町田そのこのレビュー一覧

  • ぎょらん(新潮文庫)

    匿名

    購入済み

    ぎょらん、本当にありそうな気がしてきます。
    ひとの最後の時に思いを馳せた物語なので読んでいて苦しくなったりもしました。身近にある事なのに怖くてあまり考えないようにしていたました。まだ怖くて深く考えられないですが、後悔しないよう人を大事にしていきたいと思いました。

    0
    2024年04月07日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

    Posted by ブクログ

    6人の作家からなる冠婚葬祭の短編集です。
    他の作品も読んだことがある作家さんの短編は流石だなと。
    普段短編集、それも作家さんが違うと話についていくのに少し戸惑いますがすぐにその世界に入る事が出来ます。
    そしてやっぱりその先も読んでみたくなります。
    人の弱さ、憎しみ、罪悪感、どうしようもないものを描くのが上手く伝わってきます。
    短編集なので時間をかけてゆっくりと読み終えられました。

    0
    2024年02月20日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    飛鳥井千砂さんの作品が読める!ということでご本を見つけて即買いしました。
    飛鳥井千砂さんのお話もちろんサイコーだった!そしてほかの作家さんのお話も面白かった。

    飛鳥井千砂さんの書く主人公の女性がとっても好きで、今回のもうすぐ十八歳も夢中になりながら読んだ。
    後半の展開に、主人公の気持ちになってえ!?え!?となった。主人公に起こったことを知っているから、締め方に納得した。ぜひ読んでほしい!

    お話が進むにつれてページを捲る手が止まらなくなったのは雪舟えまさんの二人という旅。
    最初は設定の読み込みに苦戦したんだけれど、読み込めた後には、どうなるんだろう??どこにお話しが着くのだろう??と興味津々で読んだ。
    初めましての作家さんだけど面白かった!他の作品も読みたい!

    展開が面白くて心に残っているのは寺地はるなさんのありふれた特別。
    めっちゃ勘違いしながら読んでて、終盤ずっこけた。
    勘違いしたのわたしだけじゃないはず。こちらもぜひ読んでほしい!

    嶋津輝さんの漂白の道は、読んでてするすると頭に入ってきた!状況が映像で浮かんで、ドラマを見てるみたいで、こちらも夢中になりながら読んだ。こちらも展開にええ!?ってなりながら読んだ。まさかの展開すぎる。。

    高山羽根子さんの祀りの生きものを読んで思ったのは、風景?周りで起きていること?の描写がとても丁寧だということ。
    お姉さんが出たところでテンション上がった。

    町田そのこさんの六年目の弔いは…これもぜひ読んでほしいなー!
    締めがほんとうにすき。え!?終わり!?終わり!?ってなる!読んだ人絶対なる!(誇大広告)

    今回も出会えてよかったご本でした。


    0
    2024年01月26日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    飛鳥井千砂さんのもうすぐ十八歳【冠】
    18歳で子供を持つという事

    寺地はるなさんのありふれた特別【冠】
    幼馴染のこどもと自らの成人式。予想外。

    雪舟えまさんの二人という旅【婚】
    宇宙ものはそもそも苦手なので、読み始めは理解できなかったが、途中から、どうなるのかなに変わった。読まず嫌いはいけない。
    二人とはシガとナガノの『旅』についてだと思っていたが、シガの発した一言で『二人』が別のものだと気付いた。
    「結婚生活も、人生そのものもー向き合うべきものを直視せずに時間だけ過ぎていくんじゃ、本質的には何も始まらないまま終わるってことさえ、あるのかもしれないね」

    嶋津輝さんの漂泊の道【葬】
    希和子のカナさんへの想いが経年とともに移ろい、関係性も予想外の方向へ。
    初めての嶋津さんの作品で他の本も読んでみたくなった。

    高山羽根子さんの祀りの生きもの【祭】
    最初に登場した生きもの「南洋の妖精」と「お姉さん」のインパクトの強さよ。

    町田そのこさんの六年目の弔い【(葬)祭】
    なんてひどい祖母!

