町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ葬儀屋で働く中年女。彼氏からはプロポーズされるも葬儀社は世間体的に嫌だからやめて欲しい。一発屋作家の友達は風俗嬢になり客と心中。もう一人の友達は幸せな結婚をするも結婚式も義父の独壇場だし、風俗嬢の葬式には行かせてもらえない。
女の生き方とは。葬式で見送る、三人。
18年前に自分と娘を捨てて去った旦那。その恋人が死んで葬儀を手伝う。恋人は男性。守ってもらうことを押し付けて、逃げられた。旦那は立ち直る。
娼婦で頭悪い母親に育てられた息子。母親は底辺で死ぬ。それより下を見ようと葬儀社に就職した須田。葬儀先でいじめっ子と再会してか身勝手に謝れるも許せずに殴り合いになり葬儀社を辞める。説得に来た社長と焼き場を見た帰りに呆然とするいじめっ子伊藤を見かける。
中学からの仲良し男女五人組はもうそれぞれ結婚して子供がいるなど、それなりの年齢。一人が死んで、弔いに集まる…が、旦那が許可してくれない。自分はピンサロ通いなのに、セックスレスの嫁が娘を置いて別の男たちと斎場に泊まるのが嫌。母親も、死んだ彼が子ども食堂で働いていて収入が低いことを罵倒する。弟の彼女が葬儀屋。価値観を親に狂わされた姉弟。
彼氏に振られる。仕事を取るのか、彼氏をとるのか。社長の過去を聞き、海に行く。
結婚して仕事辞めろとか言うか?逆の立場だとどう思う?仕事辞めさせるち -
Posted by ブクログ
描かれている願いはささやかなのに、それがあまりにも切実で読んでて苦しくなりました。
大きな秘密を抱えながら毎日を生きる、彼らの人生の何と過酷なことか…!
親の罪を否応なく背負わされる子どもの理不尽。
追い詰められて犯してしまった罪。
過酷な人生に翻弄される子どもたちの見ている世界は、端から見るよりずっと過酷で、心を擦り減らす毎日。
一瞬見えた光や希望、そのささやかさに胸がつまる。過去から未来へとつながっていく関係にも切なくなりました。
助けを求める人に誰か気づいてあげてほしい。
求める人も、求められる人も周りを見回してみてほしい。そうすることで掬い上げられる人はきっといるはず。
出会いは人を救う。
救われたかった自分だからこそ、気づけることもある。
心に傷を抱えながら生きる彼らの未来が、この先明るくなっていくことを祈らずにいられませんでした。
『世界にはたくさんの綺麗な景色がある。でもね、自分のすぐ傍にも、世界中に誇れるほどの綺麗な景色があるの。そのことを知らないひとは一生見られない。知っていても、季節がずれたり天気が邪魔をしたらやっぱり見られない。そして、行こうと自分の意思で歩かない限り、見られない。
しあわせってのも、そうよ。覚えておいてね』 -
Posted by ブクログ
正直、もっと心に響くものがあるのかなと思って読み始めましたが、『ぎょらん』を読んだときのように、深く心に刺さるものはありませんでした。
この作品では、葬儀屋で働く人たちの葛藤や、仕事に対する思いが強く描かれていたように感じます。
ただ、私自身は葬儀屋という職業に偏見を持ったことがなく、むしろ、なくてはならない大切な仕事だと思っています。
誰もがいつかはお世話になる仕事であり、24時間気の抜けない、大変なお仕事。
だからこそ、そこで働く人たちには誇りを持っていてほしいと思います。
葬儀屋という仕事に偏見を持っている人や、どんな仕事なのかよく知らない人には、ぜひ読んでほしい一冊です。
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Posted by ブクログ
ネタバレおおーっと、こりゃアカン。
ホラーやないかいっ!
町田そのこさんの作品ということで楽しみにしてましたが、まさかの。
九州の片田舎が舞台。女子高生の凜音は親友の美央とケンカをしたまま、未央は高校をやめてしまう。
最近山の上にできた新興宗教のNI求会に入信して、家族で引っ越してしまったらしい。
その間に近隣では10代後半から20歳前後の若い子が次々と不審な死を遂げる……
田舎で若い子らが命を失う事件が立て続けて起こる怖さと、もう一度美央に会って話したい思いとで、凛音は動き始める。
【ネタバレあり】
私はホラーやオカルトが苦手でその手のものは避けているのだが、読み始めて、あちゃーこれはアカンやつ!
でも途中でやめるほうが怖いので完読。
方向性は予想どおり。
しかし、ホラーと女子の友情が絡むとはなんたる想定外!
ビビ、個性強いのにあまり活躍がなくもう少し出番がほしかった〜。
クライマックスは私の脳が拒否しているのか描写が足りないのか、いまいち画が浮かばず。
ホラーとファンタジーの融合も垣間見えての着地点。
前に読んだ「ハヤディール戀記」も、今までの町田そのこさんのジャンルを大きくひろげようとしている?
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作品から横道にそれるが、、
こういった昔話、伝説、言い伝えは、各地で途絶えていっているのだろう。
大昔からある祠とか仏様とか、ご先祖様たちがお供えしていたけれど何を祀ってあるのか、なんの供養なのか知らないまま聞かないまま廃れていってしまうものも多いのだろう。
田舎の神社や寺での盗難や破壊、火災なども起こっている。
祟りがおこってもおかしくないと思わされる、、。 -
Posted by ブクログ
読み始めからずっと絶望と辛さがあって、どうにか救われてほしいと願いながら読んだ。
最後に、お母さんのことを完全にではないけど理解して歩み寄れたところで、やっと気持ちが救われた。二人が自分たちの親子の形を見つけられたからかなと思う。
ただ、母親の気持ちはどうしてもわからなかった。好きな娘に会えたのに最後まで優しくできないし、「嫌われておくべき」という考えも頭ではわかるけど納得できない。私には子供を突き放すなんてできないし、自分のために子供は捨てられない。結局あれは逃げだと思ったし、読み終わった今もそのまま。病気で、星を掬えるかどうかも微妙なところになってしまったのを見ると余計にそう思う。
でも、どんな親でも、子どもにとってお母さんは大きな存在なんだなと感じた。母として読んで響いたけど、わからない部分も多かった。飲み込めないところも含めて、心に残る一冊でした