝也とのせっかくの結婚生活も、過干渉すぎる両親がストレスとなってしまい、結局のところ離婚することとなってしまう。
離婚後、両親から離れる宣言をして、不安の中テンダネスの近くで -
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作品の随所で、ドヴォルザークの「家路」が象徴的に挿入されていることから改めて聴いてみると、耳馴染みがある一方で、どこか懐かしく儚く感じた。「家路」の旋律が作品全体を優しく、時に鋭く包み込んでいる。
第1話:ドヴォルザークの檻より
冒頭、いきなり衝撃的なシーンに胸を突かれる。小学6年生の類が、静まり返った夏休みの校舎で目撃したのは、担任の女性の先生と旅の途中で学校に立ち寄っていた画家の淫らな姿だった。そのあまりに強烈な展開に、私の想像が追いつかない。
場面は変わって、類は母校の閉校イベントに携わる大人になっていた。そのような中、再会したのは、あの夏の衝撃的な光景を一緒に目にした香坂玄。再会し -
Posted by ブクログ
人の温かさに触れられる時間だった。本を読んでる間ずっとここにいたいとさえ思った。この本を読んでるこの状況がずっと続けばいいのにと。
亡くなった人がどんなに恋しくてどれだけ大切だったとしても、その人の死が自分を絶望へと落とし込むことをある。自己嫌悪になり、自暴自棄になるかもしれない。自分が死ねばよかったと息ができなくなるかもしれない。でもやっぱり、そんな自分を救ってくれるのは、大好きで愛おしく大切だった故人ではなく、今を生きる"人"で、一緒に辛さを分かち合い乗り越える”生きている人"なんだと、その矛盾が苦しいくらい悔しくてでも、だからこそ人は美しいと感じて止まなかっ