町田そのこのレビュー一覧

  • うつくしが丘の不幸の家

    Posted by ブクログ

    迷い、悩む時。
    言葉は重さが増す。

    “好きなように言えばいい”
    そう言えるほど振り切ることはできなくて…

    『ここが『不幸の家』って呼ばれているのを知っていて買われたの?』

    …なんて縁起の悪い話、言葉だろうか。
    心に重くのしかかり、黒く暗く塗りつぶしていく。

    責任を持たない第三者は事実を面白おかしく主観的に脚色する。

    外側から見た時と内側から見た時。
    他人から見た時と自分から見た時。
    180度見方が変わる。

    無責任な人の言葉に心を踏みにじられないで。

    形骸的な言葉に負けないで。

    自分が感じることに素直に生きて、言葉にする。
    そして放す〈はなす〉。

    ここは私が感じる『幸せの家』な

    0
    2026年01月31日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    自分では気づきにくかったり、もやもやと表現出来ない言葉がこの作家さんにかかるとこんなに繊細な言葉で表現されるんだと思いました。初めましての作家さんでしたが、言葉の大切さを再認識させてもらいました。

    全然違う話かと思ってるとふっと出てくる登場人物が繋がっていたりして、途中、知り合いに会えたような感覚になったりしました。

    0
    2026年01月31日
  • ドヴォルザークに染まるころ

    Posted by ブクログ

    小さな町の廃校が決まった小学校。
    最後の秋祭りに集まった人たちの連作短編集。

    結構好きでした!!
    それぞれの登場人物たちにはあまり惹かれなかったのだけど、校舎やそれにまつわる過去の思い出、ドヴォルザークの「家路」。
    そんな小説全体の空気感が好き。
    自分も夕方、校舎の窓から秋祭りの風景を眺めながら「家路」を聞いているように心持ちになりました。

    ただ、登場人物の区別がつきづらい。
    話数が進むたびに、前話でどんな風に見られている人だったかを読み返す必要がありました。
    一番癖が強くてイラッとさせられる杏奈視点の話も読んでみたかった。

    しかし終始魅力的に描かれていたこうちゃんが、最終話であんなこと

    0
    2026年01月31日
  • ドヴォルザークに染まるころ

    Posted by ブクログ

    女として、仕事人として母として、一番惑う事があるのが40だいくらいなのかなあ。
    振り返ると、愛おしい幼い自分が沢山いて
    大人になった自分の中で抱きしめている様な気がする。自分で選んだ人生のはずなのに、時々さみしかったりして。
    いくつになっても、幸せを見つける為に闘わなくてはね。
    自分で自分を抱きしめて!

    0
    2026年01月30日
  • ドヴォルザークに染まるころ

    Posted by ブクログ

    廃校が決まった小学校、子供時代を振り返るとそれぞれにいろんな想いが⋯家族、両親との問題、子供ながらに感じていた苦痛や痛み。担任の先生が突然いなくなってしまったことは大人になった今でも心に傷を残していた。自分の才能で幸せを掴む。我慢せず後悔しないように生きていきたい。そう思える作品だった。

    0
    2026年01月29日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    やはりツギさん好きです。神崎華さんとのエピソード、なんか切なくて涙が出ました。町田その子さんの心がほっこりする小説に救われています。

    0
    2026年01月29日
  • 星を掬う

    Posted by ブクログ

    様々な背景のある登場人物がそれぞれが抱える課題に向き合い葛藤の中で愛と優しさと強さと弱さを持って生きている。人は全員違う個体である以上、家族であっても人間関係の正解はない。故にたくさん考えて語り、時には思考する前に感情をぶつけ合い、お互いや自分自身を理解できたりできなかったりしながら、自分が納得できる心の居場所を見つけて行くのだなと感じた。
    頭ではわかっていてもできないことがあるのが人間だと思い知らされる表現が秀逸。

    0
    2026年01月29日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ほっこり系ストーリー。門司港という設定も雰囲気あって良いですね。
    「ひとにやさしい」をモットーにしているコンビニだけあって、サービスの質が高い(この店舗は特に)。読んだ人みんなが、こんなコンビニあったら行きたいなぁと思わせてくれる。
    フェロ店長のキャラは私にはちょっとアレだけど、全体的に癒される作品なので、疲れた時はシリーズ続編も読んでみます。

    0
    2026年01月28日
  • 夜明けのはざま

    Posted by ブクログ

    読んでて辛い気持ちになる本って好きじゃないけど、考えさせられることも多いから、無駄でもないのかな...

    登場人物たちに向けられる悪意とか偏見とか、嫌な感情を浴びる時間が多すぎてしんどいけど、文章と話が上手いからそう感じるのだと思う。しばらく辛い気持ち。

    0
    2026年01月28日
  • わたしの知る花

    Posted by ブクログ

    読むのにちょっと時間がかかってしまいました。
    平を巡り 関わった人達のお話し。
    人との出会いはタイミングであったり 相手を思っての引きだったりで想う気持ちは同じなのに すれ違い。
    そして伝えられないままに。
    でも安珠ちゃん頑張ったね
    安珠と奏斗 悦子と平 どことなく似た関係。
    奏斗も平も 優しいそして芯は強い

