町田そのこのレビュー一覧

  • 星を掬う

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    ネタバレ

    捨てられた娘と捨てた母の物語。
    元夫のDVから逃れられない千鶴。自分を捨てた母と再会する機会ができ、それをきっかけに母親の所有するシェアハウスに逃げることになります。

    自分の不幸は母親のせいだと思っていた千鶴。
    「不幸を親のせいにしていいのは、せいぜいが未成年の間だけだ」と言われ、ハッとします。
    自分が不幸のどん底にいると、つい、自分だけが不幸で世の中は不平等だと思ってしまいます。でも、周りをよく見ると、気付くことはたくさんあります。
    親子だって別々の人間。
    一見身勝手な母親でも、母親側の気持ちを読めば、その気持ちも痛いほどわかります。

    娘には自分の人生を生きていってほしい。

    自分の母の

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    2025年11月24日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    シリーズ第3弾。これまでの2作とは趣きが少し異なっていました。
    3話は特に思い通りに行かなかったり、後悔したり、これまでよりも深い話でした。でも変わらずポップさは残していて、読み終わったあと温かい気持ちになるのは今作も変わりません。
    店長はあまり登場せず、店員やツギが中心です。ツギの過去も少し覗けました。

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    2025年11月23日
  • 星を掬う

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    今の自分は、すべてこれまでの自分が積み重ねてきた決断の結果であると強く感じた。現状を他人や環境のせいにせず、責任を持つ。
    未来の自分が心から肯定し、自身を好きでいられるような決断を選びながら生きていきたい。

    主人公たちの境遇に完全に共感しきれない場面もあったが、それは自分が家族や周囲の人々にいかに恵まれてきたかを再認識する機会となり、これまでの環境への感謝の気持ちが深まった。
    さらに物語を通じて、深く掘り下げなければ見えない、多様な人生や人々が存在することを知った。
    表面だけを見て決めつけることのないよう、常に相手の背景を想像する姿勢を心がけたい。

    家族という最も近しい関係でさえ、分かり

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    2025年11月21日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    シリーズ2巻目。

    舞台となっている門司港の簡単な地図がついているのが嬉しい。
    でもこの地図だとテンダネスは老松公園の近くで、ここらへんは観光の中心地からちょっと離れているし、観光のついでにふらりと立ち寄るエリアじゃないような。

    ばあちゃんと孫の第一話「恋の考察をグランマと」も良かったですが、第三話の「クイーンの失脚」が刺さりました!
    1巻では悪者ポジションだった美月が主役。
    クラスでハブにされて、一人だけ理解者が現れて友情が生まれて〜と、梓の物語とシンクロしています。
    美月と梓が仲直りできる日もあるのでは?!
    今後そんな展開があるといいなぁ。

    心あたたまるお話ばかりのこのシリーズの中、エ

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    2025年11月20日
  • 宙ごはん

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    本屋大賞をとっていた作品なのと、作者の他の作品を読んで面白かったので、なんとなく買ってみた。

    母が2人ってどんな状況だろう?私には共感できることないかな?と思っていたけど、ストーリーも面白いし考え方に学べることがたくさんあった。

    美味しいごはんが出てくるのも魅力的!残酷だけど温かい作品だった。

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    2025年11月19日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    こんなコンビニが近くにあったらいい。コンビニ店長や弟のツギみたく、本当に打ち込める仕事に出会えるのは素晴らしい。ぜひ映像化してほしいと思う。現在5巻まであるとのこと。今後の楽しみだ。

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    2025年11月18日
  • 星を掬う

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    ネタバレ

    苦しみと向き合いながら生き続けることの難しさが痛くて涙が出た。
    主人公を含め、過去の鎖に縛られて変われない自分や、未来への不安を抱えたままどうして生きていけるのだろうと思った。序盤は私ならとっくに諦めて死ぬことを選ぶかもしれないとも思いながら読んでいた。
    幸せになりたいとか、いつか救われるかもしれないとか、そういうぼんやりとした幸福への執着を捨てきれなくて、だから人間はそう簡単に死なないのだとも思った。
    人並みの幸せをとっくに諦め、自分に縁のないものだと手放したつもりだったのに、私の人生の主人公であることをやめられないのだな。
    「私の人生は私が最後まで支配する。」格言のような聖子の言葉で心がビ

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    2025年11月18日
  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

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    プロローグに登場する大学生コンビの話が進んでいるのが好み。
    今作のメインはヒーローになりたいと思い続けていた青年の話。
    本人はヒーローになんかなれないと卑下していても、友人からするとすでにヒーローだったという後半の物語がすごく心を救われる話でした。
    この本に出てくる人たちはいつも他人のことを心配していて、そして本気で行動をしてくれるそんなヒーローばかりだな。
    アルパーカッション活躍してほしい!

