町田そのこのレビュー一覧

  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    親に大切にしてもらえない主人公と52の境遇がひたすら辛かった。最後の最後まで親に本当の自分を見てもらえないアンさんも、その最後も辛い。52ヘルツのクジラという存在はこの小説を読んで初めて知ったし、主人公たちの救いにもなっていて良い題材だなと思ったが、バッドエンドではないにしても辛い展開が多く、この作品にどんなメッセージが込められているのかまで、今の自分にはあまりよく理解することができなかった。

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    2026年10月24日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    どの作家さんのお話も本当に良かった。
    初っ端の伊坂幸太郎さんから大当たりだった。
    米澤穂信さんが大好きなため、期待して読んだが、今回も後味の悪さが残る悲しいストーリーが印象的だった。
    これだけのビッグネームが集まった一冊を、千円以内で購入して読めることがとても嬉しい。

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    2026年10月22日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    テーマが「元カレ」の4編からなるアンソロジー。

    お目当ては青山美智子さんと町田そのこさん。そして初めましての一木けいさんと山内マリコさん。お二人とも気になっていた作家さんだったので、私的にはとても嬉しい作家陣でした。

    一番好きだったのは、やっぱり青山美智子さん。町田そのこさんと一木けいさんのお話の元カレは、どちらもとてもクズでした。山内マリコさんは着物のお話で、着物いいですよね。私も自分で着物を着られるようになってみたいです。

    なんだか久しぶりにがっつり恋愛系?のお話読みましたが、どれもそれぞれおもしろかったです。

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    2026年10月22日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    豪華作家たちの書き下ろし作品ということで購入。
    純文学〜エンタメ作品まで、様々な毛色の小説が収録されているので、読書初心者さんの入門書的な位置付けになるかなと思った。

    一番印象に残ったのは米澤穂信さんの「無明」で、どんでん返しが上手に決まっていてよかった。

    あとタイトルの「無明」も気になるワードで、ネットで調べてみたら仏教用語で「さまざまな文脈における無知、誤解」という意味らしい。

    乳児に手をかけた母親が実際には、、という展開が本作のどんでん返しで、一般の人たちは母親を犯罪者として認識している点が「誤解」というニュアンスを表現しているのかなと思った。

    それとは別に母親の置かれた状況はまじでヘビーなため、無明というタイトルには「明りが無い」=「絶望」というニュアンスも含まれているのではないのかなと思った。

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    2026年10月22日
  • 蛍たちの祈り

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    文章がうまくて読む楽しみはあるけど、登場人物が皆不遇すぎる。連作短編という形式のせいか、救われた感じが薄い。

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    2026年10月22日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    以前読んだ作品が面白かったことから、今回も町田その子さんの作品を手に取った。

    短編集でありながら、それぞれの物語にどこかつながりを感じられる作品だった。

    特に印象的だったのは、人生における希望と絶望の描き方。絶望的な状況の中にも希望があり、反対に希望を感じる日々の中にも絶望が潜んでいる。

    希望と絶望は決して対極にあるものではなく、同じ人生の中に共存している。そんな人間の複雑な感情や人生の浮き沈みが描かれた短編集だった。

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    2026年10月21日
  • 蛍たちの祈り

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    話のつながりがわかりやすくて、読みやすかった
    なるほど、、!と思うところがたくさんあって、本を読んでいる感じがして楽しかった

    自分にしかわからない苦しみをみな抱えているのかもしれない

    罪の共有ってやっぱり物語として美しい

    メモ:おとぎ話の舞台のような場所

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    2026年10月21日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    長くかかって読み終えた。
    生きづらさを抱えた者たちが、心を通わせる描写が美しくて、この作者の筆力を感じた。
    表題作の「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」と「波間に浮かぶイエロー」が好きだった。

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    「教わるもんじゃなくて、体で覚えてくもんだよ、そんなの。ひとから叩かれたら痛い。だけど同じことができる手のひらを、自分も持ってる。こういう気付きの繰り返しだろ」

