町田そのこのレビュー一覧

  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    町田その子さんの小説の中では、新境地といった位置づけの作品だと思いました。
    どこか現実離れしたオカルト的作品でありながらも、人間の醜い部分や純粋な部分をリアルに表現していたように思います。個人的には、あまり好みドンピシャな作品ではありませんでしたが、中盤からテンポよく読める作品で、波に乗るようにあっという間に読みきれました。人と人の純粋な思いの強さと、その強さは時として恐ろしいくらいの力をもっているのだなと感じました。

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    2026年03月20日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    1巻の強烈なキャラクターたちのどたばたストーリーに魅了されましたが、2巻はそれらと比べると落ち着いて読みやい話が多かった気がします。
    次巻以降に登場するだろう人物はこの人かな、次の話へバトンが繋がっていく書き方が本当にうまい!
    3巻はどんな話になるのでしょうか、はやく続きが読みたくなりました。

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    2026年03月15日
  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

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    すっかりはまっているコンビニ兄弟。今度門司港に行こうかとすら思って、ガイドブック借りたくらいに。

    今回は、両親の過干渉が原因で離婚した百合が1人で人と関わることで自分と向き合い自立し始める話、ヒーローになりたかった舞人がテンダネスの着ぐるみの中の人になるお話と、舞人と高木(テンダネスアルバイト)の高校時代のお話の3篇プラスアルファ。

    この高校時代のお話がなんとも泣ける。
    おじさんの後輩の社会人がまた、良い大人だ。
    良い人たちが、居るのだよ。きっと現実にも居るのだ。と、なんだか勇気づけられたりするのでした。

    5巻が楽しみだ!

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    2026年03月14日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    ぎょらんを中心に5〜6編の短編のようなかたちで一人称を変えながら進んでいく話。複数の一人称で進むパターン、好き。いろんな目線で物語が語られるから、ああ、この人からみたら世界はこう見えるんだ、と思える。
    最後、ぎょらんに対する解説的な話がちょっと冗長な感じがしたので星3だけど、全体的には町田その子さんの人物描写や物語の途中途中にくらう衝撃的な展開にハマる一冊だった。

    売る

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    2026年03月14日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    ネタバレ

    神の妃と騎士団長が、罪と罰を受け入れた上で幸せを知る話

    上巻の中盤以降、エスタの誘拐と王宮内での毒殺事件が入り乱れてきたあたりからぐっと面白くなった。
    下巻も、中盤ごろまでの推理と謎パートはとても面白く、夢中で読み進めた。
    ラストの二文も、この壮大な「戀記」の結末としての呆気なさがまた良く、余韻が残る感じで私は好みだった。

    ただ……ハピエンじゃないのかー……というのが正直な気持ち……!!
    どんだけご都合展開だろうとも、こんだけ陰惨な過去胸糞な展開を繰り広げるなら、最後はせめて救いのある結末にしてほしかった!
    「死んだらおしまい」派の人間なので、「死が二人を分かつとも愛は不滅」みたいな結末に

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    2026年03月13日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    相変わらずの面白さ!!今作は店長の過去が知れてとても良かった。普段なら「生まれ変わったら…」なんて話の流れからして唐突な…と思ってしまうのだけど、今作に限っては一緒に信じたい気持ちになった。どうか巡り会えますように。そして樹恵琉ちゃん、恋斗くんも頑張れー!! 

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    2026年03月12日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    (少なくとも上巻時点では)かなり王道のロマンスファンタジー。
    上巻の前半部分は神妃になった巫女と騎士団長の恋愛描写が主で、これがかなりストレートに甘い。ヒーローヒロイン共に設定が盛り盛りなので、好きな方はたまらないだろうなと思う。

    中盤以降、巫女誘拐の謎や王宮内での毒殺事件などの陰謀が絡んできてからは展開も速く、あっという間に読み進めた。
    登場人物に愛着が湧いたし真相も気になるので、早く下巻を買ってこなければと思っている。

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    2026年03月12日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    ネタバレ

    攫われた恋人を救い出そうとする主人公の苦難、王宮に渦巻く陰謀と亡国の血塗られた歴史、そしてようやく辿り着いた真実の先に…
    愛しの巫女ちゃんをやっと助け出したと思ったら、、、こういう悲恋物を書きたかったのかね。。さんざん夢物語を詰め込んだのだから、いっそ最後までバカみたいにハッピーエンドにしたら良かったのに。。
    実はエスタと姉妹で王女だった設定のリルちゃんは、ひたすらピュアな良い子だったし、人の善悪も単純でわかりやすい。ファンタジーとしては重厚さに欠けるけど、なんだかんだ文句言いつつそれなりに面白く読み終えました。 来年あたりアニメ化しそう。

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    2026年03月11日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    〈神妃に選ばれし巫女と騎士団長様の禁断の恋〉金髪美男美女のラブロマンス・ファンタジーという、設定だけでもう胃もたれしてしまう予感プンプンで読み始めた。町田そのこさんが「大好きな設定を詰め合わせた」とのことで、実際少女マンガでさんざん擦られてきた要素がてんこ盛りされている。
    カバーイラストも然り、これが普通のラノベとして売られてたら絶対に手を出さないだろうな、、やはり本屋大賞作家になったから出版できたんだろうな、と。
    しかし、王道ながらも物語展開としては面白く、さすがに読ませる筆力で。

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    2026年03月11日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    作者初のファンタジー。
    個人的に10年かけて「趣味として」書き溜めてきたものだという。

    レルファンや騎士団が誘拐されたエスタを探す中、宮廷で発生した連続毒殺事件。

    捜査を進めるうちに明らかになるエスタとレルファンの従者リルの壮絶な過去と滅亡したカストナ王国の悲劇。

    邪悪で冷酷な黒幕の正体。

    カストナ王族の特異な性質はファンタジーなら許されるか?