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    2025年11月16日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    別れは突然に訪れることもある。
    大切な人たちとの時間を、いつでも後悔がないように過ごしたいと思った。

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    2025年11月15日
  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

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    毒親や、ネグレクトっぽい物、相変わらず扱うテーマは重たい物が多くて、作品によっては全体的にどんよりするけれど

    このシリーズは全体的にキャラクターが明るいので、その辺りが緩和されてて好き

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    2025年11月13日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    コンビニ兄弟第3作品目。何だか、プロローグから面白い。和歌&マキオコンビのおふざけ(?)から、もう心を掴まれてしまう。笑える。
    好きなキャラがまた増えた。底なしの明るさを感じさせる宝ちゃんと限りなく芯の強い華さん。この2人に共通するツギさんも相変わらずステキです。ツギさんの偏見のないシンプルな言葉たちが心に響く。安心する。だから皆集まってくるんだろうな、ツギさんに。
    今巻は出番のなかったミツ店長とツギさんの会話、イチ兄さんの想像を巡らせる。上手いなぁ。次巻が楽しみになってしまう。



    自分を傷つけられたことに対してしっかり怒れ。まっすぐ怒ってみたら、自分が泣かなくてもいいことで泣いて

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    2025年11月12日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    タイトルからはどこか不吉な印象を受けるけれど、読後に残るのはむしろ心温まるぬくもりだった。

    家に染みついた祈りがバトンとなり、リレーのように次の入居者へ受け継がれていく。
    そして読み終えた瞬間、第五章から時系列順にもう一度読み返したくなるような構成が印象的だった。

    幸せを掴むためには、常に前へ進み続けなければならない――なんてことはない。
    疲れたら立ち止まり、息を整える時間もきっと必要なのだと思う。
    「不幸の家」と噂されるその家の実態は、再び歩き出すための拠点であり、幸せへ向かう途中にある“中間地点”のような場所に感じた。

    入居者が悉く長く住み続けないがゆえに立った“不幸の家”という噂。

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    2025年11月09日
  • あなたはここにいなくとも

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    5編からなる短編集
    各話、若い女性が主人公
    それぞれが置かれた環境や抱えている悩みが現代的でリアルに描かれており、共感できるという人も少なくないと思う

    テンポが良く、話も分かりやすいので、読書が得意でない人にもおすすめできる

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    2025年11月09日
  • あなたはここにいなくとも

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    5短編
    私はホロっと泣けるけど、笑顔になれる内容が好き
    ・おつやのよる
    付き合ってる人に家族を紹介できないと悩んでいる時に、祖母が亡くなった。そのことをきっかけに、家族は問題と向き合い解決していく
    心温まるストーリー
    ・入道雲が生まれるころ
    リセット症候群を抱えている主人公が、親族が亡くなったことで帰省する。どう生きていくべきかを改めて考えるきっかけを得た物語

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    2025年11月08日
  • 宙ごはん

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    どこか歪な親子の形。
    それでもその2人を繋ぐのは温かい料理。

    読んでいてとても面白い、最後には心温まるストーリーでした。

    人生の節目や、出来事の節目には思い出となる料理があり、それが主人公を励ます。

    自分も家族を持ったり子供を持ったりしたときに、自分が料理を作らないとしても、思い出となる料理は何かしら欲しいなと、思いました。

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    2025年11月06日
  • 宙ごはん

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    町田その子さんらしい、人の心情や人間関係を丁寧に描いた話。宙の幼少期から大人になるまでが5編ほどの短編でまとめられている。
    コンビニ兄弟みたいなさわやかな話ではない。ドロドロした人間関係の中にも、人の成長や愛情が書かれている感じ。
    やっちゃん大好き。
    終わり方は、個人的にはスッキリしない。無難に終わらせた感じがする…。

    売る

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    2025年11月06日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    テンダネス門司港こがね村店を舞台に、そこに集う人々が繰り広げる心温まる物語。女子高生とその祖母、バイト店員と美少女、親友と別離した女子高生。それぞれ新しい気持ちでスタートしていく...

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    2025年11月04日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    2025/53

    読書久しぶり。
    読みかけが時間経ってしまったので
    一気に読んでいたらもっと好きだったかも?

    「夢って乱暴な言葉だと思う」

    父親と歯のお話。
    自分に重なる部分があって、現実はそんなに綺麗ではないと思いつつも家族の形はそれぞれで、幸せか不幸か決めるのは私自身なんだと考えさせられた。

    そして、最後の終わり方。なんだか巡り巡って縁が繋がり戻ってきたことで涙が出た。

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    2025年11月04日
  • あなたはここにいなくとも

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    どの話もストン…と自分の中に落ちていくかんじ。
    あぁぁぁ分かるよ、そういう感情になるときって共感できるものが多かったな。

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    2025年11月04日
  • 夜明けのはざま

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    葬儀社『芥子見庵』を軸に、登場人物たちの視点が入れ替わる5章からなる長編です。
    葬儀社で働くことの偏見、男女差別、学歴格差、実家の経済力の格差など、社会問題に対して、個人的にもがき苦しみ、最終的に自己決定して進んでいく。
    そんな厳しい世の中を町田そのこが掬い上げて描いてくれている。登場人物と比較的共感できる章や、これは苦しくて読むのもつらい章…なんてのもあり、さすが町田そのこですね。
    面白かったです。

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    2025年11月03日