    「いつ気付くかなんて、個人差だよ。気付かないままでいることが問題なんだ。だから、晴子が気付いたと思うならそれでいいんじゃないかな」


    ねえ、誰か教えてください。場所だけじゃなかったんです。私は群も、無理なのです。たったふたりきりの群すら、構築することが苦しいのです。ねえ、私は、どこが壊れているのでしょうか。群の中で生きていきたいと、はぐれたくないと思っているくせにどうして、それができないのでしょうか。こんなにも、望んでいるのに。

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    2026年10月22日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    【生きにくさを感じている人
    今いる場所でもがき苦しんでいる人】向け

    生きる難しさをこんなにも温かみのある文章で書けるのか、、

    大人になっても生きるのは大変で難しいのに、
    子供達なんてもっと狭い世界で、環境で生きているのだから生きにくさを感じてしまうと思う。

    夜空で泳ぐチョコレートグラミーがよかった。
    今生きている世界が辛いなら、そこから抜け出して優しく暖かい場所にいくの決して逃げじゃないんだよ。

    ◾️心に残った文章

    あたしはこれから、おばあちゃんの口の中から出て、ちゃんと生きていく。
    だけど難しいね、生きていくって難しいよ。

    生きるとか生きていけないとか、大人でも考えて苦しむものなんだ。

    祖母の口から飛び出した小さな魚はこの水槽まで飛び出していま、広い世界に泳いでいった。
    初めての世界があのこにとって優しいものでありますように。
    生きやすい場所でありますように。

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    2026年10月21日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    表題作ほか、R-18文学賞を受賞したデビュー作「カメルーンの青い魚」を含む5編の短編集。

    ・カメルーンの青い魚
    親に捨てられ祖母に育てられたサキコは、若い頃に愛し合った男性のことを回想する。

    ・夜空に泳ぐチョコレートグラミー
    中学生の啓太のクラスメイト晴子は、変わり者として知られる祖母に育てられているが、親戚の家に引き取られることになった。

    ・波間に浮かぶイエロー
    夫に浮気され、家を飛び出した環は、かつて自分に好意を抱いてくれていた男性を頼る。

    ・溺れるスイミー
    シングルマザーに育てられた唯子。付き合っている男性からプロポーズされるが、安定した生活が理解できない。

    ・海になる
    流産を機に夫婦関係も悪化し、自分の存在意義を見失っていく桜子。自死を覚悟したとき、一人の男性と出会う。

    以前、『プレゼント』を読んだときに町田そのこの話が良かったので読んでみた。ちょっと甘酸っぱいさわやかな話だった気がするけど、本作はどれも切なくて、みんな何か抱えている。かといって暗い話ではないし嫌悪感もない。余韻の残る話ばかり。

    5編はそれぞれ単独した話ではあるんだけど、ちょっとしたつながりがあっておもしろい。「カメルーンの青い魚」には意外な仕掛けもあって「え?」って思った。これ、デビュー作なのか。

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    2026年10月21日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    アンソロジーとしてとても楽しかった!短編で惹かれた作家さんの他の作品も読んでみたいとなるので、間口を広げるいい本だと思った。こういった企画の文庫、どんどん出てほしいなあ。

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    2026年10月20日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    「夏」をテーマに書き下ろしたという7人の人気作家さんによる短編集。夏の間に読むつもりが、気付いたらすっかり秋になってしまった。

    これはまさに読者へのプレゼント♪
    個性が強くて本当にバラエティに富んだ短編集
    こんな抽象的なお題がピッタリ!笑

    以下、収録作品

    「ウッドペッカー荘事件」伊坂幸太郎
    「二つの宇宙」江國香織
    「真実のトランク」宮部みゆき
    「きっとあの日の光と同じ」町田そのこ
    「無明」米澤穂信
    「見越しのマツ」梨木香歩
    「伝説の季節」恩田 陸


    発想が面白いなぁと感じたのは宮部みゆきさん。
    奇妙な話なのに温かい。不思議な読書体験だった。

    町田そのこさんはお得意のホッコリ系。
    まさかのテンダネスが出現。うーん、コンビニ兄弟は好きだけど別路線で攻めて欲しかった。

    米澤穂信さんは、近年の酷暑で実際に起きていそうな社会問題。読後に一番重く心に響いた。
    タイトルの「無明」も仏教の言葉。

    どの作家さんも、初めましてではなかった分、短編の中にも作家さんの個性が光る。
    短編作品は、後々記憶に残らないものが多いが、米澤穂信さんの「無明」は忘れない自信がある。