    切なくて哀しくて でも 最後には 良かったと思えるお話しでした

    0
    2026年01月27日
  • あなたはここにいなくとも

    Posted by ブクログ

    1,2が特に好きな話だった。近い存在であっても、相手の気持ちを思い込み、ネガティブな方へ捉えてしまう。どちら側の気持ちも理解できて、共感できる話だった。

    0
    2026年01月27日
  • わたしの知る花

    Posted by ブクログ

    人の印象や人となりを話す時の、「あの人こういう人らしいよ」「こんなことしたんだって」っという噂話や見えた部分だけの事実は、とても真実とはかけ離れているものだと思った。
    大切な人が幸せにしていたら、それを見ているだけで幸せになれる。そんな強い友情と強い恋心が合わさった情愛。せめてもう少し、ほんの1日でも2人で過去を振り返って微笑む時間があれば良かったけれど、それでも心の花束は渡されて、ちゃんと受け取ってもらえてよかった。

    0
    2026年01月27日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    生きることは、やはり苦しみを伴う。
    苦しみは、その時には永続的なものと感じる。
    苦しくて、辛くて、逃げたくて。
    でも、きっかけは訪れる。
    必ず。
    そして人はまた生きようとする。
    人との関わりの中で日々を過ごすことの大切さを思う。

    0
    2026年01月26日
  • わたしの知る花

    Posted by ブクログ

    誰にでも大切な人がいて、愛し方や想い方は人それぞれであるということ、忘れずにいたいと思いました。

    出会うも出会わないも、タイミングが合う合わないも人それぞれの運命で、それでも諦めたくないことには喰らい付いていくことも大切なんだろうなと思わされる物語だった。

    最初は女子高生目線のパートということもあり、軽いノリの文章を読みにくく思ってしまった部分もありますが、いつのまにか物語にのめり込んでいました。読んでよかった。

    0
    2026年01月25日
  • ぎょらん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    とても素敵なお話だった。短編ではあるけどそれぞれに繋がりがあって、そしてどの死にもちゃんと感動的な物語があった。最後まで読んで、やはり本当に「ぎょらん」が存在しているのかは分からない。だけど亡くなった人のその周りの人にはかけがえのない思い出がたくさんあって、残された側の幻だとしてもそれが「ぎょらん」を形作ってるのだなと思った。恨まれているとか憎まれている、と残された側が思っていたとしても、その背後にはきっと必ず温かい思い出も存在していると思う。
    大切な人が急すぎる死や予想外な死に襲われることもあるかもしれないから大切な人を亡くして「遅すぎた」と後悔する前に普段からたくさんお話ししておくことが大

    0
    2026年01月25日
  • うつくしが丘の不幸の家

    Posted by ブクログ

    「不幸の家」で繰り広げられる家族の物語。
    町田そのこさんの小説には、あらゆる種類の「ボロい男」が登場する。そして、「ボロい男」が更生していくことなく、ボロいままで救いがない。もちろん、全ての登場人物じゃないけれど。
    そんな男に翻弄される女性たちと子供たちの結末は、幸せであって欲しい。

    数年前、我が家の裏庭に育つ「枇杷の木」を切った。
    庭の枇杷の木の扱いって、大変なんだよね。
    しかし、切って良かったのだろうか。
    誰かの目印の木だったらどうしよう。

    諸行無常です。

    0
    2026年01月24日
  • ドヴォルザークに染まるころ

    Posted by ブクログ

    もうすぐ廃校になる小学校を舞台に、それぞれの年の卒業生や先生、在校生達の心の苦しさを、ギュッと押し詰めた一冊でした。
    幸せそうに見えても、本当は本人しか分からない苦しみがある。誰もがそれを人に隠して戦っているんだなぁと感じました。
    いろいろな登場人物とそれぞれの繋がりも面白かったです。

    0
    2026年01月23日
  • ぎょらん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     町田そのこは、弱く小さな人間を許す優しい人だと感じた。辛いことがあったとき、どうしても自分を許せないとき、読んでほしい小説だった。

     本作は人の死をテーマとした小説。死んだ人のそばに、稀に「ぎょらん」と呼ばれる赤い球が現れる。過去、死んだ友人のぎょらんを食べたことで引きこもりになってしまった人が主人公。ぎょらんの謎を追い、友人の死を乗り越えようと奮闘する。
     本作はたくさんの死を描いている。そして、その死のそばにはいつも少しの弱さと罪がある。我々のそばにもいつもあるような小さな過ちが、タイミングや運が悪く「死」につながってしまう。誰もが蓋をして見て見ぬふりをして生きている罪をまっすぐ描いて

    0
    2026年01月22日
  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    コンビニ兄弟第4作品目。
    短編集なのでサクサクっと軽く読め、どれも安定の面白さ、安心感。誰にとっても共感が得られる内容が多いかも。
    プロローグ&エピローグ物語が拡大され、和歌&マキオのコント劇場に思わず声を出して笑ってしまう。

    第一話、毒親両親の支配からやっと独立を決意する〈日浦百合〉の話。
    第二話、ヒーローになりたかった〈秋吉舞人(まいと)〉、着ぐるみヒーローになる話。
    第三話、ヒーロー舞人とコンビニ店員〈高木恋斗〉の学生時代の友情の話。←泣ける

    今回も店長ミツはメインで出てこなかったけど、悪霊に取り憑かれるって大役を果たしていたのでOKか。その流れで次回、志波兄弟の長兄

    0
    2026年01月22日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    すきだわー、コンビニ兄弟。

    ツギ派としては、2の終わりが気になりすぎてましたが、同じ気持ちの方、安心してください。
    3にしっかりございます。

    光莉さんもキャラがたってるし、太郎ちゃんも普通なのが、ほんと良い。
    みんなキャラが良すぎて、店長の存在感がうすくなりつつあるとこも笑

    0
    2026年01月21日