町田そのこのレビュー一覧
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購入済み
文庫化に際して書き下ろしが追加されています。
死者が残すというぎょらんをめぐるあたたかい連作短編集でした。
大切な人を失ったときに後悔しないように生きたいと思わされる物語でした。 -
購入済み
2巻で嵐の前のような不穏な空気をテンダネスにもたらした華と、普通のアルバイト太郎が交流します。
みんなの兄貴分であるツギにもうまくいかない人間関係があったのかと思うと、より魅力的に思いました。
どの短編も魅力的なキャラクターばかりで、続刊が楽しみです。 -
購入済み
コンビニ兄弟2巻では、相変わらずテンダネスを門司港こがね村店を中心にそれぞれの生活が描かれています。
ツギとミツの妹ジュエルもレギュラー入りし、ますます人間関係の輪が広がります。
1巻でコンビニスイーツ大好き女子学生の梓と決別した美月のその後が描かれていて嬉しくなりました。
不思議な魅力あふれる男ツギの過去に関係ある怪しげな女が現れ、3巻が楽しみです。 -
購入済み
門司港にあるコンビニには不思議な男たちがいる。
ありえないほどの色気を振り撒く店長と、髭に覆われた怪しげな客を中心とした、ハートフル連作短編集です。
日々苦しみや悩みはありますが、このコンビニでの素敵な出会いで少し前向きに生きられます。 -
誰かの声を拾える人になりたい
世界でたった一頭だけ52ヘルツの高い声で歌うクジラがいる
たとえ群れが近くにあっても他のクジラたちには聞こえない
でもどこかに自分の声が届いているはずだと信じて歌い続ける
この作品の登場人物たちだけでない
私たちもみなどこかの誰かに届いているはずと信じて自分だけの周波数で日々歌っているのだ
そして人生で数回だけの貴重な出会い
魂のつがいに出会う瞬間があるのだろう
私は身近な人たちが出しているシグナルをどれほど見逃しているだろうか
52ヘルツのクジラ
他でもない、自分のことだった -
購入済み
夜空に泳ぐチョコレートグラミー
町田そのこ先生の連作短編集。彼女のデビュー作でもあります。
デビュー作?と聞き返したくなるほどの完成度です。
どの短編もぐっと引き込まれる魅力があり、切なくて愛しくなります。 -
匿名
ネタバレ 購入済み面白かった!
楽に読める物が欲しいなと思って購入。
評判の作家さんなので楽しみにしていたら当たりだった!
文章は丁寧でとても読みやすく、ユーモア溢れる会話や文章に夢中になりました。
キャラが盛りすぎなほど特徴ある人々ばかりだけれど、それがうまい具合にストーリーと溶け合って
読み終えるのが寂しかった。
Twitterで続きを書くと仰っていて嬉しくなるほどでした。
フェロモン店長を中心に、パートさんも面白いしバイト君達も塩対応で面白いし、ほろりとくるストーリーもまた良くて
どんどん読めました。
今後応援したい作家さんができてハッピー。
キャラ人気的にはツギさんだろうな~、とっても良いキャラ。
高校生の恒星くんと小関君の友情もよかったな。恒星君密かに人気あるのわかる。
どの章も良かったんだけど、三章のお話とてもよかった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ個性が強烈な登場人物たちがとにかく魅力的で、彼らの掛け合いに何度も笑わされる。
けれど、物語の根底に流れているのは人の心に寄り添う温かさだ。
コンビニという身近な場所が、悩みや孤独を抱えた人々の心を救い、明日へ踏み出すきっかけになっていく姿がじんわりと胸に響く。
ユーモアたっぷりの展開に笑いながらも、ふとした言葉にハッとさせられ、気づけば登場人物たちを応援している。
町田そのこさんならではの、人間の弱さを受け止める優しい眼差しと、心に染み入る言葉が印象的。
読み終えたあと、いつものコンビニが少し違って見えてくるような、温かな余韻の残る物語。 -
Posted by ブクログ
先に生きてきた頼もしい女性たちを介して綴られた短編集です。
収録作の『くろい穴』は、町田さんのデビューのきっかけになった作品だそうです。
どの話も魅力的ですが、短い物語の中で最も感情が揺さぶられ、盛り上がりを見せたのは、最後に収録されている『先をいくひと』でした。
読み終えたあと、このタイトルが心に深く刺さりました。
幼馴染に恋をした主人公を描く『無課金アバター』など、登場人物たちの発想が楽しいからこそ、その裏にある悲しみがより一層引き立ち、深く胸に刺さりました。
元気がなくなったときに、また読み返したい大切な作品です。
ところで、並行して読んでいる西加奈子さんの『くもをさがす』も、たまたまですが「がん」というテーマが重なっています。
物語の力に背中を押され、私も一度、検査に行ってみようかと思い至りました。