町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
連作集とはいいつつ、兄の朱鷺と妹の華子、その母の3人家族を中心に物語は進んでいく。
目の前の我が子が得体の知れないものに悩んでいても、大丈夫と信じて、いつか話してくれることを待って見守り続けるって強さだよなぁ。私もそんな母になりたい。死を前にすると人の目とか社会の縛りとか削ぎ落とされて本当の望みが出てくるのかな。母の子どもたちへの願いが、私の大切な人たちへの思いと重なって、泣けた。
常に死と向き合っているのに暗すぎなくて、徐々に本領発揮されていく朱鷺のオタク口調が不意に面白くて何回か鼻水出ちゃった。
そして私も感化されてエンディングノート書き始めた。(笑) -
Posted by ブクログ
4巻で志波家の長男一彦がチラリと登場して、志波家の謎が明らかになるのか…と思いきや、なんと晒されたのはフェロ店長のミツこと三彦の過去。
いつも笑顔で誰かを励ましたり、元気づけることが自然にできるミツ。
彼のその性質は生まれ持ったものではなく、過去の辛い経験からくるものだったとは…
それが32歳という若さでできてしまうことも驚きではある。
町田そのこさん作品は、じんわりと人の優しさを感じる作品ばかり。
生まれながらに完璧な人などいなくて、誰もが人には理解してもらえないような苦しみを抱えている。それをどう処理できるかがその人自身を作り上げるのだなぁと町田作品を読むたびにしみじみ思う。
亡き人 -
Posted by ブクログ
『月とアマリリス』が面白かったので、町田そのこさんの作品をさかのぼって読んでいます。
本作『星を掬う』は、三宅香帆さんが著作『娘が母を殺すには?』で指摘された「母親殺し」の物語と呼べるのかもしれません。母親という呪縛、あるいは“母であろうとすること”の呪縛に囚われた女性たちが、さざめきハイツでの共同生活を通して自分自身を取り戻し、新しい母娘関係を築き直していく物語です。
前作『52ヘルツのクジラたち』には、現代社会の問題がこれでもかと詰め込まれていました。
本作にもDV、介護、若年妊娠など重いテーマが多く登場しますが、どの人物も「母娘関係」という共通の痛みを抱えているため、物語は自然と“母娘 -
Posted by ブクログ
あったかい作品
問題提起や心の澱に触れるような作品を好んで読む私、その合間に読んでよかった。浄化された感じがする。
心の澄んだ人たちを中心に関わった人たちの心が整っていく。
確かケンティが店長役だとか?聞いた気が。
実写版は見ていないが、私のイメージと合致。
コンビニという場の、「手に届く推し」に活力もらえるってなんと羨ましいことか。
顔がケンティじゃなくても、志波店長の接客なら、きっと人気店だろうなあと思う。
相手を思う気持ちが、ちゃんと行動に現れてる。
思っていても、行動にはできていない私。心を整えるために、次の巻も読まねば。
読書初心者の方におすすめ