町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
思わず自分をそっと抱きしめたくなるような、そんな一冊です。
最初は奇妙なお爺さんを巡るミステリーかと思っていました。でも、安珠と一緒に遺品を整理していくうちに、一見無意味に見えるメモや枯れた花の裏に、どれほど深く不器用な愛が隠されていたかに気づかされました。
私たちは「愛」は完璧でなければならないと思いがちですが、『わたしの知る花』が描く愛は、後悔に満ちていて、弱く、少しの執着すら伴っています。たとえ傷だらけの人生でも、誰かの人生の花となり、静かに咲いたことがあれば、その温もりは永遠に続くのだと。
読後は心がぽかぽかと温まりました。最近少し寂しさを感じているあなたに、ぜひおすすめしたい作品 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ良いと言えば良い。中学生くらいの子に勧めたい一冊だと思う。
以下ネタバレありの雑記。
◯「魂の番」という考えに疑問がある。琴美の父である品城先生などは、読者の視点からは魂の番に出会えているとは到底思えない。しかし本人の中では、少なくとも琴美から見放されるまでは、そういう絆を感じていたのではないだろうか?もっと遡れば、元妻の晶子にだって、絆を感じていたはずだ。キコと主税のエピソードからもわかるように、「魂の番」とは、絶対的なものであるにも関わらず、あとから容易に覆るものであることがわかる。※絶対的に覆らないものが「魂の番」であり、主税との間のものは偽物だと言うだろうが、それは結果をみるまでわか -