町田そのこのレビュー一覧

  • 夜明けのはざま

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    生と死を見つめる重いテーマだった

    楓子も愛奈も自分らしく生きるための
    選択をした。

    自分にとって何が幸せか 考えさせてくれる時間だった

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    2025年10月14日
  • 星を掬う

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    『私の人生は私のもの』がテーマの作品。

    自身の息がしやすい場所は娘の居場所ではないと感じ娘を捨てる決断をした母親の無責任さに酷く憤慨した。
    自分が母から受けた歪んだ愛を娘にも向けてしまわないよう母なりの守り方だったのかも知れないが、愛していたら育てる責任は放棄しても良いはずがない。

    "不幸を親のせいにしていいのは、せいぜいが未成年の間だけ"
    言っていることは分かるがこの言葉も素直には呑み込めない自分がいる。


    自分を捨てた母が若年性認知症を患っていると知る娘。
    自分が傍を離れ幸せに暮らしていると思っていた娘が元夫からのDVに苦しんでいることを知る母。
    思い描いていた姿

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    2025年10月11日
  • 星を掬う

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    いつか自分にも起こるかもしれない介護問題や人の尊厳について深く考えるきっかけとなった。私の人生は私のものという言葉が刺さった。

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    2025年10月11日
  • 宙ごはん

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    ネタバレ

    子どもって、大人が思ってるよりも大人。
    だからこそ、護られなきゃいけないし、「誰か」が、側にいないといけない。

    物語には、純粋な子どもと、ちょっと身勝手な大人がたくさん出てくる。
    その「ちょっと身勝手」な中で、子どもたちがどう大きくなっていくか、が描かれたおはなし。

    宙が、いろーんな大変に向き合いながら、ちょっとずつ大きくなっていくなかで、終盤。
    やっちゃんが死んだ時は、どうして殺しちゃったのー!って、町田さんを恨んだ。

    でも、伝えたかったのはこれかな、とも思った。
    赦しを乞うことは、時に暴力になる。

    それぞれが乞うた、赦し。
    でも、みんな、赦されなかった。
    でも、それを背負って、生き

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    2025年10月10日
  • 宙ごはん

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    宙やまわりの人の成長、ごはんを通して心が救われる話。
    ややこしい関係だったり、不幸や事件があったり、こんなに詰め込まなくても感はあった。
    人生何が起こるかわからない。周りから諦められてるような人が変わることもあるし、めちゃいい人だって死ぬ。自分のフィルターを通して見るものがそのまま真実ではなく、全く違うこともある。

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    2025年10月09日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    人の本音はしっかりと知ろうとしないとわからないのだろうな。
    流れてきた情報で簡単に判断するのは良くないな。

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    2025年10月09日
  • あなたはここにいなくとも

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    自分も、リセット症候群の節があると感じている。

    小さなことが気になるため、
    相手のネガティブな反応(気に留める必要すらないものでも)を見ると心が離れてしまう。

    また、飽き性が高じて、刺激が感じられないことで
    逃げ出してしまうこともある。

    また、環境に慣れると共に、自分の我儘な性質が出て
    相手を尊重できなくなり、そんな自分が嫌になることもある。

    とにかく息苦しくなって、
    同じ場所、組織、コミュニティに長く居続けられないことが、自分の大きな欠点であると思っていた。

    この本を読んで、同じような欠落感を感じているのが
    自分だけではないと知って救われた。
    「生きるために身軽でいることを選んでい

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    2025年10月07日
  • あなたはここにいなくとも

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    「だから、安心して傷つきなさい」

    この言葉で泣いた。

    短編小説5編で綴られたこの本だったが、最後の話により深みを持たせるために、前の4編があるのだと思った。

    いろんな経験をした澪さんが、少し先で待っててくれるから、あなたの全てを抱きしめるから、だから、あなたは悔いのないように、しっかり生きなさい。

    いいことも、悪いことも。

    ぜんぶ受け止めてくれる誰かがいるって
    それだけで財産。

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    2025年10月08日
  • あなたはここにいなくとも

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    町田そのこさんの短編集
    「おつやのよる」が一番良かったかな。
    久しぶりに泣いた。
    ばあちゃんの溢れる優しさと章吾の高邁な考え…かな。
    ほんまの愛とは、嫌いな部分を受け入れることはもちろん、相手が今のカタチに至った背景まで愛することなんだと思った。

    「入道雲がうまれるころ」
    「子供という殻を被ることで、大人を満足させる」
    なんだか、刺さってしまった。敷かれたレールに乗ることが、一番喜ばれるし周りからも評価されるって思考が自分の中では強かった気がするが、それは環境要因に寄るものだと思ってた。でも、どうだろう。どっかのタイミングで意志は持ってるわけで、オモテ化できてなかったのは、自分の弱さな気がし

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    2025年10月05日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    ついにツギの過去が知れた!!
    テンダネスの店員の一人一人のことをだんだんと知れてきて、みんな普通の人だけどちょっと変なところが愛くるしい。
    みんなが誰かの支えになっていて、1歩1歩前進している姿が感動する。

