町田そのこのレビュー一覧
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ネタバレ「テンダネス」というコンビニの「門司港こがね村店」には老若男女問わず人々を魅了してしまうフェロモン店長がいる。コンビニを舞台にした心温まるお仕事小説。
タイトルからコンビニに兄弟で働いてるのかな?と思ったけど別にそういう訳ではなかった笑
私はあんまりそんなフェロモン出しすぎな店長が実際いたら避けてしまうかも:( ;´꒳`;)笑
第三話の「メランコリックないちごパフェ」良かった(;;)女子って怖い(•ᴗ•; )そして最後泣きそうになった。梓は美月と離れることが出来て大事なことに気付くことが出来たし前を向いて頑張ってる姿はかっこいい!那由多さんともまた会えて良かった!
第四話(略)も最初はお -
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かつてこんなに冒頭がインパクトのある小説があっただろうか。
【担任の先生のセックスを見たことがある。】
ですよ!?その言葉にもびっくりですが、想像すると、もっとびっくりですよねΣ(・□・;)
だって小学生がそんなのを見た日にはとんでもない衝撃ですよね!
そんな冒頭で始まる物語はめちゃくちゃ優しい物語でした。
その担任の先生のセックスを見た少年少女が大人になってからの物語。
小学校が来年廃校になるということで、秋祭りが舞台となって、それぞれの人物の物語が始まります。
そういえば、私の母校の小学校も、三世代ふれあいとかいって、小学生は劇をやったり歌を歌ったり、そして保護 -
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家族葬専門で、1日1組のみ施行する
葬儀社「芥子実庵」
人の死と向き合うお仕事をする主人公と、関係する人々を描いた、以下5つの短編集
一章 見送る背中
二章 私が愛したかった男
三章 芥子の実
四章 あなたのための椅子
五章 一握の砂
どのお話も、人が生きていく上でぶつかる葛藤や後悔、不安や希望を真っ向から描いていて、とても趣深い作品だった。
特に私は、「芥子の実」と「あなたのための椅子」が印象的で、何度も目頭が熱くなった。
お仕事小説的な意味で、葬儀社で働くことに真摯に向き合った「見送る背中」と「一握の砂」には、熱く通じるものがあった。
人の死と直面し、対峙するお話が続くので、生半可 -
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ネタバレ主人公が葬儀屋勤務の結婚に悩む女性なので、死について向き合うお仕事物語と、結婚について悩むけど結局結婚するみたいなよくある話かなと最初は読み進めていたが全然違った。
良い意味で裏切られました。
まず死の物語ではなく、生の物語でした。
遺された人の受け止め方がどれも素敵で、こうやって自分も受け入れていけたらと思いました。
そして主人公が最後に仕事を選ぶというのも、とてもよかった。女性にとっての幸せは結婚だけじゃない。自分を大事にする事って大切だなと肯定された気分で爽快でした。
自分が弱い部分苦手な部分は誰かに繋いで、補って、助けて貰えばいいんだ。
それが生きるということなんだと。
終盤はそんな