町田そのこのレビュー一覧

  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    登場人物が少し重なる短編五話。第一話、第二話が良かった。特に第二話の表題作。中学生の啓太と晴子が懸命に生きようとする姿が胸を打つ。

    0
    2025年11月16日
  • 蛍たちの祈り

    Posted by ブクログ

    町田そのこさんの作品そのもの。個人的には町田さんの作風に飽きてきた感が…。今の自分にマッチしていなかったというのもあるのかも。刺さる人には刺さるだろうし、そうでない人も一定はいるのかな?とも。

    0
    2025年11月16日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    5編からなる短編集。
    少しづつ繋がっているけど、どれも出だしでグッとつかまれる。
    そしてどの話も主人公が重たい物をかかえている。
    目を逸らしてはいけない問題だけど、ちょっと重すぎるかな…
    町田さんはどんな思いでこんな重い話を書くのかなぁ?と読みながら考えてしまった。

    0
    2025年11月15日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

    Posted by ブクログ

    途中までは、超常現象系だけど現実的なところに落ち着くはず!と思ってました
    まさかそう終わらせるとは、というのが読後感
    テンポはよく読みやすくはあったが、なんだか釈然としないまま終わってしまってモヤモヤ
    最後に伊坂幸太郎の楽園の楽園が書いてあってそっち!?となった

    町田その子さんは毎回心に残る言葉があって好きな作家だが、これはちょっと違う系統攻めてきて微妙だなという感想

    0
    2025年11月15日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

    Posted by ブクログ

    ヒューマンドラマありつつのホラー展開でびっくりした。

    嫌われるのが怖いから、いちばん大切だからこそ言いにくいこともある。
    そんな友達との関係、距離感が凄くリアルで読んでて共感出来た。
    思い合うからこそすれ違うこともある。
    相手のことを大切に思い過ぎて、相手が見えなくなることもある。
    だから、自分に素直に寂しいや悲しいと弱さを見せることも大切なんだと思わせてくれた。

    昔ながらの風習やしきたりには色々な思いや意味がある。
    先人の声を聞きなさい。とよく言われるが
    その先にある物を考え理解し、受け継ぐことの大切さを知りました。

    新しいものが湧いて出ては、すぐ消えゆく消費の早い現代で、本当に大切な

    0
    2025年11月15日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

    Posted by ブクログ

    前々作『月とアマリリス』のミステリーに続き、本作はホラースリラーテイストであり、町田さんの新境地的な作品と言えるが、これはもう好みの問題で、設定次第で、どうにもなってしまうホラー作品は、なかなか苦手であり、最後までモチベーション高く読み終えることが出来なかった。町田さんらしさも随所に感じられたが、ジャンルとの相性はあまり良くないように思う。
    次作の『ハヤディール戀記』は、なんとファンタジー作品とか。全く予想もつかないが、果たして鬼が出るか蛇が出るか。 ★3.4

    0
    2025年11月14日
  • うつくしが丘の不幸の家

    Posted by ブクログ

    さらっと読みやすかった
    物語のひとつの柱となっているお隣のおばあさん信子さんの存在がとても良い
    が、主人公の試練や不幸さを、ひどいハラスメント同僚やDVクソ男などであらわすのは相変わらずだなとも思う
    今回はさらに、集まった人みんな不妊という偶然まで登場したので、不幸の原因の装置化に拍車がかかっていてちょっと笑った

    0
    2025年11月14日
  • わたしの知る花

    Posted by ブクログ

    葛城平という見映えも良く女性から好かれる中性的魅力のある男性を軸に、彼の幼少期から老年を経て死に至る迄に関わった人々の物語が、章毎に主人公を変えて展開される。第一章を読み始めた時点では、主人公が15歳の女子中学生で、性的マイノリティの友達を巡る話でその先の展開が不安だったが、その後章毎の主人公が変わって平という男性を巡る話しであり、それが彼の見てくれ、性格から引き起こされているという事が段々見えて来て、思い通りにならない人生、不運な巡り合わせに切なさを感じさせる展開であった。
    しかし、少し登場人物が多すぎて、其々の抱える生活もそこそこ描かれているため、結果的には平と悦子の物語への感情移入度合い

    0
    2025年11月13日
  • わたしの知る花

    Posted by ブクログ

    平さんの不器用ながらの思いや優しさがたくさん伝わってくる一冊だった。この物語の登場人物は全員がさまざまな事情をかかえていて、誰かを思いやって生きていた。

    思い出したい一言「十四年の人生で覚えた、気持ちの良いすべての感情が花火のようにわたしの中で光り爆ぜた。」

    0
    2025年11月11日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    章ごとの主人公の置かれている状況が辛くて、
    何度か読むのをやめそうになった

