町田そのこのレビュー一覧

  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    忘れられない思いを受け止める場所がある。

    『廣瀬太郎の憂鬱』

    廣瀬は、自身の個性がないことに対して、悩んでいた。
    そんな廣瀬に焦点を当てた本章が特に印象に残った。

    個性のない人なんていない。
    誰もが魅力のある人間であるということを教えてくれるお話でした!

    本作は、前作の登場人物との繋がりがある。
    (シリーズ1巻で脇役で登場していた廣瀬や美月が本作のメイン。)

    そして、最後には、続きが気になるようなに仕組まれている。
    ツギを傷つけた謎の人が登場して、本作は終わる。
    彼女は一体何者なのか?
    その内容は、3巻にて、明らかになるのか?
    続きが早く読みたい気持ちにさせてくれる1冊。

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    2026年05月09日
  • 蛍たちの祈り

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    町田そのこさんの特徴か、家族の…特に母親からの愛が歪んでいる話が多い気がする。
    そしてわたしは、そんな町田そのこさんの書く物語の大ファンなのだけど、これを読み終わったら少し疑ってしまった。
    町田そのこさん、虐待されて生きてきたの?
    そう思うようなお話だと思う。
    親を恨む気持ちも、無垢な子どもが幸せでいてほしい気持ちも、「町田そのこさん、わたしの人生とわたしの気持ちを覗き見して書いたの?」というくらいわたしの気持ちとリンクしている。
    ここまで繊細に書けるのって本当にすごい。
    親も人間なのだから間違えることはある、けれど、だからといって子どもの人生を振り回していい理由にならない。

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    2026年05月08日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    上巻に引き続き、息をつかせない展開が続く。
    しかしエスタ捜索の長丁場に渡る盛り上がりに反するように、本誘拐劇の目的はなんとも矮小に感じてしまった。
    少々期待度が大きすぎたかも知れない。

    そして結末。
    なるほど、戀記……
    これはこれでひとつの結末だけれども、願わくば、もっと違った形の結末を見てみたかった。
    そういう意味では、どこか消化不良感が残った。

    それでも上下巻通して、手に汗握る推理展開は十分に楽しめた。

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    2026年05月08日
  • 蛍たちの祈り

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    時代とともに章が変わる短編小説集だった。親を選べない子供が、親の罪を抱えながら生きていく中で、蛍の光のような小さな希望を、それぞれ辛い境遇を歩んできたものたちと共有しあって生きていく。血のつながりはなくてもそこには何か強い絆があると感じる話だった。全体的に暗い話で、センチメンタルな気持ちになる本ではあったが、心のどこかで少し落ち着くような気持ちになる本だった。

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    2026年05月08日
  • 星を掬う

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    ネタバレ

    記憶が自分の底に沈んで自分でも手で掬えなくなるのが認知症っていう表現が良すぎ。
    色んな傷を負った4〜5人の女性が同じ屋根の下でぶつかり合い、苦しみながらも少しずつ溶け合う感じが好きだった。

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    2026年05月07日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    怪しい宗教と地元の言い伝えが絡み合ったお話。
    少女達の友情が、切ない物語だった。
    こんな友達がいたら、それだけで豊かな人生になる。

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    2026年05月07日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    前作よりも好きやった。
    最初は、ん。。。って感じやったけど最後は泣かせにきてこの2人どーするん?!ってなってドキドキしたけど感じのいい終わらせ方が好きです。
    あと2冊買いに行くべや。

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    2026年05月07日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    田舎に暮らす登場人物たちの閉塞感を描いた作品なのかなと思いながら1話を読み、2話3話と読み進めると、それだけではない希望というには大袈裟な小さな光がそれぞれの話にはあった。
    秋祭りの日を起点としており何度も同じシーンが描かれるが、人物によってその時々の感情が異なるため視点を変えて1日を楽しめた。
    ドヴォルザークの家路が印象的。みんなそれぞれ戻るべき場所に帰って行くのだろう。

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    2026年05月06日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    短編ながら繋がりもありつつ素敵な作品でした。いい家が決して幸せな家族ではない。当たり前だけど忘れてしまう。胸がざわつくような家族のお話は好みでした。また最後も素敵でした。