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    2025年10月04日
  • 月とアマリリス

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    どうしようもない男 男が女がと言うこと自体が憚られる時代ですが、男の浅はかさ惨たらしさ狡賢さ、女の苦悩、優しさ、弱さがよく描かれているなと思いました。

    共依存にもきっかけがあると思います。それを作る側は男なんだろうなと思います。そしてそうならないようにしなくてはいけないと深く思いました。

    小学生の時に部落問題の授業の後にアンケートがあり、こんな授業が無ければ知ることもなかったので、無ければ良いと書いた事を思い出しました。今は向き合わないといけないと感じています。

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    2025年12月03日
  • 夜明けのはざま

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    読む前と読んだ後では葬儀屋の印象がガラッと変わる作品。各章の主人公全てがちゃんと生きていて、初めの方の章で印象が悪かったキャラクターが、後の章で主人公になってその背景が垣間見えた瞬間の納得感というか満足感は病みつきになる。

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    2025年10月01日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    ネタバレ

    九州北部、廃校が決まった柳町小学校で最後の秋祭りが行われる。そこに因果のある女性たちを主人公にした5編の連作短編集。

    いかにも九州らしい(というのは偏見なのか?)旧態依然とした男尊女卑や閉鎖した村社会でもがく女性登場人物たち。そりゃ、こんなに住みずらそうな環境なら、みんな出ていくし、子供も減って廃校にもなるよなぁ、と簡単に思ってしまってはいけないのだろう。

    育児や家事を女性に求めてしまう環境は未だにあるし、うちなんかもついつい負担を強いてしまっているかも知れない(できるだけ気を付けてやれることを見つけてやってるつもりだが)。

    男女参画とかエラそうに言うてるけど、結局政治と経済が舵を切りそ

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    2025年10月01日
  • 宙ごはん

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    登場人物たちの人生が「ごはん」によって照らされる物語だった。
    主人公はもちろん、周りの人々もそれぞれの問題に向き合い、成長していく。
    その姿を見て、成長するには時に周りの助けを借りることも大切だと感じた。そして、いくつになっても人は成長できるのだということを学んだ。

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    2025年09月30日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    とても良かった
    読み終えたあと清々しい気持ちになった
    田舎に暮らす女性たちのそれぞれの生き方や感じ方、取り巻く自然の有り様が作者の巧みな表現力によって場面場面が映像として浮かぶ
    誰もが抱える葛藤や後悔や迷い
    共感したり圧倒されたり
    町田その子さんさすが!

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    2025年09月30日
  • 夜明けのはざま

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    ネタバレ

    家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」を舞台に、仕事、夫婦、過去のいじめなどを社員を通して様々な切り口で読めた。

    どれも秀逸だったけど、特に、芥子の実が胸に響いた。いじめの原因として、母親をテーマにしているだけで、とても切なく腹立たしい思いもしたけれど、さらっと芥子の実の話でまとめられたことで救われた。

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    2025年09月29日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    自分らしく生きることの難しさみたいなものをひたすらに感じた本でした。特に田舎街で、子どもを育てる女親にとっては。すごくわかるなと思う部分もたくさんありました。
    最後の終わり方は自分的には少し微妙でしたが、随所に散りばめられた名言のようなものにはハッとするセリフもあったり、自分の背中を押してくれるような言葉もあったりで、総じて読んでよかったなと思える作品でした。

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    2025年09月29日
  • 宙ごはん

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    文章から登場人物に寄り添うご飯が具体的に想像でき、それぞれの立場からの思いを感じながら悲しさや嬉しさ色んな味が浮かんできた。
    言葉で表しにくいけれど、人情の物語の中にそっと寄り添うようなご飯がある。
    決して綺麗ではない家庭の中で子供ながらに宙が成長していき、家族の形も考えさせられた。自分が当たり前にできることは、教えてくれた人たちがいるおかげであること。一方自分にとっての当たり前が、他人にとってはそうでないこと。
    また私はまだ恋、愛がわからず、若い時は一緒に山を登る人が正しいのかもわからないからこそ、大好きな人と登る練習をすることが大切の部分が刺さった。一緒に登り同じ景色を同じ眼でみたいと思え

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    2025年09月27日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    ネタバレ

    香坂のファム・ファタル発言がそんなにこじらせた話だと思わず、すっかり信用してしまった。危ない危ない。

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    2025年09月27日
  • 夜明けのはざま

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    この話は世の中の縮図であり、私自身の物語だ。
    仕事、育児、家事に疲弊し、夫が守ってくれない、頼りないと自分からはめた形と違う相手を詰る。
    昔の考えから抜け出せないのに、男と対等である事を望んでしまう。正直、心が疲れている今読むのはしんどかった…
    家族葬専門葬儀社芥子実庵で働く人を中心とした連作短編集。
    自分の仕事にプライドを持ちたいのに、家族が、社会が、夫が女だからと見下してくる。
    でも、それに納得する自分もいてる。
    昔の考えといいながらも、自分も一部は古い考えを引きずってたり、乗り越えられないトラウマもある。
    でも、自分がダメなら、誰かに託して繋いでいけばいいじゃないか。
    そんな事を教えてく

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    2025年09月26日