    絶対的味方だと思える人が1人でもいたら
    どんなに辛くても生きていける気がした

    1人でも生きていける強さが欲しいけど、
    この人となら一緒に生きていきたいなって思える人と出会いたい

    0
    2025年11月11日
  • 月とアマリリス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    町田さんなので生と死の題材と思っていましたが、週刊誌の記者で大団円。

    なんか報われる方向がちょっといつもと違う気がしてスッキリしない感じが残りました。悲しみが足りないというか。悲惨だけど悲しくないというか。

    あと月もアマリリスも印象弱め。なぜこれを題にしたのだろうか。

    0
    2025年11月09日
  • 蛍たちの祈り

    Posted by ブクログ

    ultramanさんには0時にレビューをあげなさいと言われ、、、

    かと思えば、おびさんにはもう寝ようと言われました

    なので、あげてから寝ます(:3[▓▓]



    「子どもは、無条件に親を愛します。そういう風にできている。愛されなくても、傷つけられても、しあわせを奪われても、求めるようになって   
    る。」


    果たして、本当にそうなのか?


    世の中にはどうしようもないクソ親はたくさんいるだろう


    そんなクソ親でも、子どもは親を無条件に愛しているのか、、、


    そんなクソ親に愛されなくても、傷つけられても、しあわせを奪われても、親を求めるようになっているのか、、、


    もし、そうなら間違

    0
    2025年11月08日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    5話の短編集
    どれも最初の出だしから引き込まれる。
    そして最後やっぱり別の話のようで、繋がっている
    何回かページを、戻ってしまいます

    0
    2025年11月03日
  • あなたはここにいなくとも

    Posted by ブクログ

    答えがわからなくなった時にそっと背中を押してくれる存在がいる。その事が支えとなり少しだけ前を向ける。うまくいかない日常をリアルに切り取っている一冊。

    0
    2025年10月31日
  • あなたはここにいなくとも

    Posted by ブクログ

    町田その子さん、毒親小説しか書かない人だと思ってた(失礼)
    好みの話とそうでない話、あったけど総じて読みやすい

    0
    2025年10月28日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    短編集なので読みやすかったが、内容が結構重い感じで読んでいて苦しくばるところもあった。私はちょっと苦手なジャンルかもしれない。
    でも表現力がとても素晴らしかったと思う。
    また町田さんの違う小説にチャレンジしてみたい!

    0
    2025年10月28日
  • 星を掬う

    Posted by ブクログ

    主人公の千鶴は幼少期に母と離れて暮らすことから、成人になって悪いことばかり続くのは、わたしを見放した母のせいだという想いから始まります。

    逃げたり、追いかけたり、離れたり、追いつかなかったり、誰かのせいにしたり、だけど助けたり。母と娘がメインの関係に女性5人が一つ屋根の下で暮らす中、いろんな角度からそれぞれの想いが描かれています。

    人によって違いがあるようですが、千鶴の母の若年性認知症もリアルに描かれています。

    そんな中、元夫の弥一のDVがひどく、逃げても逃げても追いかけてくるところが、ホント怖い。

    余談ですが「52ヘルツのクジラたち」とかけているのか、くじらクッキー52種類とか出てき

    0
    2025年10月28日
  • ぎょらん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

     大切な人が亡くなった時、残された者たちは何かしらの後悔や懺悔の気持ちに苛まれることがあるだろう。

     「死」という重いテーマを題材に、残された人たちの苦悩を描いた連作集。
     大切な人の死をどう受け止めるか、どう受け入れるか、自分の中にどう消化させていけば良いのか。
     いい意味で清々しく送り出してあげられる気持ちになるにはどうすれば良いのだろうか。
     また、自分が死んだときに周りの人に笑顔で送ってもらえるように、どのような生き方をしていくべきなんだろう。

     「死」というテーマを通じて、「生」を考える良い機会になった作品だった。

    0
    2025年10月26日
  • わたしの知る花

    Posted by ブクログ

    必要な人には、どこかで必ず会えるようになっているんじゃないだろうかと思える。もう少し早くてもよかったのかもしれないけど、これがベストのタイミングだったんだろう。

    0
    2025年10月22日
  • うつくしが丘の不幸の家

    Posted by ブクログ

    【さなぎの家】は、読んでてすごくしんどかった。
    過去のいろんなトラウマが掘り起こされて苦しみが蘇ってくる。
    でも、成り行きだとしても、苦しみと決別して、もがきながらも必死に前を向いて生きていこうとする登場人物たちの姿に励まされた。

    それにしても町田その子さんは、あまりにも現実を繊細に描写してくる作家さんだからか、読んでいる間ずっと苦しかったりするけど、読み終えた時はいつも「読んで良かったな」と思ってる。不思議。
    エピローグがとても良かった。

    0
    2025年10月18日