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    2026年05月06日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    ファンタジーなラブストーリーかと思いきや、ミステリーでサスペンス。
    そんないろんな要素を混ぜこぜにした一作。

    時系列がいったりきたりするため、少々捉えづらい。
    また、ファンタジーもの特有の、地名や登場人物の覚えにくさも付きまとう。
    冒頭の人物紹介と地図を往復しながら読み進めるしかない。
    それでも、読みやすい文章と犯人は誰?というミステリー要素が相まって、ついついページを捲らせる。

    この上巻だけでは何一つ解決しないまま続くので、下巻も必至。
    早く続きが読みたくなるような作りのうまさがある。

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    2026年05月06日
  • 星を掬う

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    母と子。それぞれにしかわからない気持ちがあるのだなと思った。
    ゴールデンウィークに母に会って、元気に会えるうちに色々と連れて行ってあげたいと思った。

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    2026年05月06日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    「誰かをしあわせにするとか、共に生きるとか、そういうのは自分にはできねえんだと思う。自信がない。

    でも、そういう相手を捜してるような気も、するんだよな。何をしてでもそばに居させてほしい、この手でしあわせにさせてほしいと頼み込むような、そういう相手を、どっかで捜してるのかもしれねえなあ」

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    2026年05月06日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    町田そのこさんがファンタジーとは!
    表紙もちょっとラノベ風
    巫女エスタと騎士団長レルファンの結ばれない恋からはじまる物語
    いいねいいね、好きですこういうの笑
    町田そのこさんの小説を読んでいる感はなくて、花とゆめ系の漫画を読んでいる気分(どんな)
    巫女エスタが攫われた
    そこから先はミステリー
    レルファン早くどうにかしろと思いながら下巻へ続く

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    2026年05月06日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    残りのページ数で、解決するのか…?と思う程、最後の最後まで読めない展開。上巻のあのシーンを、ここまで引っ張ったか!思ってたラストと違ったけど、逆に、そうでない想定されがちなラストだったら、あの子にとってはアンハッピーエンドだったのかな…。時代や国の歴史など、矛盾しない納得できる構成ですがすがしく読めた。

    星5つにできないのは、なんでだろう…。時系が行ったり来たりだったから、没頭しきれなかったのかな。私も年かな…。

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    2026年05月05日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    久しぶりのファンタジー。たくさんの名前に少し頭を使いつつ、飽きさせない展開と構成で物語に入り込めた。どんな結末でも悲しいかも…とハラハラしながら、すぐに下巻へ。

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    2026年05月05日
  • 星を掬う

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    しんどい。
    なんてものじゃなかった…。
    町田そのこさん、初めて読んだけど最後までしんどい気持ちでいっぱいで。
    だけど最後にはすごく胸がいっぱいになった。

    いつか、またみんなで旅行のつづきができますように。

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    2026年05月05日
  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

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    人間の温かさが伝わって来るコンビニ兄弟シリーズ。
    「後編 僕たちの友情とヒーロー」で号泣でした。
    1からまた読み直したくなりました。

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    2026年05月05日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    いろんな作家さんのいろんな作風の物語を読めるのでアンソロジーは好きです。お得感がある(笑)。
    好きなのはやっぱり寺地はるなさん。最高にハッピーな成人式の話でした^^

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    2026年05月05日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    次々事件が起こるのでテンポよく楽しく読めた。面白かったけど、終わり方含め若干モヤモヤしてしまった部分があったかなあ。設定自体が素敵なので、もう少し補足というか、続きが読みたい。これもまた余韻として味わえなくはないですが……!

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    2026年05月04日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    好みなのは「祀りのいきもの」。祖母は何を飼っていたんだろう。南洋の妖精?そもそも南洋の妖精は生き物なのか。不思議が心地よく残るお話だった。
    文章が全体的にひんやりと静かなイメージで好み。

    印象に残ったのは「二人という旅」。冠婚葬祭というテーマにSFチックな作風という斬新な角度?からの物語だなと思った。アンソロジーにスパイスが効いて私は好き。
    あと、結婚について、契約の女神と対話するシーンがとても好き。結婚の誓いは後に夫婦が別れたとしても破られたことにはならない。なぜなら、結婚という契約はお互いを永遠に愛したという、それほどまでに強い願いが、人の短い人生に一生に一瞬でも存在したことの証明だから

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    2026年05月04日