町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ一つの家(建物)に住んだ色んな人々の物語。
どんどん過去に遡っていくことで、不幸の家と呼ばれた家のルーツが解き明かされて行き、また各章に前の住人について出てくるため、章は分かれているが一つの物語として楽しむことができた。
物語を通して、周りから見える姿と当人たちの気持ちには大きな乖離があり、自分が幸せと感じるなら、周りの目を気にする必要も周りからの評価も関係ないんだなと感じました。
1章に出てきた譲と最終章のゆずくんが繋がっているのに、伏線としてとても感激しました。
不幸の家なのに過去の住人が笑顔で帰ってくるわけがない。もし自分が笑顔で過去を振り返れるなら自分は幸せものなんだなと思いました。 -
Posted by ブクログ
前作までをほぼ忘れた状態で読み始めたが、今回の主人公は新たに登場した人物(たぶん)であるため、問題なく楽しめた。
今作は離婚したばかりの女性、ヒーローになりたい男性がそれぞれ主人公。
ヒーローになりたい男性、大人になってもそういう気持ちを持っているって素敵なことだなとは思うが、確かに周囲にはなかなか言えないよなぁ。言ったところで、本気にされないのが目に見えてる。
私も些細なことですれ違ってそのままになってしまった友人がいたなと、高校生時代の恋斗とのエピソードを読んで思い出した。
成長した舞人なら、なぜ恋斗が人の夢を否定するような発言をしたのか、頭ごなしに喧嘩別れするんじゃなく、真意を問う姿勢 -
Posted by ブクログ
感想が難しい。
正直、死と生きることがごちゃ混ぜになっていて、本を読んでこんなに心が痛くなったことがあっただろうかと思う。でも、どのお話も救う側の男性みたいな人が私の側にもいてくれたらなと思う。そして、どんな境遇であっても受け入れて生きて行こうとする女性たちに強さを教えられた気がする。
誰でも海になれるなら、私もなりたい。
けどなぁ、みんな本当に地獄に限りなく近くて、「海になる」とかどうしてその状況で何年も我慢できるのか本当に分からない。「溺れるスイミー」の唯の気持ちは共感しすぎて、私も唯と同じ人種だよなと思った。「波間に浮かぶイエロー」の芙美さんが1番好きだな。