町田そのこのレビュー一覧
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・おつやのよる
相手の両親が自分の親より素晴らしい人だと紹介し にくい。彼に呆れられる、という思いから中々紹介出来ずすれ違いが起きた。主の父が意外とまともな人で良かった
・ばばあのマーチ
食器を楽器代わりにして叩いているばばあとの話。就活で彼氏の言っていることも正しいけど、主が今の仕事が好きって言っているんだったらそんな言わなくてもいいじゃんと思ってしまった。
私もばばあに渡す物あるかな。
・入道雲が生まれるころ
リセット症候群な主の話で、急にいらないスイッチが入って離れていくが、遺物を妹と片すかとを発端に捨てるというものがどのようなものか確信していく。離れられた方はものすご -
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"田舎で暮らしていると情報が筒抜けで、近所の人たちに詮索されているようで居心地が悪いから抜け出したい"みたいなことは他の本でも読んだことがある
実際に閉鎖的な田舎で暮らしたことがないからわからないけど、現実もこんな感じなのだろうか
同じ時間を子供や違う親の視点で見てみると、
この人視点の時はただの冷たい人間だなと感じた人が
違う視点で読んでみるとまるで別人のように感じられたのがおもしろかった
色んな角度から物事をみることって大事なんだな
今は結婚生活に夢を見ているけれど、
難しくて辛いことがたくさんあるんだって現実を突きつけられた気がする
結末が、安心とかスカッとした -
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この人の描く小説は、本当に泣ける。これまで、この人の書いた小説は3~4冊くらいしか読んでないが、それら全てが「切なく、悲しい小説であり、それでも優しさを感じさせられる小説」だった。
この小説もまたそう言った、いかにも「町田その子らしい」小説だと感じた。この人の小説は、本当に「ちょっとだけ明るい未来が垣間見える」ような小説だ。
この小説の舞台は「家族葬専門葬儀社 芥子実庵」。そして、その葬儀社で働く従業員たちと彼らの家族、葬儀に関わる人たちの思いや行動が切なく、そしてやるせない。
「職業に貴賤無し、死は全ての人に平等である」とは言うが、実際には「死に方」にも「弔い方」にも差がある。
自分と関わっ -
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家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」が舞台の連作短編集。
とにかく出てくる各話の主人公の親と身近な男たち(夫とか彼氏とか)が酷すぎて胸糞悪い。ミソジニーと家父長制に染まった人間が多すぎてイライラが止まりませんでした。そして、それに反発しながらもそうした人間と上手くやっていこうとする主人公にもイライラしてしまう…特に4話の主人公良子の夫はもう手遅れだとしか思えない…(親戚の葬儀で会った異性の従兄弟と話していただけで後ろから殴ってくる男とか、もう有り得なさすぎて無理なんですが!)。とにかく、一昔もふた昔も前の価値観に染まった男ばかり出てくる…。
1話と5話の主人公の佐久間の彼氏も最初は素敵だと思ったんで -
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一日一組限定の葬祭場『家族葬専門葬儀社 芥子実庵』
この場所で繋がる人々が織りなす五話収録オムニバス。
誰かの死を通して浮かび上がる、喪失や後悔や無念や痛み。
今の自分でどう生きるべきかを問い直していく日々の中で、
迷いながらも、静かな再出発をそれぞれの形で選んでいく。
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重い重い重い…
話の内容がではなく、胸糞人間ばかり出てきて気が滅入る。
偏見と強要と独善と、性根が腐ってる奴等ばかり出てくる。
な -
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軽やかな語り口で進みながら、登場人物それぞれの背景は丁寧に描かれており、自然と物語の中に入り込める短編集。
テンポよく読める一方で、各編にきちんと余韻が残るため、読書に慣れていない人にも手渡しやすい一冊だと感じる。
本作が描くのは、「今、目の前にはいない誰か」が、いかに私たちの日常や感情に影響を与えているかということ。離れて暮らす家族、疎遠になった友人、かつて深く愛し合った恋人。存在はなくとも、その人たちは記憶や感情として心の中に生き続けている。
心の中のあなたは、現実よりも自由で、都合よく語りかけ、慰め、時には背中を押す存在にもなる。一方で、不信感やトラウマとして、無意識の隙間から顔を -
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冠婚葬祭をテーマにしたアンソロジー
6人の作家による個性豊かな短編集で、個人的には
寺地はるなさんと町田そのこさんが好みだった。
以下、収録作品と簡単なレビュー
飛鳥井千砂「もうすぐ十八歳」
成年年齢が引き下げられた。
でもどう感じるかなんて自分次第だと思った。
寺地はるな「ありふれた特別」
読者の予想をいい意味で裏切ってくれた。
ずっと何やら面白くてじんわりと温かかった。
雪舟えま「二人という旅」
家読みのシガとクローンのナガノ。
まさかのSFでぶっ飛んでいた笑
嶋津輝「漂泊の道」
葬儀で出会ったうつくしいひと・・・
感じ方や物の見方が年々研ぎ澄まされ無駄を排除していく様子が人生 -
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ネタバレ【収録作品】
「もうすぐ十八歳」 飛鳥井千砂
「ありふれた特別」 寺地はるな
「二人という旅」 雪舟えま
「漂泊の道」 嶋津輝
「祀りの生きもの」 高山羽根子
「六年目の弔い」 町田そのこ
冠婚葬祭アンソロジー。
「もうすぐ十八歳」 「成人」を巡る話。沖縄出身で、十八で子どもを産み、結婚した智佳。娘が十八になることで感慨を抱く。
「ありふれた特別」 取り立てて仲がいいわけでもなかった幼なじみたちの関係が変化した、出産騒ぎ。
「二人という旅」 結婚。旅をしている家読みのシガと助手のクローン・ナガノとの関係の変化。
「漂泊の道」 弔事のときだけ会う親戚のカナに漠然と惹かれる希和子の生き方。
「祀