町田そのこのレビュー一覧
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伊坂幸太郎 「ウッドペッカー荘事件」
ちょっとおしゃれなミステリー
江國香織 「二つの宇宙」
不思議な「ばあちゃん」のキャラ最高!
宮部みゆき 「真実のトランク」
現代物の不思議ばなし
とても好み 楽しかった!
町田そのこ 「きっとあの日と同じ」
短編で、すでに町田ワールド!
よかった
米澤穂信 「無明」
生活保護を却下された母
産まれたばかりの赤子を抱えた決死の母!
ツライ‼️
梨木香歩 「見越しのマツ」
梨木さんは、やっぱり植物のはなし
マツ(松の木)が自らのDNAを残すため人を操る?
ン……!
オモシロイ❗️
恩田陸 「伝説の季節」
高三の春(ハル)は「サヨコ」の伝説に翻弄される!
7人の作家さんの短編集でした
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ネタバレ☆3にはしていますが、面白かったです。「52ヘルツのくじらたち」、「星を掬う」には及ばないというだけで。
カメルーンの青い魚
夜空に泳ぐチョコレートグラミー
波間に浮かぶイエロー
溺れるスイミー
海になる
《ネタバレあり》
のめりこめなかった理由として、カメルーンの青い魚は、さっちゃんことサキコとりゅうちゃんの関係性に共感しきれず。明らかに怪しい世界に足を踏み入れてるのに、あそこまで愛してって…なかなかね。ただ、解説の言葉を借りるなら“仕掛け”にはやはり驚かされた。啓太が息子だなんて思わないよ…。
夜空に泳ぐチョコレートグラミー。これは啓太視点なので、割とすんなり受け入れられた作品。晴子との展望台でのやりとりが切ない。
波間に浮かぶイエローは、好きだった。“仕掛け”も、まさか!?と思ってしまったけど、芙美さんがおんことなっていた理由ともしっくりくるし、よくよく考えたら確かにって感じで。象徴として出てくるハナヒゲウツボがまたよい味出している。
溺れるスイミーは、これまた主人公に共感しきれない作品で。いや、面白いんだけど、ふらっと逃亡したくなる気持ちがあんまり分からない。ふらっと旅行したくなる気持ちはわかるけど、現実逃避したくなってしまうのまでは……。でも、それでも、そちら側にいかず、いかない選択をした主人公…苦しいなあ。
海になるは、うーん、死産が出てくるのでちょっと苦しすぎたな。とっとと離婚すれば良かったと思うし。なんで一緒にいたんだろう、とか。
総じて面白かったです!! -
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大好きな町田そのこさん作品なので、本作も楽しみに手に取りました。タイトルが好みどストライクだっただけに期待マックスで読み進めましたが、面白いのは面白いのですが期待値超えれずというように感じました。
本作は幼い時に家族の問題によって、初恋の人と離れ離れになることになった女性の物語。その女性は過去に囚われたくない思いから、ずっと過去を消したいと願う。そんなおり、彼女は中学の同級生と再会し、初恋の人の噂を聞くという物語。
正直に申し上げると、王道展開すぎて私の中で町田さんに求めるものが違ったのかなという印象です。初恋は叶わないから美しいとは思いますが、それをこういう展開で表現するのかという印象です。お婆さんとのやり取りや、初恋の人以外の人との関わり方には独特な印象を受けましたが、やはり展開がタイトル通りなので、意外性もなく終わってしまったかなと -
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町田そのこさんの作品は7作品目。
『52ヘルツのクジラたち』や『星を掬う』の系譜なのかな?
でも圧倒的に暗いです。
救いもあまりないし。
虐待されて育った子どもは、やはり虐待する親になってしまうのか。
それとも、負の連鎖は断ち切ることが出来るのか。
さらに、血のつながりを超えた疑似家族は成立しうるのか?
こうした問いは3作品に共通する部分だと思うのですが、本作には『52ヘルツ』にあった「居場所を得た安堵感」や、『星を掬う』にあった親子関係の再構築、他者理解や赦しといった要素があまり見られません。
隆之の養父や幸恵の両親は、加害者として彼らを苦しめ続けた末に命を奪われており、一方で、被害者だった隆之と幸恵は加害者となり、その事実にもがき苦しみます。
隆之や幸恵の贖罪や赦しの対象者は既に失われているのです。
それは後半の主人公というべき正道にしても同様です。
実母の幸恵は「殺人者の子」という汚名だけ残して出産時に亡くなっており、引き取ってくれた隆之や紅実子との暮らしにも他人行儀なよそよそしさが漂います。
「おとうさん」と呼べたのも隆行の死後でした。
”傷”を抱えた正道が、このあと”温かい家庭”を築くような生活を送れるのかは疑問ですが、同じような環境の子どもたちを支えて「負の連鎖」をなくす活動に携わっているのが唯一の救いでした。