    以下、「無明」本文より引用
    「生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終わりに冥し」
    ※弘法大師の著書『秘蔵宝鑰』の一節


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    2026年10月20日
  • 元カレの名前なんて忘れた

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    「元カレ」をテーマに描いた、人気女性作家に
    よる4編のアンソロジー
    それぞれの作家さんらしい物語を堪能できた。

    〈姉ちゃん・青山美智子〉
    読後感が爽やか。最後の意外性が良かった。
    〈三月なんて前世・一木けい〉
    小麦アレルギーの脚本家、琴と自分勝手で
    ろくでもない元カレとの過去の記憶が描かれる
    〈全てはカーテンの中・町田そのこ〉
    さすが町田さん!というようなストーリーだった。あの小刀、バッグに忍ばせていたら銃刀法違反に
    なりそう
    〈二つ年上・山内マリコ〉
    着物店に就職した主人公の成長を描くストーリー

    主人公のそれぞれが、元カレに対して、未練や
    後悔、憎しみを持ち続けながら生きている。
    そんな厄介な気持ちを持ち続けながら生きることは苦しみが伴い、なかなか忘れることさえできない。
    更に元カレとの記憶は常に美化されがち。
    そんな元カレとの過去を自分なりに区切りをつけようとする主人公たち。元カレと過去の気持ちに区切りをつけ、次の一歩を踏み出そうとする彼女たちを思わず応援したくなる、そんな物語だった。

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    2026年10月21日
  • わたしの日々が、言葉になるまで 小説家に学ぶ言語化のコツ

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    人気作家、町田その子さんによる、自分の思いを言語化するノウ・ハウの詰まった本。
    最近やたら、言語化っていう言葉を目にする機会が増えた。SNSの普及とか、グルメ番組の食レポとかが流行るせいなのかな。
    こういうレビューを書く時も、この思いをどう書けば⋯と迷うことは多々ある。
    ここで読んで得た知識を活かせればいいのだが。

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    2026年10月20日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    祠を崩しちゃいけないよ系
    ストーリーとしては面白いし、シスターフッドとしても良かったけど、キャラクターの魅力が今一つかなと…。
    昔の悲しいエピソードが伝承になる流れはあるあると言えど良かった
    ビビの何者なのという感じや、実際犠牲になってる人達がいるので単純に良かったねとは言えない感じが惜しい

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    2026年10月19日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    たまには別なジャンルを読もうかなと思って購入。
    悪人など誰もいない、温かすぎて困るぐらいの世界が広がりました。背景となっているコンビニという場所は、誰もが利用するし、感情移入しやすい場面なのかもしれません。
    全体的に文章も読みやすい。

    登場する場所自体、都会すぎないコンビニをイメージさせているのが、更に読者の親近感を醸し出しているように思いました。誰も傷つかない優しさ溢れる内容なので、是非中高生に読んでもらいたいです。

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    2026年10月18日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    夏の間に読もうと思って買ったのに、寒くなってきた今やっと読み終えた。伊坂幸太郎、宮部みゆき、梨木香歩の短編が好きだった。米澤穂信も面白かったけど、暗い。暗い話が嫌いって訳じゃないけども、夏というより酷暑の小説だったな。

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    2026年10月18日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    全部長編で読みたい短編集だった〜〜
    色々な夏があって、切ない夏が大好物
    伊坂さんの短編が個人的にはいちばん好き!

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    2026年10月18日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    期待しすぎたかなー
    タイトル通りには行かないぜの変化球にみなさんが乗っかってしまったようなというような。
    短編でまとめるには短いような?
    梨木さんの奇譚的なお話、1冊でマルっとよみたかったなー。面白かった。
    宮部みゆきさんのはもはや怪談というか乱歩的だし、読み終わりのプレゼントってなんだったんだーな感じだった。

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    2026年10月18日
  • 月とアマリリス

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    悲しい。ずっと悲しかった。
    胸にとても重いものが広がっていく。
    悲しみって連鎖しやすいのなんでだろうな。
    人生を辿っていけば絶ちきれる所があったと思うととても悲しい。

    もう少し家原の事を知りたかったかも。

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    2026年10月17日