    0
    2024年01月25日
  • うつくしが丘の不幸の家

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    嫌ぁ〜なタイトルから話の中盤まで、どんなサイコな話が待ち受けてるんだとビビってまんまと仕掛けにハマった。とある一軒家をめぐる、複数の家族の連作ミステリーで、最後は心ポカポカにしてくれる。


    家は人を映すなんて言うけど、残念なことに私のマイホームはザ・雑然。整理整頓という四文字がシースルーなのかと疑う妻君と、物入りな怪獣3匹、ペット色々、そしてフリマアプリを愛する勇者私がいる。最恐パーティ。

    別の作家さんの言葉を借りれば私は几帳面以上・神経質未満でいつもイライラ(買うくせに)。子どもにかける言葉は「必ず片付けなさい」。妻君の耳にも届きますようにと大声を出してたらモラ夫になった。

    家がボロでも中身まで不幸にしたくない。
    イライラするならお前が一生片付けてろよ、と私の内なる声は言う。無視を決めこむ。
    幸福の家って、結局キープが一番難しいんだと思う。人は変わるもんね。


    せっかく種から芽を出した琵琶の木を、不幸の木だと知ってわざと枯らしてしまい、娘にひどく叱られたことを思い出した。この作品のように我が家を治してほしい。もっと謙虚に耳を傾けるべきだった、とならないように。

    0
    2026年10月04日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

    購入済み

    良書

    魂の番とクジラの声
    一貫した作品の骨はとても良かった。
    ただ結末に向かって走りすぎた感は否めず、それだけに予定調和を感じる結果になってしまった。
    その部分で星一つ減らしたが、現代社会の問題をうつした力作であることは間違いないと思う。

    #切ない #感動する #深い

    0
    2023年11月08日
  • うつくしが丘の不幸の家

    匿名

    購入済み

    優しい気持ちに

    どのお話しも、最後はよかったー。
    と、思える素敵なお話しばかりでした。
    人にも自分にもら優しくなりたいと思わせてくれました。

    #ほのぼの #ハッピー

    0
    2023年04月18日
  • うつくしが丘の不幸の家

    購入済み

    トンネル

    「不幸」から「しあわせ」へのトンネルを担う家。
    誰も、特に前向きな努力をしているとは限らないところもいい。

    トンネルの中にいるあいだは、暗くて壁しか見えず、距離感もよくわからなくて疲れる。
    出口からの景色が見えて初めて、自分がどんなところにいたのか分かるものです。

    意図せず、そんな「トンネル」に住むことになった住人たちの、出口の世界を知ると
    読んでいて心が晴れる。

    わたしは小説から教訓や人生の指針を得ようとは思いません。
    それでも、私の人生にもトンネルはあるのかなと思ってしまいます。

    #癒やされる #切ない #エモい

    0
    2022年06月09日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

    購入済み

    居場所を探して

    人との繋がりや家族の在り方に揺れながら小さな水槽の一匹だけのメダカと同じで孤独を感じながらも今とは違う自分の居場所を求め広い世界へ飛び出そうとする登場人物達の姿が大きな水槽でのびのびと泳ぐ熱帯魚達と重なりました。

    #切ない #深い

    0
    2021年08月22日
  • プレゼント(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    久しぶりに色んな作家さんのプチストーリー集を買いました。
    正直、あまり統一感はないな…?と思いました。(こういう本がそういうものだったらすみません)
    一冊の本を読むのに慣れてしまっているので、どこか物足りなさは感じてしまいますが、サクッと読むのにはとても良かったです。

    0
    2026年11月01日
  • 蛍たちの祈り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    殺人の話し?と思えるほど、1話目2話目は重かった。が、その後に残された人たちが、辛い環境の中生き抜いて自分たちの居場所や幸せを見つけることができ、ちょっとだけど、読んでる私も救われた気がした。

    0
    2026年11月01日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    失って気づいた後悔とその後の生き方を照らす5編の短編集。
    各編には個性的なおばあちゃんが登場し、彼女たちが後生への道しるべとなる。
    紡がれるメッセージが心に響く、優しさと温かさに満ちた一冊。

