町田そのこのレビュー一覧

  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    タイトルが示すように、この短編集で描かれるのは、「その人がいなくなった後」も 生き方や言葉が 遺された人の中に生き続け、新たな一歩を踏み出す力となるお話です。

    「おつやのよる」
    実家の祖母が亡くなり 急ぎ通夜に向かう。祖母のお通夜の夜、家族がぶつかり合うが トラブルが解決していく。
    どうかな?本当にぶつかりあったら、解決するのかなあ。無理だなあ、血縁だったらまだいけるのかな。

    「ばばあのマーチ」
    主人公は前職で心に傷を負い、まだ十分に立ち直れていない。そんな時に、恋人からは「将来のために」「人生設計を考えて」と転職を勧められる。恋人に悪意はないのですが 主人公にとっては「今の自分」を理解し

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    2026年07月20日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    様々な意味における「別れ」をテーマにした作品。一番印象に残ったのは、庭先で拾ったような食器で演奏会を開くオーケストラばばあの話。奇行に思えるその裏に隠された真実と、精神的に追い詰められていた主人公の変わっていこうとするさまに読みながら応援したくなる。テーマがテーマだけに重めの話も多いが、気に入る作品は必ずあると思う。

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    2026年07月20日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    52ヘルツのクジラたちを読んで、2冊目の町田そのこさん。
    なんとなく、表紙の印象から勝手にほんわかしているようなイメージで読み始めたら、想像と違うお話でした。

    末期癌で、自宅で父を看取って約半年だったので、様々な思いが溢れ、辛い気持ちが思い出されてしまい、読み進めるのがしんどかったです。
    私は泣ける!というより、自分に置き換えて考えてしまい、大切な人を亡くしてしまうかもしれない不安感みたいなものが押し寄せる作品でした。
    それだけリアルな描写だったのかな。
    いくらも特別好きではないけど、食べたくなくなるかも。

    あと、後半朱鷺のお話で恐ろしい表現もあり、苦手な方は要注意。私は怖くてさっと読み進

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    2026年07月20日
  • 星を掬う

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    久々の町田そのこさんです✩
    『52ヘルツのクジラたち』もそうでしたが、重いし辛い。切なさとちょっとの幸せが感じられる作品でした。

    自分を捨てた母。DVする元夫。最悪の環境から一つの思い出が状況を変え、新生活がスタート。そこにいたのは、認知症を患っている母と母を「ママ」と呼ぶ恵真、そして娘と縁を切っていた彩子。
    複雑な親子関係が、お互いの傷が、それぞれの不幸が、複雑な生活の中で母の病によって終わりに向かっていく物語でした。

    正直に言うと、ずっとキツイし、再読はしたくないです。
    それぞれの状況を見ていると否定はできないけど、家族って?自分の娘だよ?って自分は思っちゃいました。

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    2026年07月20日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    最初の3つのストーリーは、
    ふわふわ読み進めていた。

    4つめの「糸を渡す」から一気に引き込まれた。

    親、子、兄弟、恋人、友人。
    大切な人の死をどう受けてめていくのか。

    人がいつ死ぬかわからない以上、その直前まで
    頼って、頼られる。甘えて、甘えられる。

    バランスがどちらかに傾いた状態で
    大切な人の死が訪れると 後悔が強く残る。

    愛が残ると、この一冊のような温かい物語になるし、
    相手に恨みが残ってればホラー小説に発展する。

    2026.07.19-83冊目/年

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    2026年07月19日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    高校生の少女たちが片田舎の町で突如始まった「怪異」に立ち向かうホラーファンタジー。

    全体的に読みやすく、するすると読み進められます。ホラー要素はありつつも、全体的には少女たちの友情を描いた青春劇。

    魅力的なキャラクターが多いですが、特に終盤、主人公の凛音さんの少年漫画の主人公のようなかっこよさにしびれました。(展開的にも、まさに漫画のよう。コミカライズとかされそう)

    町田そのこさんは多くの作品で「親に傷つけられた子ども」というモチーフを選んでいますが、本作でも重要な要素になっています。

    親や大人に傷つけられても、また、自分自身が時に大切な人を傷つけてしまったとしても
    それを悔やみ、きち

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    2026年07月18日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    うーん、普通のファンタジー。後半になるほどレルファンがなんだかな〜ってのが増えてくる。
    著者さんはクジラしか読んだことないけど、その雰囲気がちょっとでもあればよかったのにと思いました。

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    2026年07月18日
  • わたしの日々が、言葉になるまで 小説家に学ぶ言語化のコツ

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    言語化に関するQに対して、小説家の町田そのこさんが回答する形式。
    とにかく言葉にする。それに尽きる。
    自分が知りたいQだけでも、さっと読める。

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    2026年07月18日
  • 星を掬う

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    町田そのこさん、コンビニ兄弟シリーズ以外を読むのが久しぶり。
    嫌な人ももちろん出てくるけど、基本的には心の優しい人たちが出てくるから、安心して読み進められるし、読み終わってやっぱり今回も心が救われる思い。

