町田そのこのレビュー一覧
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町田そのこさんの新刊ということで。
著者新境地! 女子高生たちの青春×ホラーって気になり過ぎる。
北九州の片隅にある南半里町。真ん中に位置する姫塚山に突然できた宗教施設。凛音は大喧嘩をしたまま宗教施設に入居してしまった親友・美央を連れ戻すため奔走するが、町では若者の不審死が連続し…
何も知らずに読み始めたけど、作中に伊坂幸太郎さんの『楽園の楽園』が出てくる。少し前に、あの本、読みました?で伊坂幸太郎デビュー25周年スペシャル企画のときに話が出ていた、螺旋プロジェクトに続く楽園プロジェクト?の作品なのかな? 町田さんの作品の中に伊坂さんの作品が出てくるだけで、なんかワクワクする。笑
内容と -
Posted by ブクログ
52ヘルツのクジラたちで有名な町田そのこさん。
初のサスペンス。
52ヘルツに通ずるものがあった。
痛みを「痛い」苦しみを「苦しい」『たすけて』って言えないひとたち。
その苦しみを当人ではなく、記者として触れていく物語。
山奥で見つかった老婆の死体。
埋められていた穴には毛布が敷かれ、一緒に花も埋められていたことから、葬儀代が出せず埋葬されたのではないかと思われていた事件は思いもよらない方向に向かう。
記事を担当したのは、小学生の頃から記者になるのが夢だったが、自分の正義感で書いた記事で人を自殺に追い込んでしまい、仕事から逃げた「飯塚みちる」
逃げてきたはずの上司(元カレ)から連絡があり老 -
Posted by ブクログ
5個の短編小説
最後の「先を生くひと」しか覚えてない。
忘れられない1ページがある。この言葉を大事にしたい。
あなたたちは、可能性に溢れているのよ。恋も、友情も、夢も、何もかもがこれからなの。そして、どんなことだってできる。最初から諦めなければいけないことなんてない。絶望しないといけない障害なんてない。だから何ひとつ、憂うことはない。後悔しないように、それだけを忘れなければいい。もちろん、大変なことがたくさんあるでしょう。頑張ったからって成果がでないこともある。でも、どんなに辛いことや哀しいことがあったとしても、大丈夫。やっぱり憂うことはないの。だって、きっといつか、何もかもを穏やかに眺め -
Posted by ブクログ
ネタバレ子は親を選べない。
子は親がどうであれ、愛してしまうようにできている。
でもそれと同時に親への憎しみを持ったまま、生きていく。
親なりの愛のかけ方に気がついた人、親なりの不幸を理解しようとする人や、親の立場なんか考えてられない、自分の不幸はせめて自分が不幸だと言ってあげたいという人など"毒親"に対して考え、導き出した答えが十人十色でした。
正道は今後も親への憎しみを持ったまま生きていくだろう。その経験をへて、同じような目に遭っている子供の未来を作っていく。
それは親を許すということではなく、自分の報われなかった気持ちを癒すためだと思った。
正道が他の子供たちにかける言葉