町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ北九州でライターしている「みちる」が、事件を追う話。
これまで読んでた「町田そのこ」っぽくない雰囲気で始まって、作者を確認。なんでも初のミステリーなんだとか。
ストリップ劇場とか出てくると、桜木紫乃かと思ってしまう。
でもトランスジェンダーが出てきたところで、やっぱり町田その子だなって。ワタシはトランスジェンダー出てくると、なんだかなぁって思ってしまう。出てくる頻度多すぎな気がする。
読んでいると、なんとなく男性が悪で、女性が被害者的な印象になってしまうけれど、この男も父親に虐待されてたわけで、完全に負の連鎖なわけで、女性だけが可愛そうって感じでもないけど。 -
Posted by ブクログ
・ドヴォルザークの檻より
こんなトラウマになってしまいそうな出だしなんて、と思って読み始めたが、主人公ふたりとも檻から出られないふたりだった。続きはないけれど、幸せになってほしい、と願ってしまう。
・いつかのあの子
自分と重ねてしまった。
捩れてしまったこころ。タイミングの良すぎることに、所詮物語、とも思わなくもないが、千沙があまりにも自分をいじめすぎていて苦しくなる。一歩進めたであろう描写に、ホッとする。
最終的にはまぁるく収まるところに収まった。
そんな印象。
最初の二つの話が強かった分、残りは軽く読めた。最後の話は、収めるために書かれたのだろうか。 -
Posted by ブクログ
私はお葬式で泣いたことがない。
いまいち理解ができていなかったのかもしれない。
誰かと会えなくなることと亡くなってしまうことの感覚の違いが分からず実感がいつもない。
ぎょらんのように何か目に見える形で最後を見れたら分かりやすいのにと読んでて思ってしまった。
いい思い出も嫌な思い出も、私は最後がいつも曖昧だからこそ、何となく薄れてしまう。
そんな私ですら、人と人のお別れや最後の瞬間を文で読むと、お葬式で泣いていた人達を思いだし泣きそうになった。
少し現実離れしている話の中にリアルがあるからこそ際立つ切なさ。
人の心情が痛いほど上手く表現された1冊なきがする。