    0
    2026年11月01日
  • 初恋をしまう日

    Posted by ブクログ

    切なくて哀しくて、恋をしていたずーっと昔を 思い出してしまう。どうしたらいいんだろう、この読書体験。今 いちばん側にいて欲しい人の手をとりたくなった。町田その子さんを読んだあとは 必ず 優しい気持ちになるし 側にいてくれる人が愛おしくなる。きっと 悪人が出てこないからかな、と勝手に解釈中。
    寿美子さんがいいなぁ。玲央くんは カッコよすぎじゃない?佑真くんは いい子すぎる!すっかり 町田沼にハマりっぱなし!やさぐれてる毎日を送っている人は 絶対 読んだほうがいい!(笑)

    0
    2026年11月01日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

    Posted by ブクログ

    なかなかしんどかった。
    読み終わってから映画もつけてみたけど、ちょっとしんどすぎて見れなかった。
    本だから最後まで読めて、いろんな人の想いを感じることができたのはよかったと思う。

    0
    2026年11月01日
  • プレゼント(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    7人の作家さんが「夏」をテーマに書き下ろした小説。どの物語も「えっ、ここで終わり?この後どうなるの?」とかこの現在に至るまでの経緯が知りたいよ、と思わせる書き方なのであともうちょっと読ませて・・・と思いました。
    米澤穂信さんの作品なんてこれで長編やれるんじゃないだろうか?と思ってしまいました。
    恩田陸さんの「伝説の季節」は「六番目の小夜子」に登場する秋のお兄さんが主人公で、「六番目の小夜子」の番外編をこう言った形で読めたのは良かったです。

    0
    2026年11月01日
  • 夜明けのはざま

    Posted by ブクログ

    「死」について考える時、疑問ばかりが湧いてきて、答えはひとつも見えてこない。
    葬儀屋に勤める主人公の真奈は、人々の最後の瞬間に立ち会うことで、死よりも生について考えざる終えなくなる。どう死んだか、ということより、どう生きたか、ということの方が、その人の幸せを語ることになる。
    仕事にしても、家庭にしても、他者とのつながりにおいてその過程が幸せの瞬間を持続させるかどうかにかかっている。
    疑問はわくばかりだけど、掴めそうで掴めない答えのヒントがたくさん散らばっている、、そんな本だ。

    0
    2026年11月01日
  • 初恋をしまう日

    Posted by ブクログ

    タイトルと帯から想定した通りの終わり方です
    切ないですが、ラストはこれで良かったんだと思います
    個人的には温との関係が、最後あっさりしていたのでもう少し読んでみたなったです

    0
    2026年11月01日
  • 夜明けのはざま

    Posted by ブクログ

    『夜明けのはざま』/町田そのこ

    ① 印象に残った言葉

    * 故人を見送るということは、生きている人間がその人との思い出を語ることなのだ。
    * 生きるって難しい。やりたい仕事にそっぽを向かれることもあるし、やり甲斐を否定されることもある。
    * 一緒に生きていくために大切なのは、幸せな瞬間だけではなく、相手の幸せを考える時間も大事なんだよ。
    * 寄り添うことと踏み込むことは違う。
    * どれだけ幸福そうに見えても、みんな、それぞれ何かを背負って生きている。
    * 自分の中の「それくらい」を相手に押し付けてはいけない。理解しないと、いつか後悔する。
    * 僕たちはあまりにも、明日に任せすぎている。
    * 大事なのは、持っていることではなく、そこから得た喜び、得られなかった哀しみ、葛藤やもがきこそが大切なのだ。それらは誰かに繋がれていく。
    * 必死に何かを掴もうと頑張って足掻いたら、絶対に残るものがある。苦しみや悩みも絶対に無駄じゃない。

    特に心に残った言葉

    「誰でもそう。その人が正しいと思ってやっていることを、私は私の感覚だけで否定したくない。誰かの意見に左右されたくない。その人と向き合って話を聞いて、理解する努力をしたい。誰かの常識や言い訳で逃げたりしない。」

