町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めましての作家さん。
死者が遺す赤い珠。
噛み潰すと死者の最期の思いや願いが流れ込んでくると
言われる都市伝説のような存在。
朱鷺(とき)は、親友の死に際し、「ぎょらん=魚卵」を発見。
口に含み、かみ潰し、流れ込んできた思いに激しく打ちのめされ、
人が変わったようになり、10年もの間、ひきこもった。
そんな朱鷺が、葬儀社に勤め、様々な死者と遺族の絆や
未練に触れ、自身の抱える過去やトラウマと向き合い
歩き出す姿を描いた連作。
これは、電車で読むには、注意が必要です。
泣いたから・・・涙腺がゆるみ鼻水が花粉症と合体してダダ洩れ。
通勤ラッシュ時には、マスクはしていても恥ずかしいです。 -
Posted by ブクログ
短編はどれも傑作揃いなのに、長編に関してはこの作品もそこまで乗れなかった。
千鶴が夫から逃げるために向かった「さざめきハイツ」には
かつて自分を捨てた母の聖子がいた。
他の同居人は家事を完璧に担う彩子と、聖子を理想の母と呼び慕う恵真。
普通の家族関係を築けなかった者たちの奇妙な共同生活は
上手くいきかけたものの聖子の病で終わりを告げる。
傷つけながらも求め合う母娘の再生物語。
52ヘルツのクジラたち同様、まぁとにかく重い。
千鶴の詰んでいるとしか言いようがない生活、
そして逃げ込んだ先で再会した母が患う若年生認知症、
恵真の抱える過去の傷、突如として現れる彩子の娘など
多岐に渡る詰んでいる -
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