    どこまでも健気なリルに感情移入してしまい、書名の「戀」はむしろ彼女のものかと思ったが、読み終えてみれば圧倒的にレルファンとエスタの悲恋だった。

    作者の趣味が漏れ出る最後の一節には好き嫌いが分かれそう。

    レルファンが時折見せるくだけ過ぎの口

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    2026年03月11日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    町田そのこの恋愛?ファンタジー。

    ハヤディールの国家騎士団団長レルファンと神殿の巫女エスタの禁断の恋。

    驚異の回復力と毒への耐性ゆえに神妃に選ばれたエスタは儀式の前に神殿から連れ去られ、同僚の巫女2人は斬殺される。

    エスタの行方を探るレルファンたち。

    コーネス国王の2人の王妃ルイーダとシャーリーン(とそれぞれの王子)の確執は王国に暗い影を落とす。

    ルイーダの王子出産間もない折も折、ルイーダの王女ジーナが王宮内で毒殺される。

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    2026年03月10日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    黒幕側の掘り下げが欲しかった!!
    黒幕のヤバさ加減がイマイチ伝わってこなくて…

    ラストの駆け足感がすごかったので、もっと余韻のあるクライマックスだと嬉しかったなぁ。

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    2026年03月07日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    隣の芝生は青い。
    狭い町で、それぞれが悩みを抱えているんだなーと言う話。
    出てくる男性が漏れなく良くない。
    胸糞とスカッとするところの割合が9:1くらいなので、読んでて気持ちいのいいものではなかった。

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    2026年03月03日
  • 夜明けのはざま

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    短編ではあるけれど繋がっていてひとつひとつ色々考えさせられる重いものもあるものの、全体は温かみも感じられてよかった。

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    2026年03月01日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    一巻よりも圧倒的に物語の数が少なく、早く読めるものの、一巻よりもより良い!

    自分の生き方を、考える人々のお話。で、
    自分の傲慢さや、優しさとは何か、について、自省させられる。うぅ。
    人のためってどう言うことなんか、ちゃんと考えなさいよ。と、戒められます。

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    こんなにも、あっさり、心境を変えたりするものなのか。しかし、そういうものなのかもしれない。誰かの優しい目、何気なくも心配りのある一言、そういうものが背中を押してくれる。その柔らかな力で人が変わる。
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    「でも、正しさの影に苦しんでいる人、傷ついている人がいるなら、正しさを主張しなくていいこともあるんと思

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    2026年02月28日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    シリーズ2作目は、フェロ店長のミツの出番は少なめで、ツギや樹恵琉が程よく登場。

    軽くて楽しい読書をしたくなった時にピッタリなテンダネスシリーズ。今回も程よく感動し、心温かくなるストーリー。

    最近の女子高生は空気を読むことに長けているから、まるでイジメになるような言葉を直接投げることはないのかな…と思っているのだけれど、どうなんだろう。
    陰口とか嫌味の方がありそうな気がするのだけれど、ガチンコでイジメられてる登場人物達にちょっと驚いてしまった…

    こんな世界に生きてるだけで、子ども達って凄いなぁ。

    私もこんな辛い思いをしたら、テンダネスこがね村店に癒されに行ってしまうかも。  

    門司港駅

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    2026年02月27日
  • わたしの知る花

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    なんとなく、流れがわかってしまって、星1つ減らしてます

    内容は、町田さんらしくて、よかったと思います

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    2026年02月27日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    人口の少ない村の小学校が廃校になるため、最後のお祭りを村人総出で開催している。その1日を何人かの目線で書かれている、連作短編集。

    村から出たことのない主婦、東京でバツイチの男性と同居している看護師、セックスレスの悩みを持つ管理栄養士、お父さんと離婚したお母さんが迎えに来る6年生の女の子、それぞれの心理描写が丁寧で面白かった。

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    2026年02月25日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    私自身は田舎を出てしまったけど、田舎特有の閉塞感は想像できるので、息苦しくなりながら読んだ。
    周りから見えている部分なんてその人の一面でしかないよな、と思う。忘れがちだけど。
    あと町田そのこは、クソ男の描き方が上手すぎる。読んでて本当にイライラする笑

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    2026年02月21日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    赤い珠にまつわる短編集。お話ごとに主人公が変わりその背景を理解するまでに時間がかかったこと、そして死という重いテーマだったことも相まって中々読み進められず。
    だが、時間をかけて最後まで読み切った。
    読んで良かったと思える作品だった。

    まだ、他人の死に触れたことがないからこそ遠くのもののように思えたが、両親の死、友達の死、いつでも起こりうる話でもあるのだなと思った。

    誰かの死を目の当たりにした時、その悲しみを越えていくことは時間がかかる。だが、その時間の長さはきっと生前のその人との関わりによって変わるのかもしれない。喧嘩をして別れれば悔いが残るし、相手のために何かを成し遂げたなら少しの清々し

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    2026年02月20日