    ② 作品から感じたこと

    他人を理解することの難しさと大切さ。

    人はそれぞれ異なる価値観や事情を抱えて生きている。自分にとっての当たり前が、相手にとっても当たり前とは限らない。

    だからこそ、自分の感覚だけで相手を判断せず、まずは向き合い、話を聞き、理解しようとする姿勢が大切なのだと思った。

    また、人生の豊かさは、目に見える成果や手に入れたものだけで決まるわけではない。そこに至るまでの努力や葛藤、うまくいかなかった経験にも価値があり、それらは自分の中に残り、いつか誰かに繋がっていく。

    ③ 自分の答えを持つ

    今回、特に印象に残った言葉は、他人の価値観を自分の感覚だけで否定しないという考え方。

    これは以前から自分が大切にしてきた価値観でもあり、改めて肯定してもらえたような感覚になった。

    周囲の意見や世間の常識に流されるのではなく、自分自身で考え、自分なりの答えを持つこと。そして、相手にもその人なりの正しさや事情があることを忘れないようにしたい。

    一方で、人を助けたいという気持ちが強いあまり、必要以上に踏み込んでしまうこともある。

    寄り添うことと踏み込むことは違う。自分がしてあげたい援助ではなく、相手が求めている援助を考え、適度な距離感で支えることを大切にしたい。

    ④ この本を一言で表すなら

    思い悩んでいる人に、一筋の光を照らしてくれる一冊。

    人生には思い通りにならないことも、答えが見つからず苦しむこともある。それでも、今抱えている悩みや葛藤は決して無駄ではない。

    暗闇の中にいても、いつか光が差す日が来る。

    「夜明け」という言葉のように、悩みを抱えている人に希望を与え、もう少しだけ前を向いてみようと思わせてくれる作品だった。

    0
    2026年10月31日
  • 元カレの名前なんて忘れた

    Posted by ブクログ

    4人の作家によるアンソロジー。
    おぉ~そういう関係だったんだとその後が
    気になる青山美智子さんの「姉ちゃん」。
    ちょっとめんどくさい琴なのかなと
    思ったけど男かダメダメすぎるけど、
    男なんてこんなもんだよと思った
    一木けいさんの「三月なんて前世」。
    なかなかダークなお話もあったけど
    カーテンの中って表現がほんとにそう!
    結局当事者でしかわからないもんなんですよ
    と思った町田そのこさんの
    「すべてはカーテンの中」。
    元カレに」年上役を押し付けてたと気づいた
    沙良、確かに学生時の2才差は大きいけど
    社会人になってもその態度で接してこられたら
    元カレのほうもちょっとしんどかっただどうな
    と珍しくこういう本で男側がちょっぴり
    かわいそうだと思った
    山内マリコさんの「二つ年上」。
    どれも印象的だったけど、「二つ年上」が
    印象的だったかな。

    0
    2026年10月30日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

    Posted by ブクログ

    52ヘルツのクジラたち/町田そのこ

    去年末に読んで、メチャクチャよかった青山美智子さんの、お探し物は図書室まで。こちらを凌いで2021年の本屋大賞に輝いたのが52ヘルツのクジラたち。今年の夏に発売されたアンソロジーのプレゼントに収録してされていた町田さんの短編も良かったので、満を持して読みました。
    家族に問題を抱えた人々の繋がりを描いた作品で、2025年の本屋大賞のカフネと通じるものがある。現代は【家族】という繋がりに限界を感じているから、カフネや今作のように、血の繋がりのない赤の他人でも心を通わせ暮らしていけるという希望を提示する作品が多く支持されるのかな…と率直に感じた。
    コロナ禍という背景もあり、孤独を感じる人々の心を癒す作品だったのかもしれない。
    個人的には良い意味ではなくファンタジーだな、と感じてしまった。主人公貴瑚の中でアンさんの存在が揺るがず、性別にこだわらない態度に救われたものの、魂の番=パートナーという図式に違和感があった。番じゃなくて、他者との繋がりは蜘蛛の巣くらい薄くたくさん伸びていてもいいのでは?終盤の大勢でのBBQの描写でそういった意図も感じたが、ちょっと魂の番と言うキーワードが頻出しすぎな印象。
    ちょっとハードルが高過ぎたな。越えられなかった。

    0
    2026年10月30日