    ここから、千鶴と聖子の新しい思い出がたくさん増えていくといいな。恵真と結城にも、彩子と美保にも、たくさんの良い変化があるといいな。

    自分の人生の責任を、誰かに押し付けてはいけない。私の人生は、私のもの。私も忘れないように生きていきたい。

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    2026年07月17日
  • わたしの知る花

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    すごいよかった〜〜。一章で正直結末が分かってしまいはするんだけど、その結末に至るまでの過程が幸せで切なくて現実的で、読むのが楽しかった!章を経るごとに視点が変わる演出(?)も面白くて、最後物語の鍵を握る悦子視点でキターーーー!ってなった(笑)町田そのこさん好きだなぁ

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    2026年07月15日
  • わたしの知る花

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    思わず自分をそっと抱きしめたくなるような、そんな一冊です。
    最初は奇妙なお爺さんを巡るミステリーかと思っていました。でも、安珠と一緒に遺品を整理していくうちに、一見無意味に見えるメモや枯れた花の裏に、どれほど深く不器用な愛が隠されていたかに気づかされました。

    私たちは「愛」は完璧でなければならないと思いがちですが、『わたしの知る花』が描く愛は、後悔に満ちていて、弱く、少しの執着すら伴っています。たとえ傷だらけの人生でも、誰かの人生の花となり、静かに咲いたことがあれば、その温もりは永遠に続くのだと。

    読後は心がぽかぽかと温まりました。最近少し寂しさを感じているあなたに、ぜひおすすめしたい作品

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    2026年07月15日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    ドラマを観て原作を読みたくなり。5巻まであるようだが、1巻はドラマでやったものばかりだった。ストーリーはほぼ原作通りだが、主人公(?)の三彦のキャラが微妙に違うかも。

    好きな話は、第四話 偏屈じじいのやわらか玉子雑炊
    と光莉夫婦の話。全般的にどの話もあたたかい。とりあえず続きの巻も読んでいこうと思う。

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    2026年07月15日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    ネタバレ

    説明的な文体、あまりハマりきれないなーと思って読み始めたのに、まさかのホラー展開に気付けば没頭して1.5日くらいで読破。凛音の素直なキャラクターがよかったなあ。律姫に渦巻いていた恐怖や恨みのネガティブ感情が、絢音姫の存在が明らかになった途端に、切なくて深い友情に塗り変わったのは見事だった。

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    2026年07月16日
  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

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    相変わらず、テンダネス門司港こがね村店を取り巻く、ほのぼのとした日常を楽しむことができました。
    もう少し、ツギやミツに登場して欲しかったなー。

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    2026年07月13日
  • わたしの日々が、言葉になるまで 小説家に学ぶ言語化のコツ

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    より読み手の心に訴える文章を書くヒントを得られればと思い、本書を手に取りました。
    当たり前ですが、スラスラ文章が湧き出る魔法なんてなくて、書いては推敲を重ねる、その積み重ねなんだなと受け止めました。

    本書のQ&Aは、正直、今の私には刺さるものは少なく、むしろこの番組の中で取り上げられたテーマと言葉を、本として是非読んでみたいと思いました。

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    2026年07月12日
  • わたしの知る花

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    町田そのこさんの『わたしの知る花』を読んだ。冒頭の軽快な文章に一気に引き込まれ、このまま読み終えちゃう素敵な予感を感じたのに、中盤は苦戦してページを繰る手が億劫になった。それでも最後は涙に暮れることとなり、鼻をすすりつつ「ずるいなぁ」とひとりごちる。なんだか悔しい気持ちになった。

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    2026年07月12日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    町田そのこさんの『ドヴォルザークに染まるころ』を読んだ。女性だから同じ女性の気持ちを細かく描けるのは分かるけど男心まで繊細に描写できてしまう筆力に驚く。まぁ、男は単純だが…
    『クロコンドルの集落で』が本当に好きで何度も読み直したい。この作品で救われたり前を向ける女性が少なからずいるのでは?

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    2026年07月12日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    町田そのこさんの『彼女たちは楽園で遊ぶ』を読んだ。これはホラー?いずれにしても町田さんの新境地。挑戦的な作品だと思う。伊坂幸太郎さんの『楽園の楽園』を読んでいたらより楽しめるのかも?僕は未読。でも最後まで楽しく読めた。『白鷺立つ』が良すぎたけん、この作品の軽さはちょうど良かった。

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    2026年07月12日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    フェロモン店長の謎が少しずつ明かされていく。そして、短編のストーリーを重ねるうちに、登場人物たちが繋がっていく。こんな人と人が繋がれるコンビニがあったら素敵だなと思う。

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    2026年07月12日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    こんなコンビニってあるのだろうか?
    無表情をわざと作っているのがコンビニだと思っていたけど〜

    1番心が揺れたのはお爺さんと少年がコンビニで出会い運動会の練習を2人で頑張る所

    夫婦がやっとお互いの心内を話し合い
    そう言う旦那に育てたのは私なのと言う妻
    そして夫婦で見ず知らずの男の子の運動会の応援に行く〜きっと二人三脚は1番ではなかったんだろうな〜でも努力と出会いが最高に嬉しかったんだろうなああ〜素敵でした

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    2026年07月12日